スーパーで購入した「アボカド」の種を蒔き、育ててみます!~水耕栽培編~

観葉植物として楽しめる

アボカドを食べ終わった後の種、どうしていますか?
捨ててしまうのはもったいない!
実は、スーパーで購入したアボカドは、食べ終わった種から育てることができます。
ただし、アボカドは発芽までは比較的カンタンでも、実をつけるまでには長い時間と根気が必要です。
しかも、かなりの巨木に育つため、広い敷地がないと収穫までたどり着くのは、むずかしいかもしれません…。

本記事では、水耕栽培でアボカドを育てることに挑戦したときの様子を、ご紹介します!

水耕栽培からスタートし、果たして実をつけるまで成長するのでしょうか?

目次

アボカド

アボカドはサラダに入れたり、パスタとあわせたり、いろいろな活用方法がある果物です

果肉の18~20%が脂肪分なので、「森のバター」という別名で、呼ばれることもあります

世界一栄養価の高い果実

「世界一栄養価の高い果実」として、ギネスに認定されているほど、世界的な地位が高い存在です!
そもそもアボカドは、野菜と思われる方も多いでしょう。

ただし農林水産省では、「収穫までに2年以上かかり、木に成る果実」を果物として定めています。

その定義からいけば、アボカドは果物です!

スーパーに並ぶアボカドのほとんどが、メキシコ産

スーパーなどで見かけることが多いアボカドですが、日本で販売されているアボカドのほとんどが、メキシコ産です。
国産のアボカドは、市場の1%にも満たないのだそう。

自家受粉しづらい

国産のアボカドが少ないのであれば、自分でたねから育てて、オリジナルアボカドをつくろうと思い調べてみましたが、収穫までたどり着くのはカンタンではなさそうです…。
アボカドは樹高10mほどの巨木になり、また1本では自家受粉しづらいので、実を収穫するためには複数のアボカドを育てる必要があるのだそうです。

アボカドの種は大きいため、なんとなく巨木に成長するイメージはつきます!

自宅には植物を育てるお庭はないので、植木鉢で育てるしかありません。
アボカドの実をつけるまでに成長してくれるのか。

アボカドの基本データ

原産地:メキシコ、コロンビア
科・属:クスノキ科・ワニナシ属
学 名:Persea americana(ペルセア・アメリカーナ)
別 名:森のバター

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アボカドの種蒔きについて

アボカドの実の収穫を目的にするのは、少しハードルが高いので、観葉植物として育ててみることにしました

種蒔き初日

水耕栽培の方法

まずは、アボカドの種に付いている茶色い皮をむき、たねの下半分が水に浸かるように、つまようじを3~4本刺します。
そのあとは水道水を溜めたペットボトルに、種を半分つけこみます!

つまようじは、ストッパーの役割です。

このときに、つまようじを種の中心部にまで深く刺すと、アボカドが発芽しない原因になるので、注意が必要です

アボカドの種の向きは、平らな方を水につけるようにします!

アボカドの種の向き
  • (水につけない方)
    • 尖っている方から‟芽”が出てくる。
  • (水につける方)
    • 平らな方から‟根”が出てくる。

片方のアボカドには、つまようじを3本刺し、もう片方には4本刺しました

つまようじを3本刺したアボカド。
つまようじを4本刺したアボカド。

スーパーで購入した野菜や果物は、発芽率が低い種類もあります。

ただしアボカドは、温度を20℃以上に保つことができれば、発芽率は高いです

温度が高く保てていても、水温が低いと、発芽率に悪影響が出ます。
水道水が冷たい季節には、数時間ほど暖かい環境に置き、水温を上げてから使用することで発芽率を上げられるでしょう

種を蒔いてから8日目

種蒔きから、約1週間が経過しました。
アボカドの種に、徐々にひびが入ってきています!

発芽しない種は、この状態にならないので、少なくとも発芽はしそうです!

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種を蒔いてから9日目

さらにその翌日を迎え、ひびが大きくなり、種が割れてきました!
ひびがもっと大きく割れると、そこから根を出しはじめます。

アボカドの種は発芽するときには、先に‟根”が出てくるので、平らな方からひびが割れてきます。

種を蒔いてから19日目

そして、さらに約10日が経過しました。
水耕栽培開始からだと、約3週間が経過しています。

ひびが大きく、そして深くなってきて、中から根を出そうとしている様子がうかがえます。
ただし、この状態になってから、なかなか進展がないような気も…!?

種を蒔いてから26日目

なかなか変化がないと思っていたのですが、成長をとめずに、根を出そうとしていたようです。

中から、アボカドの根が顔を出しました
なかなか立派な根です!

種を蒔いてから33日目

そして、さらに1週間が経過しました。
毎日成長が著しい!とまではいきませんが、徐々に根を成長させています。

結局、どちらのアボカドも発根しました。

しかし気づけば、水耕栽培を開始してからおよそ1か月が経過している中で、まだ根だけを成長させている段階です。
いまだに茎や葉の存在は確認できないので、アボカドは、かなりのスロースターターなようです。
品種によっては、1か月あれば、すでに最初に付ける子葉(しよう)を通り越し、本葉(ほんば)を展開する植物もいます。

大樹に成長する植物は、最初の段階では、ゆっくりとした成長速度なのかもしれません。

種を蒔いてから43日目

ここにきて、ようやく片方のアボカドが、葉or茎のようなものを出しはじめました!

そして、根には白っぽい小さなブツブツが…。
このブツブツは、主根から枝分かれして成長する、側根(そっこん)でしょうか…!?

見た目に少し違和感を覚えますが、このブツブツが、アボカドの成長に必要な存在なら歓迎です!
普段見えないだけで、植物の根は土の中で、このようなブツブツを付けるのが当たり前なのかもしれません。

種を蒔いてから約4か月

種蒔きから、約4か月が経ったときの様子です。

大きな丸っこい葉を、3枚ほど展開しています

結局、以前記録を付けていたアボカドは枯れてしまったので、他のアボカドで再度挑戦しています。

室内でアボカドが必要とする日照量が確保できていないため、成長速度は遅いですが、緩やかでも成長をつづけています
水耕栽培で出た根は、土の中ではうまく機能しないことがあるので、そろそろ培養土に植えた方がよいかもしれません。

引き続き、今後のアボカドの状態を、観察していきたいと思います

以下の記事では、マンゴーの種蒔きにもチャレンジしています
よろしければ、あわせてお読みください

また、100円ショップで購入したバジルの種蒔きも、以下の記事でご紹介しています。

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