神奈川屈指の桜の名所『小田原城(小田原城址公園)』で感じる春の訪れ

忍者も見とれる桜景色

日本の春の風物詩と言われ、「桜」を思い浮かべる人も多いでしょう。

春のぬくもりを感じる季節に見る「桜の花見」は、人びとの心を惹きつける特別な存在です

「小田原城」が建つ「小田原城址公園」は、桜だけでなく「NINJA館」や手裏剣打ち体験など、幅広い世代が楽しめる施設が充実したスポットです。
公園の一角では、忍者が当時の武器や忍術について解説するパフォーマンスも見られました。

この記事では、そんな「小田原城(小田原城址公園)」を花見に訪れたときの様子をご紹介します。

「日本のさくら名所100選」に選ばれた公園に建つ天守閣は、桜で彩られ、その風格を際立たせていました

目次

『小田原城址公園』の概要

日本を代表する公園のひとつ

「小田原城址公園」は、以下のように景観や歴史の面で日本を代表する公園のひとつとして選出されています。

  • 日本さくら名所100選(1990年):約300本の桜が咲き誇る花見の名所
    • 桜の開花シーズンには、21時までライトアップされる
  • 日本の歴史公園100選(2006年):歴史的な資源をもち、地域の活性化に貢献

ファミリーでも楽しめる施設が盛りだくさん

お城は大人向けの観光地では…?

というイメージから、小さな子どもを連れて出かけることに、ためらいを覚える方も多いかもしれません。
しかし「小田原城址公園」に、その心配はご無用です。

以下のように、敷地内には子どもが夢中になれるアトラクションや施設が盛りだくさん
ファミリーで足を運ぶスポットとしてもぴったりです

  • NINJA館(歴史見聞館):参加・体験型の展示方法で、忍者の歴史や文化を学べる
  • 甲冑着付け体験:衣装(武士やお姫様、忍者)の貸出がある
  • 手裏剣打ち体験:実際に手裏剣を投げられる
  • こども遊園地:豆汽車(まめきしゃ)が走り、遊具が設置されている
筆者

実際に公園内では、小さなお子さんのすがたが多く見られました。

忍者によるパフォーマンスも見られる

「小田原城址公園」では、忍者によるパフォーマンスも見どころのひとつ

お城を背景に、忍者がマイクで当時の武器や道具、忍術について解説してくれます。
忍者に対しては「裏社会」や「影の存在」といったネガティブな印象を抱くかもしれませんが、ボディーガードや独自につくり出した「忍者薬」を地域の人びとに提供するなど、表社会での活躍も少なくありません。

筆者

多くのフィクション作品では、悪役として登場する忍者ですが、小田原城址公園ではやさしい忍者の一面を見せてくれます。

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小田原城址公園内ですくすく育つ植物

城郭と桜が調和する「小田原城址公園」の風景を目にすると、多くの人が桜の名所として訪れる理由がよくわかります

筆者

「小田原城」のそばに咲く桜は多くはありませんが、控えめなすがたが、かえって趣を感じさせます。

日本で数多く見られる「ソメイヨシノ」だけでなく、さまざまな品種の桜を楽しめるのも「小田原城址公園」の特徴です。

ソメイヨシノ以外に見られる桜
  • カワヅザクラ(2月上旬~3月上旬)
  • ソメイヨシノ(3月下旬〜4月中旬)
  • オオシマザクラ(4月上旬)
  • シダレザクラ(3月下旬~4月上旬)

見ごろの桜を楽しみたいなら、事前に小田原城の公式HPで開花情報をチェックしてから出かけましょう。

季節を彩る植物

「小田原城址公園」では一年を通じて、さまざまな植物がその景色に彩りを与えています。

園内で見られる代表的な植物
  • :約250本
  • つつじ:約1,900本
  • アジサイ:約2,500本
  • ハナショウブ:約10,000本
筆者

特定の植物が密集する地帯は少なく、周囲の景観とセットで観賞するのが「小田原城址公園」での花見の楽しみ方だと感じました。

期間限定のイベント(小田原おでんサミット)

「小田原城址公園」では、時期によって多様なイベントが開催されており、今回訪れたタイミングでは「小田原おでんサミット」で賑わいを見せていました

おでんは地域ごとに独自の進化を遂げているため、どこが発祥の地なのかは諸説あります。
このイベントでは「沖縄おでん」や「金沢おでん」など、各地域に根付いたおでんの屋台が出店していました。

筆者

特にこの場所には多くの方が集結していたため、おでんを目的に足を運んだ人も少なくなかったのでしょう。

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二宮金次郎の銅像

園内を歩いていると、小田原市出身の偉人「二宮金次郎(尊徳)」の銅像を見つけました。

この銅像に込められたメッセージは、貧しい環境の中で、薪を背負いながらも本を読む象徴的な「学ぶすがた」です。

筆者

十分な学習環境がなかった金次郎は、移動時間さえも惜しんで本を読んでいたそうです。

『小田原城(小田原城址公園)』のその他の魅力

駅から徒歩10分!箱根の玄関口にそびえる

「小田原城(小田原城址公園)」は、小田原駅から徒歩約10分の場所に位置する小田原市のシンボルです。

筆者

周囲に高い建物が少ないため、小田原駅からも、そのすがたを眺めることができます。

500年以上の歴史を刻む小田原城

「小田原城」が造られたタイミングは諸説ありますが、15世紀中ごろに築かれたという説が有力視されています。

筆者

トータルでは、500年以上の長い歴史を刻んでいることに…!

その歴史の中で、ときには解体されることもありましたが、現在の天守閣は1960年に復元され、現代のすがたを維持しています。

まとめ

春の風物詩「桜」を、歴史的な背景とともに満喫できるのが「小田原城址公園」の魅力です

日本の歴史公園100選にも選ばれたこの場所には、約300本の桜のほか、NINJA館など、幅広い世代が楽しめる要素が詰まっています。
期間限定のイベントも開催されるため、訪れる度にあたらしい発見があるかもしれません。
花と歴史のテーマパーク「小田原城(小田原城址公園)」に、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか!

ちなみに、神奈川と東京のオススメお花見スポットは、以下の記事でまとめてご紹介しています
実際に足を運んだスポットなので、きっと参考になるものがあるはず。ぜひあわせてお読みください

『小田原城(小田原城址公園)』の基本情報

住所&アクセス

≪住所≫
神奈川県小田原市城内6-1

≪アクセス≫
「小田原駅」から徒歩7~10分

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