江東区の癒しスポット
「夢の島熱帯植物館」は名前に“熱帯”とついているだけあって、1,000種類を超える熱帯系の植物が楽しめる、癒しスポットです!
新木場駅から徒歩圏内にありながら、ジャングルに迷い込んだかのような雰囲気が漂っています。
本記事では、そんな「夢の島熱帯植物館」に、実際に足を運んだときのことをご紹介します
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「夢の島公園」&「夢の島熱帯植物館」
最寄り駅は「新木場駅」
夢の島熱帯植物館の最寄り駅である「新木場駅」には、
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東京都内にある大都会
という、漠然とした印象をもっていました。
ただし実際には、頭上に首都高速湾岸線が走るなど、車の通りは多いものの、駅前には落ち着いた雰囲気が流れる駅です。
新木場駅の構内にある掲示板では、「夢の島熱帯植物館」のある「夢の島公園」を推している光景が印象的でした!
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「夢の島公園」の敷地内で見られる植物
無料で立ち入れる公園内にも、大きな存在感を放つ「アオノリュウゼツラン」や、熱帯系の植物が植えられていました
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右側の写真の左側に映る大きな植物が、リュウゼツラン属(アガベ属)の「アオノリュウゼツラン」です。
名前に‟アオノ”(青の)と付いているだけあって、周囲の植物と比べると、葉を青く染めている様子が分かります。
鋸歯(きょし=アガベのトゲのこと)が鋭いため、切り取られている部分もありましたが、植物とひとが安全に共存するためには必要な処置なのかもしれません。
「夢の島熱帯植物館」の館内の様子
オリジナル短編映画(映像ホール)
映画の舞台はインドで、上映時間は約15分。
『‟植物”と‟ひとびと”の関わり』についての物語でした。
いろいろと考えさせられる内容でしたが、上映される短編映画は定期的に変わるようなので、何回足を運んでも飽きないでしょう!
大温室
「映像ホール」を出ると、そこには約28mの高さを誇る、「大温室」の入口があります。
世界一大きな竹「ゾウタケ」
「夢の島熱帯植物館」には、世界一大きな竹「ゾウタケ」が植わっていました。
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「竹」は建物の屋根を突き破ったり、1日で91cmも背が高くなり、もっとも早く成長する植物としてギネス認定されたりと、ものすごいパワーを備えている植物です!
湿度を上げる設計
熱帯系の植物は、ジャングルのような、少し蒸し暑いぐらいの環境に棲んでいます。
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滝の裏側が、歩けるようになっていました。
温度や水温を上げる設計
「夢の島熱帯植物館」では、すぐ近くの新江東清掃工場で、ごみの焼却時にでた“余熱”を利用して、室内を暖めています。
余熱によって、水温も25~30℃に管理されているため、館内にある池には熱帯系の水生植物や魚も棲んでいます。
モンステラ&タコノキ
さらに歩を進めると、観葉植物として高い人気を誇る「モンステラ」や、迫力満点の「タコノキ」もそびえ立っていました
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観葉植物のモンステラでは見られない、規格外の大きさ
気根(きこん=茎から生える根)がビッシリ生えた「モンステラ」は、ガーデニングショップで見かけるものとは、違う植物のように見えます。
観葉植物として楽しまれている株と比べると、規格外に葉のサイズが大きいものの、葉に入る切れ込みは「モンステラ」の形状をしています。
「夢の島熱帯植物館」で育つ「モンステラ」が本来のすがたで、
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植木鉢で楽しまれているモンステラは、成長をかなり抑制されているんだな。
と思わせる見た目です。
「モンステラ」を本来のすがたに育てるには、専用のビニールハウスをつくるくらいしないと、無理なのかもしれません。
タコのような足が生えたタコノキ
「タコノキ」はその名の通り、タコに似ていることが名前の由来となっている、小笠原諸島の固有種です。
「タコノキ」が付けた実は食べられますが、他の果実のような甘味はないので、一般的に食用にされることは少ないのだそうです。
季節の花々
訪れたタイミングは、11月の下旬だったため、最低気温はひと桁になる日が多くなっていました。
一部の品種を除き、植物の開花シーズンではありませんが、
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さすが、植物館!
