町田薬師池公園:四季彩の杜に行ってきた話~民権の森公園・ふるさと農具館編~

植物の名所

町田市にある薬師池公園の周辺施設「民権の森公園」、そして「ふるさと農具館」のご紹介をします!

薬師池公園については、別の記事で書いています。

目次

町田薬師池公園:四季彩の杜

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「町田薬師池公園:四季彩の杜」は、さまざまな施設から成り立っています。

各施設の一部
  • 薬師池公園
  • 町田リス園
  • 町田ダリア園
  • 町田ぼたん園(ぼたん園開園期間以外は、民権の森公園)
  • 町田えびね苑
  • ふるさと農具館  他

午前中に休日出勤をして町田駅でランチをし、その後に町田薬師池公園:四季彩の杜に行きましたが、すべての施設を見て回るのはできずじまいで、今回は「民権の森公園」「ふるさと農具館」に行ってきました!

期間限定でしか入れない施設もあるので、行く前に公式HPをチェックすることと、多くの施設を見に行くのであれば、早い時間帯から行くことをオススメします!

あえて残念なところをお伝えすると、施設ごとに開園期間や休みが違い、全ての施設を1日で回るのはできないところですね。

民権の森公園(町田ぼたん園)

町田ぼたん園は、4月下旬から5月上旬まで有料開園しますが、それ以外の期間は民権の森公園として無料開園しています。

今回はぼたん園の開園期間以外でしたので、民権の森公園ということになりますが、ぼたんの開花はなくともいくつかお花を拝むことができました!

スイセンの仲間

ネームプレートがなかったもので、詳しい名前は分かりかねますが、こちらは「ラッパスイセン」でしょうか。

お花の中央部分がラッパのような形になることから名付けられている名前で、黄色だけではなく白いラッパスイセンも存在し、ヒガンバナの仲間に所属する植物です。

ボケ

“ボケ”と聞くとよくないことばに聞こえますが、名前の由来は果実が「瓜」に似ていて、瓜をつける木であることから「木瓜」と書き“もけ”と呼ばれていたものが、「ぼけ」に変わっていったというのが有力説です。

名前は少し同情すらしてしまいそうですが、ボケは盆栽でもよく見かける品種で、開花時期は品種によりまったく異なることから、一年中お花を見ることができるお花の一つ!

バラ科の植物で、ボケの木にもするどいトゲがあるので取り扱いには要注意です。

町田薬師池公園に、たくさんの梅が咲いていましたが、民権の森公園でも梅のお花を見ることができました!

ぼたんの花を見れなかったのは残念ですが、季節ごとのお花を見ることができ、のんびりとした雰囲気のなかをお散歩するにはちょうどよい公園でした!

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ふるさと農具館

続いて、ふるさと農具館です!

ふるさと農具館は「ふれあい館」「パネル館」の2つの建物に分かれており、「ふれあい館」ではスタッフの方はいないなか、フリーで置かれている農具を見て回るスタイルで、一方の「パネル館」では温かいスタッフの方がイスを準備してくれて、10分(15分?)程度の農具などの歴史についての映像を見せて、とてもアットホームな雰囲気に包まれている施設でした!

ふれあい館

まずは、フリースタイル制がとられているふれあい館から!

麦作・畑作と農具コーナー

館内はいくつかのコーナーに分かれていて、見るからに勉強になりそうなものばりが置かれていました!

そして、歴史的にも貴重そうなものが多いので、無人の環境で盗難等が起きないようにと願ってしまうほど。

小麦粉が有名な小麦、そして大麦など、パンやビールなどの食品に用いられるだけでなく、麦わら帽子などにも用いられていますが、ここでは下記のような道具や農作物が展示されていました!

展示品の一部
  • 縄ない機
    • ワラからひもを作るときに使われる道具
  • 玄米、もみ殻、もみ
    • 成熟したもみが収穫されて、もみ殻と玄米に分けられる
  • 唐臼(からうす)
    • もみを、もみ殻と玄米に分ける道具
  • 三本鍬(さんぼんくわ)、四本鍬(よんほんくわ)
    • 畑を耕したり、作物を掘り起こすときに使われる道具
  • 万能鍬(ばんのうくわ)
    • 肥料を土になじませるときに使われる道具

稲作と農具コーナー

町田の稲作は、田植えをせずに直播きをする「ツミ田」と、深い場所では腰までもぐって稲作をする「ドブッ田」という方法が用いられていたのだとか。

今では、見かけることのない稲作の方法ですね。

お米は、昔から日本の食生活にはなくてはならない存在!

そんな、稲作コーナーでの展示物されていたのは下記のような道具です。

展示品の一部
  • 田の草取り機
    • 田の草を取るときに使われる道具
  • 稲刈り機
    • 稲を刈るときに使われる道具

ここの稲作コーナーが、ふれあい館のなかで一番大きかったように思います。
稲作には昔から重要視されていて、当時からいろいろな道具が開発されていた。ということかもしれませんね。

養蚕コーナー

個人的に、一番興味惹かれたコーナーがこちらの養蚕(ようさん)コーナーでした!

育てている虫からとれたモノを人々の生活に使用することは、小学校では学んでいたものの、とても興味深い分野です。

蚕は、大きくなると蛾になりますが、蛾になった個体の一部はまた蚕をつくるために飼うのだと思いますが、それ以外の蛾はそのまま放流されていたのでしょうか!?
もし自然界に放流していたとすれば、昔は今よりもずっと多くの蛾が多く飛んでいたのかもしれませんね。

展示品の一部
  • 種紙(たねがみ)
    • 和紙の表面に種付けしたもの
  • 鍬の葉切り機
    • 小さな蚕に葉を与えるために、葉を細かく切断するもの
  • 糸網(いとあみ)
    • 蚕のふんを取り除くときに使われる道具

運搬具と大工道具コーナー・衣と暮らしコーナー

他にも運搬具や大道具、さらに昔の町田民が来ていた洋服を展示されているコーナーもありました!

パネル館

続いてもう一つの建物「パネル館」へ!

地元でとれたハンカチの木の実や、スズメバチの巣などが展示されていて、地元密着型の施設からは“町田への愛”が伝わってくるとても感慨深くなる施設です。

以上!

「町田薬師池公園:四季彩の杜」のなかにある一部の施設「民権の森公園」と、「ふるさと農具館」についてご紹介しました!

町田の歴史を知るキッカケの一つになるかも!?

町田市内で、休みを一日つかって自然に癒されたいならオススメのスポットです!

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