ユーフォルビア・ギラウミニアナ(Guillauminiana)の育て方・成長記録

珍奇植物の代表種

目次

ギラウミニアナの基本データ

育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★☆☆☆☆
入手し易さ:★★☆☆☆
耐 寒 性:★★★☆☆(耐寒温度(目安):10℃)
耐 暑 性:★★★★★

原 産 地:マダガスカル
風水・花言葉:明るく照らして、地味、控えめ
科・属:トウダイグサ科・ユーフォルビア属
学名:Euphorbia guillauminiana
別名:鬼棲閣(きせいかく)

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ギラウミニアナの成長記録

2023年7月17日(July 17, 2023)

千葉県にある「サボテンオークション日本」が、定期的に開催している、「お客様デー」でお迎えしてきました!

「ユーフォルビア・ギラウミニアナ」の成長記録を付けていきます

購入時のギラウミニアナの様子。

一本の幹から枝がいくつも分岐し、分岐した先で鋭いトゲを付け、枝先で縦長の葉を展開させています!
はじめて「ギラウミニアナ」を見たときは、そのユニークな風貌に、とても驚きました!
「珍奇植物」や「ビザールプランツ」という言葉が、とてもよく似合う品種です。

サボテンオークション日本の「お客様デー」は、塊根植物を中心にしたラインナップで、リーズナブルに植物の購入ができるイベントです。
特に関東地域に在住で、塊根植物にハマっている方々にとって見逃せないイベントですが、このイベントの開催地は千葉。
わたしの自宅は神奈川なので、気軽に足を運べる距離感ではなく、これまで参加を見送っていました。
ただ、多肉植物好きのひとりとして、いちどは参加したいイベントだったので、意を決して行ってみることに!

イベント時の様子を見ていて、正直「ギラウミニアナ」は、ほかのイベント参加者からは人気を集めている様子はありませんでした。
ただ、個人的には大満足なショッピングができました!

2023年12月7日(December 7, 2023)

自宅にお迎えしてから、約5か月が経過し、はじめての冬を迎えている「ギラウミニアナ」です。

「ギラウミニアナ」はお日様の光が好きなので、お迎えをしてからずっと、朝から夕方まで直射日光が当たる屋外で育てていました!
真夏の直射日光は、光が強すぎて品種によっては体調を崩すこともありますが、「ギラウミニアナ」は暑さや強い光には強いようです。
暑い季節のあいだも、葉焼けなどの不調は見受けられませんでした!

休眠が進行している様子。

まだ自宅に来てから植え替えていませんが、水はけ(排水性)&通気性のよい園芸用土に植えられているので、今のところ、植え替えをする予定はありません。
「ギラウミニアナ」は乾燥した環境を好みますが、現状の園芸用土との相性がよい様子で、雨に直接当たる環境でも問題なく成育しています!

多くの植物には、「成長期」と「休眠期」があり、それは塊根植物にも当てはまること。

植物の「成長期」と「休眠期」
  • 成長期
    • 葉を展開し、グングンと成長を見せる季節
  • 休眠期
    • 品種によっては一時的に葉を落とし、成長が停滞する季節

「ギラウミニアナ」は、休眠期である冬に差しかかるタイミングで葉を落とし、無駄な体力を使わないようにして苦手な季節に備えます。
12月に入ったタイミングで、落葉が進行し、もう少しで完全に休眠状態に入ると思います。
塊根植物を育てはじめたころは、休眠のタイミングにとても気を遣いましたが、意外と大丈夫なものです!
「ギラウミニアナ」にも、必要以上に気を遣わず、様子を見ていこうと思います。

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2024年6月2日(June 2, 2024)

塊根植物にとって、春の季節は休眠期から目覚める季節。
自宅で育てているほかの塊根植物が、続々と休眠から覚めていく中で、「ギラウミニアナ」はなかなか葉を展開させる雰囲気がありませんでした…。
株によってはそのまま眠りから覚めずに、枯れてしまうこともありますが、5月中旬ごろから、無事に葉を展開してきました!

休眠期の状態を確認するためには、株を手で少し押してみて、変な柔らかさがあると調子を崩している可能性があります。
「ギラウミニアナ」は触っても硬かったので、枯れていないとは思っていましたが、もう少し早く目覚めてほしいものです!

