幸せを呼ぶ木『ガジュマル』の名前と別名の由来を解説~縁起のよい観葉植物~

精霊キジムナーの宿る木

筆者

ガジュマルと聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

「ガジュマル」は、沖縄の伝説に登場する、精霊キジムナーが宿る木として知られています。
生命力あふれるすがたから「健康」や「たくさんの幸せ」を運んでくれる植物と言われています。
ただし、「絞め殺しの木」という少し怖い別名や、「歩く木」と呼ばれる不思議な一面もある植物です。

この記事では、ガジュマルの奥深い世界を、分かりやすくご紹介します

ちなみに、ガジュマルは園芸店やホームセンターにも並ぶ植物ですが、ネットショップでも手に入りやすい植物です
おすすめのネットショップは、以下の記事でご紹介しています

目次

ガジュマルの花言葉&風水

ガジュマルは、クワ科イチジク属の常緑高木で、縁起がよい植物として知られています

花言葉は「健康」、「たくさんの幸せ」、「長寿」

ガジュマルの花言葉は「健康」や「たくさんの幸せ」、「長寿」です。

ガジュマルの花言葉の意味
  • 健康
    • 多くの気根(幹から空気中に伸ばす根)を生やし、たくましく育つすがたが由来
  • たくさんの幸せ
    • 枝葉を旺盛に伸ばす点や、精霊「キジムナー」が幸せを運んでくることが由来
  • 長寿
    • ガジュマルの寿命は100年以上と、長生きすることが由来

生活に取り入れることで、運気がアップする

風水でも「生命力が強く、気を整える植物」とされ、生活に取り入れることで運気がアップするとされています。

  • 金運アップ
    • 玄関や西の方角に置くと、さらに金運をアップする効果が期待
  • 家庭運、恋愛運
    • ガジュマルの「調和」の気は、人間関係を円滑にし、よい縁を引き寄せる効果が期待
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ガジュマルと精霊キジムナーの関係は!?

筆者

精霊「キジムナー」は、ガジュマルに宿ると言われています。

ガジュマルとキジムナーは、沖縄の文化や信仰に深く根ざしているため、切っても切れない関係性です。

キジムナーは赤い髪で、見た目は子ども

キジムナーは、沖縄に伝わる伝説上の存在です。

キジムナーの特徴
  • 見た目
    • 赤い髪で子どものすがたをしている
  • 住んでいる場所
    • ガジュマルの古木に住み着く
  • 好きなもの
    • 魚(特に目玉が大好物)

ガジュマルとキジムナーの関係

ガジュマルは、迫力のある樹形や生命力の強さから、もともと神聖な木として扱われていました。
そのガジュマルにキジムナーの伝承が結びつき、単なる植物ではなく、キジムナーの住処として大切に扱われるようになりました。
現代の沖縄においても、ガジュマルを大切にし、キジムナーの存在を信じる文化が根強く残っています。

筆者

沖縄の観光地では、キジムナーをモチーフにしたグッズが販売されています。

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ガジュマルの名前の由来

‟ガジュマル”は和名で、学名は「Ficus microcarpa(フィカス・ミクロカルパ)」と言います。

有力説は「絡まる」または「風を守る」の言葉が変化した

「ガジュマル」という名前は、以下の言葉が変化したことが、その由来となっていると考えられています。

  • 絡まる(からまる)
    • 周囲の樹木や岩などに絡みつく
  • 風を守る(かぜをまもる)
    • 巨大に成長し、風から守ってくれる

ガジュマルに変化した過程(推定)

筆者

以下のような流れで、徐々に「ガジュマル」へと言葉が変化したのではないでしょうか。

「ガジュマル」に変化した過程
  • 「絡まる(からまる)」が変化した説
    • ‟からまる”⇒‟かじゅらまる”⇒“がじゅまる”
  • 「風を守る(かぜをまもる)」が変化した説
    • ‟かぜをまもる”⇒‟かぜまもる”⇒‟がぜまる”⇒‟がじゅまる”

このように、ガジュマルの特徴をあらわす言葉が、名前の由来になっているのです。

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ガジュマルの別名とその由来

その人気の高さを象徴するように、ガジュマルには、いくつもの別名が存在します

幸せを呼ぶ木、精霊の宿る木、多幸の木(たこうのき)

大きなガジュマルに宿っている木の精霊「キジムナー」と仲良くなると、幸せが舞い降りると言われていることが、上記3つの別名の由来です。

筆者

ガジュマルが、縁起のよい植物として親しまれている様子が、よく分かる別名です。

雨の木(レインツリー)

多くの気根を垂れ下げているガジュマルのすがたが、雨粒が落ちてくる様子に見えることが、「雨の木」の由来となっています。

絞め殺しの木

日照を確保するために他の植物に巻き付き、その相手を枯らしてしまうこともあることが、「絞め殺しの木」と呼ばれる所以です。

筆者

園芸店で見かける、かわいらしいガジュマルにも、恐ろしい一面があるものです…。

ニカ

「ニカ」という別名は、モルディブの現地語「ディベヒ語」で呼ばれる名前です。

筆者

願いごとを叶えてくれる「ウィッシングツリー(願いの木)」として、人びとに親しまれています。

歩く木

ガジュマルが気根を生やし、横に移動しているように見えることから、歩く木と呼ばれることがあります。

筆者

エクアドルに自生する「ソクラテア・エクソリザ」も、同じ愛称で呼ばれる植物です。

台湾松(タイワンマツ)

ガジュマルは台湾原産の植物で、遠めから見たときに松のように見えることが、台湾松(タイワンマツ)と呼ばれる所以です。

鳥松(トリマツ)

ガジュマルの果実が熟す季節に、多くの鳥が食べに集まることが「鳥松(トリマツ)」の由来とされています。

まとめ

この記事では、ガジュマルに宿る精霊キジムナーとの関係や、その奥深い魅力についてお伝えしました

ガジュマルは、ひとつとして同じ形のない個性的な植物です。

筆者

多岐にわたるすがたから、ガジュマルをいくつも育てている「ガジュマル・コレクター」もいます。

自分だけの特別なガジュマルを見つければ、日々の成長がもっと楽しくなるかもしれません。

もしかしたら、あなたのおうちにもキジムナーがやってきて、幸せを運んでくれるかもしれません

自宅で育てている観葉植物の成長記録や育て方については、以下の記事でご紹介しています
ガジュマルの成長記録も付けているので、よろしければあわせてお読みください

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