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ステラータ(飛竜)の基本情報
原産地:南アフリカ(東ケープ州)
原産地の特徴①:最低気温が5℃以下になることは、ほとんど無い。
原産地の特徴②:最高気温が30℃以上になることは、ほとんど無い。
原産地の特徴③:年間降水量は少なく、日本の3分の1程度。
風水・花言葉:『ひかえめ』、『明るく照らして』
科・属: トウダイグサ科 ユーフォルビア属
学名:euphorbia stellata(ユーフォルビア ステラータ)
ステラータ(飛竜)
「ステラータ」、日本では「飛竜(ひりゅう)」とも呼ばれることもあるユーフォルビアで、白っぽい塊根ボディから空を飛んでいる竜のような葉を出す姿が、和名の由来になっているのだと思います。
ひとの手で育てられているステラータではなく、自然のなかで暮らしているステラータは、塊根部分は地面のなかに埋まっていますが、園芸種として普及しているステラータは塊根部分を地上に出したカタチで流通しています。
人気種のユーフォルビアのひとつなので、ガーデニングショップやインターネットで大きな株を購入することもできますが、たねも多く流通しています。
個人的に植物は既に完成されたものを購入するのではなく、小さいうちから(またはたねから)育てるのが好きなので、たねから購入して育ててみることにしました!
たね蒔きの方法・その後の経過
たねは殺菌剤とメネデール水溶液を薄めた水に、約10時間つけてから蒔きました。
たねはとても小さく、発芽後も成長はかなり遅いため、たね蒔きに使用する土は根が潜っていきやすいバーミキュライトや、たね蒔き用に市販されている柔らかい用土を使用した方がよいと考えます。
ちなみに今回、たね蒔き用土には赤玉土の小粒を使用しましたが、発芽後に根がなかなか土の中に潜れずにいました。
2023年3月18日
たねを購入したのが2022年の8月だったので、発芽から約半年経過したユーフォルビア・ステラータです!
とても小さいですね!
半年も育てていれば、植物によっては結構な大きさまで成長しますが、ステラータはやはり成長が遅めです。
鉢は「プレステラ90」というプラスチック製の鉢を使用していますが、ステラータの成長が遅く、また今回蒔いたたねの発芽率があまり良くなかったため、植物と比較して鉢が大きすぎますね!(たねは12粒蒔いて、2粒発芽という結果でした。)
まるで、旅館やホテルにある大浴場を、ひとりで貸し切り使用しているような状態になっています。
たねを蒔くのであれば春がベストですが、今回少したねを蒔く時期は遅く、大きく成長せずに体力が少ないまま冬を迎えたので、寒い季節を乗り越えられるか少し心配していましたが、寒さには強い性質をもち、育成環境によっては0℃程度まで耐えられるようです。
植物は水やりを少なめにして育てることで寒さに強くすることができますが、さすがにこの大きさの状態で水やりを控えたら枯れるリスクもあることから、2022年~2023年の冬は比較的気温の高い室内で、水が乾いたらすぐに水やりをする育成方法で無事に春を迎えることができました。
2023年5月5日
そして、暖かくなってきたので植え替えを行いました!
根の状況は・・・
やはり、成長はあまりしてくれていませんね。
ステラータの成長速度の問題もありますが、わたしの園芸レベルも影響していそうです。
今回は、赤玉土のみを使用していて肥料は液肥を与えるスタイルで育てていますが、いろいろな土が混ざっている方が成長によい影響を与えます。
小さすぎる鉢は転倒などの恐れがあるのでこれ以上鉢を小さいモノにしたくないですが、このままの鉢だとステラータに対して鉢が大きすぎるので、同じく成長があまり早くないユーフォルビア・オベサと同じ鉢をシェアしてもらうことにしました!
塊根部分は土に埋めてあげた方が成長が早いので、ステラータがある程度の大きさに成長するまでは、土の中に塊根部分を埋めていようと思います。
2023年夏ごろ
2023年の夏に、これまで午前中のみ直射日光のあたる環境から、日当たりのよい家に引っ越し、その直後にステラータを枯らしてしまいました・・・。
わりと早い段階で気付いたものの、小さな株は一度調子を崩すと取り返しのつかないことが多いです。
おそらく暑さと光が強すぎたことが原因ですね。
特に小さなうちは、真夏は直射日光を避けた方がよいですね。
(完)
自宅で育てている多肉植物の実生記録は、下記の記事でまとめています。
よろしければ、あわせてお読みください。
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