冬型の多肉植物
リトープスの原産地等
原産地:南アフリカ・ナミビア
花言葉:「こよなき魅力」「用心深い」
科・属:ハマミズナ科 リトープス属
学 名:Lithops
リトープス(Lithops)はメセン類に属し、涼しい季節を好む“冬型”の多肉植物です。
同じメセン類で冬型の多肉植物には“コノフィツム(Conophytum)”がいます。
コノフィツムとリトープスは自生地や育て方、さらには生育期も同じため、似た植物としてしばしば比較される植物です。
「リトープス」にはカラフルな種類が多く、形状は平らなカタチをしていますが、「コノフィツム」には基本的には緑一色をしている品種が多く、形状は球状やハート形などさまざまなカタチをした品種がいます。
コノフィツム | リトープス | |
---|---|---|
カラー | 緑一色 | (紫、オレンジ等) | カラフル
形 | 球状やハート型等 | 平ら |
自生地はかなりの乾燥地帯で、年間降水量を日本と比較すると4分の1以下しかなく、植物が育っていくには過酷な環境です。
「リトープス」や「コノフィツム」は女性人気も高く、多肉植物のイベント会場では、女性のお客さんが「リトープス」や「コノフィツム」を販売しているブースを取り囲んでいます!
ただし、「ファンも多い一方で、刺さらない人にはあまり刺さらない多肉植物」、そんな存在が「リトープス」に抱く印象です!
「リトープス」に限らず、ユニークな植物は好きなひとはとことんハマりますね!
まさに、植物の“沼”というやつです。
リトープスのタネまき後の経過
タネの購入
“リトープス 種子ミックス”を、植物のタネを取り扱っている多肉植物ワールドで購入しました!
「リトープス」のタネは折りたたまれた白い紙に入れられて送られてきました。
これまでも多肉植物ワールドからは、何回かタネを購入してきましたが、これまでは小さなビニール袋に入ってました。
「リトープス」のタネはとても小さく、誤って床にばらまいてしまったら、おそらくすべてのタネを見つけ出すのは困難だと思います。
タネのまき方
同じタイミングで育て始めた「コノフィツム」とタネのまき方は同じです。
タネのまき方については、そちらの記事で詳しくご紹介しているので、ご興味があればそちらも読んでみてください。
タネまき後70日目(2024年1月13日)
「リトープス」は手前の鉢に植わっています!
(奥の鉢では、夏型の多肉植物である「アガベ」をタネから育てています。)
タネをまいてから、すでに2か月以上経過しているのですが、米粒と比べてもあまり変わらないぐらいのサイズ感です。
コケが繁殖してしまっていて「リトープス」の存在が目立たなくなっているのもありますが、これが植物の赤ちゃんだと言われない限り、気付かないかもしれません!
タネまき後77日目(2024年1月20日)
さらに1週間が経過したところです。
用土は自宅で配合しているオリジナル培養土を使用していますが、“鹿沼土(かぬまつち)”を配合するとコケが生えやすいように思います。
鹿沼土は水はけもよく、濡れているときと湿っているときで土の色も変わるので、とても使いやすい用土です。
多肉植物の愛好家の中には、鹿沼土オンリーで植物を育てているひともいるぐらいです。
ただ、生命力の強いコケが育てている植物の周囲で繁殖してしまうのは、育てている植物にも良い影響は与えないので、タネをまく用土に鹿沼土は入れない方が無難かもしれません。
タネまき後88日目(2024年1月31日)
さらに約10日が経過しましたが、残念ながら、「リトープス」の成長がほとんど見られません!
特にタネから育てている植物の場合、土から上に出ている部分ではあまり成長を感じれなくても、土の下では根がすくすくと根が成長しているコトもあるので、根が成長している期間と捉えて、焦らずにこのまま育てていきます。
体内に多くの水分を蓄えることができる多肉植物でも、さすがにこの大きさでは体内に水をほとんど蓄えられないので、水切れには要注意なタイミングですね。
ある程度大きくなった「リトープス」であれば、用土が完全に乾いたら水やりをするのが通常の育て方ですが、この時点では表土が乾き始めたら、すぐに水やりをしています!
タネまき後224日目(2024年6月15日)
前回から約4か月半が経過した「リトープス」です!
4月に入り、気温も落ち着いてきたので、いまはベランダの育成スペースで午前中のみ日光のあたる場所で育てています。
鉢内は密集地帯になりましたが、かなり大きくなり株ごとの特徴も表れはじめました!
多肉植物の実生はタネをまいた直後は結構旺盛に成長し、一定期間成長が停滞してから、再び植物が旺盛に成長を開始する時期が訪れると感じています。
ただ、密集しすぎて周囲の「リトープス」との競争に敗れた株は、何株かすでにロスしているのではないでしょうか。
とてもタネが小さくてうまくまけなかったこともありますが、タネまきをしたときの配置が悪かったように思います。
また、これからも「リトープス」の成育が進んでいくにつれて、ライバルとの競争はより一層激しくなることでしょう。
いまは、植え替え時期ではないので秋ごろに植え替えをしてあげないと、株がぎゅうぎゅうになってしまっていますね。
(更新中)
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