オリーブ(コレッジョラ&コロネイキ)の成長記録&育て方(更新中)

寒さに強い観葉植物

目次

オリーブ(コレッジョラ&コロネイキ)の基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★☆☆(鉢植えだと早くない)
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★★(耐寒温度(目安):マイナス10~マイナス3℃)
耐 暑 性:★★★★★

原産地:地中海沿岸部(イタリア・スペイン)※諸説あり
花言葉:平和、知恵
科・属:モクセイ科・オリーブ属
学 名:Olea europaea ‘Correggiola’(オレオ エウロペア ‘コレッジョラ’)
    Olea europaea ‘Koroneiki’(オレオ エウロペア ‘コロネイキ’)

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オリーブ(コレッジョラ&コロネイキ)の成長記録

2020年7月にお迎えした、オリーブの「コレッジョラ(’Correggiola’」&「コロネイキ(’Koroneiki’)」の成長記録を付けていきます
「オリーブ」は品種により値段にバラつきがありますが、ひとつ数百円という低価格で売られていた株を、購入してきました!

2022年12月25日(December 25, 2022)

自宅にお迎えしてから、2年5か月ほどが経過したときの様子です。

いずれの品種も、分岐させた枝の先には葉を茂らせていますが、幹の太さは1~2cmほど。
樹高は30cm~40cmなので、樹高が10mを超える樹木になるオリーブの中では、まだまだ小さなサイズです

「コレッジョラ」と「コロネイキ」について、調べてみると、以下のような特徴があるようです。

コレッジョラ&コロネイキ
  • コレッジョラ
    • イタリア原産のオリーブ、今では世界各地で栽培されている
  • コロネイキ
    • ギリシャで栽培されるオリーブの、半数を占めている品種

今のところ、2つの品種の見た目に、大きな違いはありません。

実の収穫は“他家受粉”が基本

オリーブの実を収穫するなら、他の品種同士で受粉させる「他家受粉」が基本です。
自らの花粉で受粉する「自家受粉」をしない品種が多く、たとえ自家受粉をする「オリーブ」でも、「他家受粉」させた方が実付きがよくなります。

実の収穫を目的にしているなら、複数の品種のオリーブを育てた方が、より多くの実を収穫できるでしょう!

また、品種による相性もあるため、『どの品種同士を受粉させるか』によって、オリーブの実付きに影響が出ます。

ちなみに、「コレッジョラ」は自家受粉しない品種で、「コロネイキ」は自家受粉をする品種です。
また、「コレッジョラ」と「コロネイキ」の相性は、特別よい方ではなさそうです。

シンボルツリーとしても選ばれる品種

「オリーブ」は、言わずと知れた観葉植物。
暑さや寒さに強く、乾燥した環境や潮風にも耐性があるので、育てやすい植物です。
特に耐寒温度は、マイナス10℃の寒さに耐えることができる品種も多く、目を見張るものがあります
季節を問わず屋外で育てられるため、シンボルツリーとしてお庭に地植えしているご家庭も、めずらしくありません。

特に地植えされているオリーブは樹勢が強く、表を深い緑色に染め、裏をシルバーに光らせる葉を常に付けているすがたも、魅力のひとつです!

オリーブ(Olea europaea)の由来

オリーブの学名である「Olea europaea(オレア ユーロピア)」は、“ヨーロッパのオイル樹”という意味です。

日本で呼ばれている“オリーブ”という名前は、ギリシャ語の「elaifa(エライア)」が派生して、「olive(オリーブ)」になったとされています。
「elaifa(エライア)」は“油”を意味する言葉なので、オリーブが昔から美容や生活に必要な油として利用されていたことが、名前の起源からも、伝わってきます。

販売価格はピンキリ

塩漬けやオリーブオイルなど、食用としても大活躍なオリーブですが、その品種数は世界中に1,000~2,000以上存在するといわれるほど。
品種によって販売価格が大きく異なることも、めずらしいことではありません。
将来的に付ける実の量や、自家受粉をする品種なのか、といったことが価格差に影響しているのでしょう。

ガーデニングショップでは、『果樹コーナー』よりも『観葉植物コーナー』に並んでいることの方が多く、オリーブが視覚的にも親しまれている植物ということが分かります!

今のところ、幹の太さはあまり変わらない

1年間で数十センチほど枝を成長させることもあったので、自宅にお迎えしてから、何回か剪定をしてきました!

定期的に剪定をした方が、栄養が幹に留まることになり、肥大するスピードが早くなります!

ただし今のところ、目に見えて、自宅の「オリーブ」の幹が肥大する様子は見られません。

徐々にでもよいので、丈夫な幹をつくり上げてほしいです

開花し、実を付けた「コロネイキ」

数か月前に「コロネイキ」がし、実をひとつだけ付けました!

緑だった実の色が、黒っぽくなってきています。

自宅のすぐ近所には、立派なオリーブの樹が育っているところはないので、おそらく自家受粉したのだと思われます。
ただし、風や虫が別のオリーブの花粉を運んできた可能性も、否めません。
どちらにしても、初めてのオリーブの実ということもあり、現状なにもせずに見守っています

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2023年11月4日(November 4, 2023)

前回の記録から、約10か月が経過しました。
「コロネイキ」が付けた実は、いつの間にか、どこかに消えてしまいました。
鳥か、虫の仕業だと思います。

ここ数か月は剪定を行っていないこともあり、枝葉が旺盛に成育し、樹形が悪くなってきました。
剪定には、幹を肥大させることや樹形を整えること以外にも、目的があります。

剪定の目的
  • 剪定をすることで枝を分岐させ、枝葉の数を増やす
    • 葉の枚数が増えて、より多くの光合成が可能になる
  • 株周辺の風通しを改善する
  • あたらしく枝を伸ばした翌年に、その枝に花を咲かせるため、古い枝を剪定して枝の更新をする

「オリーブ」を健康的に育てていくために、剪定は欠かせない園芸作業といえるでしょう。

2024年4月3日(April 3, 2024)

前回の記録から、約5カ月が経過しました。
相変わらず、青々とした葉を旺盛に展開しているので、「オリーブ」の調子はよさそうです!

