FlowerVillage(フラワービレッジ)をご紹介!~川崎市内のガーデニングショップ~

神奈川県・鷺沼の園芸店

神奈川県川崎市に店舗を構えているガーデニングショップ、「Flower Village(フラワービレッジ)」に行ってきたので、ご紹介します!
「Flower Village」は、園芸用土や肥料などの取り扱いは多くはありませんが、植木鉢や植物自体に力を入れているショップです。
温室内では、観葉植物、多肉植物、花苗をメインに販売しています!

購入品の配送や取り置きなどは行っていないそうなので、ショップで購入した植物は、自分で持ち帰るのが、「Flower Village」の基本スタイルです。

訪れる際は、『食品館あおば 鷺沼店』や『鷺沼第1公園』、『新有馬交差点』などが近くにあるので、目印のひとつにするとよいでしょう。

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目次

Flower Village(フラワービレッジ)の売り場

「Flower Village」は屋外でも植物が販売されていますが、売り場のほとんどは、温室内のスペースが占めています。

温室は屋根があるので、雨が降っていても傘を差さずに店内を回れるのは、うれしいポイントです!

多肉植物のエリア

まずは、「多肉植物」のエリアから!
「Flower Village」では、サボテンやユーフォルビア、エケベリアなどの品種の販売もありますが、アガベや塊根植物の数には目を見張るものがあります!

アガベ

こちらは、アガベが販売されているコーナーの一角です。

直径15cmほどの小さな株から、20~30cmほどの株、中にはそれ以上の大きな株まで、大小さまざまな株が並んでいます!

並んでいるアガベは、チタノタなどの普及種だけではなく、めずらしい品種が置かれていることもあります。
足を運ぶたびに、あたらしい出逢いがあるかもしれません!

ちなみに「Flower Village」には、地面に直接植物が植えられている、“地植え”のコーナーはありません。

ベッド・オブ・ネイルズ


今回、はじめて出逢ったのは、「ベッド・オブ・ネイルズ」という品種です。

Agave parryi var. truncata ‘Bed of Nails’

白っぽい粉を身にまとったような葉の色合いと、ワインレッドに染まる葉先の鋸歯(きょし=トゲ)が特徴的です!
カタチは違いますが、全体的な色合いは、「パリー・トランカータ」の面影があると思います。

子株がたくさんついて、群生したすがたですが、親株と子株の区別がつきません…。
「ベッド・オブ・ネイルズ」は、パリー・トランカータが突然変異を起こした品種で、まさに“珍奇植物”という見た目をしています!

植物の成長点に、突然変異が起こることを、綴化(てっか)と言います。

原種である「パリー・トランカータ」は、下記の記事で成長記録を付けているので、ご興味があればお読みください

夏型の塊根植物

今回「Flower Village」におうかがいしたのは、寒い季節。
暑い季節が成長期の“夏型”の塊根植物は、葉を落とし、休眠状態に入っていました。

夏型の塊根植物コーナー。

塊根植物は、乾燥地帯で生きていけるように、根や茎を肥大させたすがたがユニークな品種です。
夏型の塊根植物は、マダガスカルや南アフリカなどの暖かい地域で暮らしている植物が多いので、寒さには弱い特徴をもっています。

植物は落葉した状態の方が苦手な季節に強くなるため、自ら葉を落とすことで、厳しい寒さに備えているのです。

冬は夏型の塊根植物の需要が落ち着くため、春から秋のように、多くの株が市場に出回ることはありません。
ただし、販売金額が下がる傾向にあるので、お買い得に入手できる季節でもあります!
「Flower Village」では、冬でも夏型の塊根植物の取り扱いがあるので、お探しの場合は、訪れてみる価値がありそうです!

冬型の塊根植物

寒い季節に成長期を迎える“冬型”の塊根植物は、成長期真っ盛りな様子。
「オトンナ」や「ミラビレ」などは、調子がよさそうな葉を、生い茂らせていました!

