横浜『四季の森公園』の梅と桜~中山駅から徒歩で行けるお花見の名所~

早春を彩る『花木園』

横浜市緑区に位置する「四季の森公園」は、市民の憩いの場として親しまれている自然公園です。
新横浜駅から電車で約10分、中山駅から徒歩圏内という立地で、春夏秋冬、それぞれの季節のうつくしさを堪能できます。

中でも、梅と桜が咲き誇る早春は、「四季の森公園」がもっとも輝きを放つ季節と言えるでしょう

標高78mの展望台やジャンボすべり台など、子どもが楽しみやすいスポットもあります。
ソメイヨシノがあたらしい葉を広げ、春の準備を進めている様子も。

この記事では、「四季の森公園」に訪れ、梅と桜の花見を楽しんだときのことをご紹介します

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目次

神奈川県立「四季の森公園」の園内の様子

入園者を迎える「ハツユキカズラ」

まずは「ハツユキカズラ」が織りなす、緑のオブジェが来園者を迎えてくれます。

もはや元の形が分からないほど、植物がびっしりと覆っています。

筆者

噴水のようなカタチにも見えます。

「ハツユキカズラ」という名前は、新芽が白く、初雪をかぶったように見えることから名付けられています。
見た目のかわいらしさとは裏腹に、驚くほどの繁殖力をもつことも特徴のひとつ。
庭に植える際は注意が必要なほどですが、この公園では持ち前の生命力で、迫力あるオブジェをつくり上げています。

広大な公園を一望できる「展望台」

園内の奥へ進み、標高78mの展望台にたどり着きました。

標高78mの展望台からは、東京ドーム約10個分に相当する広大な公園全体を一望できます

夜景が見えるような高い場所ではありませんが、無料で入れる公園の展望台としては十分な高さです。
展望台から見下ろす景色は、見渡す限り「緑」。

筆者

どこまでも広がる木々の海に、心が洗われるようでした。

展望台から眺めた「四季の森公園」の景色。

この日はあいにくの曇り空でしたが、晴れた日に訪れたら、また違う景色が広がっていることでしょう。
大自然の中を歩き、新鮮な空気を吸い込む。それだけで、日々の疲れが癒されていくのを感じます。

子どもに人気の「ジャンボすべり台」

展望台の近くに、ひときわ目を引くジャンボすべり台を発見しました

筆者

木々に囲まれたコースを滑り降りる、スリル満点のジャンボすべり台は、見るからに楽しそうです。

残念ながら小雨が降っていたため、滑っている子どもはいませんでしたが、かなりの勢いが出そうです。

いちど滑り降りると、スタート地点まで戻るのが大変そうですが、子どもたちにとっては、遊びながら体力も鍛えられることでしょう。

ジャンボすべり台の使用時間
  • AM9:00~PM16:30
  • 雨天時は使用不可

梅の香りに包まれる「花木園」

ジャンボすべり台から少し歩くと、花木園が広がっています。

花木園は、2月上旬から3月上旬にかけて見頃を迎える梅の花の名所です。

「梅」の木々&花々

梅の周りには、ひとだかりがほとんどなく、ゆったりと花を愛でる時間が流れています。
梅の花は、一つひとつの開花期間は短くても、早咲きから遅咲きまでさまざまな品種が植えられているため、比較的長い期間にわたって楽しめます。

歴史を感じさせる個性的な樹形や、背伸びをせずとも間近で花を鑑賞できるのが、梅の大きな魅力です

筆者

天気のよい日には、お弁当をもって、梅の香りに包まれながらのんびり過ごすのもおすすめです。

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華やかな「桜」並木

梅の花だけでなく、桜も「四季の森公園」の見どころのひとつ

やや紅色が強く、ソメイヨシノとは少し違う雰囲気の桜が、春の陽光を浴びて輝いていました。

これからの成長期に向けて、あたらしい葉も広げはじめていました。

筆者

歩道より少し低い場所に植えられているので、すぐそばで花を鑑賞でき、桜の甘い香りがすぐそばに漂ってきます。

今回見つけたのはこの品種だけですが、ソメイヨシノやしだれ桜など、さまざまな桜が楽しめるのが「四季の森公園」です。

癒やしの空間、「池」

園内には、静かな池も広がっています。
この日は平日にもかかわらず、望遠レンズを構えたカメラマンが何人もいました。

ここは6月中旬から8月上旬にかけて、ホタルが舞う貴重なスポットですが、3月のこの時期、彼らが狙っているのはホタルではありません。
きっと、カワセミをカメラに収めようとしていたのでしょう。

