FlowerVillage(フラワービレッジ)をご紹介!~川崎市内のガーデニングショップ~

神奈川県内の園芸専門店

ガーデニンググッズだけではなく、さまざまな植物をインターネットで入手することができます。
入手することができるだけではなく、むしろインターネットの方が幅広い植物を入手できたりするものです。

ですが、植物が好きなひとにとって、ガーデニングショップはなくてはならない存在です。
植物を360度の角度から見ることができたり、植物の状態をリアルタイムで確認できたり、店員さんにリアルな育て方を聞けたり、いま現在育てている環境を確認できたりと、ガーデニングショップで購入することのメリットは計り知れないもの!

本記事では、神奈川県川崎市に店舗を構えているガーデニングショップ、「Flower Village(フラワービレッジ)」に行ってきたのでご紹介します!

「Flower Village」では、園芸用土や肥料などの取り扱いはあまりありませんが、植木鉢や植物自体に力を入れていて、観葉植物、多肉植物、花苗をメインに取りあつかっている総合園芸専門店です!

購入品の配送や取り置きなどは行っていないそうなので、ショップで購入した植物は、自分で持ち帰るのが「Flower Village」の基本スタイルとなります。

商業施設の中にあったり何か目印になる建物が隣接していれば、お店の位置が分かりやすいですが、「Flower Village」は高級住宅街のなかにポツンとそびえ立つガーデニングショップ。

最寄りの鷺沼(さぎぬま)駅からの徒歩ルートでは、目印となるモノが少ないので、途中で道を間違えてしまったのか不安になるかもしれないので、事前に道順をチェックしてから向かいたいところです。

車で行くときは、“食品館あおば 鷺沼店”や“新有馬交差点”などが近くにあるので、目印のひとつとなるでしょう。

目次

Flower Village(フラワービレッジ)の売り場

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「Flower Village」では、店頭の一部は屋外で植物が売られている環境となりますが、売り場のほとんどは温室の中になっています。
温室内は屋根が設置されている環境となっているので、雨や雪が降っている日でも、傘を差さずにゆっくりと植物を見ることができる点は、うれしいポイントです!

※台風や雪の日など、天候によっては臨時休業となる日もあると思います。

多肉植物エリア

まずは、個人的にハマっている「多肉植物」のエリアから!

こちらは、アガベのコーナーです!

「Flower Village」では、サボテンやユーフォルビアなどの普及種も数多く置かれていますが、特に取り扱いが多いと感じるのはアガベや塊根植物です!

塊根植物は、乾燥地帯で生きていけるように根を大きく肥大させた姿がユニークで、男性からも人気の高い植物のひとつ。
アガベも塊根植物も、小型サイズから中型サイズ、なかには大型サイズの植物までバリエーションが豊かです!

残念ながら地面に直接植物が植えられている「地植えコーナー」はありませんが、置かれている品種も普及種だけではなく、これまでに見たことの無いようなレアな品種が置かれていることもあるので、行くたびに植物との新しい出逢いがありそうでワクワクしています!

アガベと比較するとあまり取り扱いは多くありませんが、別のコーナーには、ハオルチアやエケベリアなどの多肉植物も販売されています。

ベッド・オブ・ネイルズ


下の写真に写っているアガベははじめて見たのですが、「ベッド・オブ・ネイルズ」という名前が鉢に張られていました!

Agave parryi var. truncata ‘Bed of Nails’

「ベッド・オブ・ネイルズ」は、パリー・トランカータが綴化(てっか:突然変異を起こすこと)した種類で、子株がたくさん付いているようですが、どこがどうなっているのか、もはや分かりづらい見た目に。

アガベを増やすために、上の部分と下の部分に真っ二つにする「胴切り」を行うと、下に残されたアガベが群生する見た目に成長することがありますが、「ベッド・オブ・ネイルズ」は、胴切りをしなくても自ら多くの子株を吹き、群生していくアガベのようです。

カタチは違いますが、葉の白っぽい色合いと赤紫色をした鋸歯(トゲ)は、言われてみれば、パリー・トランカータの面影があるように思います。

アガベのパリー系が好きで、ものめずらしい品種にも目がないひとにとっては、要チェックな品種です!

自宅で育てている植物の成長記録なども別の記事でご紹介していて、原種であるパリー・トランカータについても、別の記事で書いています。

夏型の塊根植物

今回「Flower Village」におうかがいしたのは、寒い季節だったので、暑い季節が成長期の“夏型”の塊根植物は、葉を落として休眠期間中でした。

夏型の塊根植物コーナー

夏型の塊根植物は、マダガスカルや南アフリカなどの暖かい地域で暮らしている植物が多いので、寒さには弱い特徴を持っています。

植物は、葉を付けた状態よりも落葉した方が寒さに強くなるため、冬の間には自ら葉を落とすことで厳しい寒さに備えるようにしているのですね。

冬の間は、夏型の塊根植物の需要が落ち着くため、春から秋までのように多くの株が市場に出回ることはありませんが、金額も落ち着く傾向にあるので、塊根植物に慣れているひとにとってはお買い求めしやすい季節だったりもします。

また、品種や株の大きさによりますが、落葉している季節の方が塊根部分のカタチが正確に見れるので、気に入ったカタチの塊根植物を探しやすかったりもしますね!

