多肉植物の成長を楽しむ
多肉植物の育成はむずかしい!?
たしかに、そのユニークな見た目から、とっつきにくい印象をもたれることが多い植物です。
しかし、多肉植物の生命力は強く、育てやすい品種が多いでしょう!
自宅では300から400鉢ほどの植物を育てており、すべての植物を枯らさずに一年間を過ごせたことはありませんが、それでも最小限のミスで抑えられていると思います。
この記事では、自宅で育てている多肉植物の成長記録をまとめています
100円ショップでお迎えしてきた多肉植物の成長記録は、下記の記事でご紹介しているので、よろしければお読みください
※植物の数が多すぎるので、別の記事にしています。
エケベリア属の植物
ベンケイソウ科エケベリア属のグループにいる多肉植物は、「優美」や「たくましさ」といった花言葉をもっています!
100円ショップで購入してきた株は、いくつも枯らしてしまっていますが、ガーデニングショップで購入してきた株は、枯れるリスクが低いと感じています。
ザラゴーサ&アガボイデス
「ザラゴーサ」と「アガボイデス」は、エケベリアの発根管理に初挑戦した株です!
エケベリアの発根管理は、暖かい気温さえ確保されていれば、そこまで難易度は高くないでしょう。
原産地 | アメリカ南部・メキシコ(ハリスコ州 ほか) |
学 名 | Echeveria cuspidata var. zaragozae(エケベリア ザラゴーサ) Echeveria agavoides(エケベリア アガボイデス) |
記録開始日 | 2023年10月10日から(継続中) |
いずれの品種も、葉の厚みや葉色に特徴があるので、育てていておもしろい品種です!
自宅(神奈川)の育成環境では、一年中屋外で育てています!
シルエット&モンロー
「シルエット」と「モンロー」は、多肉植物のイベントに参加したときに購入した株です。
使用している鉢は、100円ショップで購入したものです。
そして、園芸用土の上は、白い化粧砂で彩っています!
原産地 | アメリカ南部・メキシコ(ハリスコ州 ほか) |
学 名 | Echeveria Silhouette(エケベリア シルエット) Echeveria Monroe(エケベリア モンロー) |
記録開始日 | 2023年10月10日から(継続中) |
100円ショップには植物だけではなく、いろいろな植木鉢が並んでおり、税込110円の鉢もあなどれる存在ではありません。
すこし劣化は早いように思いますが、100均で購入したことが分かりづらい見た目をしています。
そして植物を映えさせる化粧砂の存在は、うつくしいエケベリアのすがたを、さらに魅力的なものにしてくれるでしょう!
桃太郎(モモタロウ)
数あるエケベリアの中でも、高い人気を維持している人気種に、「桃太郎」がいます!
自宅では屋外の環境に置き、放置気味で育てていますが、気づけばカッコ良く育っている優良種です!
原産地 | アメリカ南部・メキシコ(ハリスコ州 ほか) |
学 名 | Echeveria cv. Momotarou(エケベリア モモタロウ) |
記録開始日 | 2023年1月2日から(継続中) |
「桃太郎」とよく似た品種に「チワワエンシス」というエケベリアがいます!
以前、多肉植物専門店で店員さんに、ふたつの品種の違いを聞いたところ、下記のような回答がありました!
「桃太郎」と「チワワエンシス」は、よく似ていますが、どのような違いがありますか?
実は、あまり明確な違いは分かりません…。
多肉植物のプロの方でも明確な違いが分からないとなると、市場に出回っている株も、ふたつの品種が混同してしまっている可能性があるでしょう。
「桃太郎」の成長記録は、下記の記事で書いています。
ラウイ
「ラウイ」は、暑さを苦手としている品種です。
自宅でも、真夏の季節に体調を崩してしまいました。
原産地 | メキシコ |
学 名 | Echeveria Laui(エケベリア・ラウイ) |
記録開始日 | 2024年6月10日から(継続中) |
肉厚な葉を白く染めるすがたは、人気が高いことが納得の品種といえるでしょう!
