【入場無料】川崎市緑化センターで様々な植物に出逢う!温室がある植物園

神奈川県の植物スポット

神奈川県内で植物に癒されるスポットを知りたい!

そんな方におすすめなのが、川崎市にある「川崎市緑化センター」です

「川崎市緑化センター」は環境の保護や、緑化の推進活動を目的とした施設です。
無料で入園できる「川崎市緑化センター」には、屋外の観賞エリアはもちろん、冬でも暖かい温室があります。
めずらしい植物から、おなじみの観葉植物まで、たくさんの緑と花々を楽しめるスポットです

この記事では、実際に「川崎市緑化センター」を訪れたときの様子をご紹介します

目次

川崎市緑化センターの周辺環境

最寄り駅の宿河原(しゅくがわら)駅は、落ち着いた空気に包まれている

「川崎市緑化センター」は、JR南武線「宿河原(しゅくがわら)駅」から徒歩7分の場所にあります。

「宿河原駅」の周辺には“下町”の雰囲気が流れ、落ち着いた空気に包まれていました。

「宿河原駅」の改札口の様子。

途中の道には「宿河原浴場」がある

宿河原駅から「川崎市緑化センター」へ向かう途中の道には、「宿河原浴場」があります。

「宿河原浴場」の外観。

宿河原駅の落ち着いた雰囲気に、よく馴染んでいました。

筆者

浴場が好きな方は、川崎市緑化センターを訪れたときに、立ち寄ってみてもよいでしょう。

「二ケ領(にかりょう)用水」沿いの歩道を通る

宿河原駅からの最短ルートで「川崎市緑化センター」に向かうと、「二ケ領(にかりょう)用水」沿いの道を歩くことになります。
「二ケ領用水」には、さまざまな生き物が暮らしています。

二ケ領用水に暮らす生き物
  • 在来魚(オイカワ、フナ など)
  • カエル
  • カニ など
筆者

歩道からでも、コイとカモのすがたが確認できました。
かつては、カワウソやホタルも暮らしていたのだそうです。

せせらぎが聞こえてくる二ケ領用水。

「二ケ領用水」沿いにそびえ立つのは、桜の木々なので、春のお花見シーズンには満開の桜で埋め尽くされるのでしょう

筆者

水面にも映し返されるであろう、桜の花々を、いちど拝んでみたいものです!

川崎市緑化センター内の様子

「川崎市緑化センター」は無料で入れる施設なので、敷地面積は広くなく、植物の数は多くないと思っていました。

ただし実際には、無料とは思えないクオリティで、多くの植物で溢れていました

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温室「トロピカルゾーン」

まずは、温室「トロピカルゾーン」からです。

温室「トロピカルゾーン」

トロピカルゾーンでは、観葉植物として親しまれている品種が、気持ちよさそうに日光浴をしていました

筆者

足元から天井まで緑の葉が広がっているため、トロピカルゾーンに足を踏み入れると、植物に包まれたような感覚になります。

温室は、日照量が減るというデメリットがある一方で、寒い季節には南国の植物を守ってくれます。
この日、外の最高気温は10℃でしたが、トロピカルゾーン内の温度計は24.4℃を示していました。

筆者

暖房を使わず、天井が開放されているにも関わらず、これほどの暖かさを保てることに驚きます。

もし温室を閉め切っていれば、もっと暖かくできると思いますが、植物にとってはちょうどよいのでしょう。
植物が快適に感じる温度は、人間にとっても過ごしやすく、冬でも寒さに震えることなく植物をゆっくり鑑賞できるのは魅力です

ヒトデカズラ(フィロデンドロン)

トロピカルゾーンの中で、最初に目に留まった植物は「ヒトデカズラ(フィロデンドロン)」です

存在感を放つヒトデカズラ。
学名は「フィロデンドロン・セローム」です。

「ヒトデカズラ」は、その強い生命力ゆえに要注意な外来植物として知られる一方、そのユニークなすがたから人気の高い植物です。

筆者

宇宙人のような根の形状は、今にも歩き出しそうで、いちど見たら忘れられません。

パキラ・アクアティカ

そのすぐ近くでは「パキラ」が、シャープな葉を茂らせていました。

市場に出回る多くのパキラは「グラブラ」という品種ですが、トロピカルゾーンでは「アクアティカ」という品種に出逢えました。
グラブラとアクアティカを比べると、咲かせる花の色や幹の大きさなどが異なりますが、見た目はとてもよく似ています。

筆者

これほど幹が分かれているパキラは、なかなか見られないため、植物園ならではのスケールの大きさを感じました!

