アロエ・カスティロ二アエ(Aloe・castilloniae)の育て方・成長記録 (更新中)

アロエの人気種&希少種

目次

アロエ・カスティロ二アエの基本データ

育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★☆☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:マダガスカル トゥリアラ州
風水・花言葉:『健康』、『万能』
科・属:ユリ科 アロエ属 (ススキノキ科に分類されることもある)
学名:Aloe castilloniae

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アロエ・カスティロ二アエの成長記録

「サボテン多肉植物・ビッグバザール」という多肉植物のイベントで、見つけて購入してきた「アロエ・カスティロ二アエ(Aloe castilloniae)」の成長記録です!

これまでに育てたことのない品種ですが、とても感じの良い販売者さんから購入したこともあり、なんとか枯らさずに育てていきたいところ!!

2023年9月18日(September 18, 2023)

お迎えしてきたときの「カスティロニアエ」の様子です。

ほかの植物とはまた違った、青みがかった緑色の葉と幅広で厚みのある葉から、ダークレッドともいえる赤いトゲ「鋸歯」の色合いに惹かれて、以前から気になる品種でしたが、今回タイミングよく入手することができました!

以前と変わらない高い人気を誇っているように思いますが、以前すごく高騰していた販売価格が、すこしだけ落ち着いてきたので、増やしやすい部類に入る植物なのかもしれません。

「カスティロニアエ」は、自生地で大きく育つものは直径1mほどまで成長するようですが、ガーデニングで楽しまれる株は直径10~20cmぐらいの株が多く、街なかで見かけるアロエとは違ってコンパクトに楽しまれる品種です。

成長をしていくとドンドン上に茎を成長させていき、その茎にロゼット状に葉をつけていきます。
そして、茎や葉の重みに耐え切れなくなり、横にさらに下に茎を垂れ下がてくる、めずらしい特徴をもった植物です。
植物は水切れを起こしたときに、茎を垂れ下げてくる品種もいますが、「カスティロニアエ」が成長した姿は、水切れを起こした植物のようにも見えてきます。

茎が垂れ下がってくる理由は、自生地では崖などにしがみ付くように育っているので、あえて太陽光の方向(上)に成長していかなくても、ほかの植物との熾烈な日照確保の争いをしなくても良いのではないでしょうか。
ほかの植物が上に成長していくので、あえて上に成長せずに、むしろ横や下に垂れ下がった方が、効率よく日照を確保できるのかもしれません。

「カスティロニアエ」は、ゆっくりと時間をかけて成長していく品種のようなので、気長に育てていきたいと思います。

「カスティロニアエ」を入手した“サボテン多肉植物・ビッグバザール”については、下記の記事で書いています。

2023年10月4日(October 4, 2023)

自宅に「カスティロニアエ」をお迎えしてから、約3週間が経過しました。

お迎えしてからは屋外の日陰に置き、自宅の環境に慣れてもらっていましたが、徐々に鉢を日当たりのよい場所に移動させ、今は直射日光によく当たる場所で育てています。

現時点では、そこまで動きはありませんが、中心部から新しい葉が1cm程度伸びてきたように思います。
そして、直射日光を浴びている状態では、葉の色がより一層あざやかに見た目に!!

「カスティロニアエ」は、ひとがアロエ属の植物を交配させてつくり上げた“園芸品種”のような見た目をしていますが、ひとがつくり出した品種ではなく、元から自然の中で暮らしている植物です。

“アロエ”と聞くと、昔から年中路地で大きく成長している植物を思い浮かべると思いますが、「カスティロニアエ」の暮らしている地域は、厳しい寒さが訪れる環境ではないので、日本の凍てつくような寒さの訪れる冬の季節に屋外で育てるのはむずかしいでしょう。

今はまだ屋外も暖かいですが、最低気温がひと桁に突入したら、室内管理に切り替える予定です。

2023年12月9日(December 9, 2023)

その後、約2か月が経過したときの「カスティロニアエ」です。

2023年は10月に入っても暖かい日が続いた年でしたが、11月中旬にすこし冷えてきたので、暖かい室内に取り込み、その後は植物育成用のLEDライトの光を当てて育てています。

10月ごろに直射日光に朝から夕方まで当てていたところ、緑色が少し薄くなってしまったので、その後は屋外の日陰に移動し数週間様子をみていたところ、きれいな色合いが戻ってきました。

「カスティロニアエ」の自生地は、直射日光が長い時間降りそそぐ地域なので、直射日光は得意としているはずですが、ほかに合っていない環境があるのかもしれません。
それとも、実はそこまで強い直射日光は得意としていない・・・!?

だいぶ手探りではありますが、今後も元気に育ってほしいところです!

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2024年5月2日(May 2, 2024)

屋外も暖かくなってきたので、4月中旬に屋外管理に切り替えました。

あまり大きく成長していませんが、最初の写真と見比べてみると、成長自体は確認できますね!

