乾燥した季節を乗り切る
冬の季節は寒いだけではなく、雨も少なく「乾燥」が進むモノ。
手指や肌の乾燥対策として「ハンドクリーム」や「ボディクリーム」が、唇の乾燥対策として「リップクリーム」を使用することが増えます。
また、室内の乾燥対策として「加湿器」が稼働する出番にもなりますね!
観葉植物の多くはジャングルのような湿度の高いところで暮らしており、暖かい温度とジメジメした多湿を好む品種が多く、環境が合えばグングン成長をする生き物です。
逆に低い温度、そして乾燥が進んだ環境では調子を崩すことがあるので、冬の季節には暖かくして湿度を上げることにより、観葉植物が本来暮らしている環境に近づけることが重要になります。
加湿器などを使用して湿度そのものを上げることも乾燥への対策となりますが、植物の葉に霧吹きで水をかける「葉水(はみず)」も乾燥対策としては有効な方法です!
葉水用の霧吹きとして、100円ショップで葉水用の霧吹きとして使用できる、ミストの「スプレーボトル」を見つけたので、ご紹介します!
葉水の効果
「葉水」の効果は、乾燥への対策だけに留まらず、他にもいくつかあります!
ひとつずつ、確認していきましょう!
害虫の予防
観葉植物には、様々な種類の害虫が発生し、樹液を吸うことで植物を弱らせてしまうことも。
特に「ハダニ」や「カイガラムシ」、「アブラムシ」は、多くの害虫の中でも被害が多い存在です。
中には「ナメクジ」などの湿った環境を好む害虫もいますが、「ハダニ」などの害虫は乾燥した環境を好み、湿気のある環境は得意としていません。
害虫は発生してしまうと厄介な存在となりますが、葉水を行い葉に湿気を与えることで、害虫が嫌がる環境をつくり出すことができます。
その結果、害虫の発生を予防することができるでしょう。
コバエの発生対策は、別の記事で詳しく書いていますので、よろしければお読みください。
成長の促進・根腐れの防止
観葉植物を長く育てていると、葉の表面にホコリなどの汚れがついてしまうことがあります。
雨があたる環境では、雨水によって葉の表面につく汚れを流してくれますが、雨のあたらない場所や室内で植物を育てている場合には、葉の表面にホコリなどの汚れが堆積しやすくなります。
葉水を行うことでホコリなどを除去することができ、葉の表面がキレイな状態に保たれるため、効率的な光合成が行えるようにもつながるでしょう。
また、植物は「根」からだけではなく「葉」からも、水分を体内に取り入れているものです。
冬の間に根から吸水してもらおうと、多くの水を与えると、土がいつまでも乾かずに根腐れのリスクを高めることにも。
葉水を行うことで植物が必要としている水分を適切に与えることができ、根腐れのリスクを回避することもできるので、植物の継続的な成長を促進することにもつながります。
体温の調整
暑い季節は、ひとも汗をかくことで体温調整をしていますが、植物も同じように植物は葉から水分を体外に放出することで、体温が暑くなりすぎないように調整しています。
この植物が水分を体外に放出する速度が間にあわないと、葉の温度が上昇しすぎてしまい、葉焼けを起こしてしまうリスクが高まることにも。
葉水を与えた水分が植物の葉の表面から蒸発することで、熱を逃がす、「気化熱」の効果を得やすくなります。
ただし、強い直射日光があたるタイミングで葉水を与えてしまうと、レンズ効果で葉にダメージを与えてしまう可能性があるので、注意が必要です
冬の季節は温度がそこまで上がらないので、体温調整を行う必要性は高くありませんが、他の季節では有効に働く葉水の効果のひとつですね!
ダイソーのスプレーボトル
ここからは、100円ショップの売り場で見つけた、観葉植物に使用できる“葉水グッズ”の紹介です!
わたしが購入してきたお店は、ふたつの100円ショップ。
「ダイソー(DAISO)」と、「セリア(Seria)」です!
まずは、ダイソーで購入してきた葉水グッズから!
