アロエ・ダップルグリーン(’Dapple Green’)の成長記録&育て方(更新中)

斑入りの多肉植物

目次

アロエ・ダップルグリーンの基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★★★(どんどん子株を吹く)
入手し易さ:★★★☆☆
耐 寒 性:★★★★★(耐寒温度(目安):マイナス5℃~0℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:南アフリカ(ケープ州)、マダガスカル
花言葉:万能、健康
科・属:ツルボラン科・アロエ属
学 名:Aloe ‘Dapple Green’(アロエ ‘ダップルグリーン’)

アロエ・ダップルグリーンの成長記録

アロエ属の多肉植物、「ダップルグリーン(Aloe ‘Dapple Green’)」の成長記録を付けていきます
神奈川県川崎市にある多肉植物専門店、「タナベフラワー」で購入してきた株です
「タナベフラワー」については、下記の記事でご紹介しています

2023年3月18日(March 18, 2023)

購入してきたときの、「ダップルグリーン」です。

白くて小さな斑を、シャープな葉の所々に取り入れている点や、ロゼット状に葉を展開する点が特徴的です。

葉の表面には凹凸があるように見えますが、触ってみると平らな質感をしています。

破格の価格で販売されていたので、とても増えやすく、育てやすい品種だと思います。

ダップルグリーンに関する正確な情報は、ほとんど出回っていない

育成方法など、「ダップルグリーン」に関する正確な情報は、ほとんど出回っていません…。
しばらくは、株の状態を見ながら、手探りで育てていくことになりそうです。

正確な交配元は分かっていない

「ダップルグリーン」は交配などを繰り返すことで生み出された、“園芸品種”ですが、正確に交配元(親)が特定できているわけではありません。

もっと白い斑がくっきりと入っているアロエに、「ブリザード」という品種がいます。
「ダップルグリーン」とすがたが似ているので、おそらく近似種なのだと思われます。
今のところ、「ダップルグリーン」の交配元だと考えられている品種は、以下の通りです。

ダップルグリーンの近い親戚?
  • ドリアンブラック
  • ラウヒー
  • リザードリップス

アロエの中でメジャー品種は、「キダチアロエ」や「アロエ・ベラ」

街なかで群生し、迫力のある「アロエ」を、いちどは見かけたことがあるのではないでしょうか!?

たまに見かけるアロエは、「キダチアロエ(アルボレセンス)」や「アロエ・ベラ」という品種です。

「アロエ・ベラ」は、ヨーグルトの原材料に用いられるなど、食用としても普及しています!

アロエ属の植物は、300種類以上存在すると言われています。

アロエは、もともと日本にいた植物ではない

今では当たり前のように日本で育つアロエですが、もともと日本に自生していた植物ではありません。
海外で育っていた株を日本に輸入してきたのが、日本における『アロエの歴史』のはじまりなのだそうです。

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2023年4月16日(April 16, 2023)

前回の記録から、約1か月が経過しました。

お迎え時には子株を付けていませんでしたが、子株らしきものが、株の根元から顔を出しました!

もともと増えやすい品種なのだとは思っていましたが、「ダップルグリーン」は想像以上に増えやすいのかもしれません。

今は自宅のベランダで育てていますが、屋外で育てている植物は、季節の変化を敏感に感じやすいです。
春といえば、植物の開花シーズンですが…!?

自分の背丈の何倍もある花芽を上げている様子。

「ダップルグリーン」が、花芽を伸ばしています

花芽の先を観察してみると、お花のツボミらしきものが付いています!

ツボミの部分を拡大して撮影。

ここまで長い花芽を伸ばすと、強風時などに折れてしまわないか、少し心配になります…

高い位置で開花しようとするのは、お花の香りを周囲に届けやすくし、花粉を運ぶ虫を引き寄せる目的があるのでしょう。
また、受粉後にタネを少しでも遠くまで飛ばすことも、目的のひとつだと思います。

「ダップルグリーン」は低い重心で成長しますが、同じような形状に成長するエケベリアなども、高い位置まで花芽を伸ばします

高い位置で開花するのは、低重心な植物が、子孫を残していくためにあみ出した、生存戦略なのでしょう

2023年5月14日(May 14, 2023)

花芽を上げてから、約1か月が経過したところです。
「ダップルグリーン」が開花しました!

ダップルグリーンが開花した様子。

細長く、ユニークな形状をしたお花を咲かせています
もう少し花びらを外側に開き、お花のカタチを整えるのだと思っていましたが、1~2週間ほどは今のカタチをキープしているので、どうやら今のカタチが完成形のようです。

赤をベースにしたお花の色合いは、花びらの先端の方に向かうにつれ、白いグラデーションを付けています!