カワセミがひっそりと暮らす池は、豊かな自然が残っている証です。

世代を超えて楽しめる「遊具広場」

じゃぶじゃぶ池の隣には、子どもから大人まで楽しめる遊具広場が広がっています。

衝撃を吸収する床材が使われているので、子どもと一緒に駆け回る大人も安心。

筆者

ボルダリングの壁があるのも、四季の森公園の特徴です。

その他のエリア

園内を歩いていると、伐採された樹木が、大量のキノコによって分解されている場所に出くわしました。

樹木にビッシリと生えたキノコの様子。

おそらくハカワラタケというキノコで、食用には適しませんが、森の土壌を豊かにし、自然の循環を支える大切な役割を担っています。

筆者

森の営みそのものを間近で見ているような、不思議な感動を覚えました。

イベント

「四季の森公園」は、訪れるだけでも楽しい場所ですが、さらに自然を満喫できるイベントも随時開催されています。
昔は公園で鬼ごっこやスポーツに夢中になっていましたが、現代ではゲームで遊ぶ子どもたちも増えました。

「草笛教室」や「キャンプイベント」など、普段なかなかできない遊びを体験するよい機会になるでしょう

四季の森公園を気持ちよく利用するためのルール

四季の森公園を安全に、そして気持ちよく利用するために、以下のスポーツなどは禁止事項として定められています

  • サッカー
  • 野球
  • スケートボード
  • ローラースケート
  • キックボード
筆者

みんなが気持ちよく過ごせるよう、ルールを守って利用しましょう。

さいごに:訪問前に知っておきたいこと

「四季の森公園」は、坂道や階段、未舗装の道が多いので、歩きやすいスニーカーでの来園をおすすめします。
ヒールやサンダルは避け、足元に気を付けて散策を楽しんでください。

特に雨上がりは道が滑りやすくなるので、注意が必要です

また園内にはマムシが出ることもあるため、足元をよく確認しながら歩くように、注意喚起を促す看板も立てられています。

舗装されていない園内の道。

一部のエリアは、「ナラ枯れ」という病気や、伐採した木が引っかかった「かかり木」の影響で立ち入り禁止になっていました。

筆者

一日も早く、本来のすがたを取り戻してほしいところです。

まとめ

この記事では、JR中山駅からアクセスしやすい「四季の森公園」の早春の魅力をお伝えしました。

梅林が広がる「花木園」は、特に平日は来園者がまばらで、静かに花を愛でるのに最適な場所です

桜に比べると控えめな印象ですが、間近で鑑賞できる梅の花の可憐さや、ユニークな樹形が魅力のひとつ。
また、園内の池ではカワセミを撮影する愛好家に出逢ったり、遊具広場ではボルダリングの壁を見つけたりと、さまざまな発見がありました。

四季折々の自然の恵みを享受できる「四季の森公園」に、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか!?

ちなみに、以下の記事では、神奈川や東京都のおすすめお花見スポットをまとめてご紹介しています
「四季の森公園」以外にも、ステキなスポットがあるので、ご興味があればチェックしてみてください

神奈川県立「四季の森公園」の基本情報

住所&アクセス

≪住所≫
神奈川県横浜市緑区寺山町291

≪アクセス(徒歩)≫
 →JR横浜線または、横浜市営地下鉄グリーンライン「中山駅」から約15分
≪アクセス(バス)≫
 →最寄りの停留所は「長坂」または「西ひかりが丘」
 (「中山駅」か相鉄本線「鶴ヶ峰駅」からバス)

≪アクセス(車)≫
駐車場あり

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