植物の先生のような店主

わたしは趣味レベルで園芸を楽しんでいるレベルに過ぎませんが、ガーデニングショップを営んでいる店主であれば、最低限の知識や経験どころか、趣味で園芸を楽しむよりもはるかに多くのことを知っている、いわゆる植物のプロの方が営んでいることが一般的です。
さらに植物への知識だけではなく、経験値の面においても趣味のレベルとは格が違うでしょう。

千葉県成田市に位置する「Calme（カルム）」には、植物のことを熟知しているだけではなく、身につけている知識やこれまでの経験などを惜しみなく教えていただける店主がいます！

本記事では、カフェを併設しているガーデニングショップ、「Calme」を紹介しています！

Calme（カルム）の植物たち

「Calme」は大型のガーデニングショップとは違い、取り扱っている植物の数は多くありませんが、特にお花を咲かせる植物に深い愛情をもって育てている様子ですね。
「この植物はなんていう名前ですか？」と聞いてみると、植物の名前はもちろん育て方やオススメの飾り方なども教えていただけます！

インターネットなどで、家にいながらでも植物を購入できる時代ですが、特に園芸初心者は対面でプロの方にいろいろと園芸について教えてもらった上で植物をお迎えすることで、植物を枯らすリスクを最小限におさえることができますね！

売りものの植物たち

ここからは、「Calme」で育つ植物のご紹介へ！

ロドキス フェアリー スノー（Rhodoxi Fairy snow）

“アッツ桜”と“コキンバイザサ”という植物をかけあわせてつくり出された植物「ロドキス フェアリー スノー（Rhodoxi Fairy snow）」は、シャープで尖った葉とシンプル目なお花のコンビです！

「Calme」の店主に実際に確認したワケではありませんが、季節を問わずに花を咲かせる“四季咲き”の植物という情報もあります。

一般的に、異なる植物をかけあわせた“ハイブリッドの植物”は、かけあわせる前の植物よりも性質が強くなりやすいですが、「ロドキス フェアリー スノー」も暑さや寒さに強く、一年を通して屋外で育てることができる植物のひとつです。

シンプルな植物の方が、ほかの植物を近くに植えたときの相性が良いという長所もありますね！

ドライフラワー（Dried flower）　ほか

「Calme」の店内では、ドライガーデンや洋服、フェイクグリーンなどが置かれていました！

ここで、すこしばかり驚いたのですが、エアープランツの王様こと「キセログラフィカ」という植物をご存知でしょうか！？
個人的に以前からずっと気になっていて、小さめなキセログラフィカを探し求めていたところに、「Calme」の店内に立派なキセログラフィカがいたので、「このエアープランツは、子株が出るんですか？」と店主に聞いたところ、まさかのフェイクグリーンでした！
そして、フェイクグリーンと言われてからあらためてキセログラフィカを見ても、本物かどうか区別がつかない・・・！
すこし前まではフェイクグリーンの技術も正直まだ発展途中でしたが、いまやここまで人工的植物をつくり上げる技術も向上しているのですね！

フェイクグリーンは園芸店だけではなく、ニトリやIKEAなど結構いろいろなところで売られていますが、オンランで購入する手段もあります。

アーティフィシャルフラワー(造花)・フェイクグリーン専門店PRIMA(プリマ)オンライン

売りもの以外の植物たち

「Calme」では、売りものと店主が趣味で育てているであろう植物が入り混じっていて、不思議な空間が広がっています！
商売のコトだけを考えるのであれば、趣味のスペースを縮小化して販売スペースを拡大すれば、利益UPにつながるモノと思いますが、自分の趣味は大切にしながらガーデニングショップを営んでいる雰囲気が、逆に魅力的です！

セネシオ エンジェルウィングス（Senecio ‘Angel wings’）

単体での写真を撮っていませんでしたが、「セネシオ エンジェルウィングス（Senecio ‘Angel wings’）」が、個人的に「Calme」の店内でもっとも気に入った植物でした！
非常に見えづらいですが、左に映っている“OPEN”の下にちょっぴり映っている白い葉をつけている植物が、「セネシオ エンジェルウィングス」です！

