Feel Green~色とりどりの草花で、四季を感じる~
環境の保護や緑化の推進活動を目的とした施設、神奈川県川崎市に位置する「川崎市緑化センター」をご紹介します!
川崎市緑化センターの最寄り駅はJR南武線の「宿河原駅」です。
初めて下りた駅でしたが、下町といった感じで、どこか馴染みやすい雰囲気が漂う駅でした!
川崎市緑化センターは駅から歩いて7分の距離にありますが、途中には「宿河原浴場」という昔ながらの温泉もあります!
中には入りませんでしたが、宿河原駅に馴染むような地元の方から長年にわたって愛されている感じの温泉でした!
「宿河原浴場」を通り過ぎると、「二ケ領用水」という用水路を歩いて行きます!
「二ケ領用水」にはコイが泳いでいたのと、カモが何羽も水面を泳いでいて、生き物に富んでいる用水路です。
宿河原の近くには「緑ヶ丘霊園」という有名なサクラスポットがあるようですが、「二ケ領用水」脇に生えているのもサクラの木なので、春には満開のサクラで埋め尽くされるのでしょう!
水面にも映し返されるであろう、ピンク色のサクラを一度は拝んでみたいです!
川崎市緑化センター内の様子
川崎市緑化センターは入場料が無料なので、正直敷地内も広くはなくすぐに見終わるかと思いましたが、想像していたよりもいろいろな植物の緑で溢れていました!
立ち入り禁止エリアになっていましたが、立派な盆栽がいくつも並んでいるエリアもありました!
なにかイベントが開催される際などは、盆栽のすぐ近くまで行けるのかもしれませんね。
温室「トロピカルゾーン」
まずは、温室からです!
ここのエリアには、ガーデニングショップでもよく見かける観葉植物がぬくぬくと育っていました!
植物にハマっていると、いつか自分でも持ちたいと憧れを抱く「温室」。
ビニールやガラスを通すだけで、光や紫外線の量は少なくなってしまうので、強い光を好む植物にはすこし物足りない環境となりますが、寒い冬でも暖かい温度を保つことができる温室は、特に南国などの暖かい環境で育っている植物を育てるのには向いています!
この日は真冬で最高気温も10℃程度でしたが、温室内の温度は24.4℃!
温室内の天井部分は開放されていましたが、その状態でもこの温度なので、天井を閉め切られていたら30℃は軽く超えているのかもしれません。
24.4℃は植物にとっても、人間にとっても過ごしやすい温度ですね!
温室内では「ヒトデカズラ」や「パキラ」などが育てられていました。
「ヒトデカズラ」は、強すぎる植物ゆえに一部の地域では要注意な外来植物として警戒されているようですが、たしかに強そうな見た目をしています!
根が足にも見えるので、どこかの星の生物にも見えます。
いまにも歩き出しそうな佇まいをしていますが、そのユニークな見た目から人気も高い植物のひとつ。
あまり分頭しているパキラは見たことがありませんが、こんなに分頭する植物なのでしょうか。
それとも、複数のパキラが同じ鉢に植わっているのでしょうか。
詳細は分かりませんが、背の高さはそこまで高くないものの、植物園規格な迫力のある「パキラ」でした!
100均の植物コーナーでも、時たまみかけるメジャーな植物ですね。
そしてこの温室で最も目立っていたのは、温室の天井の一部を紫色のお花で彩っていた「ブーゲンビレア」です!
真下から見上げるブーゲンビレアはとても美しかったです!
そして温室を奥に進んだエリアでは、多肉植物が育てられていました!
美しいお花を咲かせることから砂漠のバラとも称される「アデニウム」や「パキポディウム」、オシャレな雑貨屋さんなどでも見かけるユーフォルビアの「ホワイトゴースト」など、ガーデニングショップでも人気な品種が気持ちよさそうに過ごしている温室です!
サボテンの王様「キンシャチ」などの昔からある品種と、今人気のある品種がどちらも育っていている賑やかな温室でした!
ラン温室
続いて、「トロピカルゾーン」と隣接しているもう一つの温室、「ラン温室」へ!
ここでは、その名のとおり多くのランが育てられていました。
通常だと、ランは4~5月ごろの暖かくなってきたタイミングで開花するようですが、こちらの温室内では開花しているランもいくつかありました!
ランに限ったことではないですが、温室がなくても、温度を上げることができれば開花を促すことができるようです。
緑の相談所(管理事務所)
「川崎市緑化センター」の敷地内には、植物のことを相談できる施設もあり、建物内では講習会も開かれているようです。
おうかがいした時には、もみ殻をとる体験ができるコーナーがあり、親子で体験されている方がいました!
施設内では、少しでも植物に興味をもってもらえるような、いろいろな取り組みが展開されているようです。
そして相談所の前には、色とりどりの季節のお花が飾られていました!
「川崎市緑化センター」で植物に興味を持たれた方から、植物学者が排出されることもあるかもしれません。
敷地内の落葉樹
わたしが「川崎市緑化センター」に行ったタイミングは2月だったので、落葉樹は秋まで付けていた葉を落として、春からの成長期に備えているタイミングでした!
ただし、落葉樹の中でも、ウメの木は目覚めとともに花を開かせていました!
ウメは少し早めに目覚めて、他の植物が花を咲かせない季節に花を咲かせる差別化の戦略で、ここまで生き残ってきた植物なのだと思います!
なにげなく目に入る植物であっても、「なんでこのカタチに成長したのか?」「どうしてこういう花を咲かせているのか?」と考えることが結構好きだったりします。
センター内には少し落葉樹が多いので、暖かい季節に行った方がより多くの緑と出会えると思いますが、温室内には年中緑が生い茂った観葉植物や多肉植物、ランが元気よく育っている姿を見ることもできます!
また、キレイなお花もお待ちかねな「川崎氏緑化センター」!
そこまで大きい施設ではありませんが、センター内には休憩所もあるので、のどかな環境で癒されること間違いなしの川崎市緑化センターのご紹介でした!
川崎市内にお住まいの方やJR南武線沿いにお住まいの方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか!?
入園料がかからない点も、お気軽に足を運ぶことのできる嬉しいポイントのひとつですね!
川崎市緑化センターの基本情報
入園料
無料
住所・アクセス
神奈川県川崎市多摩区宿河原6-14-1
JR南武線「宿河原駅」より徒歩約7分
駐車場4台(内1台は身体障がい者専用)
開園時間・定休日
- 春夏秋期
- AM9:00〜PM4:30(3月1日~10月末日)
- 冬期
- AM9:00〜PM4:00(11月1日~翌年2月末日)
- 月曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
電話番号・公式HP
TEL:044-911-2177
川崎市緑化センターの公式HP
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