日本さくら名所100選
植物が咲かせるお花を楽しむ「お花見」は、あまりのうつくしさから、人びとを魅了してくれるもの!
そして、神奈川県には桜の名所が、いくつも存在します!
たとえば、鎌倉や箱根、野毛山、生田などが挙げられますが、この記事では神奈川県を代表するお花見スポットのひとつ、「小田原城&小田原城址公園」をおとずれたときの体験を、ご紹介します
これまでにも、小田原城には何度かおとずれたことがありますが、お花見シーズンに行くのは今回がはじめて。
満開の桜に彩られたお城の景色は、いつも以上にその風格を際立たせていました!
小田原城址公園
公園内のエリア
城郭というと、大人向けの観光スポットというイメージが強く、「子どもを連れて行くと、飽きてしまうのでは?」と思われがちです。
しかし、小田原城周辺には「小田原城址公園」があり、ファミリーでも十分楽しめる施設が充実しています!
- こども遊園地
- 豆汽車などが走り、小さな子どもでも楽しめる遊具が揃っています。
- NINJA館(歴史見聞館)
- 忍者の歴史や文化について学べる施設で、新鮮な体験ができるスポットです。
- 甲冑着付け体験
- 武士やお姫様、忍者の衣装を身にまとい、当時の雰囲気を味わうことができます。
- 手裏剣打ち体験
- 実際に手裏剣を投げることができるブースで、忍者気分を楽しめます。
これだけのエリアがあれば、小さなお子様でも飽きることなく、楽しみながら歴史を学ぶことができるでしょう!
忍者の魅力とは!?
公園内では、施設だけでなく忍者のパフォーマンスも見どころのひとつ。
お城のすぐ近くで、忍者がマイクを片手に、当時の武器や道具、忍術について詳しく解説してくれます。
その説明を、熱心に聞く子どもたちのすがたも、印象に残りました!
忍者と聞くと、「影の活動」や「裏社会」といったネガティブな印象を抱くかもしれません。
しかし、歴史の中で忍者はさまざまな役割を担い、悪事だけではなく、人びとに貢献した時代もあったといわれています。
いずれにしても、忍者が持つ高い身体能力や機敏さは、いつの時代でも頼りになる存在だったことは間違いありません!
小田原城址公園をおとずれた際には、忍者のパフォーマンスにも、注目してみることをオススメします!
小田原城址公園内の植物・イベント
小田原城址公園(おだわらじょうしこうえん)は、平成18年に「日本の歴史公園100選」にも選ばれている由緒正しい公園のひとつです。
この公園では小田原の歴史を学ぶことだけではなく、たくさんの植物も楽しむことができます!
桜
小田原城址公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれており、約300本の桜が咲き誇るお花見の名所として知られています。
桜の開花時期には、3月下旬から4月中旬にかけてライトアップが行われ、21時まで幻想的な夜桜を楽しむことができます。
昼間の景色とはまた違った、味わい深い夜の雰囲気を味わうことも、小田原城址公園内の魅力のひとつです!
日本では、「ソメイヨシノ」が圧倒的なシェアを誇っている“桜業界”ですが、小田原城址公園でお花を咲かせる桜は、「ソメイヨシノ」だけではありません!
実際に「小田原城址公園」の敷地内で楽しめる桜のお花は、下記の通りです。
- カワヅザクラ(2月上旬~3月上旬)
- ソメイヨシノ(3月下旬〜4月中旬)
- オオシマザクラ(4月上旬)
- シダレザクラ(3月下旬~4月上旬)
カップルやファミリー以外にも、海外から観光目当てで来られている方も大勢いて、桜などをスマートフォンで撮影する光景がうかがえました!
満開のお花を楽したいのであれば、事前に小田原城の公式HPで開花情報をチェックした上で足を運ぶことで、お花見を存分に楽しめるでしょう!
季節ごとに楽しめる植物
小田原城址公園では、桜だけでなく、さまざまな植物が季節ごとに彩りを添えています。
- 梅(約250本)
- つつじ(約1,900本)
- ハナショウブ(約10,000本)
- アジサイ(約2,500本) など
植物たちは長生きする生き物なので、古くから小田原城址公園の景色を、見守ってきたのかもしれません。
植物が小さいころには、小田原の長い歴史を、自分の「芽」で見てきたのだと思います
ちなみに、神奈川県を中心に、実際に行ってきたオススメお花見スポットを、下記の記事でまとめています。
小田原おでんサミット
わたしがおとずれたときには、ちょうど「小田原おでんサミット」が開催されていました!
おでんは様々な地域で独自の進化を遂げてきているので、明確な発祥地は定まっておらず、特徴をもったおでんが地域ごとに浸透している食べものです!
ここでは「沖縄おでん」をはじめ、各地域で進化を遂げてきたおでんの屋台が集結。
サミット会場は、多くの来場者で賑わい、活気にあふれていました!
二宮金次郎の銅像
小田原城址公園には、「二宮金次郎」の銅像があります!
この銅像が設置されている理由は、二宮金次郎(本名:二宮尊徳)が、ここ小田原市の出身であることに由来します。
二宮金次郎は、貧しい家庭に育ちながらも勉学に励んだことで知られています。
室内で十分に学ぶ環境がなかったため、「歩きながら本を読む」すがたが象徴として描かれ、この銅像が生まれました。
現在では、歩きスマホや歩きタバコといった「歩きながら何かをする行為」は否定的に捉えられることが多いですが、二宮金次郎の姿からは、どんな状況でも学ぶ姿勢を貫いた、彼の努力家としての一面が伝わってくるでしょう。
ただし、読書に熱中しすぎて注意が散漫になり、事故につながらないように願うばかり…。
この銅像は、過去の偉人の学びへの情熱を感じさせるとともに、現代へのメッセージも含んでいるかもしれません!
小田原城の概要と歴史
小田原駅から徒歩で約10分の場所にある「小田原城」ですが、駅とお城のあいだに高い建物がほとんどないので、駅からでもそのすがたを眺めることができます。
「小田原城」がいつ建てられたのか、正確には分かっていませんが、有力な説では15世紀中ごろに築かれたとされています。
つまり、小田原城には500年以上の歴史が刻まれているのです。
そのあいだ、解体や復元が繰り返されてきましたが、現在の小田原城は1960年に復元され、さらに2015年から2016年にかけて耐震補強工事が施されました。
最寄りの小田原駅は、小田原市の中心地として栄えており、JR東海道本線や小田急小田原線、箱根登山鉄道など複数の鉄道路線が通っています。
また、東京方面からおとずれる人びとにとっては「箱根の玄関口」としても知られるエリアです。
このアクセスの良さも相まって、「小田原城」はいつおとずれても観光客で賑わう、人気スポットのひとつ!
お花が咲いていない季節でも、十分に観光名所としての役割を果たしていますが、特に、桜が咲き誇るお花見シーズンには、多くの人びとがおとずれる名所として知られています!
小田原城・小田原城址公園の基本情報
住所・アクセス
神奈川県小田原市城内6-1
「小田原駅」から徒歩7~10分
営業時間・休み
AM9時00分〜PM17時00分
(入館はPM16時30分まで)
休み:12月31日〜1月1日
入館料(天守閣)
一 般:510円
小中学生:200円
電話番号・公式HP
0465-23-1373
【公式】小田原城の公式HP
小田原駅からバスで行ける植物園「小田原フラワーガーデン」についても、別の記事でご紹介しています。
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