白い葉をつけた植物はデリケートなイメージもありますが、「セネシオ エンジェルウィングス」は暑さにも寒さにも強く、冬には上から雪をかぶっていたけど全然平気だったそうです！
そして、鉢に植えてからそこまで手入れをしていなくても、元気に育ってくれているそうですが、おそらく売りものではないと思われます。

テイカカズラ（Trachelospermum asiaticum）

そこまで日当たりが良くない場所では、「テイカカズラ（Trachelospermum asiaticum）」が真っ白なお花を咲かせています！

必ずしもすべての植物が日当たりの良い環境を好むワケではなく、「テイカカズラ」も半日陰ぐらいの環境の方が旺盛に成長する植物です。

このタイミングは春の暖かい季節で、緑色をした葉をつけていますが、秋になると紅葉が進み赤色の葉をつけた植物へと変身を遂げます！

クラウン ベッジ（Coronilla varia）

こちらは売り物ではありませんが、「Calme」と横にある駐車場の間のスペースでは「クラウン ベッジ（Coronilla varia）」という植物たちが敷地内で群れをなして、ピンク色と白色の花びらを開いていました！

冬には葉を落とし、春になるとまた復活してくるのだそうです。
ここの環境とは相性がバッチリで、すごく元気そうに育っていますが、かつては雑草が生えないように「クラウン ベッジ」を植えることもあったぐらい、とても強い特徴をもった植物です！

そこまで手間がかからず、毎年これだけキレイな植物が見れるとしたら、お庭に植えるも有りだと思います！

Calmeで教えていただいた内容

「Calme」の店主と話をしているだけで植物への愛情が伝わってきて、とても勉強になるお話を聞くことができました。

わたしも植物を趣味にしているので、後であらためて考えてみると、教えていただいたお話の中にはすでに知っていた情報もいくつかありましたが、当然ですが店主とわたしでは園芸レベルがまったく違います。
ひとつひとつの言葉に重みがあったので、その時にはじめて聞いたような錯覚に陥りました。
教えていただいた内容については、自宅で育てている植物の育成に反映していきたいと思います！

この日は日帰りではなく、植物を購入したとしても、高温になる自家用車の中に長時間置きっぱなしにすることになるため、「Calme」で販売している植物を購入することはしませんでした。
ただ植物の購入先としては、できれば「Calme」のようにひとつひとつの植物に愛情をもって育て、そして販売しているガーデニングショップで購入したいものですね！

Calme～成田・公津の杜～

いま現在カフェが建てられている土地には、もともと植物が植わっていて、その植物がいた跡地にカフェが建てられているのだそうです。

「Calme」は屋外にもテーブルと椅子が置かれているスペースがありますが、この日は屋外のテーブルで植え替え作業を行っていたのでしょうか。
ガーデニンググッズがテーブルの上にも置かれていましたが、お客さんが屋外のスペースでカフェの軽食を食べるということであれば、屋外のコーナーでもカフェの料理などを食べることもできるということでした！

ちなみに、店主は「濃色（こきいろ）」の植物が好きだということ。
濃色の植物は自分自身の色もキレイですし、色を問わず周囲に植わっている植物の魅力を、災害電に引き立たせることもできるからだとか。

恥ずかしながら、黒みがかった深い紫色のことを“こきいろ”と呼ぶことを知らず、店主との会話の中で何度か出てきた“こきいろ”については、完全に知ったかをしてしまいました。
色の名称は、ほんとうに数え切れないぐらいあってムズカシイです・・・。

「Calme」の店主はとてもお話上手で、植物（特にお花）について教えていただけるので、成田市のガーデニングショップをお探しの方は一度立ち寄ってみることをオススメします！

千葉県内には、ほかにもおすすめガーデニングショップがあります！
県内のガーデニングショップのご紹介は、下記の記事でまとめているので、よろしければお読みください。

Calmeの基本情報

住所・アクセス

千葉県成田市公津の杜1-1-16
京成線「公津の杜駅」徒歩5分　ほか

営業時間・定休日

AM11時00分からPM19時00分まで
定休：木曜日

電話番号・アドレス・公式HP

0476-28-7659
banbi@wd6.so-net.ne.jp
Calme（カルム）の公式HP