神奈川県内の大型園芸店

「グリーンファーム戸塚深谷店」は、総合園芸専門店という言葉がよく似合い、いろいろな植物を扱っているお店です！
ただ、このお店はガーデニングショップの枠におさまらず、いろいろなコーナーが設けられています！

ファームは「農場」という意味なので、店内で農産物が置かれているのは、納得ができました。
しかし、「パン」と「和菓子」を見かけたときは、「ここは、ほんとうに園芸店！？」と、驚かされることに…。

ユニークなコーナーはありますが、実際に店舗に置かれている植物はどれも状態が良さそうで、店員さんの感じもよい！
本記事では、そんな「グリーンファーム戸塚深谷店」に行ってきたときのことを、ご紹介します！

グリーンファーム戸塚深谷店

グリーンファームは横浜市内に、「金沢本店」、「戸塚深谷店」、「あい菜フローラ店」の3つの店舗を構えています！

グリーンファームの公式HPによると、グリーンファームの設立は1979年10月ですが、「戸塚深谷店」のオープンは比較的あたらしく、2014年8月にスタートしました。
店舗内も清潔な印象で、気持ちよくショッピングが楽しめるでしょう。

サービス内容

グリーンファーム戸塚深谷店では、以下のような、ほかのガーデニングショップでも見られるサービスが利用できます。

また、ほかのガーデニングショップではあまり見かけないサービスも、「グリーンファーム戸塚深谷店」は展開しています！

特に、「植え込み」や「植え替え」のサービスは、ガーデニング初心者や高齢の方にとって、便利な内容です。
店頭に長期間並んでいる植物もあるため、購入時にはすでに根が育ちすぎて、鉢の中に十分なスペースがないことも、少なくありません。
まずは、植え替えの適切なタイミングについて、店員さんに相談してみることをおすすめします。
そのうえで、植物が植え替えの適期を迎えているなら、このサービスを利用してもよいでしょう。

グリーンファーム戸塚深谷店の売り場

季節のお花コーナー

「グリーンファーム戸塚深谷店」の売り場は、お花の苗が売られているコーナーが、広いスペースを占めています！
お庭や花壇、玄関先などに置くことで、自宅を映えさせることができるでしょう！

この「季節のお花コーナー」では、常連客と思われる奥さま方が絶えることなく、いろいろなお花を吟味して歩き回っていました！

色とりどりのお花を見ることで、視覚面での癒しがあるのはもちろん、お花の甘い蜜の匂いを嗅ぐことで、嗅覚面での癒しもあります！

中でもペチュニアは特に大きなスペースを占めており、「ホイップマカロン」や「パープルフラッシュ」など、さまざまな品種が揃っていました！
ペチュニアの花言葉である「心の安らぎ」にふさわしい、華やかな雰囲気が印象的です。

お庭や花壇などに背丈の低い植物を植えるときは、泥はねが植物にかからないように、注意が必要です 
泥はねは、植物の茎などに土の雑菌が付着し、最悪の場合には、植物が枯れてしまう原因になります。

自宅などに地植えスペースがある方は、この点にも、気を配るとよいでしょう！

ケイトウ

このエリアで、もっとも興味が湧いた植物は、「ケイトウ」です！

「ケイトウ」は漢字で書くと、「鶏頭」と書く植物です。
「鶏の頭！？」とも思いましたが、真っ赤なお花が、鶏の頭にある「赤いトサカ」のように見えたことから、付けられたネーミングなのだとか。

花びらが毛糸（けいと）のように見えることから、その名がつけられたと思ったので、すこし意外な角度から語源が生まれたものです！

「ケイトウ」は、1株だけでもユニークなお花で楽しませてくれる植物。
ですが、たねを購入してお庭や花壇に植えれば、多くの株数で周囲の空間をカラフルに演出してくれます！
「グリーンファーム戸塚深谷店」では、たねも販売されているので、コスパよく園芸を楽しみたいときは、たねのコーナーをチェックしてもよいでしょう。