休眠から無事に目覚めてくれました。

まだ葉が完全に生え揃っているとはいえませんが、一定量の葉を展開したので、ひと安心!

多肉植物は成長が遅いグループですが、「ギラウミニアナ」は特に成長速度が遅い品種です。
1年育てていても、枝の分岐が1~2本進むぐらいの成長速度と聞いたこともありますが、今のところ、前評判通りの成長速度です…!
成長速度が遅いときに焦ってもよいことはないので、植物のペースに合わせて、じっくりと育てていきます!

2024年12月5日(December 5, 2024)

2024年も、休眠期を迎えた「ギラウミニアナ」の様子です。

まだ落葉は完了していませんが、水やりを控えていることもあり、もうすぐ、すべての葉を落とすと思います。

お迎えしてから、ほとんど成長を感じれない「ギラウミニアナ」ですが、2024年は何度かお花を咲かせました!
自家受粉にチャレンジしたものの、成功には至らなかったので、2025年は自家受粉を成功させ、たねから育てる「実生」にもチャレンジしたいところ!

相変わらず植え替えをしていませんが、「サボテンオークション日本」では、購入後2年間は植え替えをしないことを推奨しています。
もともとは海外から根がない状態で輸入されてきた植物なので、根が園芸用土の中で定着するのを、ある程度待った方がよいということです。
2025年は植え替えをしようか迷いどころですが、今のところ株が調子を崩したり窮屈そうにしていたりする印象もないので、このままの鉢で育てていくつもりです。

1本の幹から枝を何本も分岐させる、ユニークなカタチをつくり上げる「ギラウミニアナ」のすがたは、まさに珍奇植物です!
今後も、成長記録をつけていきたいと思います

(更新中)

ユーフォルビアをはじめとした多肉植物の成長記録は、下記の記事でまとめています
よろしければ、あわせてお読みください。

ギラウミニアナの育成環境

日当たり

「ギラウミニアナ」は、強い光が大好きな多肉植物なので、なるべく長い時間、日照が確保できる育成場所で育てることが望まれます。
低重心な株が人気を集めていますが、日照が不足すると、株がヒョロヒョロとしたすがたに徒長し、樹形が崩れてしまう原因にも…。

自宅では、春から秋までの暖かい季節は、朝から夕方まで直射日光が当たる場所で育てています。
冬のあいだは葉を落としますが、株自体は最低限の光合成をしています。
室内で育てる場合でも、植物育成LEDライトを使用し日照を確保していくことで、冬越しが成功する可能性を上げられるでしょう。

「ギラウミニアナ」は寒さに弱いので、室内に取り込むケースが多いですが、室内ではどうしても光量不足に…。
冬のあいだの日照確保が、課題のひとつです。

水やり

「ギラウミニアナ」は、乾燥気味の環境を好むので、水やりは控えめに与えていくことが望まれます。

自宅では春から秋までの季節、雨の水が直接当たる「雨ざらし」の環境で育てていて、基本的に水やりは雨に任せています。
水はけのよい園芸用土を使用していない場合には、多湿になりやすい雨ざらし環境は、避けた方がよいでしょう。
また、冬のあいだは水やりを控えることで、植物の耐寒性向上にもつながるので、月に1回ほどの水やりに留め、断水気味に育てています。

その他、植物の耐寒性向上の対策は、下記の記事で詳しくご紹介しています

肥料

「ギラウミニアナ」は、成育のために多くの肥料分を必要としません。
肥料分がなくても成育しますが、成長期には、肥料を与えた方が健康的に育ってくれます!
逆に休眠期に、肥料を与えると調子を崩す原因にもなるので、肥料は控えることが望まれます。

植えている園芸用土は購入時のままなので、用土の中に固形肥料が入っているかどうかは分かりません。
液体肥料は、春と秋に月1~2回ほど与えています。

サボテンオークション日本で使用されている園芸用土は、水はけや通気性が重視され、失敗するリスクが低い用土を使用していると感じます。
同社は海外から根の生えていない「未発根株」を輸入し、発根させた上で販売している会社なので、発根管理用にも使用している用土なのだと思います。
「ギラウミニアナ」などの塊根植物を、市販されている園芸用土で育てる場合には、下記の用土もひとつの選択肢になるでしょう。
花ごころの園芸用土は、コスパがよく、お値段以上のお買い物ができるので、おすすめです。

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