アガベ・チタノタの斑入り「スナグルトゥース」の育て方・成長記録 ※更新中

鮮やかな斑が入る植物

目次

チタノタ:スナグルトゥースの基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★☆☆☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★★

原産地:メキシコ オアハカ州
花言葉:『繊細』『気高い貴婦人』
科・属:キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン(アガベ)属
学 名:Agave titanota ‘Snaggle Tooth’
和 名 :暴牙(ボウガ)

チタノタ:スナグルトゥースの成長記録

2022年10月にフリマアプリで購入した、アガベのチタノタに斑が入った品種「スナグルトゥース(Agave titanota ‘Snaggle Tooth’)」の成長記録です!

2022年10月4日(October 4, 2022)

チタノタに鮮やかな黄色の斑が入っている美しいアガベで、見た目の美しさに比例するように金額もかなりの高額です。

大きな株には金額面で手が出せものではないので、葉が間延びした徒長している株で、まだ手が出せる小さめな株を購入しました!

根が生えていない“未発根株”として購入したため、この時点では、水苔(ミズゴケ)を使用した発根管理中です。
水苔は湿った状態を保つこともできるだけではなく、水苔同士のすき間から適度に空気も入り込めるため、発根管理には良い環境をつくり出すことができます。

水苔を入れておくケースはなんでも良いのですが、今回は飲み終わったペットボトルを再利用しています。

100円ショップでも水苔が販売されているという情報を聞いたので、近所の100円ショップを複数店舗巡りましたが、わたしが行った店舗ではいずれも「取り扱いは無いです。」という返答でした。

「What is Mizu Goke⁉」といった返答のあった店舗もあり、水苔の知名度の低さを思い知ることに・・・。

たしかに園芸をやっていなければ、水苔は分からないかな。と思いつつ、最終的にガーデニングショップで購入しました。

水苔での発根管理方法は、水で戻した水苔にアガベを植え込むだけです。
用土に植え込む“土耕”、水につけ込む“水耕”もわりかし取り組みやすい方法ですが、水苔での発根管理も簡単な方法です!

最近では、強炭酸やシナモンパウダーを用いた発根管理もあるようですが、わたしは行ったことがありません。

2022年12月12日(December 12, 2022)

前回から約2か月が経過しました。

「スナグルトゥース」は、発根管理から3日ほどで発根してくれて、現在は多肉植物用の培養土に植えています。

用土の上に敷く化粧石には、「富士砂」を敷きました。
写真でそこまで見えるか分かりませんが、富士砂の上に点在している白い小さな粒は、用土の上に蒔くタイプの追肥です。

水耕や水苔で発根させた場合には、発根が確認できたら、なるべく早めに用土に植え込んでいます。
水耕で発根した根は土ではなく水に適応した根となり、水苔で発根した場合に放置していると、水苔に根が絡んで大変なことになります・・・!

ここ2か月間で3~4枚ほど葉を展開してくれているので、今のところ成長速度はほかのアガベ:チタノタと同じぐらいではないかと捉えています。

中央部分から新しく展開してくれている葉は、短くて幅も広い
こういった短葉が揃ってくれたら、相当カッコイイ見た目に仕上がりそうです!

そして、先日カーテンにトゲ(鋸歯)が引っかかってしまい、葉が一枚折れてしまいました。
驚くぐらい簡単に折れてしまったので、徒長している葉は取り扱い注意ですね

2023年2月10日(February 10, 2023)

そこからさらに、2か月が経過した「スナグルトゥース」の様子です!

購入時からの徒長している葉が、すこし気になるところですが、だいぶカッコよくなってきました!

「スナグルトゥース」は暖かい季節に成長をするアガベですが、屋外は一年でもっとも寒い季節が到来しているので、植物用ヒーターマットの上で暖かい環境を保っています。

そして、植物育成用のLEDライトを毎日10時間あてているので、「スナグルトゥース」にとっては良く成長できる環境を提供できているはずです。

一度ヒョロヒョロに徒長した葉は元には戻らないので、成長をしていくにつれて徒長した葉が下に回り込み、いずれ枯れ落ちることを待っていますが、新しく展開してくれた葉が詰まっているので、今のところ順調ですね!

「スナグルトゥース」は冬の間でも、環境を整えてあげることができれば、数か月で見違えるほど成長してくれる植物です!

「スナグルトゥース」の育成に使用している、植物用ヒーターマットと植物育成用LEDライトは、下記のモノです。

【ヒーターマット】:上に乗せることのできる株数には限りがあるので、多くの株を育てている場合はエアコンの活用も視野に入れた方がいいかもしれません。

【植物育成用LEDライト】:個人的に、もっとも育成の効果を感じるライトです。

【タイマー】:最初にセットしておけば、あとは自動的に点灯と消灯を繰り返してくれるので、とても楽です。

2023年9月10日(September 10, 2023)

前回の写真から、ちょうど7カ月が経過しました。

7月下旬にアガベを上下真っ二つに切って増やす「胴切り」を行い、上の部分である“天”は8月の下旬に発根。

そして、無事に子も吹いてくれています!

