アガベ:イタリアメリクロン株の育て方・成長記録~チタノタ(オテロイ)~(更新中)

シマムラ園芸の戦利品

目次

イタリアメリクロン株の基本データ

育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★☆☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★☆☆

原 産 地:イタリア(本来の原産地はメキシコのオアハカ州)
本来の原産地の特徴①:年間を通して、最高気温は高い。
本来の原産地の特徴②:12~1月は最低気温が1桁になる日も。
本来の原産地の特徴③:年間降水量は少なく、日本の半分程度。

風水・花言葉:『繊細』『気高い貴婦人』
科・属:キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン(アガベ)属
学名:Agave titanota (oteroi)

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イタリアメリクロン株の成長記録

埼玉県草加市にある『シマムラ園芸』。
お庭や花壇に植えられる苗、室内に飾れる観葉植物だけではなく、塊根植物やアガベなどの多肉植物を多く取り扱っているガーデニングショップです!

最近“メリクロン”株のアガベを、たまに見かけるようになりました。
メリクロンとは、『meristem(分裂組織)』と『clone(クローン)』をあわせた言葉で、同じ遺伝子をもった『クローン植物』を多くつくり出すことのできる技術です。

自然に出てきた株を分ける“株分け”や植物を意図的に切断する“胴切り”は、基本的には植物がもっている生命力を頼りにして増やす方法ですが、2つの方法よりも多くの植物を増やすことができる“メリクロン”の技術はすごいです!
大量に同じ植物をつくり出すことができるので、メリクロンの技術でつくり出された植物は、ほかの植物と比べると低価格で販売されているのが一般的ですが、よい面だけではなく「突然変異」を起こすリスクもあり、最悪の場合にはいきなり枯れてしまうこともあるようです。

2023年7月17日

シマムラ園芸で売られている“USクローン株”たるチタノタが、比較的リーズナブルなのに、かなりイカツいアガベに成長するとX(旧Twitter)などのSNSでうわさになっていました。

わたしがシマムラ園芸に行ったときは、うわさになっていた“USクローン株”はありませんでしたが、“イタリアクローン株”というアガベのチタノタが並んでいたので、この株もあわよくば“USクローン株”のように化けるのではないかと思い、購入してきました。

上に載せている写真は、左側の写真が今回購入してきたイタリアメリクロン株の子株、そして右側が親株としてシマムラ園芸の店頭に提示されていた写真です。

アガベは小さいうちは特にこれといった特徴が見た目にでないことも多いですが、うまく育てることができれば、親株と同じ姿に成長するので、良心的なショップでは親株の写真が貼られていることがあります。

2023年11月26日

購入時にイタリアメリクロン株が植えられていた鉢は、スリット(切れ目)が入っていて通気性などに優れる「プレステラ」という鉢で、植えられていた用土も排水性の高いモノであったので、そのまま育てていました。

育成場所は、屋外の直射日光が朝から夕方まであたるところに置き、そのまま暑い夏の季節を乗り越えました。
真夏の時期はアガベのチタノタにも暑すぎる環境のようで、うちの環境ではほとんど成長しませんが、秋になったら急成長を見せます。
ところが、イタリアメリクロン株は秋になって涼しくなってからもほとんど成長をしなかったため、根のチェックもかねて植え替えを行ってから、室内で植物育成用LEDの光で育ててみることにしました。

植物の元気な根は、白い見た目をしていることが多いです。
植え替えたときに、イタリアメリクロン株にも白くて元気な根が生えていることは確認できました。
ただほかに育てているアガベのチタノタだと、半年ぐらいで鉢内が根でいっぱいになることもあるので、その点をふまえると根の量は少ない方かもしれませんね。

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2023年12月2日

自然のなかでは、よっぽど大きな自然現象などが来ないと、根ごとひっくり返ってしまうコトはほとんど起こりえないので、植え替えは、植物にストレスがかかってしまいます。

植え替えによるストレスから回復してもらうため、レースのカーテン越しの弱い光で1週間程度安静にしてもらったあとに、植物育成用LEDの光を約11時間あてています!

用土には、赤玉土、鹿沼土、ひゅうが土などを配合している「オリジナル培養土」を使用しました。

それにしても、アガベのチタノタは半年程度あれば、ある程度の大きさになる品種もいますが、イタリアメリクロン株は本当に成長をしません。

正直なところ、すこし心配ではありますが、今後の成長に期待します。

2024年5月9日

12月上旬から4月中旬ごろまでは、室内の植物育成棚に並び、そして春を迎えて、すこし葉数も増えたので、再び屋外に出しました!

植物育成用LEDはパワーはすごいので、早く育成したいなら活用した方が良いのは間違いありませんが、個人的にはやっぱり自然のなかで育てていく方が好きです。
なんといっても、太陽光は無料(ただ)ですし!

今のところまだまだシマムラ園芸に貼りだされていた親株とは、ほど遠い姿をしていますが、少し葉の先端の白い鋸歯がイカツくなってきましたね!
一歩ずつでもいいので、親株の姿に向かって日々前進してほしいです!

(継続更新中)

イタリアメリクロン株の育成環境

日当たり
アガベは直射日光などの強い光を好む植物です。
暖かい季節は屋外に置き、朝から夕方まで直射日光にあたる場所で育て、寒い季節は、室内で植物育成用LEDの光をあてて育てています。

植物育成用LEDライトは、決まった時間にあてることで、植物の育成にも良い影響を与えていると感じています。
下記の製品を使用しない方法でもタイマー設定はできますが、タイマーの設定が楽なのでオススメです。

水やり
アガベは乾燥している地域で育つ植物です、そのため鉢の中の用土までしっかりと乾いてから水やりをするのが、基本的な育成方法です。
いまはまだ小さいので、小さいうちは水を多めに与えると早く成長しやすくなります。
乾きやすい用土を使用していることもありますが、夏の間はすぐに用土が乾いていたので、水が不足しないように雨が降らない日は、ほとんど毎日水やりをしていました。
冬の間も、用土の表面が乾いたらすぐに水やりをしていました。

肥料
用土に、徐々に効果を発揮する遅効性肥料を混ぜ込んで使用しています。
今のところ液体肥料は与えていませんが、株が小さいうちは液体肥料を多めに与えても良いかもしれません。

アガベには、定番の遅効性肥料が「マグァンプ」という肥料です。
殺虫成分が入っているモノも出ているので、殺虫もかねて使用してもいいかもしれませんね!

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