別名は「愛する木」
フィロデンドロンの基本情報
育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★☆☆(耐寒温度(目安):10℃)
耐 暑 性:★★★★★
原産地:中南米
花言葉:壮大な美、華やかな明るさ
科・属:サトイモ科・フィロデンドロン属
学 名:Philodendron(フィロデンドロン)
別 名:愛する木
フィロデンドロンの成長記録
100円ショップのダイソーからお迎えしてきた、「フィロデンドロン(Philodendron)」の成長記録を付けていきます
2024年1月6日(January 6, 2024)
お迎えしてきてから1~2か月が経過している、「フィロデンドロン」の様子です。
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淡い緑色の茎を株元から伸ばし、それぞれの茎の先に丸っこい葉を付けるすがたが、「フィロデンドロン」の特徴です。
「フィロデンドロン」は寒さに強くないので、お迎えしてからずっと、エアコンの効いた室内で育てています。
最低気温が安定して10℃を超えるまでは、室内に置き、気温が上がってきたら屋外で育てるつもりです。
葉焼けを起こしてしまいました…
記録開始日から不調な様子ですが、すでに一部の葉が、黄色く焼けています…。
この葉焼けの跡は、レースのカーテン越しの光で育てている状態から、レースのカーテンを開けて窓越しの光を当てたときに負ったものです。
「フィロデンドロン」にとってよいことだと思い、日光浴をさせましたが、急激に光量が変化したことから、逆にダメージを与えてしまったようです。
強い光に慣れていない植物に、いきなり強い光に当てるのは、植物の成育に悪影響を及ぼす場合があるので、注意を払うべきでした。
葉焼けのダメージを心配しましたが、その2~3週間後に、あたらしく葉を展開させています!
あたらしい葉は、もともとの葉よりも小さいですが、表面には光沢感があります!
フィロデンドロンは、600品種以上いる
「フィロデンドロン」は、人気のある観葉植物の中でもメジャーな品種です。
魅力のひとつには、品種数の多さが挙げられ、その数は600種類以上といわれているほど!
100円ショップの植物が入っているパッケージには「フィロデンドロン」としか書かれていませんでしたが、今回お迎えした株は「グリーンプリンセス」という品種だと思っています。
名前の由来
「フィロデンドロン」の名前は、ギリシャ語が由来となっています。
下記が、該当のギリシャ語です。
- フィロン(Phileo)
- 日本語で「愛する」という意味
- デンドロン(Dendron)
- 日本語で「樹木」という意味
この「愛する樹木(愛する木)」という別名は、他の植物に寄り添うように成長することから、名付けられています。
多品種な「フィロデンドロン」の中でも、特に、つる性の品種をあらわしている名前でしょう。
樹液には注意が必要
「フィロデンドロン」は、不溶性シュウ酸カルシウムという、ひとやペットに対しても有毒な成分を含んでいます。
また「フィロデンドロン」の樹液は、茶色っぽいシミになり、なかなか落ちづらい性質をもっています。
この樹液が衣服に付いてしまうと、洗濯機で洗ってもなかなか取れません…。
2024年7月21日(July 21, 2024)
前回の記録から、半年が経過した「フィロデンドロン」の様子です。
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春を迎えたタイミングで、根の成育スペースを拡大するために、ふた回りほど大きな鉢に植え替えました!
植え替え後は、プレステラ120の深鉢に植えています。
半年前はヒョロヒョロしたすがたをしていましたが、茎が太くなり、丈夫そうな見た目に成長しました!
お迎え当初に葉焼けを起こした葉は、そのまま枯れ落ちたものの、暖かくなってから葉を展開する速度が上がり、月に1~2枚ほどのペースで展開しています!
ここ数か月のあいだに広げた葉は、サイズも大きく、株自体のサイズもUPしました!
2024年9月15日(September 15, 2024)
前回の記録から、約2か月が経過しました。

暖かい季節に見せていた成長が止まっただけではなく、酷暑と、肌が痛いほどの強い日光の影響で、「フィロデンドロン」の調子はよくなさそうです。
株全体の緑色が薄くなり、一部の葉では、また葉焼けを起こしています…。
今はもう少しで夏が終わる9月を迎えていますが、自宅で植物が葉焼けを起こすタイミングは、この季節がもっとも多いと感じています。
自宅の育成環境では、8月ごろまで直射日光があまり当たりませんが、9月に入ると強い光が当たる時間が長くなるので、被害が出るのでしょう。
今後は、気温が落ち着くまでのあいだ、日中でも日陰になるスペースで「フィロデンドロン」を休ませる予定です。
植物の暑さ対策は、下記の記事で詳しくご紹介しています。
いまだに失敗してしまうこともありますが、失敗した経験から学ぶものも多いです。
よろしければ、参考にしてみてください。
2024年11月18日(November 18, 2024)
前回の記録から、約2か月が経過しました。
なんとか、厳しい夏を乗り越えてくれた「フィロデンドロン」の様子です。
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株が、斜め45度に傾いてしまいました。
葉焼けを起こしてから日陰で育てており、日照が不足していたことで、株が太陽光を求めて傾いたのでしょう。
定期的に、鉢を180度回転させれば、株の傾きを防げたかもしれません。
ただしこの株の傾きが、「フィロデンドロン」が枯れることには直結しないので、立て直していけば問題ないと思います。
真夏は、葉の緑色を薄くしていましたが、気温が落ち着いてから、本来の濃い緑色を取り戻りました!
