ダイソーの「パキラ」の成長記録&育て方~100均の観葉植物編~※更新中

葉を“観”て楽しむ植物

目次

パキラの基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★★

原産地:中南米
科・属:アオイ科(パンヤ科) パキラ属
花言葉:快活、勝利
学 名:Pachira glabra(パキラ グラブラ)
別 名:発財樹(はつざいじゅ)、Money tree(マネーツリー)

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パキラの成長記録

2024年7月7日(July 7, 2024)

100円ショップのDAISOで見つけて、お迎えしてきた「パキラ」の成長記録を付けます

お迎えしたときの様子。

一部の葉は茶色く変色し、葉焼けのような症状が出ていますが、株自体は元気がよさそうです!
「パキラ」は、5~7枚ほどの枚数を1組にした葉が特徴的ですが、この時点では3枚を1組としています!
株のサイズがまだ小さいので、1組あたりの葉の枚数が少なめなのだと思います。

ほかにも、いくつか見られる葉の特徴は、以下に記載のとおりです。

パキラの葉の特徴
  • 光沢感がある
  • シャープな葉を、手のひらのように展開する
  • 葉脈がくっきりと浮き出ている
  • 葉の色は、淡くもなく濃くもなくといった、植物らしい健康的な緑色をしている

100円ショップの植物コーナーでは、税抜100円の植物以外にも、200円や300円といった植物が置かれています。
この「パキラ」は100円という価格でした!
この大きさの植物であれば、300円で販売されていてもおかしくないので、お買い得なショッピングができたと思います!

植え替えをしました!

あらためて「パキラ」を見ると、購入してきたビニールポットの状態では、かなり窮屈そうな状態に…。
ビニールポットに植わっている状態では、風が吹けば転倒してしまうぐらいバランスが悪いので、植え替えをすることにしました!

ビニールポットから出したときの様子。

植物の調子がよいときは白っぽい根を生やし、調子が悪いと黒っぽい根を付けているものです。
元気な株は、土の表面から白っぽい根が見えることが多いですが、「パキラ」は白い根があまり見えないので、健康的に成育していなさようです…。

そこまで期待せずに、根に付いている土を、水洗いで落としました。

劣化した園芸用土を落とすときは、根を傷つけづらく、土もきれいに落とせる「水洗い」がオススメです!

水洗いをした後の様子です。

土が付いている状態ではあまり見えませんでしたが、土を落としてみると、根はそれなりに成長していました!

自宅ではほかにも「パキラ」を何株か育てていて、少なくとも、強い植物ということは理解しているつもりです。
これだけの根を付けていれば、すぐに枯れてしまうことはなさそうです!

植え替え作業が、完了しました。

ビニールポットよりも、ふた回りほど大きな鉢に植え替えました!
株のバランスの面でも改善したので、よっぽどの強風時以外は、転倒事故を起こす心配も不要でしょう!

スリットの入った鉢で、グングン根を伸ばし、成長を見せてほしいです!

最近、自宅で育てている観葉植物には、複数の培養土を使用しています!
「観葉植物用の土」を使用することもあれば、「花と野菜用の土」と「多肉植物用の土」を配合した培養土を使用することもあります。
いろいろ試しながら、よりよい培養土を、つくり出していきたいです!

今回は、「花と野菜用の土」と「多肉植物用の土」を配合した培養土に植えています。
配合割合は「花と野菜用の土:多肉植物用の土=2:3」。
この割合だと、観葉植物用の培養土と似た性質をもったものに、調整できると感じています。

2024年7月13日(July 13, 2024)

お迎え、そして植え替えてから約1週間が経過した、「パキラ」の様子です。
見ごとに、葉焼けの症状が顕著にあらわれ、真っ白な状態になってしまいました…。

一部の葉が痛々しい状態に…。

あたらしく葉焼けを起こしたわけではなく、前回の記録時に葉にあらわれていた葉焼けの症状が、さらに進行したのだと思われます。

観葉植物は、強い光に耐えられるわけではないので、夏の直射日光は避けた方が無難な植物です。
強い光が好きな多肉植物はともかく、日が強い暑い季節に観葉植物をお迎えすると、かなりの確率で葉焼けを起こしてしまいます。
「パキラ」の置き場所は一日を通して日陰になる環境ではなく、1~2時間ほど直射日光に当たる場所で育てているので、それが原因で葉焼けが進行したのではないでしょうか…。

青々しい葉もあるので、立ち直ってくれると思いますが、毎日を観察をつづけていきます

2024年7月27日(July 27, 2024)

お迎えから約3週間、前回の記録から約2週間が経過しました。

その後は葉焼けが大きく進行することはなく、徐々にあたらしい葉を展開させています!
植え替えはストレスがかかるものですが、「パキラ」の根も、あたらしい鉢と培養土に慣れてくれたのではないでしょうか。

猛暑日のつづく季節を乗り越えることができれば、気温の落ち着いた秋ごろに、急成長を見せてくれると期待しています

2024年11月18日(November 18, 2024)

前回から、約4か月が経過しました!