通常、「ケイトウ」は7～11月ごろにお花を咲かせる品種が多いですが、春に咲く品種もいます。
複数の品種を育てれば、1年に何度か、「ケイトウ」の開花を楽しむこともできます！

観葉植物コーナー

季節のお花コーナーに比べると面積は小さいものの、観葉植物コーナーも、充実した売り場になっていました！

一部の観葉植物は、屋外にも置かれていましたが、ここは店内のコーナーの一角です。
植物同士が密集し、お互いの葉が重なり合う様子は、まるで熱帯のジャングルの一部を切り取ったようです！

大きなサイズの観葉植物は少なく、高さ30～50cmほどの株が、売り場の多くを占めていました。

フィカス・ルンフィー斑入り（Ficus rumphii variegated）

観葉植物の中で、ひと際目を引いたのが、「フィカス・ルンフィー」の斑入り品種です。

この植物は、インドから東南アジアにかけて、温暖な地域に生息しています。

フィカスに白い斑が入った品種は、ほかにも「フィカス・ティネケ」がいますが、また違った葉の形状をしています。
フィカス属の植物や、斑入りの観葉植物が好きなら、「ルンフィー」をチェックしてもよいかもしれません！

「グリーンファーム戸塚深谷店」に並ぶ観葉植物の中で、おしゃれな鉢に植え替えられた株は、あまり見受けられません。
お気に入りの観葉植物と、植物を引き立てる鉢との組み合わせを楽しみたいのであれば、植え替えは必須。
店舗で実施している「植え替えサービス」を活用するか、もしくは購入後に、自分で植え替えをする必要があります。
植え替えはすこし手間ですが、インテリアを勉強するには、よい機会になるかもしれませんね！

多肉植物コーナー

室内の多肉植物コーナー

多肉植物も、室内と屋外に、コーナーが設けられていました！

このコーナーも、季節のお花コーナーに比べると売り場の面積は小さく、置かれている植物の数は少なめ。
ただ、季節のお花コーナーがすご過ぎるだけで、特に園芸初心者にとっては、十分楽しめる株数が置かれています！

多肉植物は、直射日光などの強い光を好む品種が多いので、室内では光量が不足するでしょう。
ただし、室内コーナーで扱われている多肉植物は、光不足による徒長などが見られない点が好印象！
日々の植物観察を徹底して、水やりを控えることで、徒長を防いでいるのだと思います。
植物を良型に保つために、日々店員さんが、努力を積み重ねているのかもしれません…！

屋外の多肉植物コーナー

屋外のコーナーでは、多肉植物の中でも人気の高い、エケベリアやグラプトベリアが多く並んでいます。

一方、ハオルチアのように強い日差しを避ける必要がある品種は、光が届きにくい棚の下で管理されていました。

エケベリアなどは、税込198円で売られている「ミニミニ多肉」もいました！
ガーデニングショップで安売りされている多肉植物は、強い性質をもっているので、園芸初心者にもオススメ！
そして、植物の状態はどれも良さそうです！

屋外に置かれている多肉植物は、強い光に慣れているもの。
お迎えしたあと、すぐに日当たりのよい屋外で育てても、葉焼けを起こすリスクは低いでしょう。
逆に強い光に慣れていない植物は、葉焼けのリスクが高くなります。
売り場の環境と購入後の育成環境にギャップがあるなら、その「ギャップを徐々に埋めていく」ことが重要です。

