ユーフォルビア・ギラウミニアナは自家受粉する!交配とタネ取りの方法

珍奇植物を増やす

ユーフォルビアの中でも人気の高い「ギラウミニアナ」は、珍奇植物という言葉がよく似合います。

「ギラウミニアナ」は自家受粉しやすいため、タネから育てる「実生(みしょう)」を楽しみやすい植物です

この記事では「ギラウミニアナ」の人工受粉や、タネの飛散を防止する方法をご紹介します

「ギラウミニアナ」の日々の成長記録や育成環境は、以下の記事でご紹介しています

今回、タネを採取したギラウミニアナ。
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目次

ギラウミニアナの自家受粉

自家受粉とは、ひと株だけでタネをつくること

自家受粉(じかじゅふん)とは、植物が自分自身の花粉を使って受粉し、他の株の力を借りずにタネをつくることです。

ひとつの花の雄しべから出た花粉が、同じ花の雌しべに付くことで受粉し、タネを付ける品種もいます。
「ギラウミニアナ」は同じタイミングで複数の花を咲かせることが多いため、自家受粉させる場合は、同じ株内で別の花同士を交配させるのが一般的です。

ギラウミニアナは自家受粉しやすく、‟シイナ”が少ない

他家受粉に比べると、自家受粉したタネは発芽率が安定せず、殻だけで中身が入っていない‟シイナ”と呼ばれるタネを付ける確率が高いです。
ただし「ギラウミニアナ」は、自家受粉したタネでも発芽率が高く、シイナが少ない印象を受けます。
「ギラウミニアナ」はひとつの花が受粉し、収穫できるタネの量は基本的に3粒です。

筆者

ギラウミニアナは、いちどに収穫できるタネの量は多くありませんが、収穫後は高い確率で楽しめるでしょう。

「ギラウミニアナ」は自家受粉しやすく、その後の生育も順調に進みやすいので、自家受粉の魅力を教えてくれる存在です

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ユーフォルビア・ギラウミニアナを受粉させる方法

育成場所が屋外なら、虫によって交配することがありますが、受粉の確率を上げるなら人工受粉をするのがおすすめです。

花を見つける

ユーフォルビアの花言葉は、咲かせる花が目立たないことから「明るく照らして」や「地味」、「控えめ」です。

ぱっと見で花に目が留まる植物が多いですが、「ギラウミニアナ」の花は控えめな見た目をしているため、まずは花を見つけましょう。

ギラウミニアナの‟控えめな”花。

ギラウミニアナの雌しべと雄しべ

「ギラウミニアナ」の花は、雌しべの周りに、雄しべを何本もつけています。

ギラウミニアナの雄しべ&雌しべ
  • 赤い矢印=黄色い花粉が付いた「雄しべ」が目立つ部分
  • 青い矢印=中央にある赤い「雌しべ」が目立つ部分
ギラウミニアナが、多くの花を咲かせている様子。

雄しべの花粉を雌しべに付ける

受粉作業は以下のような道具を使用し、雄しべに付いた花粉を、雌しべに付けます。

受粉を手伝うための道具
  • 筆を使用する
  • 綿棒を使用する
筆者

自宅では、綿棒を使用しています。

受粉作業は道具を使用するのがおすすめ

花粉を付けられればよいので、花ごと切り取って雌しべに付けても、受粉は可能です。
ただし、花を切り取るときに株を傷つけるリスクがあるため、道具を使用してちょんちょんと付けるのがおすすめです

筆者

写真のとおり、いちどに咲かせる花の数が多いため、適当に作業してもいくつかタネを付けます。

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ギラウミニアナのタネを収穫する方法

「ギラウミニアナ」の受粉作業をしてから、約3週間が経過しました。

時間の経過とともに、タネが変色する

タネができてから、しばらくは葉と同じような緑色に染まっています。
タネが弾ける寸前に、写真のような草色に変色します。

筆者

ただしタネの色は大きく変化するわけではないため、色だけで判断するのはむずかしいかもしれません。

ネットを被せて、タネの飛散を防ぐ

「ギラウミニアナ」のタネを見つけたら、三角コーナー用のネットを被せて、タネが飛散するのを防ぎます。

筆者

排水口用のネットでも、飛散を防止できます。
ギラウミニアナは、タネを飛ばすタイミングが分かりにくいため、ネットは早めに被せておいた方がよいです。

ネットを被せるタイミングが遅く、タネを見失ったこともあります…

トゲでネットが被せにくい

「ギラウミニアナ」は、トゲがたくさん付いた枝が密集しているため、ネットが被せにくいです…。
ネットでタネを覆うのは厳しいので、株に被せる程度で構いません。

飛散したタネは、ネットの中に入らず下に落ちることも多いため、周囲を捜索する

タネが弾けると、うまくいけばネットの中に入りますが、下に落ちるタネも多くあります。

ネットにタネが入っている様子。
筆者

タネがネットに入っていない場合は、近くに落ちていることが多いので、付近を捜索しましょう!

確実にすべてのタネを収穫したいなら、タネが弾ける前に、室内に取り込んだ方が無難です。

塊根植物におすすめの培養土

2025年、プロトリーフさんから硬質タイプの培養土が発売されました。
塊根植物などの多肉植物だけではなく観葉植物にも使いやすく、その他、以下のようなメリットがあります。

  • 害虫が発生づらい
    • 害虫のエサとなる有機物を使用していないため
  • 植え替えの頻度を減らせる
    • 粒が硬く、崩れにくいため

ご興味があれば、チェックしてみてください

ユーフォルビア・ギラウミニアナの受粉や、タネを取るときの注意点

必要な分だけ人工受粉する

同じ塊根植物の「パキポディウム」などの品種は、ひとつのタネ鞘の中に、数十粒のタネをつくります。
いちどに多くのタネを付ける植物を、ワンシーズンで何度も受粉させると、タネをつくることに体力が消費され、株の成長につながらない原因になります。
「ギラウミニアナ」は、いちどに多くのタネを実らせるわけではないので、体力の消耗はそこまで大きくないでしょう。

筆者

ただしギラウミニアナも受粉すると、少なからず体力を消耗するため、必要なタネの分だけ人工受粉させましょう。

タネが弾ける勢いがすごい!?

「ギラウミニアナ」はタネが弾ける勢いがすごく、一枚のネットだけだと破けることがあるのだとか…。
ネットを二重に被せることで、タネの飛散を防いでいる方もいるようです。

筆者

今のところ自宅では、一枚のネットでも破けてしまったことはありませんが、心配であれば二重に被せることも検討してみてください。

まとめ

自家受粉しやすく、タネを入手しやすい「ギラウミニアナ」。
実生に挑戦する方に向けて、受粉のポイントとタネの収穫方法をまとめました。

  • 花粉をつける道具
    • 筆や綿棒を使うのがおすすめ
  • タネの飛散防止
    • 三角コーナーのネットを被せて、タネが弾ける前に準備する
  • 親株の体力
    • 必要な分だけ受粉させ、株を大切に育てる
筆者

ギラウミニアナは暑さに強く、夏は次々に花を咲かせます。
こまめに受粉作業をすれば、ワンシーズンでも数十粒のタネを採取できるでしょう。

以上です。
「ギラウミニアナ」のタネを収穫したい場合は、本記事の内容を参考にしてみてください

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