アデニア・グラウカ(ゲンチョウカズラ)の育て方・成長記録 ~更新中~

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目次

アデニア・グラウカの基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★★☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:南アフリカ(リンポポ州)、ボツワナ共和国
原産地の特徴①
→最低気温が1~2℃以下になることは、ほとんど無い。
原産地の特徴②
→最高気温が37℃以上になることは、ほとんど無い。
原産地の特徴③
→年間降水量は少なく、日本の3分の1未満。

科・属:トケイソウ科 アデニア属
学 名:Adenia glauca(アデニア グラウカ)
別 名:幻蝶かずら(ゲンチョウカズラ)

アデニア・グラウカの成長記録

2020年6月頃に、多肉植物専門店で購入してきた「アデニア・グラウカ(Adenia glauca)」の成長記録です!

2022年12月13日(December 13, 2022)

丸っこく肥大した緑色の塊根部分から幹を伸ばし、伸ばした幹からユニークな葉を展開していく姿がとても可愛いため、男性からも女性からも高い人気のある多肉植物です。

春から秋には葉を展開させるものの、寒い季節は葉を落としてしまう多肉植物となります。
このタイミングは12月中旬なので、寒い冬を迎えているため、休眠状態に。

枯れているようにも見えますが、葉を落としているだけで生きています。

写真の右側の植木鉢は100円ショップで購入してきたグッズに、ドリルで穴を開けて植木鉢として使用しているモノです。

アデニア・グラウカのようにプックリと根や茎を太らせる多肉植物は、「塊根(塊茎)植物」と呼ばれますが、根や茎を大きく肥大させた理由は乾燥対策。
水を溜めておくことで、雨が降らない期間が続いても、生きていけるように進化した植物ですね。

塊根植物は小さな株でも販売価格が高かったりしますが、「アデニア・グラウカ」はまだ小さい株であれば、ほかの塊根植物よりもずっと安価に入手することができます。
また、塊根部分が肥大していく速度も早いので、植物の成長を楽しみたい方にはオススメの品種です!

春ごろに剪定を行うことで、塊根部分を肥大させる速度を上げることができますが、そちらについては別の記事でご紹介しているので、よろしければ参考にしてみてください!

「アデニア・グラウカ」は、剪定した枝から根を生やさせる「挿し木」でも増やすことができますが、挿し木株だと実生株のように塊根部分が肥大しない特徴をもっているのだそう。

「アデニア・グラウカ」は初心者でも育てやすい品種ですが、強い日差しは苦手としている植物です。
葉が焼けてしまっても、どのみち秋には落葉するものですが、塊根部分が焼けてしまうのは結構な痛手に・・・。

実際に、過去に塊根部分が直射日光によって焼けてしまいましたが、痛々しい傷跡になって残ってしまいました。

塊根部分が焼けてしまった「アデニア・グラウカ」です。

特に真夏の直射日光は避けた方がよく、強い日の当たらない場所に置いたり、場合によっては遮光ネットなどを使用することが必要となります。

「アデニア・グラウカ」は、雄雌異株(しゆういしゅ)と呼ばれる植物で、ひと株だけで受粉する“自家受粉”はしません。
雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)があり、雄株と雌株がないと受粉することができず、タネを採ることができません。
さらに雄株と雌株があるだけではなく、双方の開花のタイミングが合うことが必要となるので、受粉のハードルは高めな品種といえるでしょう。

自宅では何株か「アデニア・グラウカ」を育てていますが、雄株と雌株のどっちもいるのでしょうか。
残念ながらお花を咲かせるまで性別は分かりませんが、数年後には自宅でできたタネを、蒔きたいと思っています

塊根部分にはすこし個性があらわれる品種ですが、中でも人気なカタチは塊根部分がまん丸な株。
うちで育てている株に、ほかの株よりもまん丸ボディを持ち合わせている株がいます!

美形なカタチに育ちました。

個体差がある植物なので、可能であれば、インターネットで購入するのではなく、多肉植物専門店などで見た目が気に入った株を入手したいところですね!

2023年11月3日(November 3, 2023)

前回の写真から1年弱が経過し、成長期である春から秋を過ごしてきた「アデニア・グラウカ」の様子です!

