フィカス・エラスティカ・バーガンディの育て方・成長記録 (継続更新中)

意外と難しい観葉植物

目次

フィカス・エラスティカ・バーガンディの基本データ

育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★☆(高温多湿には弱い)

原産地:インド北東部、マレー半島、ブータン
原産地の特徴①
→ブータンには日本のような寒暖差のある四季が存在する。
原産地の特徴②
→ブータンは30℃近くまで気温が高くなることはない。
原産地の特徴③
→マレー半島は年間を通して暖かく、湿度も高い。
原産地の特徴④
→インド北東部は最低気温が1桁になることもある。

花言葉:『永久の幸せ』、『健やか』
科・属:クワ科 フィカス属 
学 名:Ficus elastica ‘Burgundy’
別 名:黒ゴム

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フィカス・エラスティカ・バーガンディの成長記録

2019年10月頃にお迎えした「フィカス・エラスティカ・バーガンディ(Ficus elastica ‘Burgundy’)」の成長記録です!

黄色や白などの斑が入っている観葉植物もおうちのインテリアになってくれますが、落ち着いた色合いから、また違った魅力を持っている観葉植物ですね。

2022年12月4日(December 4, 2022)

成長記録の冒頭から不調の様子となりますが、もはや日本の夏では当たり前になってきた猛暑日がつづくタイミングで調子を崩してしまい、現在は養生中です。

夏の季節はもっと調子を崩していて、そのときは株が地面につきそうなぐらい傾いていましたが、少しずつ調子を取り戻して起き上がってきました!

「バーガンディ」が調子を崩した原因は、おそらく水を与えすぎたことだと思います。

観葉植物の多くはジャングルのような湿度の高い環境で育っているので、高温多湿の環境には強いものの、いつまでも用土が湿った状態は観葉植物にとって、過酷な環境に・・・

まだ完全に枯れ切ってはいなかったので、以下の方法で「バーガンディ」の体調回復を図りました。

このときに行った養生方法
  • 根腐れを起こしている可能性があったので、まずは鉢から出して根っこのチェックを行いました。
  • そこまで進行していませんでしたが、根腐れの症状が確認できたので、黒くてパサパサになってしまった根を中心に、思い切って切り落としました。
  • 軽石に近い性質を持つ「ひゅうが土」を多く配合して、通気性や排水性を重視した用土に植え替えました。
    • 多肉植物に使用する、培養土のような用土です。
  • 葉から、余計な水分が体外に出ていってしまうことを防止するために、生きている葉を剪定しました。
    • 3分の2程度はカットし、3分の1ぐらいを残しました。
  • すずしい室内に取り込み、屋外の暑さから逃げてもらいました。

「バーガンディ」は、観葉植物の中でも特に暑さにも強く多湿にも強いようですが、それは育成環境や株ごとに異なってくるものです。

自宅の環境では、夏の間に屋外で育てる場合には日陰に置き、室内をすずしい状況に維持できるのであれば、室内に移動した方が安心ですね

養生の際に成長点も剪定しましたが、「バーガンディ」の体調が戻ってきたこともあり、切断した成長点の脇から葉を展開し始めています!

この芽吹きです!

「バーガンディ」を分岐させたいときにも、成長点を剪定することで枝分かれしていくことが確認できたので、お好みのカタチに仕立てていくときに成長点を剪定することは有効な方法ですね!

植物が体調を崩したときには、まずは根の改善や成育に意識を向ける傾向にあると感じています。

植物がタネから発芽をしたときにも、茎を上に伸ばすことよりも、先に根を用土の中に潜り込ませることを優先するのと同じですね。

葉の展開が確認できたということは、根の立て直しも進んでいるということでもあるので、とりあえずはひと安心

2023年3月18日(March 18, 2023)

そして、前回から約3か月半が経過した「バーガンディ」の様子です!

ほかの観葉植物は10℃以上は保たないと枯れてしまうリスクが高まりますが、「バーガンディ」は、寒さに強い特徴をもっていて、5℃程度までは耐えられるそうです。

徐々に寒さに慣らしていけば、氷点下に下がらないような屋外で越冬できる可能性も出てきますが、いまはまだ養生中。

冬の間はずっと、真冬の時期でも最低気温が15℃以上に保たれた室内で過ごしてもらっています。

レースのカーテン越しの光を当てているので、植物が成長するための光量としてはすこし不足していると感じますが、冬の間でも室温は高めだったこともあり、葉数がかなり増えましたね!

今のところ、好調な体調をキープできているようです!

2024年3月24日(March 24, 2024)

前回の写真から、約1年が経過した「バーガンディ」の姿がこちらです!

ん!?思いのほか、あまり大きくなっていないような気も・・・!?

実は、2023年の夏の間に引っ越しをしてその際に屋外に置いていたところ、また体調を崩してしまいました・・・。

以前の失敗した原因は「水のやりすぎ」で、今回の不調の原因は「環境の変化」によるものが主たるモノで、ほかに観葉植物にとって適切な用土を使用していないことも、原因のひとつとして考えられます。

引っ越しによって日当たりの環境がガラッと変わったので、環境の変化への対策は、正直むずかしいところ・・・。

用土については、多肉植物用の用土だと水持ちがなさ過ぎて、また肥料を蓄えておける“保肥力”もあまりないので、水分と肥料分が不足してしまいがちに。

不調から回復してくれてはいるものの、うちでは、今のところ一年中元気の良い姿をキープした試しがないですね・・・。

これから我が家では毎年のように体調を崩してしまう夏に差しかかりますが、2024年こそ、「バーガンディ」をうまく育てられるようにボタニカルライフを楽しみたいと思っています!

