三渓園に梅の花を見に行ったら、大自然とひと昔前の「日本」に癒された話

横浜市中区にある隠れた名所

横浜と言われたときに、どのような印象を抱くでしょうか!?
“近代的な都市”や“港”といった印象を抱く方も多いかもしれません。
また“中華街”や“みなとみらい”など、具体的な場所をイメージされる方も多いと思います。

そんな横浜には都市でも港でもなく、また中華街やみなとみらいでもなく、落ち着いた雰囲気と美しさが広がる日本庭園、「三渓園(さんけいえん)」の存在があります!

ウエディング用の写真撮影の定番スポットでもある「三渓園」に、梅が開花をする時期に行ってきたので、そのときのことを記事にしてご紹介します!

少し逆光ですが、ご勘弁願います
目次

三渓園(さんけいえん)

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三渓園の案内板

「三渓園」は、無料で立ち入れるスポットでは無いので、受付で入園料を支払ってから園内へと入り、まずは入ったところにある案内板を確認しました!
HPなどにも掲載されている情報はありますが、案内板の方が耳寄り情報が多いこともあるので、こういったスポットで案内板の情報確認は必須だと考えています。

こちらの案内板では見ごろの植物や、三渓園の中を飛び交う鳥などを紹介していました。

ひと通り内容を確認したら、スマホで撮影してから園内を巡ることに!
園内を散策しているときに見かけたお花や、鳥などが気になったときに案内板の情報を取り出すことができるので、なるべくスマホで撮影をしてから園内に立ち入るようにしています。
スマホに写真のデータを残しておくことで、さらに三渓園の魅力を感じることができるかもしれません!

梅の花(白色):Japanese apricot tree 

案内板を後にしてさらに足を進めていくと、忙しない日常とはかけ離れまるで別世界にでも迷い込んだかのような、非日常的な感覚に引き込まれていきます。
イイ意味で何も考えなくてもいいといった感覚です。

「三渓園」には、自宅から電動ではない普通のママチャリで一時間以上かけて行ったので、今思えばわたしが少し酸欠で何も考えられなかっただけかもしれませんが。(酸欠というのは冗談です。笑)

「三渓園」には池やせせらぎの音が聴こえる水の流れ、石組みの庭など、日本庭園ならではの要素が詰まっています。
しかしながら、175,000㎡(53,000 坪)という広大な敷地内を誇っていることから、植物や歴史ある建造物が“密集”しているという印象はありません!

梅の花も“密集”はしていなくて、梅林というよりは「三渓園」の所々に梅の木が点在しているので、敷地内で育っている梅の木を探し歩く感覚で楽しめました!

特に初めて行く場合には、どの場所に何があるのかが分からないので、歩を進める楽しみがあります。

趣きのある白いお花を、たくさん付けていますね!

梅の木は樹齢○○○年のように、そこまで樹高も高くなく幹も太くないのに、歴史を感じさせるような独特な見た目がひとつの魅力だと感じます。

緑萼梅(りょくがくばい):’Ryokugakubai’ 

こちらは「緑萼梅(りょくがくばい)」という品種で、横浜市から上海市に桜の木をプレゼントしたときの返礼品として贈られてきた、珍しい梅の木ということです。

わたしが「三渓園」を訪れたタイミングは3月の上旬でしたが、2024年は「緑萼梅」の開花のピークは2月中旬だったようで、この日は既に開花のピークを終えていましたが、かろうじて残ったお花と出逢うことができました!

「緑萼梅」も白っぽいお花を開き、盆栽としても楽しまれることのある品種です。

お花を支えるようにして葉が発達した“萼(がく)”の部分が緑色をしていることから、「緑萼梅」の名が付けられたようです。

歴史ある建造物:Historic building

「三渓園」にはいろいろな植物が育っているものの、植物園ではないので、歴史が好きな方にとっては堪らない歴的建造物の魅力も待ち構えています。

木造の建造物を後世に受け継ぐために、何度もリフォーム工事が行われていて、歴史だけではなく木造建築の分野でも魅力のあるつくりになっています。

園内にはさまざまな庭園が広がっていて、冬から春に差し掛かった季節には“梅”が開花し、春になれば“桜”がピンク色の花を開き、夏には“緑”が広がり、秋には美しい“紅葉”が始まる、といった季節によって変化していく「景観」を堪能することができます!