下葉の一部が焼けてしまっていますが、冬の間に当てていた植物育成用LEDライトの光量が、すこし強すぎたことが原因かもしれません。
ほかの多肉植物が葉焼けを起こしていない環境だったので、「カスティロニアエ」は意外と光に弱い植物なのか、または植えている用土が自宅の環境に合っていないような気もしてきました。
今は購入時のままの鉢と土で育てていますが、多くの生産農家さんは、水やりの回数が少なく済むように水持ちの良い用土を使用する傾向にありますが、自宅で使用しているのは水はけの良い用土。

植えている用土の違いで、調子が上がらないのか、引き続き観察が必要なようです。

2024年9月7日(September 7, 2024)

そして、約4か月が経過した「カスティロニアエ」の様子です。

結局、土を入れ替えることはせずに、そのままの用土で育てていますが、結構な勢いで成長をしてくれています!
そして、自宅に来てからはじめて子株を付け、「カスティロニアエ」の本来の茎が垂れ下がるような気配すら感じさせてくれています!

真夏の間でも直射日光に当てていましたが、この夏は今のところ葉焼けを起こしていません。

これまで不調だったのは、お迎え時にあまり根が張っていない状態で、そこまで水分が吸えていないことが原因だったのかもしれません。
今のところ、癖の強めなアロエですが、良い意味ではいろいろと考えさせてくれる、多少「カスティロニアエ」の成長記録を今後もつけていきたいと思います!

(更新中)

同じアロエ属の仲間、「ダップルグリーン」の成長記録も下記の記事で書いているので、よろしければお読みください。

アロエ・カスティロ二アエの育成環境

日当たり

「カスティロニアエ」は、マダガスカルの「トゥリアラ州」という地域で暮らしている植物ですが、この地域は日照時間がとても長い特徴を持っていて、年間の日照時間は約3,600時間。
東京の年間日照時間は、2,000時間前後を推移しているので、1.5倍以上の日照時間があるという計算になります。

自生地の環境から判断すると、できるだけ多くの日照が当たる場所で育てることが望まれそうですが、自宅の環境では葉焼けを起こすことも・・・。
暑い時期に強すぎる光を長時間浴びるのは苦手な植物だと感じていますが、今のところまだ「カスティロニアエ」がどれぐらいの日照を好むのか、正直つかめていません。

「カスティロニアエ」は日照条件によって葉の色を変えていく特徴をもった植物で、光が強ければ緑色が薄くなり弱ければ緑色を濃くすることで、光合成の量を調整しているようです。

「カスティロニアエ」をお迎えからしてから、まずは屋外の日陰に置き、その後午前中だけ直射日光にあたる場所で育てていて、徐々に自宅の育成環境に慣れてもらいました。
春から秋までの暖かい季節は、朝から夕方まで直射日光に当たる場所で育て、冬の間は、植物育成用のLEDライトの光を約10時間当てて育てています。
暑い時期は午前中だけ直射日光に当てるなど、「カスティロニアエ」の様子をみながら、光量を調整していくことが望まれるでしょう。

水やり

「カスティロニアエ」は多湿な環境を苦手とする植物なので、水の与えすぎには注意が必要です
また、水やりを控えめにした方が、締まった姿をつくり上げることができるでしょう。

自宅では、春と秋の暖かい季節は、用土の中まで完全に乾いてから3~4日後に水やりをしています。
夏の暑い季節は、用土の中まで完全に乾いたら、すぐに水やりをしています。
今のところ、冬の寒い季節でも暖かい室内で、ある程度光量を保って育成できているので、冬の間も用土の中まで完全に乾いてから3~4日後に水やりをしていますが、寒い環境で育てる場合には、月に1回程度の水やりに抑えることで、「カスティロニアエ」の耐寒性を高めることができるでしょう。

「カスティロニアエ」は、多肉植物の仲間なので、観葉植物の葉に与える“葉水”を与える必要はありません。

肥料

「カスティロニアエ」の成長期といえる春から秋までの季節は、2週間に1度程度、液体肥料を与えています。
(希釈率はサボテン類と同じ濃度です。)
自宅では、冬の間でも液体肥料を同じ頻度で与えていますが、基本的に冬の間には肥料を与えない方が無難です。
理由は、寒い環境では「カスティロニアエ」が肥料分を必要としなくなるから。

「カスティロニアエ」に限ったことではありませんが、肥料の与えすぎは厳禁です
「カスティロニアエ」のゆっくりとした成長速度にあわせて、肥料分を与えることで、健康的に成長してくれるでしょう。

用土は購入時のままなので、用土の中に緩効性肥料などが入っているかどうかは不明です。

すこし金額は高めですが、成長のブーストをかけたいときには「HB-101」といった活力剤を使用しています。
重要なタイミングに使用するだけでも、効果が発揮されているように感じています。

インターネットなどで純血の「カスティロニアエ」としてハイブリッド種(ほかのアロエとの交配種)が売られていることもあるようなので、純血の「カスティロニアエ」が欲しい場合は、注意した方がよいでしょう。
できれば、ガーデニングショップや、生産者さんと直接顔を合わせることのできる植物イベントで入手した方が、無難な品種です。

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