「ラウイ」は、すごく多く出回っている品種ではないですが、多肉植物専門店に足を運ぶと、出逢える確率が高いかもしれません。
エケベリアが、鉢の大きさでどれぐらい成長に差が出るのか、実験したときの様子は、下記の記事でご紹介しています
鉢の大きさは、植物の大きさに比例することがよく分かる実験結果となりました!
ハオルチア属の植物
ツルボラン科ハオルチア属のグループにいる多肉植物の花言葉は、「小さな愛」です。
「雫石(しずくいし)」、「砂漠の宝石」、「クリスタルプラント」という別名をもち、自生地では岩陰などで暮らしている植物です。
強い光を求める多肉植物が多い中、「ハオルチア」は強い光を苦手な、めずらしい特徴をもっています。
オブツーサ
「オブツーサ」は、ハオルチアを代表する品種といえるでしょう。
“窓”とも呼ばれる葉先は、向こう側の光が透き通り、植物自体が光沢を放っているようにも見える、「オブツーサ」の特徴的な部分です。
原産地 | 南アフリカ ケープ地方 |
学 名 | Haworthia cooperi var. truncata(ハオルチア クーペリー トランカータ) |
記録開始日 | 2023年1月2日から(継続中) |
どんどん成長していき、あたらしく子株を旺盛に吹く品種です。
増やそうと思えば、数年間で自宅の育成環境をたくさんの「オブツーサ」で埋め尽くせるかもしれません…!?
自宅で、「オブツーサ」の株分けをしたときの様子は、下記の記事で書いています
ブラック・オブツーサ
「ブラック・オブツーサ」は、今のところ成長が遅く、子株もほとんど吹きません。
直射日光には当てず、かといって弱すぎる光を当てるわけではなく、という日照の調整にコツが必要な品種だと感じています。
原産地 | 南アフリカ ケープ地方 |
学 名 | Haworthia cooperi var. truncata ‘Black Obtusa’(ハオルチア クーペリー トランカータ ‘ブラック オブツーサ’) |
記録開始日 | 2023年1月2日から(継続中) |
育成難易度は低くありませんが、その名にあるとおり、黒っぽい葉色は見る者を魅了するでしょう!
多肉植物のように何年も育てられるわけではありませんが、季節ごとの元気なお花を自宅に届けてくれる、アンドプランツさんの「お花の定期便」をご存じでしょうか!?
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ユーフォルビア属の植物
トウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物は、派手なお花を咲かせる品種が少ないグループ。
派手ではないお花の見た目から、花言葉は「明るく照らして」、「地味」、「控えめ」といった言葉がつけられています。
控えめな見た目であっても、実際に自分で育てているユーフォルビアがお花を咲かせると、とても感慨深い感情を抱きます!
植物が咲かせるお花をどう感じるかは、その美観だけではなく「植物への愛着がどれぐらい湧いているのか」にも左右されることでしょう。
ギラウミニアナ
「ギラウミニアナ」は、根や茎を肥大させる「塊根植物」の仲間として、分類されることもあります。
“珍奇植物”や“ビザールプランツ”という言葉がよく似合う植物は、この「ギラウミニアナ」なくして語れない分野だと思います。
原産地 | マダガスカル |
学 名 | Euphorbia guillauminiana(ユーフォルビア ギラウミニアナ) |
記録開始日 | 2023年7月17日から(継続中) |
一本の幹から複数の枝を分岐させていくすがたは、ほかに類を見ない見た目をしているので、好き嫌いが分かれるかもしれません…。
個人的には、その奇妙な見た目も含めて大好きなので、大切に育てています!
自宅で育てている「塊根植物」の成長記録は、下記の記事でまとめています
ホワイトゴースト
「ホワイトゴースト」は、そのうつくしい見た目から、雑貨屋さんなどに並ぶこともある植物です!
