薔薇のお花見スポット
横浜市内、特に桜木町エリアにはさまざまな観光スポットが存在し、「山下公園」も、このエリアを代表する観光名所です!
そして、横浜港を象徴するスポットでもあります!
このエリアには、下記のような観光名所が集結しています!
- 横浜赤レンガ倉庫
- 横浜ランドマークタワー
- カップヌードルミュージアム
- 野毛山動物園
横浜港に沿って約750メートル、約74,000㎡の面積を誇る「山下公園」は、広々とした空間で多彩なイベントが行われる場所です。
DJによる「音楽イベント」や「フードフェスティバル」など、訪れるたびに、あたらしい楽しみが待っているでしょう。
また、公園の前には高速貨客船「氷川丸」が停泊しており、入場料を支払えば船内を見学することも可能です。
「山下公園」を訪れる最大の魅力は、色とりどりに咲き誇るバラの花々。
来訪者を惹きつけるこのバラ園は、丁寧に手入れされ、きれいな状態が保たれています。
しかも、入場料は無料というお得さも魅力的!
管理がむずかしいとされるバラを、これほど間近で楽しめるスポットは、横浜市内でも貴重な存在です。
この記事では、山下公園内に咲き誇る「未来のバラ園」の魅力を、ご紹介しています!
山下公園&未来のバラ園
「山下公園」は、1930年(昭和5年)3月にオープンした神奈川県内の公園です。
関東大震災時に崩れた、がれきを埋め立ててつくられた公園で、横浜市を代表する公園として知られています。
埋立地としての歴史を持つ「山下公園」は、東京都のお台場や夢の島と同様、人工的につくられた土地です。
そうした背景を知ると、現在の整った公園内の景観が、より感慨深く感じられるでしょう。
そんな山下公園の中には、「未来のバラ園」とよばれる、お花見スポットがあります!
バラの歴史の流れを、過去から「未来」へと受け渡し、横浜市の「未来」の発展を願い、名付けられた名前です。
「未来のバラ園」では、さまざまな品種のバラが植えられています。
ですが、同じバラ属の植物でも、満開となるタイミングは、それぞれの品種や株ごとによっても異なるもの。
すべてのバラが、いっせいに満開となるわけではありません。
「未来のバラ園」で育つバラの数は、約160種類、そして株数では約1,900株が植えられています!
つぼみの状態のバラや見ごろを終えたバラもありましたが、開花シーズンに足を運べば、満開のお花との出逢いが必ず待っているでしょう!
園内に咲き誇るバラのお花たち
アン・ブリン(Anne Boleyn)
先ほどの写真にある通り、多くのバラは周囲の株とすき間なく、密集した状態で植えられていました!
「アン・ブリン」は、ほかのバラとは少し離れ、密集地域ではない場所で育てられています。
このバラは、あざやかなピンク色のお花をたくさん咲かせるのが特徴です!
品種名は分かりませんでしたが、「アン・ブリン」の株元には、背の低い赤紫色をした植物が植えられています。
この植物のダークな色合いが、お花のあざやかさを、さらに際立たせています!
ピンク色が大好きで、身の回りのものをピンクで統一している方には、まさに「アン・ブリン」はぴったりなバラといえるでしょう。
バラは、花びらの枚数が多いところも、エレガントな雰囲気に拍車をかけていると感じます!
付近に設置されたネームプレートによると、1999年にイギリスで生み出された園芸品種だそうです。
ウィンダミア(Windermere)
「ウィンダミア」は、淡い黄色がかった白色の花を咲かせる品種です!
その色合いは、「ホワイトアイボリー」とも表現できるかもしれません。
バラに限らず、植物のお花は生きものなので、どうしても時間の経過とともに傷みが出てくるもの。
今回、ちょうどお花が見ごろのタイミングで鑑賞することができ、目立った傷が見当たらず、とてもキレイな状態でした!
こちらもイギリスで生まれた品種で、その名前は、イギリスにある「ウィンダミア湖」が由来となっているようです。
バラは、咲かせるお花の色で花言葉が変わる、というユニークな特徴をもつ植物。
「ウィンダミア」は、真っ白というよりは黄色も混ざった色合いをしていますが、それぞれの色には、下記のような花言葉があります。
- 白いバラ
- 純潔、清純、深い尊敬 など
- 黄色のバラ
- 友情、平和、献身 など
「ウィンダミア」は、それぞれの花言葉を融合させたような、「清純」で「平和」なお花を咲かせています!
雪っ子(Yukikko)
名前に遊び心も感じれる「雪っ子」は、かわいらしく、真っ白なお花を量産していました!
この見た目から「本当にバラの品種!?」とも思うかもしれませんが、れっきとしたバラの仲間です!
日本で作出されたこの品種は、ひとつひとつの花は小ぶりながらも、その圧倒的な花の数で存在感を放っています。
「未来のバラ園」の中でも、花の数ではトップクラスでしょう。
ここまでお花の数があると、蜜を求める虫たちも、どのお花から蜜を吸えばいいのか、判断に迷ってしまいそう…!
1つのお花につける花びらは5枚ほどで、あっさりとした印象を受けますが、これだけの花数が並ぶと、見応えのあるすがたになるものですね!
まとめ
この記事では、山下公園の「未来のバラ園」に焦点を当てて、ご紹介しました!
横浜市を代表する観光名所「山下公園」と、公園の中にある「未来のバラ園」は、横浜の魅力をさらに引き立てるスポットといえるでしょう。
広々とした公園内では、季節ごとにさまざまなイベントが開催されるほか、横浜港を一望しながら、散策を楽しむことができます。
「未来のバラ園」では、「アン・ブリン」や「ウィンダミア」、「雪っ子」など、個性をもつバラたちが、集結しています!
それぞれの品種がもつ特徴を知ることができれば、バラの魅力をさらに深く感じることができるでしょう。
実際に「未来のバラ園」で、バラのお花見を楽しんでいたのは、比較的若い年齢層の方も多かったです!
わたしが訪れたときは、3分の1程度が、20~30代の年齢層だったと思います。
やはり、桜木町からほど近いエリアならではの、観光客の年齢層ですね。
植物の花々がつくり出す景観が待つ「山下公園」と「未来のバラ園」。
横浜観光の際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
バラの見ごろである春を秋のタイミングで足を運べば、きっと素敵なひとときを過ごせることでしょう!
神奈川県や東京都には、ほかにもお花見スポットが存在します!
お花見スポットのまとめについては、下記の記事でご紹介しています。
山下公園(未来のバラ園)の基本情報
住所・アクセス
神奈川県横浜市中区山下町279
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約3分
各線「関内」駅から徒歩約20分
各線「桜木町」駅から徒歩約23分
営業時間・休み
常時開放
年中無休
入園料
無料
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