果樹の水耕栽培
アボカドの基本データ
原産地:メキシコ、コロンビア
原産地の特徴①:年間を通して、最高気温は30℃近くまで高くなる。
原産地の特徴②:コロンビアは世界一の降水量がある国で、日本の2倍程度。
科・属:クスノキ科・ワニナシ属
学名:Persea americana(ペルセア アメリカーナ)
クリーミーなアボカドですが、脂肪分の高さから「森のバター」という別名をもっています!
また、今回調べてみて初めて知ったのですが、「世界一栄養価の高い果実」としてギネス認定もされています!
野菜ではなく、果実に分類されているのも意外です。
スーパーでもよく見かける身近なアボカドですが、スーパーなどで売られているアボカドのほとんどがメキシコ産で、国産のアボカドは市場の1%にも満たないです。
国産のアボカドが無いのであれば、自分でたねから育てて“オリジナルアボカド”をつくろうと思い調べてみましたが、アボカドはかなりの巨木になり、また生産するには複数本育てる必要があるのだとか。
たねも大きいですし、なんとなく巨木になるのもイメージはできます!
うちに庭は無いので、植木鉢で育てるしかないのですが、アボカドの実をつけるまでに成長してくれるのか。
アボカドのたね蒔きについて
実をつけるかどうかについては疑問は残りますが、食べ終わった後のたねをそのまま捨てるのはもったいない気がしたので、とりあえず水耕栽培で育ててみることにしました!
たね蒔き初日:2023年4月16日
まずは、たねに付いている茶色い皮をむいて、たねの下半分だけが水に浸かるようにつまようじを3~4本刺します。
そのあとは水道水を入れたペットボトルに、半分つけこみます!
このときに、つまようじを中心部に深く刺してしまわないように注意が必要です。
アボカドのたねの向きは、尖っている方が上側(芽がでてくる方)で、平らな方が下側(根がでてくる方)なので、平らな方が水につくように固定します!
つまようじを3本刺した方を”アボくん”、4本刺した方を”カドくん”としました!(笑)
スーパーで買った野菜やくだものは、種類によりほとんど発芽しないモノもありますが、アボカドは気温を20℃以上に保つことができれば、発芽率は高い印象です。
また、気温が高くても水温が低すぎると、それはそれで発芽に影響するので、水道水が冷たければ数時間気温の環境に置き、常温の水道水につけることで発芽率がUPします。
たね蒔き8日目:2023年4月23日
約1週間が経過して、アボくんに徐々にひびが入ってきています!
写真で、中央の部分に縦にひびが入ってきているのが分かるでしょうか。
ここまでくれば、もう一息というところです!
たね蒔き9日目:2023年4月24日
さらに翌日を迎え、大きく割れてきました!
ひびがもっと大きく割れてくると、そこから根を出し始めます。
植物のたねは発芽するときに葉や茎が出てくるのではなく、先に根がでてくるので、平らな方からひびが割れてくるのです。
たね蒔き19日目:2023年5月4日
そして、さらに10日間ほど経過しました。
ひびが大きく、そして深くなってきて、なかから根を出してくれようとはしているのですが、この状態からなかなか出てきてくれていないような気も・・・!?
たね蒔き26日目:2023年5月11日
なかなか変化がないと思っていたのですが、成長をとめずに頑張って根を出し続けてくれていたようです。
たね蒔き33日目:2023年5月18日
そして、さらに1週間が経過しました。
毎日成長が著しい!とまではいきませんが、徐々に値を伸ばしてくれています。
しかし気付けば水耕栽培を始めてから1か月経過しているなかで、まだ葉を展開させていないので、スロースターターな植物なようです。
植物によっては、このタイミングですでに最初につける「子葉(しよう)」を通り越して「本葉(ほんば)」を展開しだす植物もいるので、成長速度は植物によって全く違うということにあらためて気付かされます!
スタートダッシュに失敗する植物であっても、その後に元気に育ってくれれば、それでそれでよいのですが。
たね蒔き43日目:2023年5月28日
ここにきて、ようやくカドくんが葉のようなものを出し始めました!
ここまでの成長速度では、アボくんの方が若干スタートダッシュをきめていましたが、カドくんが逆転する展開に。
そして、根にブツブツが・・・主根から枝分かれしてのびる側根(そっこん)になるのでしょうか!?
なんとなく、気持ちの良い見た目ではありませんが、このブツブツがアボカドの成長に必要なモノなら歓迎です!
引き続き、今後の状態を観察していければと思います。
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