アロエは、自家受粉しない品種が多い

自分ひとりで受粉を成立させることを、“自家受粉”と言います。
アロエ属の植物の中には、自家受粉する品種もいますが、多くの品種は自家受粉しません
複数のアロエが開花するタイミングが重なり、他の株と‟他家受粉”することで、はじめてタネを付けます。

自宅では、「ダップルグリーン」以外にも複数のアロエを育てていますが、他のアロエは、お花を咲かせる様子はありません。

「ダップルグリーン」がタネを付けることはなさそうですが、お迎えしてから約2か月でお花を見れたので、ラッキーです

2023年11月4日(November 4, 2023)

開花してから、半年が経過したときの「ダップルグリーン」です。
11月に入っていますが、屋外は最低気温がひと桁になる日はなく、暖かい季節がつづいています。

「ダップルグリーン」が春に子株を吹いてからというもの、どんどん子株を吹きつづけ、気づけば群生株に仕上がっています

子株も親株ほどの大きさに成長したので、株同士が押し合うカタチになり、鉢から溢れてしまいそうな状態になりました…!
小さな鉢で育てていても、ここまでの増殖力を発揮するので、大きな鉢に植えると、あっという間に“ダップルグリーン畑”が完成しそうです!

「ダップルグリーン」を自宅にお迎えしてから7か月半ですが、いろいろと変化するので、育てていて楽しい品種です

2024年8月31日(August 31, 2024)

前回の記録から、約10か月が経過しました。

あまり「ダップルグリーン」の調子が、よさそうに見えません。
どの株も、葉を茶色く染めています…。

去年の夏も同じ環境で育てていましたが、キレイな緑色を保っていたので、強い直射日光の影響ではないでしょう。
おそらく、鉢内が根でギュウギュウになった“根詰まり”が原因だと思います。
植え替えが必要なタイミングを、迎えているのかもしれません。

2025年2月15日(February 15, 2025)

前回の記録から、半年が経過しました。
その後も植え替えをサボっていたところ、さらに「ダップルグリーン」の調子が悪くなってきました…。

茶色の色合いが強くなり、さすがにキツそうな状態です…。

このような状態でも花芽をいくつか上げているので、「ダップルグリーン」の生命力の強さには驚かされます…!

ただし株の調子がよいから花芽を上げているわけではなく、調子が悪いから、最後の力を振り絞ってお花を咲かせようとしているように見えます。

(更新中)

自宅では、他にもアロエ属の植物を育てています
下記の記事で成長記録の記事をまとめているので、よろしければあわせてお読みください

アロエ・ダップルグリーンの育成環境

「ダップルグリーン」は、暑さにも寒さにも強いので、育てやすい品種です

日当たり

「ダップルグリーン」は日光浴が好きなので、直射日光によく当てることが、基本的な育成方法です。

自宅では、一年を通して日当たりのよい屋外に置き、朝から夕方まで直射日光を当てて育てています

日照が不足すると、「ダップルグリーン」がひょろひょろとした見た目に、徒長(とちょう)する可能性があります。
株が徒長した場合は日照不足の可能性を疑い、日当たりがよい場所に移動させるなど、より多くの日を当てる工夫が必要です

自宅で育てている「ダップルグリーン」を見ている限り、葉焼けのリスクは低そうですが、葉が焼けることがあれば、日当たりがよすぎる可能性があります。
その場合は日陰に移動させたり、園芸用の遮光ネットを活用したりするなど、日照を調整していくことが必要です

水やり

「ダップルグリーン」は水を多く蓄えているので、乾燥に強く、多くの水を与える必要はありません。
ただし、他の多肉植物よりは、多湿に強い印象を受けます。
土が完全に乾いてから、3~4日後に水やりをするのが、基本的な水やりサイクルとなるでしょう

自宅では雨ざらしの環境で育てているので、水やりは雨に任せることが多いです。
土が乾いてから、3~4日経過しても雨が降らない場合には、水やりをしています。
冬は1か月に1度の頻度まで、水やりの回数を減らし、「ダップルグリーン」の耐寒性を上げるようにしています。
ただし「ダップルグリーン」は寒さに強いので、毎日のように氷点下に突入する地域でない限りは、寒さに敏感にならなくても枯れるリスクは低いでしょう。

現在は、自分で配合した培養土を使用していますが、以前に多肉植物に使用していたのは下記の培養土です。
排水性や通気性がよく、多肉植物だけではなく観葉植物にも使用でき、植物がよく育つ土として使用していました。

肥料

「ダップルグリーン」は成長のために、多くの肥料分を必要としません。
肥料分がまったくなくても、生きていける植物です。

購入してきてから、植え替えていないので、土に固形肥料が入っているかは分かりません。
購入時から数年が経過しているので、もともと土に肥料が入っていたとしても、すでに効果が切れている可能性が高いです。

春と秋には、月に1~2回ほどの頻度で、液体肥料を与えています。
液体肥料の濃度は、サボテンと同じ希釈率に薄めた上で、使用しています。
冬と夏には、「ダップルグリーン」が肥料分を必要としなくなるので、与えていません。

「ダップルグリーン」は、肥料を与えなくてもグングン成長し、多くの子株を吹きます。
旺盛に成長させたい場合を除いて、肥料は与えない方が成長を抑えられ、結果的に植え替えの頻度を抑えられるでしょう。

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