冬型の塊根植物コーナー

上の写真の手前に映る2株が「オトンナ」で、画像中央のやや右側に映る、幹の部分がかりんとうのような色合いをしている株が「ミラビレ」です。

オトンナ&ミラビレの葉の特徴
  • オトンナ
    • 蒸れないか心配になるほど、旺盛に葉を展開している
  • ミラビレ
    • すぐに折れてしまいそうな、細長くて、ギザギザな形状の葉を伸ばしている

同じ冬型の塊根植物でも、品種ごとに、大きな違いがあります

「オトンナ」も「ミラビレ」も、海外の自然の中で育っていた植物を輸入した、“現地球”(げんちきゅう)と呼ばれる株でしょう。

冬型の塊根植物は、気むずかしい見た目をした品種が多いですが、実際に育ててみると、意外と育てやすい品種も多いことに気付かされます!

塊根植物を取り扱っているショップは、まだ、あまり多くはありません。
ただし「Flower Village」では、さまざまな塊根植物が販売されているので、うれしいポイントです

Flower Villageの実生株や掘り出し物の存在

「Flower Village」では、生産農家さんから仕入れた植物を販売しているだけではなく、タネから植物を育てる「実生」株の生産もされています。
そのため、たまに破格の価格で、実生の植物が販売されていることもあります!

以前、ワンコインチタノタや、希少種の「オペルクリカリア・デカリー」も、激安な価格で販売されていることがありました!

たまに、

この価格で、本当に商売が成り立つの…!?

と思わせる価格帯で、植物が販売されています。

また、「Flower Village」の店内をくまなく見て回ると、思わぬ掘り出し物が発見できることがあるので、訪れた際は、店内を隅々まで探し回ってみることをオススメします!

園芸グッズ&その他のグッズ

植木鉢

「Flower Village」の店内では、プラスチック製や陶器製など、さまざまな鉢が販売されています。

特に、シンプルなデザインのプラスチック鉢は、黒いものや白いものを中心に、多くの鉢が販売されていました!

植木鉢コーナー①(プラスチック鉢がメイン)

見た目では、陶器鉢の方がカラーバリエーションが豊かで、植えている植物の魅力も引き立てることができるのかもしれませんが、そこは好み次第です

植木鉢コーナー②(陶器鉢がメイン)

よく根を張る植物を陶器鉢に植えると、植え替えのときに大変な思いをすることになり、最悪の場合、鉢を割らないと植物を抜けないという事態にもなりかねません…。

見た目だけではなく、長く育てることを前提に、鉢を選ぶことが重要です

Tシャツ&ポストカード ほか

また、植物のイラストがプリントされたTシャツやポストカード、カレンダーの取り扱いもあります!
塊根植物のイラストが入っているTシャツを、店内で販売しているガーデニングショップは、とてもレアです!

ポストカードなどのコーナー。

描かれている植物であれば枯れる心配もないので、何度も植物を枯らしてしまう方は、“イラストボタニカル”をお迎えするのも、ひとつの選択肢かもしれません…!?

謎の植物の正体は…!?

ここで突然ですが、下の写真の手前に映っている大きな植物の、品種名が分かりますか?
ヒントは、塊根植物の中では、メジャーな品種です

ひとの背丈よりも大きく成長し、樹高は3m以上はあると思います。

逆光で、うまく写せていませんが…

とても大きい観葉植物だなー。なんの品種かな!?

と思い、なにげなく土に差さっている札を見て、驚くことに…!

「アデニウム・アラビカム」!!!

そもそも、「アデニウム」を知らなかったら、すみません。

咲かせるお花が、バラのように美しいことから、“砂漠のバラ”という別名をもつ塊根植物です。

「アデニウム」は、手のひらサイズで販売されていることが多いので、樹木のようなすがたとは、ギャップがあります!
これまでに足を運んだガーデニングショップや植物園では、ここまで大きく成長した「アデニウム」を見かけたことがありません。

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観葉植物のエリア

つづいて、「観葉植物」のエリアです!
ここのエリアも、多肉植物に負けず劣らず、多くの植物が並んでいます!
モンステラやフィカス系の品種など、普及種が中心に置かれている印象を受けました。

観葉植物の葉のカタチや色合いは、品種ごとにバリエーションが豊かで、高い人気を誇っています!