現地球などは季節問わず塊根部分が見えやすいですが、気に入ったカタチの塊根植物だと思い、夏にお迎えしてきたところ、秋になって落葉したら想像していたカタチと違った・・・。
なんてことになったら、ショックも大きいものと思います。

冬型の塊根植物

一方の寒い季節に成長期を迎える“冬型”の塊根植物は成長期真っ盛りで、「オトンナ」や「ミラビレ」などは、調子がよさそうなキレイな葉を生い茂らせていました!

冬型の塊根植物コーナー

上の写真に映っている一番手前の植物が「オトンナ」という品種で、中央部分の手前から2つ目に並び、幹の部分が黒茶色をしているのが「ミラビレ」です。

「オトンナ」は、蒸れないか心配になるぐらい密集した葉を旺盛に展開し、「ミラビレ」はすぐに折れてしまいそうな細長い葉を伸ばしているので、同じ冬型の塊根植物といえども見た目はまるで違った植物ですね。

「オトンナ」も「ミラビレ」も、海外の自然の中で育っていた植物を輸入した“現地球”と呼ばれる株だと思われます。

植物にハマって間もないころには、冬型の塊根植物に対してすこし気難しい植物が多いイメージを持っていましたが、実際に育ててみたところ、意外と育てやすい品種も多いことに気付かされました!

ただし、冬型の塊根植物を育成するには秋から春までの涼しい期間に水やりをするのが基本的な育成方法となりますが、どうしても冬の季節は土が乾きづらいもの。
夏型の塊根植物と同じペースで水やりをしてしまうと、いつまでも土が乾かない状況となるので、根腐れなどには注意が必要になります

塊根植物を取り扱っているお店は限られてきますが、夏型の塊根植物の方がまだ市場に出回っていると思います。
「Flower Village」では、夏型だけではなく冬型の塊根植物も売られているので、うれしいポイントですね

園芸グッズ・その他のグッズ

「Flower Village」の店内では、プラスチックや陶器などの植木鉢の販売もあります。

特に、シンプルなデザインのプラスチック鉢は結構な種類のモノが置かれています。

多くの植物を育てている人にとっては、鉢代だけでもお財布に大ダメージを与えることも・・・。
ひと鉢ずつこだわっていくと、結構な金額になるので、価格帯だけ見ればプラスチック鉢に流れがちです。

プラスチック鉢が陶器に比べると劣るワケではなく、育成環境や育てている植物の品種、個々人の好みの問題ですが、自宅では主に価格帯の理由からプラスチック鉢の使用率が多くなっています。

植木鉢コーナー①(プラ鉢中心)

見た目では、陶器鉢の方がカラーバリエーションも豊かで、植えている植物の魅力も引き立てることができるのかもしれませんが、そこは育てている植物の株数と、お財布の中身次第でしょうか・・・

お金持ちの方にとっては、無縁のお話かもしれませんね。

植木鉢コーナー②(陶器鉢中心)

また、植物のイラストがプリントされたTシャツやポストカード、カレンダーの取り扱いもあります!

多肉植物などのイラストが入っているTシャツを、店内で販売しているガーデニングショップはレアですね!

イラストの中に描かれている植物であれば枯れる心配もないので、何度植物にチャレンジしても枯らしてしまう方には、“イラストボタニカル”をお迎えするのも選択肢のひとつに・・・!?

「Flower Village」では、生産農家さんから仕入れた植物を販売しているだけではなく、タネから植物を育てる「実生」株の生産もされています。
そのため、たまに破格の価格で実生の植物が販売されていることもあります!

以前、ワンコインチタノタや、激安なオペルクリカリア・デカリー(さすがにデカリーはワンコインではなかったですが)も売られていることがありました!

たまに、この価格帯でも商売が成り立つの・・・!?と思わせてくるような植物も並んでいます。
これまで育てたことがなく、特徴が分からないけどチャレンジしてみたい植物があれば、「Flower Village」の実生株エリアは、チャレンジするハードルを下げてくれる存在といえるでしょう。

また、実生株だけではなく、「Flower Village」の店内をくまなく見て回ると、思わぬ掘り出し物が発見されることがあるので、訪れた際は店内を細かく探し回ってみることをオススメします。

謎の植物の正体は・・・!?

ここで唐突ですが、下の写真に映っている手前の大きな植物は、なんの植物か分かりますか?

ひとの背丈よりも、かなり大きく成長している株ですね。

逆光で上手く写っていませんが・・・

「とても大きい植物だなー。なんの観葉植物かな!?」と思い、何気なく土に差さっている札を見てビックリ・・・!!!

「アデニウム・アラビカム」!!!

アデニウムは“砂漠のバラ”という別名も持つ塊根植物で、手のひらサイズで売られていることが多い植物ですが、ここまで大きく成長するのですね!

