バラ園や温室も
園内に一歩足を踏み入れれば、多種多様な植物との出逢いが待っています
- バラが咲き誇る華やかな「バラ園」
- 熱帯植物が生い茂る「グリーンハウス」(温室)
- 季節の花々が彩る「花壇」 など
この記事では、実際に「大船フラワーセンター」を訪れ、心惹かれた園内の様子をご紹介します

園内で植物&野菜を購入できるスポット
売店(インフォメーション&ショップ)
売店内では植物のたねなどの販売があり、付近の屋外のスペースでは、植物の苗や「ミニ盆栽」なども販売されていました
また、地元の農家さんが栽培した野菜「鎌倉野菜」も並んでいます


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植物園で野菜が販売されているのを、はじめて見た。
と感じた光景で、早くも『アットホームな植物園』という雰囲気が伝わってきます。
植物は視覚だけではなく、味覚でも楽しませてくれる存在なのだと、あらためて認識させられました
「大船フラワーセンター」で展示されている植物
花壇


今回訪れたときは、あざやかな黄色と真っ白な花を組み合わせた苗が、たくさん敷き詰められていた光景が印象的でした!
付近に名札はありませんでしたが、「パンジー」だと思います。
めずらしい品種ではありませんが、花の数がとても多く、大きな花壇を色づけています
ツバキ園
花びらは5~6枚ほどで、枚数は多くありませんが、あざやかな色合いで存在感を放っています


一般的に、「ツバキ」は冬から春にかけて(11月~4月ごろ)花を咲かせる植物として知られています。
ただしツバキ属の植物は、約250もの品種が存在します。
品種により開花時期にもバラつきがあるため、夏以外は、なんらかの「ツバキ」が開花していることが多いです。
モミジ(カエデ属)
「大船フラワーセンター」の一角には、「モミジ」が育つエリアも存在します。


園内で見られる植物の紅葉は、そう多くはありませんでしたが、少ない本数でも大きな存在感を放っています
訪れた年は残暑がつづいたため、12月の中旬でも紅く色づいていましたが、例年はもっと早いタイミングで見られる、「大船フラワーセンター」の秋を象徴する光景なのでしょう。
黄色に色づく花々


黄色い花の情報について調べましたが、残念ながら正確な品種名には、たどり着けませんでした…。
地面を這うように生える、丸っこくて深い緑色をした大きな葉にも特徴があり、生命力が強そうな見た目をしています。
花びらの枚数が少ないのは、開花時期が終盤に入っているからなのか、もともとの花の形状なのかという点も、気になるところです
展示場
「大船フラワーセンター」には、展示場が建てられています。
さまざまな展示会が開催されている
- サボテン&多肉植物の展示会
- 鉢植えで仕立てられた、バラやアジサイなどの展示会
- 植物でつくられた美術作品の展示会 など
訪れた日はフォトコンテストが開催
この日は、「フラワーセンターフォトコンテスト作品展」が開催されていました。
プロのカメラマンが撮影したような、完成度の高い写真の数々が並んでいます!


開花シーズンには、毎週のように展示会の内容が変わるため、頻繁に足を運んでも飽きないスポットです。
バラ園
展示場を出て歩を進めると、『Welcome to ROSE garden』と書かれた看板が、目の前にあらわれました。


園内で展示されるバラの数は、約370品種&1200株
「フラワーセンター」という施設名に名前負けしない、さまざまな花々が佇む空間が広がっていました






バラを象徴する真っ赤な品種「タイムレス ’98」をはじめ、白や黄色、ピンク色など、色とりどりのバラを間近で見られる光景は圧巻です。
春&秋が見ごろの季節
「バラ園」で展示される植物は、春と秋に開花シーズンを迎えます。
- 春バラ
- 5月中旬~7月上旬
- 秋バラ
- 10月中旬~11月中旬
2023年は残暑が長くつづく年だったので、その影響でバラの開花も遅れており、12月でも見ごろでした。
公式HPには、開花情報が掲載されている
花々が開花するタイミングは、気温などの影響により、その年によってズレが生じることがあります。
せっかく開花時期に合わせて訪れたのに、お目当ての植物が、開花していなかった…。
なんていうことを避けるために、園内の最新情報を収集した上で訪れることがおすすめです。












バラ園だけでも入園料を支払う価値がある
大船フラワーセンターの「バラ園」を訪れる前までは、
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バラといえば、幹に鋭いトゲを付け、赤い花を咲かせる植物。
程度のイメージしか抱いていませんでしたが、バラが多くの方から愛されている理由が分かった気がします
この「バラ園」には、この日、もっとも長いあいだ滞在していました。
一緒に行った友人からは、