人工観葉植物こと「フェイクグリーン」のモチーフにされることが多いことからも、いろいろな人に好かれている植物であることが伝わってきます。
フェイクグリーンについては、下記の記事で詳しくご紹介しているので、ご興味があればお読みください

ベゴニア・マクラータ

こちらは、「ベゴニア・マクラータ」という品種です。
緑色の葉にドット柄の白い斑が入るユニークな見た目から、多くの植物が並ぶ中でも、特に目を引きました!

ベゴニアは育てやすく初心者向けとされる植物ですが、ベゴニアの中でも「マクラータ」は特に強い品種なのだそうです。

「ベゴニア・マクラータ」の別名は「ベゴニア・バンブー」と言います。
“バンブー”とは竹のことを意味します。
「ベゴニア・マクラータ」が大きく成長すると、竹のように幹を直立させることから、この別名が来ているのではないでしょうか。

ちなみに“マクラータ”とは、ラテン語で「斑点のある」という意味。
ドット柄の斑から、名付けられた名前なのでしょう!

花苗のエリア

つづいて、「花苗」を扱うエリアです!
品種ごとのすがただけではなく、飾り方にもバリエーションがある植物です。

花苗の飾り方
  • 購入時の鉢のまま、育てる
  • お気に入りの鉢に、植え替える
  • お庭や花壇に、植え付ける

紫色、黄色、ピンク色、白色とカラフルな品種が並んでいるので、お迎えするなら、自分が好きな色で植物を選んでもよいかもしれません!

ここのエリアは多肉植物や観葉植物のエリアと比べると、温室の遮光率が低くお日様の光がよく差し込むので、明るい売り場です!

お花を見るのはもちろん、実際に苗を手に取り、お花の香りを楽しんでいるお客さんもいました!

サボテンのエリア

さいごに、柱サボテンを中心とした「サボテン」のエリアです!

サボテンのエリアとすぐお隣にあるユーフォルビアを中心としたエリアは、棚の上に並べられている植物以外に、棚の下にも販売している植物が並んでいました。

棚の下は、見落としがちなので、あわせてチェックすることをオススメします!

安価な株は、税込330円から販売されていました。

小さな株だけではなく、大きくて迫力のあるサボテンも、たくさん並んでいます

サボテンは水はけがよい土に植えて、水やりを控えめにし日光によく当てれば、あとは勝手に育つ強い植物です!

室内で育てる場合には、日照不足などで調子を崩してしまうこともありますが、全体的にみれば育てやすい品種といえるでしょう!

最近は特に柱サボテンの人気が高いですが、よく見かけるトゲがない、かわいらしい柱サボテンは、「鬼面角(きめんかく)」という品種です。
「Flower Village」の売り場にも、たくさん並んでいました!
「鬼面角」を胴切りをしたときのことは、下記の記事でご紹介しています

Flower Village(フラワービレッジ)のまとめ

「Flower Village」では、思わず販売価格を二度見してしまうほど、安価な植物も置いてあります!
植物の価格は、販売店によって大きく異なりますが、「Flower Village」では高すぎる植物の取り扱いはほとんどありません。

最寄り駅から歩いても10分かからず、国道246号線からもほど近い場所に位置しているので、アクセスがしやすい特徴もあります!
コアなファンが多い多肉植物の取り扱いもあるので、多肉植物愛好家こと“タニラー”にもオススメのお店といえるでしょう!

以上、神奈川県川崎市内にあるガーデニングショップのご紹介でした!

「Flower Village」からほど近い多肉植物専門店のことも、下記の記事でご紹介しているので、よろしければあわせて読んでみてください!

神奈川県内のオススメできるガーデニングショップは、下記の記事でまとめているので、よろしければチェックしてみてください!

Flower Village(フラワービレッジ)の基本情報

住所&アクセス

神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-14-2
アクセス(車):提携駐車場「RISE MALL鷺沼店」(500円以上購入で1時間無料。 1000円以上購入で2時間無料)
アクセス(電車):東京田園都市線「鷺沼駅」から徒歩約7~8分

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