大倉山公園梅林に行き、ウメの花を堪能してきました:横浜市内で植物を楽しむ

1931年からの歴史ある梅林

ウメの木はまだだいぶ寒い季節から開花をし始めて、春の開花シーズンよりも、ひときわ早いスタートダッシュを決める植物の1つ。

現代の日本では、サクラの開花時期にはお花見で人だかりができるほど人気の高い植物ですが、昔はウメの方が人気のあった時代もありました!

実際に、ウメの花はサクラの花に負けず劣らずとてもキレイです!

今回は、「大倉山公園梅林」に行ったときのご紹介となります!

目次

園内の様子

スポンサーリンク

園内に入って、まずは「大倉山公園 梅林マップ」を確認。

園内のウメの種類は46種類、ウメの本数は約220本、梅林面積は約1.1ha(ヘクタール)ということです!

「ヘクタール」は、日常的に使用することがないのでどれぐらいの大きさか分からなくなりますが、10,000㎡のことです。
10,000㎡は「100m×100m」のことなので、無料で入れる梅林なのになかなかの大きさですね!

梅林マップにはウメの種類がいろいろと書いてありましたが、1月下旬から3月上旬ごろがウメの開花時期です。

マップの確認もほどほどにして、園内を実際に見て回ることに!

淡路枝垂(あわじしだれ)

まず、目に留まったのは枝が垂れ下がっているウメです!
淡路枝垂(あわじしだれ)という品種で、この日はまだ咲き始めという段階でしたが、ウメの木にしては少し背の高い位置から垂れ下がっている枝と、ピンク色のお花が印象に残る品種でした!

また、園内では小さな滝とまではいえませんが、せせらぎの音が聞こえてくる水も流れていました!

植物と合う風情のある光景と音色で、何も考えずに現実逃避もできそうです!

蓬莱(ほうらい)

続いて、目の前に現れたのは蓬莱(ほうらい)という品種です。

大人の目線の高さで、真っ白なお花をたくさん咲かせていました。

豊後(ぶんご)

こちらは、薄いピンク色のお花を咲かせていました。

豊後(ぶんご)は大分県原産のウメで、ウメとあんずの交配種として知られている品種です。

ウメ自体が寒さに強い植物ですが、この品種はウメの中でも特に寒さに高く、東北の青森県でも栽培が盛んでウメ酒に使われることもあります。
お酒が好きな方は、知らないうちに一度は口にしたことがあるかもしれませんね!

内裏(だいり)

白いお花に戻りまして、内裏(だいり)という品種も開花時期を迎えていました!

この日は雲一つない日本晴れで、日の光を浴びている姿が気持ちよさそうに見えます。

ウメは「早咲き」から「遅咲き」まで、さまざまな品種があるので、違うタイミングで行けばまた違ったウメが開花していることでしょう。

メタセコイア

スポンサーリンク

園内には、ウメの木以外にも大迫力な植物がいました。

樹高が30m~40mぐらいありそうなメタセコイアが、まるで「大倉山公園梅林の番人」のように園内を見守っている姿は、実際に行ったヒトだけが感じ取れる迫力感です!

落葉している状態でも迫力満点だったので、葉を展開させたら迫力感あふれる存在間違いなし!と感じました。

ちなみに、メタセコイアは以前に絶滅していたと考えられていたことから、「生きた化石」とも呼ばれている品種です。

園内の北東側

せっかく来たので、北東側にある出入り口付近も散策してみることに。

緩やかな階段が続いていて、軽いピクニックに来たような錯覚に!

大倉山公園梅林には長い歴史がありますが、階段の木が腐食しているなどのことは一切なく、管理が行き届いている施設だと感じました!

園内にあるお手洗いも、改修工事をしたばかりなのか、ピカピカです!

白加賀(しろかが)

梅の木は樹高が低く危険な面もあり、通行人と梅の事故を防止するために、道の一部を封鎖しているところもありました。

ちょうど良い高さにあることで花を間近に感じることはできるものの、一方で、不用意に歩いていたら衝突してしまう可能性もあります。
来園者にとっては、ありがたい配慮ですね!

この白加賀(しろかが)という品種も、生産量が多くウメ酒に用いられることが多い品種です!

園内の全景

目に留まったウメを紹介しましたが、園内の全景はこのような感じです。

ウメ同士の間隔は広く、通行路も広いので見やすい梅林です。

園内には雨をよけることができるベンチもあり、ベンチに腰掛けて自然の中でゆっくりしている方も多くいました!

この日は平日にもかかわらず、おでんや甘酒の販売、ラーメンが食べれるところなど簡単な飲食であれば困らない環境が整っているところも、大倉山公園梅林の一つの魅力だと思います!

寒い季節は植物園や公園で育っている植物も葉を落とす植物が目立ち、どこか寂しげな雰囲気になりがちですが、ウメは寒い季節から花を咲かせて元気をくれる植物でした!

大倉山公園梅林の基本情報

住所・アクセス

神奈川県横浜市港北区大倉山2-10
東急東横線『大倉山』駅から徒歩7分

開園時間・定休日・入園料

24時間開園・無休・無料

電話番号・公式HP

045-353-1166
大倉山公園梅林の梅の開花:横浜市のHP

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次