いつまで見ているつもり?
と呆れられてしまいましたが、目の前には、何時間でも滞在できる光景が広がっていました
梅&桜
「大船フラワーセンター」では、「ボタン園」や「シャクヤク園」もあります。
また、道ばたには梅&桜が立ち並ぶエリアも存在しますが、いずれの植物も訪れた12月のタイミングでは休眠中です。
訪れたタイミングでは、葉を落とし、春からの成長期に向けて充電中でした


「梅」はまだ寒さが残る季節から開花しはじめ、「桜」は春の訪れとともに花開くため、数か月後には色あざやかな光景に生まれ変わるのでしょう
落葉樹は季節ごとに異なるすがたをし、植物の儚さや生命力を感じさせ、常緑樹とは違った魅力を感じさせてくれる存在です
グリーンハウス(温室)
つづいて目指したのは、「グリーンハウス(温室)」です。
グリーンハウス内の順路
「グリーンハウス」内の順路は以下のとおりで、暖かい地域で暮らす「熱帯」&「亜熱帯」の植物が集められています。
- らん室
- ハイビスカス室
- 花木室
- つる性植物室
- すいれん室
- 花鉢室
- オーストラリア園


より多くの風通しと日差しを取り入れられる設計
温室は太陽エネルギーを有効活用することで、暖かい温度を保てる建物です。
「グリーンハウス」は温度の面だけではなく、より多くの「風通し」と「日差し」を取り入れられるように、設計されています。
夏に高温になり過ぎたり、屋外と比べると日照が不足しがちな温室のデメリットをカバーできる、特殊な仕様なのでしょう。
ハイビスカス室






他の品種よりも花しべが長く突き出しており、花を見ただけで「ハイビスカス」と分かる、ユニークな形状をしています
「うなずきひめふよう」は垂れ下げたように開花しますが、花が下を向くのは、長すぎる花しべが重すぎることも、その理由でしょう。
「ハイビスカス」の開花時期は5~10月ごろのため、12月の中旬でも花を咲かせているのは、温室のパワーか残暑の影響だと思います。
すいれん室
特に「パキラ」や「カシワバゴムノキ」などの植物は、タイミングがよければ100円ショップでも出逢える、ポピュラーな品種です。
一般家庭で育てられる観葉植物は、大きくても高さ1m以下ほどの株が多いですが、「すいれん室」では3mほどある株も見られます


(シルクジャスミン)




「パキラ」は自生地で10m以上にもなるため、「大船フラワーセンター」で育つ株よりも、さらに大きく育っています。
ですが、街なかや園芸店では見られない大きなサイズの植物は、自生地のすがたを連想させる迫力があるものです
ポインセチアで仕立てられたクリスマスツリー


ビカクシダ(コウモリラン)&食虫植物
近くに設けられた、食虫植物コーナーのエキゾチックな雰囲気を感じ、「グリーンハウス」をあとにしました。


(コウモリラン)


さいごに
「大船フラワーセンター」の印象
実際に園内を見て回り、「大船フラワーセンター」に抱いた印象は、下記のとおりです!
- 「フラワーセンター」の名前に負けないくらい、さまざまな「フラワー」(花)が咲き誇る
- 園内の植物をゆっくりと見て回ると、所要時間は、およそ1時間半~2時間
- 約3,000種類もの植物を扱っているので、普及種からめずらしい品種まで、多くの植物を見られる
- 「大船駅」からのアクセスは、神奈川県道402号を真っすぐ進むルートのため、分かりやすい
まとめ
園内では、植物の苗や鎌倉野菜が販売され、アットホームな雰囲気が漂っています
なによりも圧巻だったのは、約370品種1200株ものバラが咲き誇る「バラ園」
春と秋が見ごろですが、今回訪れた12月でも、そのうつくしさに時間を忘れて見入ってしまいました!
四季折々の花と緑に囲まれ、心豊かな時間を過ごせる場所です。
ぜひ一度、足を運んでみてください
以下では、これまで実際に足を運んだ関東圏内の植物園の記事を、まとめてご紹介しています
「大船フラワーセンター」以外にもおすすめな植物園をご紹介しているため、よろしければ、あわせてお読みください
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「大船フラワーセンター」の基本情報
住所&アクセス
【住所】
神奈川県鎌倉市岡本1018
【アクセス】
・電車:JR「大船」駅から徒歩16分
・バス:「岡本」停留所から徒歩で約3分
(駐車場有り)
開園時間
【3月~10月】
AM9時00分~PM17時00分
【11~2月】
AM9時00分~PM16時00分
定休日
第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日が休み)
年末年始(12月29日~1月1日)
入園料
400円(20歳以上)
年間パスポートあり 他
電話番号&公式HP
【電話番号】
0467-46-2188
【公式HP】
大船フラワーセンターの公式HP
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