これまでいろいろなガーデニングショップ、そして植物園にも足を運んできましたが、ここまで大きく成長したアデニウムをお見かけしたことがありません。
というか、なぜか植物園でアデニウムをお見かけしたことが無いような・・・。

思わず、二度見、三度見とネームプレートを何度も確認してしまいました。

おそらく何十年という長い年月を経て、ここまでの姿になっているモノと思いますので、お迎えする場合はそれなりの覚悟と園芸技術が必要となることは間違いありません!

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観葉植物エリア

つづいて、「観葉植物」を取り扱っているエリアです!
観葉植物も多肉植物に負けず劣らず、モンステラやフィカス系の植物など、普及種を中心に多くの植物が置かれています!

色とりどりの葉や、葉のカタチも品種ごとに異なり、高い人気を誇る植物たちとして流通しています。

「Flower Village」では取り扱いがありませんでしたが、人工観葉植物こと「フェイクグリーン」のモチーフにされることも多いことからも、いろいろな人に好かれている植物であることが伝わってきます。

フェイクグリーンについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。

ベゴニア・マクラータ

下の写真は「ベゴニア・マクラータ」という品種ですが、濃い緑色の葉に白い斑がポツポツと入っているユニークな見た目をしていて、置かれている植物のなかでも特にお目を引きました!
“マクラータ”とは、ラテン語で「斑が入っている」ことを表します。

ベゴニアは育てやすく初心者向けとされる植物ですが、ベゴニアのなかでも「マクラータ」は特に強い品種です。

ベゴニアは、ピンク色や赤色のお花を咲かせる品種や、葉が派手な「レックス・ベゴニア」などもありますが、本種の別名は「ベゴニア・バンブー」。

“バンブー”とは竹のことを意味しますが、「ベゴニア・マクラータ」が大きく成長すると竹のように直立した幹を立たせることから、この別名が来ているのではないでしょうか。

初夏から秋にかけて、ピンク色や白っぽいお花を咲かせる品種です。

花苗エリア

こちらは、「花苗」を扱うエリア!

購入時の鉢のまま育てても良し、お気に入りの鉢に植え替えて育てても良し、お庭や花壇に植えても良しといった花苗たち!

紫色、黄色、ピンク色、白色とカラフルな売り場となっています!

ここのエリアは多肉植物や観葉植物のエリアと比べると、遮光率も低く設定されているようで、お日様の光もよく差し込み、とても明るい売り場になっています!

ご近所に住んでいる奥さま方と思われるお客さんが、夢と期待に目を輝かせてお花を見るだけではなく、実際に手に取りお花の香りを楽しんでいました!

サボテンエリア

さいごに、柱サボテンを中心とした「サボテン」のエリアです!

柱サボテンの人気がとても高いですが、よく見かける柱サボテンの正体は「鬼面角(きめんかく)」といった品種です。

そして、安価なサボテンは、330円から売られていましたよ!

サボテンコーナーとすぐお隣にあるユーフォルビアを中心としたコーナーは、棚の上に並べられている植物だけではなく、棚の下にも販売している植物が少しあるので、棚の下もあわせてチェックすることをオススメします!

サボテンは水はけの良い土に植え、水やりを控えめにし、日光によく当ててあげれば、あとは勝手に育っていく強い植物!

逆に室内で育てる場合には、日照不足などで調子を崩してしまいがちですが、植物ビギナーの方はサボテンの育成からチャレンジしてみてもいいかもしれません。

先ほどの「鬼面角」の胴切りをした様子は、下記の記事でご紹介しています!

Flower Village(フラワービレッジ)のまとめ

「Flower Village」では、思わず販売価格を二度見してしまうほど安価な植物も置いてあります!
植物の価格は、販売店によってまるで違うこともありますが、「Flower Village」では高すぎる植物の取り扱いはほとんどありません。

最寄り駅から歩いても10分かからず、またほぼ国道246号線沿いに位置しているので、電車で行っても車で行ってもアクセスがしやすいです!
マニアックな多肉植物の取り扱いもあるので、多肉植物愛好家こと“タニラー”にもオススメのお店といえるでしょう。

以上、神奈川県川崎市内にあるガーデニングショップのご紹介でした!

「Flower Village」からほど近い多肉植物専門店のことも、別の記事でご紹介しているので、読んでみてください!

神奈川県内のオススメできるガーデニングショップは、下記の記事でご紹介しているので、よろしければチェックしてみてください!

Flower Village(フラワービレッジ)の基本情報

住所・アクセス

神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-14-2
アクセス(車):提携駐車場「RISE MALL鷺沼店」(500円以上購入で1時間無料。 1000円以上購入で2時間無料)
アクセス(電車):東京田園都市線「鷺沼駅」から徒歩約7~8分

営業時間・定休日

営業時間:AM11時00分からPM17時00分まで
(月曜はPM15時00分まで)
定休日:水曜日、木曜日

お問い合わせ先・公式HP

info@flowervillage.jp
flowervillageの公式HP

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