『新宿御苑』で植物観賞してきました!桜や梅が彩る日本庭園の魅力

花見と散策で癒し時間

新宿駅からほど近い場所には、心と体を癒やしてくれる「新宿御苑」があります

新宿という街には、多くのエネルギーと刺激が転がっています。

筆者

そんな日常に少し疲れたら、自然の中でひと息つくのもよいでしょう。

「新宿御苑」は、長い歴史を感じさせる日本庭園と、元気あふれる植物が育つ、心安らぐ空間です。
園内ではゆっくりと時間が流れ、緑に囲まれた穏やかな環境が、疲れた心を静かに満たしてくれます。

この記事では、桜や梅が咲き誇る季節に「新宿御苑」を訪れたときのことをご紹介します

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目次

新宿御苑で見られる植物&園内の様子

新宿御苑の出入り口(新宿門)

新宿御苑には、新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門の3つの入り口があります。
この日は、JR新宿駅からもっとも近い新宿門から入園しました。

この日は雲ひとつない晴天で、絶好の散策日和となりました

大迫力な「ハクモクレン」(Magnolia denudata)

新宿門をくぐってすぐ、目に飛び込んできたのは、樹高10m以上ある大きな「ハクモクレン」です

まだつぼみの状態でしたが、黄色がかった白い大きな花びらは今にも開きそうで、その存在感に圧倒されます。

多くの来園者が足を止め、スマホやカメラでその姿を写真に収めていました。
開花のピーク時には、さらに多くの人びとで賑わうのでしょう。

ユニークなオブジェ?「ラクウショウ」(Taxodium distichum)

園内の遊歩道を歩いていると、地面から不思議な形をした物体がいくつも突き出ているのを見つけました。

これは「ラクウショウ」という植物の根で、この突起で空気中の酸素を取り込んでいるのだそうです。

もし説明書きがなければ、ユニークなオブジェだと勘違いしてしまいそうな、おもしろい見た目をしています。
ラクウショウは漢字で「落羽松」と書き、鳥の羽のような葉を落とすことや、葉の形が松に似ていることから名付けられたと言われています。

筆者

このユニークなすがたは、いちど見たら忘れられません。

ちなみに‟松”の字が使われていますが、マツ科ではなくヒノキ科の植物です。

可憐な「ニホンスイセン」(Narcissus tazetta var. chinensis)

「ニホンスイセン」は、新春を告げているように、白い花を開かせていました

すらりと伸びた茎から、白い花びらと黄色の副花冠(ふくかかん)が顔をのぞかせています。
スイセンは漢字で「水仙」と書き、湿った環境を好むことと、うつくしい見た目が仙人のようであることから名付けられました。
冬に寒さに当てることで、春にうつくしい花を咲かせる性質を持っています。

筆者

ニラやネギと見間違えてしまうほど似ているので、誤って食べないように注意が必要です。

散策で見つけた不思議な「岩」

園内を歩いていると、奇妙な形をした岩を見つけました。

案内板がなかったため、その正体は謎のままですが、岩に空いた穴や不規則な凹凸が、その長い年月を物語っています。

新宿御苑には、壮大な庭園や背の高い植物に目を奪われがちです。
しかし足元にも注目してみると、ニホンスイセンのような可憐な花や、この不思議な岩のように、おもしろい発見がたくさんあります。

筆者

じっくりと観察しながら歩くことで、新宿御苑の奥深い魅力をさらに感じられるでしょう。

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1,000本の「桜」が咲き誇る(Cherry blossoms)

春の訪れとともに、新宿御苑の主役となるのが桜です。

園内には約65品種、1,000本もの桜が植えられており、見る者を圧倒します

特に見頃は3月下旬から4月上旬にかけて。
この時期は、満開の桜を目当てに多くの人びとが訪れます。

都会の街中で見る桜もうつくしいですが、歴史的な建物や日本庭園を背景に眺める新宿御苑の桜は格別です

青空を背景に、ピンク色の花びらが一層あざやかに映えていました。

桜と「梅」の共演(Plums)

新宿御苑では、桜だけでなく梅の花も楽しめます

この日は、紅白の色合いが上品で、うつくしい梅の花を見ることができました。

梅は桜に比べて品種のバリエーションが豊富で、一つひとつに個性があります。
春に訪れれば、桜と梅の両方をいちどに鑑賞できるかもしれません。

筆者

梅の蜜を吸いに来ていた鳥が、かなり近づいても逃げないほど、ひと懐っこかったのが印象的でした。

スターバックスコーヒー

新宿御苑には、特別なロケーションにある「スターバックスコーヒー新宿御苑店」があります。

2020年3月にオープンしたばかりのこのカフェは、豊かな緑と歴史ある日本庭園に囲まれています

お馴染みのロゴですね。

散策の途中に立ち寄って、庭園の景色を眺めながら、いつものおいしいコーヒーを味わう。ここでは、都会の真ん中であることを忘れてしまうほどの、穏やかな時間が流れています。

知っておきたい新宿御苑の歴史

新宿御苑の歴史は非常に長く、そのはじまりは、今から400年以上も前の1591年まで遡ります。

「御苑」とは元々、天皇が所有する庭園を意味し、新宿御苑もかつては皇族専用の庭園でした。
一般に公開されたのは、昭和24年(1949年)になってからです。

多くの人に愛されるこの場所は、年間250万人以上が訪れる年もあるほどの人気ぶり

特に桜のシーズンは、入場制限がかかることがあるので注意が必要です。
せっかく足を運んだのに、入れなかった…という事態にならないよう、事前に公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、新宿のど真ん中にある自然豊かな「新宿御苑」を散策したときの様子をご紹介しました

園内にはハクモクレンやラクウショウ、季節の訪れを告げるスイセン、春の主役である梅と桜まで、さまざまな植物が育っています。
長い年月をかけて形成されたであろう不思議な岩が、足元に転がっているなど、新たな発見もたくさんありました。

忙しい毎日から少し離れて、植物や自然の不思議に触れる時間は、心にゆとりを与えてくれます

ぜひ新宿御苑を訪れて、心と体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか!?

ちなみに、新宿御苑の中にある大温室については、以下の記事でご紹介しています
大温室の中では、南国系の植物を中心に、さまざまな植物との出逢いがありました

これまで実際に足を運んだ関東の植物園は、以下の記事でまとめてご紹介しています
新宿御苑以外にも魅力的なスポットがあるので、よろしければお読みください

新宿御苑の基本情報

住所&アクセス

≪住所≫
東京都新宿区内藤町11番地

≪アクセス≫
「新宿駅」   から徒歩10分
「北参道駅」  から徒歩10分
「西武新宿駅」 から徒歩15分
「千駄ヶ谷駅」 から徒歩5分
「新宿御苑前駅」から徒歩5分
「新宿三丁目駅」から徒歩5分
「国立競技場駅」から徒歩5分

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