イガイガな多肉植物

ユーフォルビア「ホリダ」の基本データ

育 て 易 さ：★★★★☆
成 長 速 度：★★★☆☆
入手し易さ：★★★☆☆
耐　寒　性：★★★★★（耐寒温度（目安）：0℃）
耐　暑　性：★★★★☆

原産地：南アフリカ（東ケープ州）
花言葉：明るく照らして、控えめ
科・属：トウダイグサ科・ユーフォルビア属
学　名：Euphorbia horrida（ユーフォルビア ホリダ）
別　名：怪偉玉（かいぎきょく）、恐針キリン（きょうしんきりん）

ユーフォルビア「ホリダ」の成長記録

ユーフォルビア「ホリダ（Euphorbia horrida）」の成長記録を付けていきます 
ユーフォルビア属を代表すると言えるぐらい、高い人気を集めている品種です。

2023年10月14日（October 14, 2023）

記録開始時の、「ホリダ」です。

ガーデニングショップに立ち寄ったときにイベントブースが設けられており、安い金額で販売されていたので、購入してきました 

肌の表面を淡い緑色と濃い緑色のゼブラ柄に染め、トゲは赤い色を身にまとっている部分もあれば、茶色い部分もあります。
さまざまな形状をしたユーフォルビアがいますが、柱サボテンのように上に成長していくのが、「ホリダ」の特徴です。
ヒダの部分を「稜（りょう）」と言いますが、稜が深い点にも、「ホリダ」の魅力があるでしょう。

「ホリダ」はサボテンのような見た目をしていますが、サボテンではなく、多肉植物（ユーフォルビア属）の仲間です。

ただし、サボテンと同じく乾燥地帯に棲み、体内に多くの水分を蓄えています 
サボテンと多肉植物の違いは、下記の記事で解説しています。

2023年11月4日（November 4, 2023）

前回の記録から、3週間が経過しました。

「ホリダ」は、成長速度が遅い特徴をもっています。
たった3週間では、そこまで大きな変化は感じ取れませんが、株の最上部に生えている赤いトゲの数が増えてきました。

また、以前と比べて、トゲの赤色も鮮明になってきました 

このトゲは、花が咲き終わった後に、花柄が残ったものと言われています。

2023年12月1日（December 1, 2023）

前回の記録から、約1か月が経過したときの様子です。
鉢のバランスが悪く、何度か風の影響を受けて転倒してしまったので、植え替えをすることにしました。

植え替えの適期ではありませんが、冬のあいだは暖かい室内で育てていくつもりなので、大きなトラブルにはつながらないでしょう。
念のため、根はほとんど切り落とさずに、植え替えます。

ユーフォルビア属の植物は、根の成長速度が緩やかで、細い根が目立ちます。

慎重に植え替えをしたつもりですが、「ホリダ」の根もそこまで成長しておらず、鉢から抜いたときに、細い根が切れてしまいました…。

この後、プラスチック鉢に植え付け、植え替えは完了です 

2023年12月9日（December 9, 2023）

植え替えをしてから、約1週間が経過したときの様子です。

植え替えによるストレスは、今のところ、あまり感じさせません。

「ホリダ」は寒さにかなり強いですが、最低気温がひと桁に差しかかってきたので、今後は室内で育てようと思います 

多肉植物の室内育成は、下記の記事で解説しています 

2025年2月9日（February 9, 2025）

前回の記録から、1年2か月が経過しました。

もう、以前のすがたからは見違えるほど成長し、株に貫禄が出てきました 

「ホリダ」が小さかったうちはトゲを赤く染めることがありましたが、大きく成長するにつれて、その様子はなくなってきました。

今回の冬は室内に取り込まず、最低気温が1～2℃まで下がる屋外の軒下で育てていますが、特にダメージを負う様子は感じられません！
成長とともに、「ホリダ」の表面にある稜の数が増え、立体感が増したように思います！

多肉植物は成長速度が遅い品種が多いですが、育成条件が合えば「ホリダ」は1年でも大きく成長するので、成長を身近に感じやすいです！

（更新中）

ユーフォルビア属の多肉植物の成長記録は、エケベリア属などの植物とあわせて、下記の記事でまとめています 
よろしければ、あわせてお読みください 

ユーフォルビア「ホリダ」の育成環境

日当たり 

「ホリダ」は、日光浴が好きな植物です。
一年を通して、よく日に当てることで、健康的な成長を見せてくれるでしょう 
ユーフォルビア属の「オベサ」などと比べても、直射日光など強い光に耐性をもっている品種だと感じています 

自宅では、一年を通して屋外に置き、直射日光がよく当たる場所で育てています。
株が小さいうちは、冬に室内に取り込み、植物育成用LEDライトを当てて育てていました。

よく日に当てることで寒さに強くなるので、冬に寒くなる環境で育てる場合は、特に日に当てることが重要です。

水やり 

「ホリダ」は、体の中に多くの水分を蓄えている、多肉植物の仲間です。
水やりは控えめに与えていくことで、健康的に育てることができるでしょう。

自宅では、春から秋まで、土が完全に乾いた3～4日後に水やりをしています。
冬は「ホリダ」の体内の水分量を減らすことで、寒さに強くなるので、月に1～2回ほどの頻度まで、水やりを控えています。

植物の水やりは、下記の記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてみてください。

肥料 

「ホリダ」は、肥料分が少ない土壌で暮らしているので、成長するために多くの肥料分を必要としません。
肥料がない土壌でも、生き抜けるでしょう。
ただし、少量の肥料分を与えることで、成長速度を上げることができます。

自宅では、培養土に固形肥料（緩効性肥料）を配合し、肥料分を与えています。
液体肥料は、ほとんど与えていません。

室内で植物の植え替えをするなら、下記のようなグッズがあると便利です。
新聞紙を床に敷き詰める作業も不要になり、金額も安いので、準備しておいてもよいかもしれません。