植物にドハマりしていることを周囲に公言していたところ、親せきからギフトで「苔盆:KOKE BON」 をもらいました!
いま人気の高い「苔テラリウム」と「ミニ盆栽」をかけあわせたようなネーミングですが、苔盆はどちらかというと「苔テラリウム」寄りな気がします!
透明な箱に入っているワケではないので、箱の中は真っ暗ですが、ここまで真っ暗なところでもある程度の期間生きていける植物があることに、まず驚きです!
ほとんどの植物が生きていけないような、過酷過ぎる環境でも生きていける苔もあるものですね。
苔庭園 手作りキットの内容
苔がいくら強い植物とはいいつつも、光合成がまったくできない真っ暗な環境で生きていくことのできる期間にも限界があると思うので、さっそく開封してみました!
箱の中に入っていた苔からしたら、おそらくしばらくぶりの光で、まぶしい世界を感じていることでしょう。
植物の成育には空気も必要なので、密封されたビニールの中に入っていることにも、苔のすさまじい生命力を感じます。
「苔盆」には植物を飾るためのモノだけではなく、苔を育てていくために必要なものまで入っていました!
- 木箱
- 底に敷くスポンジ
- 苔(スナゴケという品種)
- 化粧石の下に敷く底石
- 化粧砂
- ミニ灯籠(とうろう)
- 黒い石(2つ)
- スプレー(霧吹き)
このうち、「スプレー」は飾るためには必要の無いモノで、苔をステキに飾ったあとの成育面だけに必要なグッズとなっています。
苔盆のつくり方
ここからは、実際に「苔盆」をつくっていく作業に入っていきます!
用意するもの
- ハサミ
- ピンセット
- スプーン
このあとに実際に「苔盆」をつくってみて、ピンセットとスプーンはあるに越したことはないですが、まぁ無くてもなんとかなると思います!
ピンセットはともなく、ハサミやスプーンはだいたいどこの家庭でもよく使われるグッズなので、用意するものが身近にある点も「苔盆」の魅力のひとつだと感じます!
スポンジ・底石を敷く
必要なものを用意したら、まずは手作りキットに入っている木箱にスポンジを敷き、その上に底石をいれていきます!
底石をいれたら、(スプーンを使用して)なるべく平らになるように、底石をならしていきます。
※わたしはスプーンを使用せず、素手で作業を進めました。
手作りキットの説明書きでは「土の量は調整しましょう」と記載されていますが、入っている底石をすべて使っても問題ないと思います。
園芸用土でいうと、軽石やひゅうが土によく似ている底石だったので、用土が粉々にくだけた“微塵(みじん)”もほぼ入っていません。
そのため「苔盆」をつくるために屋外にでる必要はなく、室内で作業を進めても、粉が室内に舞ってしまう懸念は低いと思いました。
苔を配置する
底石を平らにしたら、続いて苔をハサミで切って好きな場所に並べていきます!
この「苔盆」をつくる過程の中で、もっともセンスを問われる作業なので、しっかりとイメージをしてからハサミで切る必要がありそうですね。
「苔盆」に使われている苔は“スナゴケ”という種類で、日本の各地で見られるコケです。
“スナゴケ”は日当たりの良い場所や風通しの良い環境で元気に育ち、お庭でも自然に育っていることのある品種ですが、この苔が暗い環境で長い期間耐えれる生命力を有しているのですね!
日当たりの良い環境を好む苔が使われているということは、「苔盆」をつくり上げたあとも、なるべく日に当たる環境を維持してあげる必要がありそうです。
化粧石を入れる→水をかける→石などを置く
スナゴケをセンスのある場所に配置したら、空いているスペースに化粧石を入れて、そのあとにスプレーで水をかけて化粧石を固めます!
「水で固めるとはどういうこと!?」とも思いましたが、水をかけた後に化粧石を触ってみたら、しっかり固まってました!
なにか特殊な化粧石なのか化粧石になにか付いているのか分かりませんが、化粧石が固まったのを確認してから、最後に黒い石やミ二灯篭を配置します。
正直なところわたしは作業の順番を間違えてしまい、黒い石やミ二灯篭を配置してから、スプレーをかけてしまいましたが、それでも問題なく仕上がりました!
「スナゴケがかなり萎れてしまっているけど、本当に生きているの!?」とも思いましたが、スプレーで水をかけたら一瞬で葉がふくらみ、生き返りました!
最初、水をかけた時は一瞬で苔が膨らんだため、あまりの変貌ぶりに少し驚きました!
スプレーで水やりをする前と後では、まるで別人ですね!
まとめ
「苔盆」に使われているスナゴケは、四季のある日本の庭に生息するぐらいなので、暑さや寒さにも強く、氷点下の環境や霜を避ければ屋外でも育てられる植物です!
いまや、比較的大きなガーデニングショップに行けば、必ずといっていいほど「苔テラリウム」のコーナーが設けられ、特に最近人気が急上昇している“苔”。
ただ苔に興味がありつつも育てた経験もなく、これまでは手を出せずにいたので、親せきからのギフトが自分にとっては苔を育て始める良いキッカケとなりました!
以上です!
今回は、植物好きな方へのギフトにピッタリな「苔盆:KOKE BON」のご紹介でした!
Amazonなどでも注文ができるようです。
植物が好きな方に、プレゼントしても良いかもしれませんね。
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