最初の記録と比べると、少し幹が太くなり、徐々にたくましい「オリーブ」に育ってきました!

「オリーブ」は、地面に直接植える“地植え”をすると、一気に大きく成長するようです。
ただし、自宅の敷地に地植えができるスペースはないので、これからもじっくりと鉢植えで育てていきます
今は、「オリーブ」がよく育つ成長期を迎えているので、グングン成長してほしいところです。

2024年7月5日(July 5, 2024)

前回の記録から、約3か月後の様子です。
最高気温が35℃前後になる季節が到来したので、「オリーブ」の成長期は終わり、成長速度が緩慢になる季節。
ここ最近、落葉することが増えました…。

常に緑色の葉を付けている常緑樹の植物でも、ずっと同じ葉を付けているわけではなく、定期的に葉を入れ替えています。
今回落葉した理由は、「オリーブ」の、代謝による可能性があります。

定期的に葉を入れ替えることで、効率よく光合成ができるようにしているのです。

ただし、「オリーブ」が落葉するタイミングは5~6月が多いので、少しだけ落葉する時期がズレているような気も…。
代謝による落葉ではなく、「コレッジョラ」も「コロネイキ」も、少し体調が悪いのかもしれません

土の表面からも「オリーブ」の根が見えはじめ、「コロネイキ」に関しては、株が傾いてきています。
前回の植え替えから4年ほどが経過し、土の排水性が劣化していることが気になっていたので、このタイミングで植え替えをすることにしました!
植え替えの適期は春を迎えた3~5月ごろなので、適期とはいえませんが、根をあまりいじらなければ大きなダメージにはつながらないでしょう。

鉢から抜いたときの「オリーブ」の様子。
左側が「コレッジョラ」、右側が「コロネイキ」です。

「オリーブ」は、短期間で、旺盛に根を張る植物ではありません。
根鉢の外側からでも成育した根が見えるので、この状態は、悪くないと思います
この後、根鉢を崩すことなく、あたらしい土と鉢に植え付けました!

この調子で、引き続き、元気に育ってほしいものです!

2025年1月22日(January 22, 2025)

前回の記録から、半年が経過しました。

寒さがピークに達する季節なので、屋外の最低気温は1~2℃ほどですが、これぐらいの寒さで、ダメージを負ったことはありません。
雨が当たらない軒下で、放置気味で育てています!

気付けば、「コロネイキ」の傾きが、さらに進行してしまいました…。
ただし、2株とも元気がよさそうです

今後も、「オリーブ」の成長記録を付けていきます

(更新中)

観葉植物の成長記録&育て方は、下記の記事でまとめています
他の品種も成長記録を付けているので、よろしければ、チェックしてみてください

オリーブ(コレッジョラ&コロネイキ)の育成環境

日当たり

「オリーブ」は日光浴が好きな植物で、1日6時間以上の直射日光を当てるのが、望ましい成育環境です。
暑さにも強いので、季節を問わず、日当たりのよい環境で育てることで、健康的な成育を見せてくれるでしょう

自宅では、1年を通して、屋外の軒下の環境で育てています。
直射日光にも強いですが、屋外であれば、直射日光の当たらない場所でも育てることができます。
ただし、耐陰性はないので、室内で育てるならレースのカーテンを開放するなど、対策が必要になるでしょう。
自宅では、真夏の直射日光に当てても葉焼けを起こしたことはありませんが、もし調子を崩すようであれば、一時避難させるなど、置き場所を検討する必要があります。

水やり

「オリーブ」は乾燥に強い性質をもっていますが、乾燥した環境を好むわけではなく、水が好きな植物です。

自宅では、春と秋には1週間に1回、夏には1週間に2~3回、冬は1か月に1~2回の水やりをしています。

水やりをするときは、鉢底から流れ出てくるぐらい、たっぷりと水やりをしています。
たっぷりと水やりをすることで、鉢内に新鮮な酸素を送り込むことができ、根の呼吸を促すことができるでしょう

原産地の降水量が少ないので、水やりは少なめにした方が、健康的な「オリーブ」を育てられます。

植物の水やりは、下記の記事で詳しくご紹介しています。
よろしければ、参考にしてみてください

肥料

「オリーブ」は、自生地では肥料分の多い土壌で暮らしているので、たっぷりと肥料を与える必要があります。
特に、鉢内の環境では肥料不足を起こしやすいので、適切に肥料を与えていく必要があります。
肥料が不足すると、葉先が黄色くなったり、実付きが悪くなったりするので、特に葉先が黄色くなったら肥料切れの可能性を疑いましょう。

自宅では、元肥が入っている「観葉植物の土」を使用しています。
また、春と秋には、1週間に1度程度、水に溶かして使用する液体肥料を与えています。
夏と冬は、「オリーブ」の成育が緩慢になるので、肥料を与える必要はありません。
液体肥料を与えるときの濃度は、「観葉植物」と同じ希釈率です。

肥料のメーカーとして知名度のあるハイポネックスから、オリーブ専用の固形肥料が販売されています。
土の上に置いて使用するタイプなので、その都度、水に溶かす液体肥料よりもカンタンに与えることができます。
効果が持続する期間は、約2か月。
固形肥料の中では、短期間で効果が切れるので、使いやすいといえるでしょう
オリーブを育てている方は、使用を検討してみてください。

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