スプレーボトルの見た目
ダイソーのスプレーボトルは、わりと濃いめの緑色をしたもの。
取り扱いはこの色のみで、ほかのカラーバリエーションは見当たりませんでした。
この色であれば、育てている植物の近くに置いといても、違和感がなさそうです。
たくさん植物を育てている場所に置くと、周囲の植物に溶け込みすぎて、どこにあるか分からなくなることも・・・!?
パッケージには『ひと握りで ミストが長く続く!スプレーボトル!』と書かれていました。
100円ショップで売られているグッズは、ガーデニンググッズの売り場になくても、代用できるものが置かれていることがあります!
今回も、なにか良いガーデニンググッズがないか店内を物色していたところ、『ミストが長く続く~』というキャッチフレーズに目がとまり、興味がわいたので購入してきました!
そして、自宅の室内で育てている観葉植物へ葉水してみることに!
スプレーボトルの使用感
実際に使用してみた感じ、たしかにパッケージに記載されている通り、ほかの霧吹きと比べると細かいミストがでてきます。
また、普通の霧吹きと比べると、1プッシュで長い時間水が出続けます!
水が出ている間に間髪入れず、「2プッシュ・3プッシュ・4プッシュ」と続けてトリガーを握ることで、ミストを止めることなく出し続けることができるところも、他の霧吹きと違う点でした!
肥料や薬剤などを散布するときに使用される園芸グッズには噴霧器(ふんむき)がありますが、噴霧器の簡易的なモノという使用感です。
広角の調整機能
ダイソーのスプレーボトルでは、先端部分にあるノズルを左右に回すことで、ミストシャワーの範囲(広角)を調整することができます!
試しに広角範囲を狭くしてトリガーを握ってみたところ、想像していたよりもかなり水がまっすぐ飛んでいきました。
イメージで言うと、夏に水遊びで使われる水鉄砲のような勢い。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんのおもちゃ道具にならないように、置き場所には注意が必要かもしれません
実際に観葉植物に使用するときには、広角範囲は広めに設定して、しっかりミスト効果が発揮できるように調整することで、植物の葉にまんべんなく与えることができるでしょう!
セリアのスプレーボトル
つづいて、セリアで購入したスプレーボトルです!
スプレーボトルの見た目
セリアのスプレーボトルも、カラーバリエーションは一色のみ。
こちらは緑色ではなく、真っ白な見た目をしているものでした。
スプレータイプの整髪料に、このような見た目をしたものがあっても、違和感がありません。
このスプレーボトルは、園芸コーナーではなく、洗剤ボトルなどを扱っているキッチンコーナーに置いてありました。
ダイソーのスプレーボトルとの違いは、もちろん見た目もそうですが、セリアで売られているスプレーボトルには先端部分に広角を調整するノズルが付いていませんね。
スプレーボトルの使用感
セリアで購入してきたものも、実際に自宅で使用してみました!
セリアのスプレーボトルも、水が出ているときに続けてトリガーを握ることで、ミストを出し続けることができます!
ダイソーとセリアのスプレーボトル比較
スプレーボトルは売り場で見たときよりも、実際に使用してみたらコスパの良い商品だと感じました!
ただ、個人的には既にほかの霧吹きを持っているのであれば、新たに買い足す必要はないかとも思いました。
観葉植物を育てているひとには、どちらのスプレーボトルもオススメできますが、ダイソーのものとセリアのものの違いは、下記の4つだと思います!
販売会社 | DAISO | Seria |
販売価格(税込) | 220円 | 110円 |
カラーバリエーション | ダークグリーンのみ | ホワイトのみ |
広角機能の有無 | 有 | 無 |
ミスト放射時間 | Seriaより少し長め | DAISOより少し短め |
観葉植物のなかにも頻繁に葉水を行うことを苦手とする品種もいますが、基本的にはこまめな葉水は観葉植物にとっては喜ばれることです!
わたしはこれまでスプレーボトルで葉水をあまりしたことがなく、今回は新しい感覚でもあったので、葉水を行うのが楽しくなりました!
最近では、DAISOやSeria以外の100円ショップでも同じような商品が置いてありますし、少し金額は上がりますが、Amazon等でも購入することはできます!
以上です!
他にもオススメの商品を見つけたら、紹介していきます!
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