「三渓園」には日本庭園をゆっくりと眺めながら休憩できる場所もあり、手焼きだんごや抹茶、おしるこ、おでんなどの昔からある料理も食べることができるので、昔の日本を感じながら心を清らかにできた気持ちになります!

ここは、正門からほど近い“三渓園天満宮”の様子です。

こういった建造物も、植物と同じように園内の各所に点在しています!
「三渓園」は、車椅子の方でも楽しめることができますが、すべての植物そして歴史ある建造物を見て回るためには、結構な距離を歩くこととなるので、ウォーキングシューズを履いて行くことをオススメします。

この日は天気が良すぎて、太陽の光が強すぎたので写真は逆光になりがち。
スマホでの写真撮影は難しかったですが、日光浴をしながら園内を散策するのは、とても気持ちの良い一日でした!

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小川・池:Brook&pond

自前のカメラを首からぶら下げている観光客や、三脚で長い望遠レンズを付けた一眼レフを固定しシャッターチャンスを狙っている方が多いのも、「三渓園」の特徴のひとつ。
横浜市内でも有数といえる、フォトスポットが三渓園にはあります!

ここは、せせらぎの音も聴こえるスポットでした。

「三渓園」の園内にいくつか存在する池の中には、赤色や黄色を身にまとったコイが泳いでいました!

コイのほかにも、亀も棲んでいるという情報も。
また水の中だけではなく、キンクロハジロやホシハジロが空からやって来て、優雅に水面を泳いでいる写真が案内板に載せられていました。

水中や水面から楽しむ「三渓園」も、素晴らしい景観が広がっているのかもしれませんね。

太陽の光が強く、水面からの照り返しもあるので、晴天のときにはサングラスもあると良いかもしれません。

その他の植物:Other plants

再び、植物に戻ります。

竹:Bambuseae

世界でもっとも成長の早い植物として、ギネス認定されている植物こと、「竹」もワサワサとした葉っぱを春風の中で揺らしていました。

一般的に落葉樹と呼ばれる植物は秋から冬にかけて、葉を落としますが、「竹」は、秋や冬には落葉せずに5~6月ごろに落葉をする特徴をもった植物です。

異常な成長速度といい、落葉するタイミングといい、オリジナリティあふれる植物のひとつですね!

椿(ツバキ):Camellia

また、別の場所で咲いていたお花は「椿(ツバキ)」ですね。

神奈川県内では、シンボルツリーとして育てている自宅や、生垣としても植えられている馴染みのある植物。

「椿」は品種により開花時期に幅広いバリエーションがあるため、複数の「椿」を育てることで長い期間お花を楽しめることにもつながります。
また、「椿」のタネからとれる油は、化粧品などの原材料になることもあります。

馬酔木(アセビ):Pieris japonica

「馬酔木(アセビ)」も、園内のさまざまな場所でユニークなお花を咲かせていました!

「馬酔木」は“清純な心”といった花言葉を持ちながらも、葉には毒をもっています。

なかなか見ない配置で漢字が並んでいますが、“馬”がこの植物の葉を食べると毒にあたって苦しみ、“酔”ったようにふらついてしまう。というのが馬酔木の名前の由来となっています。

ピンク色だけではなく白いお花を咲かせた「馬酔木」もいて、小さなお花を連なっていて自分自身のお花の重みで垂れ下がったような見た目は、特徴的ですね。

三渓園を楽しめる3つのコース

「三渓園」の公式HPには、「三渓園」の魅力をさらに感じることのできる3つの散策コースが紹介されているので、行く前にチェックすることをオススメします!

三渓園を楽しめる3つのコース(公式HPより引用)
  • 「じっくり満喫コース」
    • ハイキング気分でじっくりと三渓園の魅力を楽しめる
  • 「バリアフリーコース」
    • 車いすの方でも園内を楽しめる
  • 「本牧市民公園立ち寄りコース」
    • 三渓園に隣接している公園も一緒に楽しめる

以上です!

桜の開花時期には夜21時までライトアップのイベントを開催している「三渓園」で、横浜のさらなる魅力にふれてみてはいかがでしょうか!?

三渓園の基本情報

住所・アクセス

神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
根岸駅、桜木町駅、横浜駅、元町・中華街駅からバス

開園時間・休園日

【開園時間】
AM9時00分~PM17時00分
(入園は閉園の30分前まで)
【休園日】
12月26日から12月31日まで

入園料

大人:900円
こども(小・中学生)200円
年間パスポートあり  他

電話番号・公式HP

045-621-0634
三溪園の公式HP

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