愛情をもって育てている植物に、刃物を入れていくのは心が痛いですが、植物が増えるのはやっぱり嬉しいことですね!

「胴切り」については、別の記事で詳しくご紹介しています。
大切なアガベを増やしたい方は、ひとつの参考にしてみてください!

2023年11月4日(November 4, 2023)

今のところ、子株は2出してくれているので、「スナグルトゥース」は全部で3株に!

こちらが親株です!
そして子株1号と子株2号です!

親株も、早いうちに発根してくれて胴切りのダメージも感じさせない見た目にまで復活してくれています。

胴切りをした後の上の部分については、なかなか発根しないのですが、今回はわりとスムーズに根を出してくれました。

胴切り後の発根管理についても、別の記事でご紹介しています。

また、子株はこれから発根管理を行い、じっくりと育てていく予定です!

2024年3月24日(March 24, 2024)

そこから約4カ月が経過しました。

冬の間でも、室内の植物専用の棚で植物育成用LEDライトの光をあびて、順調な成長を続けている「スナグルトゥース」。

結局子株は4つ出してくれて、現在は自宅に5株の「スナグルトゥース」がある状態になりました。

また行うかは分かりませんが、サイズだけ見れば、また胴切りできるぐらいまで成長しましたね!

アガベにも植物を増やすことのできる“メリクロン”という園芸技が浸透してきて、どんどん価格が落ち着いてきていますが、「スナグルトゥース」は毎年胴切りができるぐらいまで成長する品種なので、メリクロンの技術に頼らずとも、結構な株数を増やすことができる品種だと思います。

2024年8月18日(August 18, 2024)

2024年の真夏を迎えている「スナグルトゥース」の様子です!

結局春に胴切りはせず、屋外の強い直射日光を浴びながら、グングン成長を続けています!

季節問わず鮮明な黄色い斑が保たれ、屋外の雨ざらしの環境でも徒長せずにカッコイイ見た目をキープしてくれる「スナグルトゥース」。

今後も胴切りをする可能性はありますが、引き続き、成長記録を付けていきたいと思います。

(更新中)

チタノタ:スナグルトゥースの育成環境

日当たり

「スナグルトゥース」は、強い光にあたらない状態が続くと徒長してしまう植物。

春から秋までは屋外の直射日光がよくあたる場所で育て、そして冬の間は植物育成用LEDライトの光をあてて育てています。

植物育成用LEDライトの1日あたりの照射時間は、約10時間でタイマー設定をしています。

成長速度をさらに上げようと思い、植物育成用LEDライトに距離を近づけ照度を上げたところ、葉の一部がストレスカラーのピンク色になり、葉焼け一歩手前の状態に・・・。

植物育成用LEDライトも推奨距離は守り、もしメーカー推奨距離よりも近づける場合は、植物の様子をみながら徐々に慣らせていかないと光の強さに耐えられないものですね。
植物育成用LEDのパワーは、照射距離によっては太陽光を超える存在に・・・おそるべしです

水やり

「スナグルトゥース」は乾燥を好む多肉植物なので、根がない状態でガーデニングショップに並ぶことも。

自宅では季節問わず、用土が完全に乾いたら鉢底から流れ出てくるぐらい、たっぷりと水やりをしていますが、水やりを少なめにすることでカタチをキープしやすい植物です。

たっぷりと水やりをする理由は、鉢内の空気を新鮮なものに保つことと、害虫や雑菌を洗い流すことができることができるからです。

冬に気温や光の量を確保できない場合には、水やりの回数を減らすことで、寒さにも強くなり徒長を防ぐこともできるので、月に1~2回程度の水やりでも充分すぎるぐらいですが、環境や株をみながら調整していきたいところ。

風通しを良くすると用土が乾きやすくなるので、水の管理を考えるときには風通しにも焦点をあてると、なお良いでしょう。

肥料

植え替えの際に緩効性肥料を適量土に混ぜ込み育てていましたが、株の成長も良かったので、さらなる成長を促すために、表土に追肥を蒔きました。

液体肥料はほとんど与えていませんが、与える場合にはサボテンと同じ濃度まで薄めて与えています。
春と秋だけ、液体肥料とあわせて活力剤を使用し、健康的な成長を促していますが、頻度は月に1~2回程度です。

アガベや塊根植物に合う鉢として「bachi」さんの鉢もあります。

ジャイロイド構造と呼ばれるメッシュ構造で、アガベや塊根植物専用につくり出された鉢なので、健康的な成長を見せてくれることにも。
見た目もカッコ良く、リーズナブルなので、アガベラバーにオススメしたい鉢ですね。

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