葉数はお迎え時の2倍ほどに増え、「10年に一度の暑さ」といわれる酷暑を屋外で乗り越えたので、株に体力が備わってきたのではないでしょうか。
2024年も、今週から最低気温がひと桁に差しかかるので、これから春までは室内に取り込みます。
2025年1月8日(January 8, 2025)
成長記録を付けはじめてから約1年、前回から約1か月半が経過したときの「フィロデンドロン」の様子です。
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室内では、「フィロデンドロン」が成育するための最低限の光量しか確保できていませんが、その環境でも1枚だけ葉数が増えました!
株がある程度大きく成長してからは、急成長を感じることはなくなりましたが、お迎えしてからの1年間を振り返ると、とても大きく成長していることが分かります!
引き続き、「フィロデンドロン」の成長を楽しみに、育てていきます。
(更新中)
以前おとずれた、神奈川県横浜市にある「Rust Yokohama」というガーデニングショップで、本種とは違うタイプの「フィロデンドロン」が置かれていました
ガーデニングショップの様子は、下記の記事でご紹介しているので、よろしければお読みください
また、下記の記事では100円ショップ産の観葉植物を、まとめています
他の品種の成長記録も付けているので、チェックしていただけると、うれしいです

フィロデンドロンの育成環境
日当たり
「フィロデンドロン」は葉焼けを起こしやすい植物なので、強い光ではなく、柔らかい光が差し込む程度の日当たりがベストでしょう!
自宅では春と秋は、午前中に2~3時間ほど直射日光に当てて、夏は直射日光が当たらない日陰で育てています。
冬は植物育成用LEDライトを、遠くから当てていますが、屋外より光量は少なめです。
「フィロデンドロン」を早く大きく育てたい場合は、無理して直射日光に当てるのではなく、一年を通して屋外の日陰で育てた方が、葉焼けを起こすリスクも低い分、結果的に成長速度が早くなるかもしれません。
「フィロデンドロン」は耐陰性がある品種なので、屋外より暗い室内でも、育てられる特徴をもっています。
室内に置く場合には、ひとが「本が読める程度の明るさ」をキープすることで、「フィロデンドロン」の成長に必要な日当たりを確保することができます!
室内で植物を育てようと思っている場合には、日中に照明器具を使用せずに本が読めるかどうかを、ひとつの目安にしてください。
水やり
「フィロデンドロン」の葉は、雨水を株元に効率的に集められる形状をしているので、水が非常に好きな品種ということが分かります。
「フィロデンドロン」は、乾燥させ過ぎないように育てていくことが、望まれるでしょう。
ただし水が好きな植物といっても、いつまでも土が乾かない環境は、植物にとって望ましい環境とはいえません。
土が乾かないと根腐れなどのトラブルにつながるリスクが高まるので、土を乾かすことも意識する必要があるでしょう。
自宅では、春から秋までのあいだは、表土が乾いたら水やりをしています。
特に、夏は土が乾きやすくなるので、雨が降らない日には毎日のように水やりをしています。
他の季節と比べると、冬のあいだは、多くの水分を必要としません。
この季節は、水やりを控えることで、植物を取りまくトラブルの減少につなげられます。
植物の耐寒性向上については、下記の記事で詳しく書いているので、よろしければお読みください。
肥料
「フィロデンドロン」は、肥料分を好む植物です。
肥料の与え過ぎは厳禁ですが、適切な肥料を与えることで、健康的に育ってくれます。
肥料分が不足すると、展開させる葉が小さくなってしまうことがあるので、小さい葉が展開してくるときは肥料不足の可能性を疑いましょう。
鉢内が根でギュウギュウになる「根詰まり」を起こすと、肥料分を吸い上げづらくなります。
定期的に植え替えをすることも、植木鉢で植物を健康的に育てていくためには、必要なことです。
自宅で「フィロデンドロン」を植えている土は、観葉植物の成育に必要な肥料が入っている「観葉植物用の培養土」です。
春と秋には、液体肥料を2週間に1度の頻度で与え、夏と冬は与えていません。
自宅で育てている観葉植物は、下記の花ごころさんの土に植えることが多いです。
肥料も入っていて、観葉植物の成育に必要な排水性や通気性などの条件が満たされているので、安心して観葉植物に使用しています。
他の培養土と比べると金額も高くないので、求めやすい点も特徴的です。
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