葉が密集しています。

葉焼けの跡が痛々しい葉もありますが、すでに株元が見えないぐらい、多くの葉を展開させています!
「パキラ」を育てていて感じることは、多少葉焼けを起こしても気にせずに育てていると、ダメージを感じさせることなく、成育をつづけるということ。
ほかの観葉植物が葉焼けを起こしたら、すぐに対処が必要な場合もありますが、「パキラ」はとても生命力が旺盛な植物です。

お迎えしてからずっと屋外で育ててきましたが、まもなく最低気温がひと桁に下がってくる予報です。
今後は室内に取り込み、植物育成用LEDの光を当てて育てていきます

2025年1月1日(January 1, 2025)

前回から1か月半が経過し、元旦を迎えていますが、屋外よりも暖かい室内でぬくぬくと暮らす「パキラ」の様子です。

自宅でたねから育てている株と、株の大きさが同じぐらいに成長したので、ここからふた株の成長記録を付けていきます

左側が100円ショップで入手した「パキラ」
右側が自宅でたねから育てている「パキラ」

室内では光量が少し足りないのか、徒長気味な様子にも見えます…。
植物育成用LEDライトの数を増やせば、光量UPできますが、電気代との兼ね合いもあるので、ここままの環境で暖かい春まで育てる予定です。

右側の株は、去年の冬は屋外の簡易ビニールハウスの中にいましたが、目立ったダメージを負うこともなく、越冬した強い株です。
簡易ビニールハウスの中とはいえ、最低気温は0℃程度にまで下がっていたでしょう。
雨風がしのげれば、寒さにも相当強い性質を発揮するようです。

今後も、成長記録を付けていきます!

(更新中)

下記の記事では、100円ショップからお迎えしてきた観葉植物をまとめています。
ほかの品種の成長記録も付けているので、もしよろしければ、あわせてお読みください。

パキラの特徴

日本で出回る品種のほとんどが「パキラ・グラブラ」

パキラ属の植物は、20品種以上あるといわれていますが、日本で出回っている「パキラ」のほとんどが1種類のみ。
そのパキラの正式な名前は、「パキラ・グラブラ」という品種です。

強い性質をもっている

自然の中では、雨季には水没するような川岸で育っている植物なので、たとえ根が濡れたままの状態がつづいても、根腐れを起こしづらい特徴を持っています!
また、乾燥にも強く、ほかの観葉植物が水切れで体調を崩していても、「パキラ」はびくともしません。

日本の植物界を牽引する存在

「パキラ」は、ガーデニングショップに足を運べば高い確率で売り場に並び、100円ショップで見かけることも少なくありません。
そして、植物園を訪れると温室内に植えられていることもあり、日本の植物界において、なくてはならない存在といえるでしょう!

ガーデニングショップに並ぶ「パキラ」は、小さいものでは高さが20~30cm程度、大きいものでも2m程度です。
しかし、植物園ではひとの何倍もの背丈に成長しているすがたを見かけることもあり、自然界では15m程度まで成長することもあるのだとか!

ミルキーウェイ&ねじりパキラもいる

「パキラ」には、斑入り品種や、オシャレに仕立てられた株もいるものです。

斑入り品種とねじりパキラ
  • ミルキーウェイ(Milky Way)
    • 「パキラ」に白い斑の入っているという品種で、特に高い人気を集めている。
    • 斑入りの植物は葉緑体が少ない分、成長が遅く、増やしづらい特徴がある。
    • 株数をなかなか増やせないため、高い価格で販売されている。
  • ねじりパキラ
    • 3株のパキラを、3つ編みに仕立てられている。
    • オシャレな見た目で、「パキラ」の定番の楽しみ方となっている。
    • 「ねじりパキラ」は、いずれ成育の早い株が成育の遅い株を絞め殺してしまうという、おそろしい特徴をもっている。