2024年8月15日(August 15, 2024)

そして、約5か月が経過しました。

自宅では「バーガンディ」が苦手としている真夏の季節に入っています。

だいぶ大きく成長してくれました!!

春のタイミングで、養生中からずっと植えていたオリジナルの“体調回復用の用土”から、観葉植物用の用土に植え替えをし、植え替えた後はずっと屋外の育成場所で育てています!

葉の一部では、すこし葉焼けを起こしていますが、それでも絶好調な様子です!

「バーガンディ」は、最初バーガンディ色に染まる葉が、やがて黒っぽい色に変化していくことから、「黒ゴム」とも呼ばれる品種です。

この「バーガンディ」は、衣服をメインで取り扱っているオシャレなお店でお見かけし、購入してきました。

ここ数年のうちに雑貨屋さんなど、いろんなお店で植物が売られているのを見ることが多くなりましたね!

100円ショップでも「ゴムの木」として売られている種類で、育てやすい観葉植物として流通していますが、同じフィカス属の「フィカス・ベンガレンシス」やフィカスの仲間である「ガジュマル」などと比べると、環境を維持してあげないと調子を崩しやすい性質を持っているとも感じています。

(更新中)

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「バーガンディ」と同じフィカス属の植物、「フィカス・エスティカ・ティネケ」の成長記録も、別の記事でご紹介しているので、もしよろしければお読みください!

フィカス・エラスティカ・バーガンディのの育成環境

日当たり

「バーガンディ」は、観葉植物の中では寒さに強い性質をもった品種ではあるものの、寒い季節よりも暖かい季節を好む植物です。

成長期にあたる春から秋までは、屋外の軒下で直射日光が3~4時間程度あたる場所育てていますが、直射日光にあてる場合には、環境の変化を意識したいところ。

夏の季節は日陰に置くなど、強い光を制限してあげた方が葉焼けを起こすリスクも低く、株自体も健康的に成育する品種です。

冬の間は、室内の窓辺で育てていて、レースのカーテン越しの光をあてています。

耐陰性があるため、レースのカーテン越しの光でも生きていくことはできますが、本来の「バーガンディ」の美しさを楽しみたいのであれば、屋外の環境やレースのカーテンも開けて育てていくことがオススメ。

充分な光量が確保されていると葉の裏がバーガンディ色になり、逆に日照が不足しているか又は調子があまりよくないと、バーガンディ色にならないので、日当たりや体調の指標のひとつとなります。

室内に置くことで、落ち着いた雰囲気を演出することができるでしょう。

水やり

「バーガンディ」への水やりは用土が乾いたら、鉢底から流れ出てくるぐらい、たっぷりと水やりをしています。

たっぷりと水を与えることで、用土の中の雑菌や害虫を洗い流すことができ、鉢内の空気も入れ替わるので、植物の健康的な成長につなげることができます。

観葉植物は水はけの良い土を好みますが、多肉植物に使用するぐらい水はけの良い用土に植えていたところ、そこまで健康的な成育につなげることができませんでした。

市販の「観葉植物用の土」を使用することで、適度な水はけの良さや保肥力が担保されるので、「バーガンディ」を育てるときは、観葉植物用の土を使用してあげましょう。

「バーガンディ」は、乾燥を苦手とする植物です。
冬の室内は乾燥するため、霧吹きで葉に水をかける「葉水(はみず)」を毎日行うことで乾燥対策をしています。

100円ショップで購入できる、葉水用にも使用できる霧吹きグッズについては、別の記事でご紹介しています。
もしご興味があれば、読んでみてください!

肥料

以前、養生の際に使用した用土には、徐々に効きだす緩効性肥料を用土に混ぜることで肥料を効かせていました。

植え替えをしてからは、観葉植物用の土に腐葉土や堆肥などが入っているので、別途固形肥料を加えることはしていません。

また、春と秋の成長期は、週に1度程度の頻度で液体の速効性肥料をあげています。
パッケージの裏側などに、「観葉植物はこれぐらいの濃度で使用してください。」と記載があると思うので使用頻度や希釈率は守ることが重要です。

肥料を与えることで、健康的な成育をしていく品種だと感じているので、数年間植え替えをしていない場合には、肥料の含まれている用土に植え替えをすることや、用土の上から追肥として使用できる肥料も市販されているので、うまく活用して肥料分を吸収させてあげましょう。

「バーガンディ」が元気よく育っている用土は、下記の花ごころさんの観葉植物用の土です。

100円ショップでも質の高い用土が売られていますが、正直なところ100円ショップで売られている用土は、価格と入っている量を考えるとコスパがあまり高くありません。

園芸用土の有名メーカーから購入し、使用することで失敗する確率を下げることもできるでしょう。

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