ちなみに「フィロデンドロン」や「パキラ」は、100円ショップでもよく見かける観葉植物で、自宅でも育てています
以下の記事では、100円ショップで入手した観葉植物の成長記録などをご紹介しています

ブーゲンビレア

トロピカルゾーンで、ひと際目を引いたのは、天井をあざやかな紫色に染める「ブーゲンビレア」です

見ごとな花が咲き誇るエリア。

真下から見上げる満開の花は、太陽の光を浴びてより一層キレイに輝き、他の来場者もその光景を写真に収めていました。

多肉植物

「ブーゲンビレア」の下をくぐり、トロピカルゾーンの奥に歩を進めると、多肉植物のエリアが広がります。

さまざまな多肉植物が集うエリア。
トロピカルゾーンに集結する多肉植物
  • アデニウム
    • 花がキレイなことから‟砂漠のバラ”とも称される
  • パキポディウム
    • 根や茎を肥大させる塊根植物の人気種
  • ユーフォルビア・ホワイトゴースト
    • 園芸店だけではなく、オシャレな雑貨屋さんなどでも見かける
筆者

園芸店ではコンパクトでかわいらしい多肉植物の販売が多いですが、川崎市緑化センターではダイナミックに成長し、迫力あるすがたで楽しませてくれます。

‟サボテンの王様”と称され、昔から親しまれている「キンシャチ」から最近人気の品種まで、新旧の多肉植物がにぎやかに暮らしていました。

温室なので天候を気にせず、ゆっくりと植物鑑賞を楽しめるのは、うれしいポイントです

ラン温室

トロピカルゾーンと隣接する「ラン温室」では、多種多様なランが育っていました。

「川崎市緑化センター」を訪れたのは、2月上旬。
一般的にランは4~5月ごろに開花しますが、ラン温室では季節に関係なく、花を咲かせている株もありました。

温度を調整することで、季節に関係なく花を楽しめるのは、温室ならではの魅力です

ラン温室の全景。
筆者

たくさんのランの鉢が並んでいるので、開花時期は、さらにうつくしい光景が広がりそうです。

緑の相談所(管理事務所)

敷地内には、「緑の相談所(管理事務所)」もあります。

緑の相談所でできること
  • 植物に関する質問&相談
  • 展示会や講習会の開催
筆者

この日は、もみ殻を取って玄米にする体験が行われており、親子で体験されている方がいらっしゃいました。

植物に興味を持ってもらうための、さまざまなイベントが開催されているようです。
市民の緑化技術の向上を目的としているため、気軽に利用してみてもよいかもしれません。

ちなみに「緑の相談所」の前には、色とりどりの季節の花々が飾られていました

筆者

ちなみにインターネットでも、緑に関する相談ができるようです。

敷地内の落葉樹

2月の「川崎市緑化センター」は、多くの落葉樹が葉を落とし、春の芽吹きに向けた準備を進めていました。

落葉樹が立ち並ぶエリア。
筆者

冬は、寂しい光景が広がっています。

ウメ

そんな中で、ひときわ目を奪われたのがウメの木です。
他の木々が眠っている中、いち早く目覚め、純白の花を咲かせていました。

敷地内に咲いていたウメの花。

きっとウメは、他の植物よりひと足先に咲くことで、受粉を助けてくれる虫を独り占めしてきたのでしょう。

筆者

厳しい冬を乗り越え、力強く花を咲かせるウメのすがたから、植物のたくましさを感じました。

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川崎市緑化センターのまとめ

「川崎市緑化センター」は、冬でも暖かい温室があるため、季節を問わずに植物を楽しめるスポットです

温室の中には、観葉植物や多肉植物、ランなどが元気に育っており、いつ訪れても癒しを感じられます。
普段は立ち入り禁止になっている盆栽エリアもありますが、イベント時には、開放されているのかもしれません。

「川崎市緑化センター」はコンパクトですが、休憩所も設けられているため、のんびりと過ごすのに最適です。

植物園を最大限に楽しむなら、

なんで、こんなにユニークなすがたに進化したのだろう?

このタイミングで花を咲かせる理由は?

と植物をただ眺めるだけでなく、その成長の背景を想像してみると、楽しみ方が広がるはずです。
お近くにお住まいの方は、いちど「川崎市緑化センター」に足を運んでみてはいかがでしょうか!?

以下の記事では、これまで実際に訪れた植物園をまとめてご紹介しています
「川崎市緑化センター」以外にも、おすすめな植物園があるため、ご興味があればチェックしてみてください

川崎市緑化センターの基本情報

入園料

無料

住所&アクセス

【住所】
神奈川県川崎市多摩区宿河原6-14-1

【アクセス】
JR南武線「宿河原駅」より徒歩約7分
駐車場4台(内1台は身体障がい者専用)

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