原産地 | インド |
学 名 | Euphorbia lactea ‘White ghost’(ユーフォルビア ラクテア ‘ホワイトゴースト’) |
記録開始日 | 2022年12月1日から(継続中) |
「ホワイトゴースト」は、縦にばかり成長していく性質をもっているので、バランス感覚に懸念が…。
大きく成長した株を、風に当たる屋外で育てていくには、植物の体重を支えるための「支柱」は必須となるでしょう。
涼しい季節には強く、真夏には弱そうな見た目をしていますが、自宅ではその逆の性質を見せています。
寒さには弱く、すごく暑い真夏の季節に、グングンと成長します。
メロフォルミス錦
「メロフォルミス錦」は、ユーフォルビア属の植物の中では比較的めずらしい、斑入りの品種です!
前提として、植物の名前につく“錦”とは、斑入り品種のことをあらわすのが一般的。
「メロフォルミス錦」の黄緑色にあざやかな黄色という組み合わせは、目を引く色合いをしています!
ゼブラ柄の斑の入り方もおしゃれ!
原産地 | 南アフリカ |
学 名 | Euphorbia meloformis f. variegata.(ユーフォルビア メロフォルミス バリエガータ) |
記録開始日 | 2023年1月2日から(継続中) |
斑入り品種は葉緑体が少ない分、成長が遅い品種が多いですが、「メロフォルミス錦」の成長速度は決して遅い方ではありません。
成長記録は、下記の記事で書いています
オベサ
ユーフォルビア属の多肉植物を代表する存在に、「オベサ」がいるでしょう!
街なかのお花屋さんなどで見かけることがあることからも、その人気の高さがうかがえます!
原産地 | 南アフリカ(北ケープ州) |
学 名 | Euphorbia obesa(ユーフォルビア オベサ) |
記録開始日 | 2023年5月28日から(継続中) |
サボテンのような見た目をしていますが、サボテンの仲間ではありません。
おまんじゅうのような見た目は、見る者を惹きつけるでしょう。
「サボテン」と「多肉植物」の違いは、下記の記事で詳しくご紹介しています
シンメトリカ(子吹き)
自宅では、子株を次々につける“子吹きタイプ”の「シンメトリカ」も育てています!
この品種は、とにかくあたらしく子を吹き、群生して仲間と一緒に暮らすことが好きです!
購入時にはひと株だけだったのが、あっという間に群生株へと成長し、奇妙なすがたに変貌を遂げました!
原産地 | 南アフリカ(北ケープ州) |
学 名 | Euphorbia obesa ssp. symmetrica(ユーフォルビア オベサ シンメトリカ) |
記録開始日 | 2022年12月1日から(継続中) |
「オベサ」とよく似た見た目をしているので、「シンメトリカ」と「オベサ」は同じ品種と思われることも多いです。
しかし、実際には近い親族関係にあるものの、同じ品種ではありません。
植物の子吹きや群生株が好きな方には、ピッタリな植物といえるでしょう!
おもに多肉植物ではなく観葉植物の分野になりますが、自分に適切な観葉植物を探している方は、下記の「パーソナル診断」を受けてみてもいいかもしれません。
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まとめ
この記事では、多肉植物の「エケベリア」、「ハオルチア」、「ユーフォルビア」の成長記録をまとめました!
実際のところ、温暖化が進む中で、真夏の季節における植物育成は、年々むずかしくなってきています。
自宅の環境でも、真夏の季節は暑すぎる影響により、何株か枯らしてしまうことも…。
以前おとずれた多肉植物専門店の店主の話によると、多肉植物のプロである生産農家さんも、真夏の季節にどのような対策をしていくのかが、喫緊の課題となっているのだそうです。
以上です!
多肉植物をたねから育てている成長記録は、下記の記事でまとめています。
よろしければ、あわせてお読みください。
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