硬派系のハオルチア
ハオルチア「十二の巻」(ジュウニノマキ)の基本情報
育 て 易 さ:★★☆☆☆
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★☆☆☆(100均ではあまり見かけない)
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):3~5℃)
耐 暑 性:★★★☆☆(夏の強い日差しには要注意)
原産地:南アフリカ(ケープ州)
花言葉:小さな愛
科・属:ツルボラン科・ハオルチア属
学 名:Haworthia fasciata(ハオルチア・ファスシアータ)
ハオルチア「十二の巻」(ジュウニノマキ)の成長記録
ダイソーで購入した「十二の巻(ジュウニノマキ)」の成長記録を付けていきます
2023年10月10日(October 10, 2023)
記録開始時の「十二の巻」の様子です。
さっそく植え替えようと思い、ビニールポットを傾けたところ、株ごと落ちてきました…。
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根元をよく確認してみても、根らしきものが見られません。
株が土に根付いていないため、ポロッとこぼれ落ちたようです。
根が生えていない(未発根)の状態で販売されていた
生産者側も販売者側も、しっかりと根が生えている「発根済」の株として認識していたと思います。
なにかの不手際で、根が生えていない「未発根株」が売り場に並んでしまったのかもしれません。
未発根の状態でもしばらく生きられる
「十二の巻」は、体内に多くの水分を蓄えている多肉植物の仲間です。
根が生えておらず、水を吸い上げられない状態がつづいても、すぐに枯れてしまうことはありません。
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発根済だと思って購入した株が、未発根だったのは残念です。
2024年9月23日(September 23, 2024)
「十二の巻」をお迎えしてから、もうすぐ1年が経過するところです。
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発根管理をしていますが、一向に発根する様子がありません…。
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水を溜めた容器に根元を浸ける「水耕栽培」を中心に、発根管理をつづけていますが、いまだに発根しません…。
徐々に「十二の巻」の下葉が枯れ込み、葉数が減ってきました。
残っている葉からも厚みがなくなってきたため、現状の「十二の巻」からは、貧弱な印象を受けます。
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まだ数か月は完全に枯れないと思いますが、ハオルチアの体力にも限界はあるため、さすがに焦ります…。
2025年6月6日(June 6, 2025)
「十二の巻」を購入してから、約1年8か月が経過しました。
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葉が外側に開き、葉のあいだから、あたらしい葉が顔を出しています
今まで動きがなかったため、ようやく土に中に根を張り、水を吸い上げはじめたのでしょう。
適温は15~20℃
「十二の巻」が過ごしやすい温度は15~20℃で、暖かい季節が好きな“春秋型”の植物に分類されます。
なるべく適温を保つことで、発根が促されます。
秋から春は、屋外の軒下で管理
お迎えしてから1年以上、20~25℃ほどの室内で、発根管理をつづけていました。
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温度変化が少ない環境は、刺激がなく発根が促進されないと考えたため、育成環境を変えることにしました。
株にあたらしい刺激を与えるために、秋以降は、日中と夜間で寒暖差がある屋外で管理しています。
また、同じタイミングで、土に植え込む「土耕」での管理に切り替えています。
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十二の巻にとって、少しスパルタな環境かもしれない…。
と考えましたが、未発根の植物は寒さにある程度強いため、今回も大丈夫だったようです。
「十二の巻」の成長を楽しめる環境が整うまで、購入から1年半以上の歳月がかかりましたが、今後の成長に期待しています
「十二の巻」を植えているスリット鉢については、以下の記事でメリットやデメリットを詳しく解説しています
多肉植物との相性がよい鉢なので、ご興味があればお読みください
(更新中)
「十二の巻」以外の多肉植物やサボテンも、100円ショップで購入し、その後の成長記録を付けています
以下の記事でまとめているため、ご興味があれば、あわせてお読みください


ハオルチア「十二の巻」(ジュウニノマキ)の育成環境
日当たり
ハオルチア属の「十二の巻」は、多肉植物の仲間ではめずらしく、強い光を必要としません。
直射日光に長時間当てると、葉焼けを起こすリスクが高まるため、屋外の日陰で管理するのがベストです。
自宅では、直射日光が当たらないラックの下段で管理しています。
風通しがよい環境で管理することで、葉焼けのリスクを下げられます。
「十二の巻」はある程度の寒さには耐えられるものの、暑さは苦手です。
以下の記事で、植物の暑さ対策をご紹介しているため、ご興味があればお読みください
水やり
「十二の巻」は、体内に多くの水分を蓄えているため、水やりは控えめにするのが基本の育て方です。
水やりをしすぎてしまうと、根腐れを起こすリスクが高まるため、土がしっかりと乾いてから水を与えるのが重要です。
自宅では、100円ショップ産の「十二の巻」以外にも同種を育成していますが、排水性や通気性に優れた培養土を使用していれば、一年中雨ざらしの環境でも調子を崩す様子はありません。
以下の記事で、自宅で使用している培養土の配合割合などを解説しています
アガベに焦点を当てた記事ですが、多肉植物全般に使用できる培養土なので、自宅で培養土を配合する場合は、参考にしてみてください
市販されている培養土の中で、おすすめなのは以下のものです。
2025年、園芸用土メーカーとして知名度が高い「プロトリーフ」さんから発売された培養土です。
排水性や通気性がよいだけでなく、硬質タイプの用土を使用しているため、粒が崩れにくく長持ちする特徴があります。
肥料
「十二の巻」は、栄養分の少ない土壌で暮らしているため、多くの肥料を与える必要はありません。
まったく肥料を与えなくても成長しますが、最高気温が15~20℃ほどの春と秋に少量の肥料を与えることで、健康的な成長を見せます。
自宅では、固形肥料(緩効性肥料)を培養土に混ぜて、使用しています。
今のところ、液体肥料は与えていません。
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