屋外に緑の空間を与えてくれる植物

屋外で売られていた植物は、季節のお花や多肉植物だけではありません。

寒暖差のある環境でもたくましく育つ植物が並んでおり、中には、シンボルツリーとしても活躍できる植物のすがたもありました！

ここに並ぶ植物の大部分は、年間を通して屋外で育てられます！

寒暖差の大きい日本の気候で、1年中屋外で育てられる植物は、実はとても貴重な存在です。

バラのコーナー

数ある植物の中でも、「バラ」は特に人気の高いお花を咲かせる木として、知られています！

売り場に並ぶバラはまだミニチュアサイズですが、すでにエレガントなお花を咲かせている品種もありました！

「植物園などで目にするような、背丈を超える立派なバラを、自宅でも育て上げることができるかもしれない」。そんな夢を感じさせる魅力的なコーナーです！

ガーデニンググッズ、園芸資材のコーナー

このコーナーでは、ガーデニングに欠かせないさまざまなアイテムが揃っていました。
特に、植物を長く育てるのに重要な、園芸用土が豊富に取り扱われています。

それぞれの用土には特徴がわかりやすく記載されており、園芸初心者でも、商品を選びやすい工夫が取られていました！

また、植物を扱うショップでも、ガーデニンググッズが充実していな店舗は意外と多いもの。
「グリーンファーム戸塚深谷店」では、植物と一緒に必要なグッズをひと通り揃えられる点も、魅力的です！

プリザーブドフラワーのコーナー

この日は、母の日ギフトとして、店内の目立つ位置に「プリザーブドフラワー」が置かれていました！

手ごろで、ちょうどよい大きさのギフトです！

女性は、年齢を問わずにお花が大好きなもの。
母の日には、ガーデニングショップで手に入れたお花をプレゼントする選択肢もあるでしょう！

プリザーブド（preserved）には「保存された」という意味があるので、開花をしている状態で、特殊加工をして長期間保存する植物のことを意味します。
「半永久的に保存できる」と、誤った認識をもたれる場合も多いですが、うつくしい見た目はずっと維持できるわけではありません。
「プリザーブドフラワー」は、湿度の高い日本だと、2～3年ほどで傷みがでてきてしまう植物です。

「プリザーブドフラワー」については、下記の記事で詳しくご紹介しています 

パン屋さん・和菓子屋さんコーナー

こちらは、「パン屋」さん、そして「和菓子屋」さんコーナーです！

あらためてお伝えすると、ここはガーデニングショップの一角です…www

「グリーンファーム戸塚深谷店」の広い売り場をゆっくりと歩き回ったら、お腹がすくのではないでしょうか。
しっかりと腹ごしらえをして、店内でのショッピング、そして帰宅後のガーデニングに励みましょう！

農産物の販売コーナー

さいごにご紹介する売り場は、農産物の販売コーナーです！

観葉植物と農産物は、まったくの別物と捉えてしまうことがありますが、いうまでもなく同じ植物です。
農産物をつくってくれた農家の方々、観葉植物を育ててくれた生産農家の方々に、心から感謝して植物ライフを楽しんでいきたいところ！

お近くにお住まいの方は、「グリーンファーム戸塚深谷店」を、八百屋さんのようにご利用されている方もいるでしょう！

さいごに

「グリーンファーム戸塚深谷店」の最寄り駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「踊場駅」ですが、駅から歩くと30分以上かかります。
そのため、多くのお客さんは車で来られています。

おとずれた日が休日だったことも関係あるかもしれませんが、駐車場には常時誘導員の方がいたので、スムーズに駐車できる環境が整っていました。
混雑時でも、駐車場で困る心配は少なそうです！

そして、なんといっても「グリーンファーム戸塚深谷店」の一番の魅力は、店員さんの愛想がよいところ！
心地よい接客のおかげで、どなたでも気持ちよく、ショッピングが楽しめると感じました。
実際に店内では、お客さんと店員さんが親しげに会話する場面を何度も目にし、お客さんとの関係性を大切にしている様子が伝わってきました！

さらに、「グリーンファーム戸塚深谷店」のもうひとつの魅力は、店員さんがすぐに分かることです。
多肉植物専門店などでは、店員さんがユニフォームを着用していない場合があり、誰に声をかければよいのか分からないこともあります…。

以上です！
本記事では、横浜市戸塚区にある「グリーンファーム戸塚深谷店」のご紹介をしました！

神奈川県内では、ほかにもオススメしたくなるガーデニングショップが、いくつも存在しています。
神奈川県内のオススメ園芸店については、下記の記事でご紹介しているので、よろしければあわせてチェックしてみてください。

グリーンファーム戸塚深谷店の基本情報

住所・アクセス

神奈川県横浜市戸塚区汲沢町483-1
横浜市営地下鉄ブルーライン「立場駅」または「戸塚駅」からバス　ほか