インテリアのひとつに
「ボトルツリー」(ブラキキトン)の基本データ
育 て 易 さ:★★★★☆
成 長 速 度:★★★★★
入手し易さ:★★★☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★☆
原産地:オーストラリア北東部(クイーンズランド州)
科・属:アオギリ科・ブラキキトン属
学 名:Brachychiton rupestris(ブラキキトン・ルペストリス)
別 名:カエデゴウシュウアオギリ、クイーンズランドボトルツリー、ツボノキ
「ボトルツリー」(ブラキキトン)の成長記録
2020年10月ごろにお迎えした、「ボトルツリー(Brachychiton rupestris)」の成長記録を付けていきます!
2022年12月4日(December 4, 2022)
お迎えしてから、2年ほど経過している「ボトルツリー」の様子です。
濃いブラウンの幹を縦長に伸ばし、その先で細長い葉を左右に広げるすがたが、印象的です
ホームセンターで購入したときは、高さが20~30cmぐらいでしたが、現状の高さは148cmほど。
1年で50cm以上は成長しているので、このままの速度で成長をしていけば、来年には、成人男性の平均身長を大きく超えると思います。
“ボトルツリー”は通称名、“ブラキキトン”が正式名
「ボトルツリー」は通称名。
学名は、「ブラキキトン・ルペストリス」という名前ですが、通称名の「ボトルツリー」で流通していることが多いです。
徒長したすがたも楽しめる
「ボトルツリー」は、基本的に、冬でも葉を付けている“常緑”の植物。
葉を観て楽しむ観葉植物には、ピッタリな品種です。
枝葉などが間延びする「徒長」(とちょう)を起こすと、本来のすがたではなくなります。
観葉植物を楽しむ上では、しっかりと日に当てて、徒長させないようにするのが基本的な育成方法。
あまり暗いところで長いあいだ育てていると、植物が調子を崩す原因になり、最悪の場合には枯れてしまいます。
徒長した見た目を楽しむ場合でも、「ボトルツリー」が生きていくために、最低限の光量は確保しましょう
とても強く、育てやすい品種
「ボトルツリー」はとても強く、初心者でも育てやすい植物のひとつ。
また、成長速度が早いため、育てていて楽しい品種といえるでしょう!
いつの間にか、「ボトルツリー」の大きさと比べると鉢がかなり小さくなり、強風が吹くと鉢ごと転倒してしまうこともあります。
今は寒い季節なので、室内に取り込んでいますが、暖かい季節はベランダで育てているので、鉢の転倒防止対策として、インシュロック(結束バンド)でガーデンラックに固定しています。
そして、最近になって、幹から枝がヒョロヒョロと生えてきました。
この枝から葉が展開したことはないので、なんのために伸ばしたのか、少し疑問に思うことがあります。
見た目はあきらかに枝ですが、枝ではなく、別の器官なのかもしれません。
別の品種のたねから、ボトルツリーが発芽!?
ちなみに、フリマアプリで“別の品種”のたねとして、購入したたねを蒔いたところ、無事に発芽してくれたものの、「ボトルツリー」のような葉が生えてきたことがあります。
たねを見ただけで、植物の品種を正確に見極めるのは厳しいので、恐ろしい世界が広がっているものです…。
たねの購入価格は少し高かったですが、「ボトルツリー」も好きな植物なので、あまり深く気にせずに育てています!
2023年12月30日(December 30, 2023)
前回の記録から、約1年が経過しました。
秋ごろまで順調な成育を見せていたものの、最近になってから急激に落葉し、結局すべての葉を落としてしまいました。
落葉の原因は以下のものが考えられますが、今は下手にお世話をせずに、様子を見た方がよさそうです。
- 寒さに当ててしまった
- 気温はそこまで下がっていないので、強風の影響で、株が余計に寒さを感じた可能性がある
- 急激な環境の変化による影響
- 寒い屋外から、一気に暖かい環境に移動したこと
「ボトルツリー」の耐寒温度は5℃程度ですが、最低気温が10℃を下回ったぐらいで暖かい室内に取り込んだので、おそらく落葉したのは、急激な環境の変化による影響だと思います。
いずれにしても、本来「ボトルツリー」は一年を通して葉を付けている植物なので、かなりまずい状況です…。
ただし、幹や枝を触ってみると硬く、落葉以外に枯れているような兆候は見られません。
暖かい季節の訪れとともに、また葉を展開することを信じて、今はたまに少量の水やりをして、株の回復を待つのみです!
2024年3月24日(March 24, 2024)
前回の記録から、約3か月後の「ボトルツリー」の様子です。
徐々に気温が上昇してくる中で、あたらしい葉を展開しはじめました
あたらしい葉には光沢もあり、表面がツルツルしています
1~2月は動きがまったくなかったので、とにかく枯れていなくてよかったです!
もう少ししたら、なにごともなかったかのように、また元通りのすがたに戻っていそうな「ボトルツリー」です。
2025年1月18日(January 18, 2025)
前回の記録から、約10か月が経過しました。
その後は調子よく成育し、今では一枚の写真に収めるのがむずかしいぐらい、大きなサイズに成長しました。
背の高さを計測してみると、203cmという結果に!
2m越えを果たしてくれたのは、うれしいことですが、鉢を移動するときに天井に頭をぶつけやすくなり、扱いに手を余すようになってきました。
葉色が悪く、株の調子は絶好調ではないので、株の調子が上がったら、切り戻しを行おうと思います
(更新中)
自宅で育てている観葉植物の成長記録&育て方は、下記の記事でまとめています
よろしければ、他の品種の記事もチェックしてみてください
「ボトルツリー」(ブラキキトン)の育成環境
日当たり
「ボトルツリー」は、日光浴が好きな品種。
一年を通して、日によく当てることで、健康的に育てることができるでしょう
自宅では、春から秋まで、朝から日没まで直射日光が当たる場所で育て、冬は室内の明るい窓辺で育てています。
自宅では、葉が焼けたことはありませんが、夏の直射日光で葉焼けを起こす可能性があります。
万全を期すのであれば、夏は半日陰の環境で育てた方が無難です。
水やり
「ボトルツリー」は、乾燥した環境を好むので、水やりは控えめにするのが基本。
自宅では、春から秋にかけて雨ざらしの環境で育てていますが、今のところ多湿によるトラブルは起きていません。
排水性&通気性があまりよくない土を使用している場合には、雨ざらしの環境は避けた方がよいでしょう。
春から秋にかけて、土が完全に乾いてから2~3日以内に雨が降らなければ、鉢底から流れ出てくるぐらい、たっぷりと水やりをしています。
冬に落葉してしまったことがありますが、葉がある場合は霧吹きで「葉水」(はみず)を毎日行い、土が完全に乾いてから1週間後に、1~2日で乾く程度の少量の水やりをしています。
肥料
「ボトルツリー」は、多くの肥料を必要としない植物。
自宅では、固形肥料が入っている市販の「観葉植物用の土」に植えています。
また春から秋は、2~3週間に1回ほどの頻度で液体肥料を与えていますが、固形肥料を与えているのであれば液体肥料を与えなくてもよいと思います。
観葉植物の濃度に希釈して使用していますが、多肉植物の濃度に薄めるぐらいでもよいでしょう。
「ボトルツリー」に使用している液体肥料と活力剤は、以下のハイポネックスのものを使用しています。
ハイポネックスのものでなくても、液体肥料と活力剤のどちらも使用する場合は、なるべく同一のメーカーから出ているもので揃えた方がよいです。
コメント