日本さくら名所100選
日本人に人気なお花見といえば、「桜」、「梅」、「バラ」、「ネモフィラ」、「チューリップ」など、それぞれが違った美しいお花を咲かせ、それぞれ持っている魅力でひとびとを魅了してくれます!
神奈川県を代表する桜のお花見スポットには、野毛山や生田、鎌倉や箱根など各地に存在しますが、本日は神奈川県内を代表するお花見スポットのひとつ「小田原城」に行ってきたときのことを記事にします!
「小田原城」には過去にも何度か足を運んだことがありますが、タイミングとしてはお花見シーズンではありませんでした。
あらためて、お花見シーズンに訪れてみると、そこにはいつも以上に風格を増している景色が広がっていました!
小田原城の歴史
小田原駅から徒歩で約10分の場所にある「小田原城」ですが、駅と小田原城の間に高い建物はないので、駅からもお城を見ることができます。
「小田原城」については、いまだにいつ建てられた城郭なのかは分かっておらず、有力な説としては15世紀中ごろに造られたと考えられているので、城郭には500年を超える歴史が刻まれています。
これまでの長い歴史のなかで解体なども行われてきていますが、1960年に復興し、2015年から2016年にかけて耐震補強工事も行われ、いまの小田原城があります。
最寄り駅である小田原駅は小田原市の中心地として栄え、JR東海道本線、小田急小田原線、箱根登山鉄道など、複数の鉄道が走っており、東京側から行くと“箱根への玄関口”としても知られているエリアです。
「小田原城」は、そんな小田原駅から歩いて行けるアクセスの良さもあり、いつ行っても観光客でにぎわっているスポットのひとつですが、特にお花見シーズンは多くのひとびとで溢れるスポットとして知られています!
小田原城址公園
城郭といえば、主に大人が訪れるスポットで、一緒に子どもを連れて行っても子どもが飽きてしまうスポット。といったイメージが先行しますが、小田原城の周辺は「小田原城址公園」という、ファミリーで訪れても楽しめる施設があります!
- こども遊園地
- 豆汽車などが走り、子どもが楽しめるスポット
- NINJA館(歴史見聞館)
- 忍者について学ぶことができ、新鮮な体験もできる館
- 甲冑着付け体験
- 武士やお姫様、忍者に変身することができる
- 手裏剣打ち体験
- 手裏剣を投げることのできる体験ブース
ただ単に施設があるだけではなく、お城のすぐ近くでは「忍者」がマイクを片手に、当時使用していた武器や道具、忍術などについて詳しく紹介していて、小さなお子さんを中心に熱心に説明を聞いていました!
忍者には、「暗躍する影」や「裏社会」といった、ネガティブなイメージを抱くかもしれません。
しかし、これまでに忍者は様々な役割を担ってきており、悪いことだけではなく良い活躍をしていた時代はあるそうです。
いずれにしても、忍者は高い身体能力を誇り、いつの時代でも頼りになる存在であったことは間違いないでしょう!!
小田原城址公園内の植物・イベント
小田原城址公園(おだわらじょうしこうえん)は、平成18年に「日本の歴史公園100選」にも選ばれている由緒正しい公園のひとつです。
小田原城址公園の敷地内では小田原の歴史を学ぶことだけではなく、たくさんの植物も楽しむことができます!
桜
小田原城址公園の敷地内では、桜の開花時期にあわせて3月下旬~4月中旬にかけて桜がライトアップされていて、21時まで「夜桜」を楽しむことができるので、昼と夜の違った顔を見るのも有りかもしれません!
「日本の歴史公園100選」に選ばれている小田原城址公園の中では、「日本さくら名所100選」にも選ばれていて、約300本の桜が開花するお花見の名所として知られています。
日本では、「ソメイヨシノ」が圧倒的なシェアを誇っている“桜業界”ですが、小田原城址公園でお花を咲かせる桜は、「ソメイヨシノ」だけではありません!
実際に「小田原城址公園」の敷地内で楽しめる桜のお花は、下記の通りです。
- カワヅザクラ(2月上旬~3月上旬)
- ソメイヨシノ(3月下旬〜4月中旬)
- オオシマザクラ(4月上旬)
- シダレザクラ(3月下旬~4月上旬)
カップルやファミリー以外にも、海外から観光目当てで来られている方も大勢いて、桜にスマホを向けて写真におさめている様子がうかがえました!
満開のお花を楽したいのであれば、事前に小田原城の公式HPはチェックした上で足を運ぶことをオススメします!
開花時期には、そのときのお花の状況を更新しているので、ありがたいサービスです。
小田原おでんサミット
わたしが小田原城址公園に行ったときには、ちょうど「小田原おでんサミット」が開催されているタイミングでした!
おでんは様々な地域で独自の進化を遂げてきているので、発祥の地がむずかしいとされています。
ここでは「沖縄おでん」を始めとし、各地域で進化を遂げてきたおでんの屋台が集結しているエリアは、特に大勢の人混みで溢れていました。
わたしは桜のお花見に行きましたが、小田原城址公園ではほかの季節でも、多くの植物が季節ごとに咲き誇るお花を見せてくれるようです。
- 梅(約250本)
- つつじ(約1,900本)
- ハナショウブ(約10,000本)
- アジサイ(約2,500本) 等々
植物たちは長生きする生き物なので、古くから小田原城址公園の景色を見てきたことでしょう。
植物が小さいころには、小田原の長い歴史を自分の「芽」で見てきたのだと思います。
二宮金次郎
小田原城址公園には、「二宮金次郎」の銅像がありました。
銅像が合った理由は、有名な「二宮金次郎」は、ここ小田原市で生まれた人物だからです。
なかなかの貧しい家庭で育った人物で、室内での勉学をさせてもらえなかったことから、この歩きながら本を読む銅像が生まれています。
いまは、歩きスマホや歩きタバコなど、歩きながらなにか別のことをすることに対しては、そんなに良いイメージが湧かないですが、歩きながらでも本を読むこと自体は、少なくともものすごい勉強家であったというのが伝わってきますね。
読んでいる本に熱中し過ぎて、何かの事故につながらないことを祈るばかりです。
神奈川県を中心に、実際に行ってきたオススメお花見スポットを、下記の記事でまとめています。
小田原城・小田原城址公園の基本情報
住所・アクセス
神奈川県小田原市城内6-1
「小田原駅」から徒歩7~10分
営業時間・休み
AM9時00分〜PM17時00分
(入館はPM16時30分まで)
休み:12月31日〜1月1日
入館料(天守閣)
一般:510円
小中学生:200円
電話番号・公式HP
0465-23-1373
【公式】小田原城の公式HP
小田原駅からバスで行ける植物園「小田原フラワーガーデン」についても、別の記事でご紹介しています。
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