パキポディウムなど、ほかの塊根植物はすでに落葉し休眠に入った株もありますが、「アデニア・グラウカ」はまだ葉が緑色を保っていて落葉している株は1株もありません。

寒さに弱い塊根植物が多い中で、耐寒性が高い品種ですね。

それでも葉に元気がなくなってきているので、もうすこし寒さが厳しくなったら、葉を落として休眠状態に入るでしょう。

ある程度の大きさまで成長するのはとても早いですが、ある程度の大きさからさらに大きく成長するのは、そこまで早くないように思います。

一般的に、鉢底から植物の根が出てきたタイミングが、植え替えが望まれるタイミングのひとつのサインとなります。
今のところ、鉢底から根は見えませんが、植え替えをした方が良いのでしょうか・・・!?

大きく成長しない理由が、育成環境にあるなら改善したいところですが、しばらくはこのまま様子を見ることにします。

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2024年3月24日(March 24, 2024)

12月にも入ったタイミングで落葉をして休眠に入りましたが、3月下旬に暖かい春の訪れを感じて動きだしました。

休眠から目覚めた、美形グラウカさん。

すこし分かりづらいかもしれませんが、茎の上部(右側)から緑色の新しい葉が顔を出しています。

しかし、かわいいカタチに育ってくれています!

同じ環境で育てていて、この株だけこんなまん丸に育っているので、植物の個体差はやっぱり大きいのだとあらためて感じました。

2024年8月18日(August 18, 2024)

苦手な強い光が降りそそぐ真夏を迎えている「アデニア・グラウカ」の様子です!

塊根部分は、春から比べてもほとんど成長をしていませんが、例年と変わらずに枝葉を伸ばしてくれているので、こういった成長速度なのだと割り切って育てています。

まだすこし、暑い季節そして強い光の当たる季節は続いていきますが、なんとか乗り切ってほしいところ!

「アデニア・グラウカ」の展開させるユニークな葉は、蝶のような見た目をしていることから、「幻蝶(ゲンチョウ)カズラ」といった和名を持っています。

(更新中)

アデニア・グラウカの育成環境

日当たり

「アデニア・グラウカ」は春と秋が成長期で、夏は成育が緩慢に、そして冬は休眠状態に入る多肉植物です。

春と秋は日中に2~3時間程度、直射日光があたる場所で育てています。
直射日光にそれほど強くはない品種なので、夏の強い日差しは避け、置き場所を工夫するかまたは遮光などの対策が必要となるでしょう。

ほかの多肉植物と同様に、強い直射日光をガンガンに当てて育てると、株が焼けてしまうことにも。

冬は最低気温が一桁になってきたぐらいから室内に取り込み、春の間までは窓際に置き、レースのカーテン越しの光をあてています。

水やり

春から秋にかけて、雨ざらしの環境で育てており、雨が降らない日が続き、表土が乾いたら水やりをしています。

多く茂らせる葉から多くの水分を蒸散させるために、根が用土から水をよく吸うので、用土が乾くスピードが速いです。
多肉植物用の土はもちろん、観葉植物用の土でも問題なく育っている植物ですが、いずれの場合でも水やりがスムーズに排水されない場合、または用土が乾きづらくなっている場合は、用土が劣化している可能性があります。
植え替えを検討どきかもしれませんね。

冬に水を完全に切ってしまうと、春に目覚めなかったり、根が機能しなくなっていて休眠明けの立ち上がりが遅くなることも。
そのため、冬でも1か月に1度ぐらいのペースで、表土が湿る程度の水やりをしています。

「アデニア・グラウカ」は、体内の水分が不足しているとあきらかに葉が萎れるので、水切れのサインが分かりやすい特徴も持ち合わせています。
そして、ほかの塊根植物よりも多くの水を必要とするので、この水切れのサインが発せられる頻度は高め。
水切れサインを見逃さないように、定期的な観察を行っていく必要があります。

肥料

植え替えの際に、ゆっくりと効きだす「緩効性肥料」を適量土に混ぜ込んでいます。

また、春から秋の成長期には液体肥料を2週間に1度程度、水に溶かして与えています。
(希釈率はサボテンと同じです)

「アデニア・グラウカ」は多肉植物の仲間なので、肥料は少なめに与えるのが基本となりますが、これまで肥料の含まれた市販の観葉植物用の用土で育てても問題なく成育したことを考えると、ほかの多肉植物よりも肥料を多めに与えた方が、大きく成長するのかもしれません。

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