と思わせるほど、色とりどりの花々が見られました
グズマニア
数ある花の中で、もっとも印象的だったのは「グズマニア」です。
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グズマニアの花は、カラフルだな~。
と思いましたが、これは‟花”ではなく‟葉”の一部を色付けた、「花苞(かほう)」と呼ばれる組織なのだそうです。
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- 花苞で花を守ることで、開花期間を少しでも長く保つ
- 派手な色合いで花を目立たせ、虫に気づいてもらいやすくする
- 受粉の確率を上げるため
一般的に植物は、多くの水分を根から吸い上げますが、グズマニアは根からはあまり吸い上げず、筒のような形状の葉に水を溜めて生きていきます。
他の植物との、土壌の取り合いを避けたのでしょうか。
その理由は分かりませんが、独自に進化した、オリジナリティ性の溢れる植物です
ちなみに「グズマニア」は、スペインの自然科学者「グズマン」さんの名前にちなんで、名付けられているのだそうです。
「グズマニア」の、第一発見者だったのかもしれません。
オドントネマ・ストリクツム
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6月ごろから開花時期を迎えますが、この日は11月なので、花の様子からは締めくくりに入った印象を受けます。
「オドントネマ・ストリクツム」は、メキシコや中央アメリカなどの地域に自生している植物です。
食虫植物温室、オーストラリアの植物
さいごに訪れたのは、食虫植物やオーストラリア原産の植物を展示しているエリアです。
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ウツボカズラ(ネペンテス)
食虫植物の「ウツボカズラ(ネペンテス)」は、植物館ならではのダイナミックなすがたで、天井から昆虫を狙っていました!
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根から十分な栄養が吸い上げられていると、虫を捕まえる必要がなくなるため、多くの捕虫袋を形成しないのだそうです。
「夢の島熱帯植物館」では、数十個の捕虫袋を形成していたため、肥料分は調整しているのだと思われます。
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プロが育てる植物は、さすがに見ごたえがあるな~!
と感心してしまうくらい、完成度が高い「ウツボカズラ」が見られました
開花時期は一般的に6~7月ごろ
「ウツボカズラ」は一般的に、6~7月ごろに白色や黄色の花を咲かせますが、「夢の島熱帯植物館」の公式インスタグラムをチェックすると、11月に花が残っていた年もあるようです。
その年によって開花時期にバラつきはあるのかもしれませんが、「夢の島熱帯植物館」を訪れたら、チェックしておきたい植物のひとつです
まとめ
植物園(館)を最大限に楽しむ方法
NHKの『趣味の園芸』で、「植物園(館)を最大限楽しむには、3回見て回ること」と放映されていました。
一気に全ての植物の見ようとしても、気づけない魅力があるため、以下のように分けて回ることがオススメなのだとか!
- 1回目:植物の上の部分に注目する
- 2回目:植物の下の部分に注目する
- 3回目:順路とは逆回りで見て回る
さいごに
力強い植物を見ていると自然に元気が湧き、ユニークな植物からは、あたらしい刺激があります
2023年11月のタイミングでは改修工事中でしたが、「夢の島熱帯植物館」には‟夢の島カフェ”も併設されています
館内の植物を見て回ったあとには、ティータイムを満喫♬というのもよいですね!
「夢の島熱帯植物館」をゆっくり歩き回ると、オリジナルの短編映画の上映時間を含めて、1時間~1時間半ほどの所要時間がかかります。
東京都内でゆっくりと癒されたいときに、「夢の島熱帯植物館」に足を運んでみてはいかがでしょうか!?
以下の記事では、関東圏内の植物園(館)をまとめています
「夢の島熱帯植物館」以外にも、魅力的な植物園をご紹介しているため、よろしければあわせてお読みください
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「夢の島熱帯植物館」の基本情報
住所&アクセス
【住所】
東京都江東区夢の島2-1-2
【アクセス】
東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線「新木場駅」から徒歩13分
駐車場有り
営業時間&定休日
【営業時間】
AM9時30分~PM17時00分
(入館は16時00分まで)
【定休日】
月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日が休み)
12月29日~1月3日
入館料
大人(一般):250円
小学生以下:無料 他
電話番号&公式HP
【電話番号】
03-3522-0281
【公式HP】
夢の島熱帯植物館の公式HP
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