「ミルキーウェイ」はフリマアプリなどで、葉っぱ1枚から売りに出されていることもあることからも、その希少価値の高さがうかがえるものです。

また「ねじりパキラ」をお迎えするのであれば、「お互いを絞め殺してしまう」という現実を受け止める、心構えが必要となるでしょう。

パキラの実生(みしょう)株と挿し木(さしき)株の違い

「パキラ」をはじめとした観葉植物には、大きく分けてふたつの種類がいます。

実生株と挿し木株
  • 実生(みしょう)株
    • たねから育てられた株
  • 挿し木(さしき)株
    • 剪定した枝から、あたらしく発根させた株


100円ショップで並ぶ「パキラ」は、ごく稀に実生株も売られているようですが、90パーセント以上が挿し木株です。
100円ショップで「パキラ」の実生株に出逢えたら、それは相当ラッキーなこと!
もしも実生株に出逢えたとしたら、その場で購入するか決断をしないと、次に訪れたときにはすでに売れてしまっているかもしれません。

実生株しか開花しない

「パキラ」は葉を楽しむ植物として知名度は高いですが、開花しているすがたが見られることは、めずらしいです。
開花時期は6~7月ごろで、たねから育てて開花するまでの期間は、発芽してから5~10年の年月を要します。
また、たった1日で開花を終えてしまうのだそう。
この開花時期の短さが、「パキラ」のお花を見たことがないひとが多い、最大の理由といえるでしょう。
「パキラ」は実生の個体でないと、お花を咲かせることはありません。

実生株の方が成長速度が早く、強い性質をもっている

成長速度も実生の個体の方が早く、幹の根元をプックリと太らせるカワイイ見た目に成長し、病害虫や根腐れにも強い性質を持っています。
根を比べてみても実生株の方が多くの根を張り、土から栄養分を多く吸い上げることができます。
挿し木株も弱いわけではありませんが、園芸初心者は実生株を選ぶとよいでしょう。

実生株の方が人気が高く、販売価格も高い

幹を肥大させるすがたや育てやすさの観点からも、挿し木株と比べると実生株の方が人気が高く、人気に比例するように販売価格も高くなります。

パキラをたねから育てることもオススメ

わたしがはじめて観葉植物のたねを購入して、たねから育てた植物は「パキラ」です。
発芽をしてからしばらくのうちは、緑色をしていた幹の部分が、成長していくにつれて茶色に変化していくなど、植物の特徴についていろいろ教えてくれました!

「パキラ」のたねは、フリマアプリなどインターネットで購入することができ、そのほとんどが沖縄県産です。
そこまで寒くならない沖縄県では、一年中屋外で育てられるため、鉢植えだけではなく地植えで育っていることもあります。
そのような開放的な環境では、開花しやすくなるのでしょう。
観葉植物をたねから育てることに興味があるひとに、もっともオススメしたいのは「パキラ」の実生です!

パキラの育成環境

日当たり

「パキラ」は、日当たりのよい環境を好みます。
沖縄などでは、一年を通して直射日光の当たる環境で育てられていることもありますが、それは地面に直接植えている「地植え」の環境があってこそ。
鉢植えに植えられている状態では、植物の本来の力を発揮することができないので、暑い季節の直射日光を避けた方がよいでしょう。

自宅では、真夏の時期は、なるべく直射日光の避けられる場所に置いていますが、それでも正午付近に1~2時間ほど直射日光に当たる環境で育てています。
「パキラ」は、特に水切れを起こした状態では、強い光で簡単に葉焼けをしてしまいます。
葉焼けを起こすと、美観的にもよくない影響を及ぼすので、直射日光に気をつけて育てていくことが重要です

水やり

一般的に観葉植物は、土が乾いたら水やりをするサイクルで育てることが、基本的な水やり方法です。
「パキラ」も例に漏れず、土が乾いたら水やりをしています。
ほかの観葉植物と比べると、根腐れを起こしづらいので、多少の水分過多では根腐れを起こしづらいでしょう。
また、水切れにも強いので、水やりのトラブルは比較的少ない植物といえます。

自宅の環境では、2日に1度程度の頻度で水やりをしています。
しかし、水やりの頻度は植物を植えている培養土や環境によって変わってくるので、自宅の環境に合わせた水やりが必要です。

水やりをするときは、鉢底から水が流れ出てくるまで、たっぷりと与えましょう。

下記の記事で、割り箸を使用することで、水やりをタイミングが分かりやすくなる方法をご紹介しています。
もしご興味があれば、お読みください。

肥料

「パキラ」は、市販されている観葉植物用の培養土に植えています。
培養土に肥料が入っているので、追肥は与えていません。

春や秋などの成長期には、液体肥料を「観葉植物の希釈率」に薄めて使用することで、適切な肥料分を与えることができます。

肥料で有名なハイポネックスさんから、培養土の上に置くだけで効果を発揮する肥料が、販売されています。
培養土の中に植えて使用する固形肥料が多い中で、この肥料は簡単に使用できるでしょう。
「パキラ」をはじめとした観葉植物の肥料として、選択肢のひとつに挙げてもいいかもしれません。

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