千葉県印西市の「グランカクタス」は日本最大級の“多肉植物&サボテンの聖地”

珍奇植物を探しに行く

千葉県印西市にある「グランカクタス」をご存じでしょうか!?
千葉県内最大級、関東圏内最大級の枠をこえて、日本最大級の多肉植物&サボテンの専門店が「グランカクタス」です!

その規模感は、訪れるお客さんを圧倒するほど!
これまで「グランカクタス」には何回か足を運んでいるので、その大きさは分かっているつもりですが、

こんなに大きかったっけ!?

と、驚かされることも…!

規模感だけではなく、扱っている植物の数も圧倒的に多いです。
千葉県内に在住で多肉植物を探している方は、フリマアプリやオークションサイトをチェックするよりも、「グランカクタス」に足を運んでみた方が、早く気になる植物を見つけられるように思います!

この記事では、「グランカクタス」の魅力をご紹介します!
これから「グランカクタス」を訪れようとしている方、多肉植物やサボテンの専門店をお探しの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

お店の前には、大きな看板が設置されています。
目次

グランカクタスで育成&販売されている植物たち

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サボテン エリア(Cactus Area)

ここ「グランカクタス」で、特に取り扱いの多い植物は、お店の名前の一部にもなっている「サボテン」でしょう!
※サボテンは、英語でカクタスと言います。

サボテンだけで、この数です。

「サボテン」の中でも、成長の遅い品種を成長の早い品種に接ぐ「接ぎ木のサボテン」は、特に数が多いと思いました!
ちなみに、接ぎ木の植物には、以下のような特徴があります。

接ぎ木の植物の特徴
  • 接ぎ木されていない状態の株と比べて、何倍も早く成長させることができる
  • お花を咲かせるタイミングが早くなるので、めずらしい品種のタネを採りやすくなる

多肉植物の生産農家さんだけではなく、野菜や果樹などの農業の世界でも、おなじみの手法です。
植物が早く成長することや、どんどん株数を増やすことができることは、経過観察をしていても楽しいことでしょう!

貫禄のある柱サボテンたち

「サボテン エリア」では大小さまざまなサボテンがいましたが、その中には、貫禄のあるサボテンたちが集結している場所もありました!

間近で見ると、かなり大きいです。

スラッと背の高い「サボテン」は、縦長に成長する「柱サボテン」と呼ばれるグループです

ご存じの方も多いと思いますが、サボテンは成長の遅い植物。
一年間で数センチしか成長しないこともめずらしくないので、このサイズ感に成長するまでには、数十年という月日を要していると思われます。
写真に映っているサボテンだけでも、それぞれの株の樹齢を合計した数は、数百歳を超えていることでしょう!

ハオルチア エリア(Haworthia Area)

「ハオルチア エリア」は、受粉作業中で、残念ながら次のような案内文書が張り出されていました。

「交配中 立ち入り禁止 STOP」

「ハオルチア エリア」の様子

以前に訪れた際も立ち入り禁止になっていたので、ハオルチアの開花時期には、立ち入り禁止になるのだと思います。
ハオルチアの開花時期は、一般的に2~6月ごろですが、自宅で育てている株は秋に開花することもあります。
秋に立ち入り禁止になっているか、聞きそびれましたが、ハオルチアをお探しの場合は夏に冬に訪れる方が無難です。
もし可能であれば、事前に電話で立ち入り可能か確認してから、訪れた方がよいでしょう!

しかしこれだけ多くのハオルチアが一斉にお花を咲かせていたら、交配も成功しやすく、次々にあたらしいハオルチアの品種をつくり出せそうです!

新種のハオルチアをつくり出すためには、狙った品種同士をピンポイントで交配させる必要があるもの。
虫がハオルチアの繁殖を手伝ってしまうと、新種をうまくつくり出せないことにもなるでしょう…。
あたらしい交配種をつくり出すためには、虫の侵入も防ぐ必要があるので、「防虫」にも気を遣う必要がありそうです!

アガベ エリア(Agave Area)

アガベ チタノタ(Agave titanota)

「グランカクタス」の奥に位置する大型温室には、巨大なアガベがそびえ立っていました!
店員さんに品種を聞いたところ、アガベの「チタノタ」とのことです。
なんだか傾いてしまっていて、うまく根を張れない状況に置かれているようにも見えますが、これは見ごたえがあります!

最近流行っている「チタノタ」の楽しみ方は、小さな鉢で育て、コンパクトに仕立てるのが主流になっています!
流行りの「チタノタ」とはまったく樹形が異なりますが、「チタノタ」を開放的に育てると、ダイナミックなすがたに成長するものです!
「チタノタ」の葉には“鋸歯”(きょし)と呼ばれるトゲが付いているので、取り扱いには注意が必要となるでしょう
ガーデニングショップで、このサイズの「チタノタ」をはじめてお見かけしました!

鋭い“鋸歯”をつけた大きな植物を、一般家庭で育てるのはカンタンなことではないので、「グランカクタス」を訪れた際には大型温室にも立ち寄り、観賞価値のある植物を目の当たりにしてください!

「チタノタ」のように、植物園などに行かないと出逢えないような規格外の植物との出逢える点も、「グランカクタス」ならではの魅力といえるでしょう!

アガベ 笹の雪(Agave victoriae reginae)

アガベの中で「チタノタ」と同じぐらい高い人気が集めている「笹の雪」も、多くの株数を扱っていました!

「笹の雪」は、株ごとの個体差が顕著にあらわれやすい品種です。
特徴の出やすい部分は以下の点ですが、斑が入っている「笹の雪」もいるので、さまざまなすがたで楽しませてくれる品種といえるでしょう!

「笹の雪」の個体差があらわれやすい部分
  • 葉を色づける緑色の濃さ
    • 淡い緑色をした個体や、濃い緑色をした個体など
  • 斑の有無
    • 黄色や白い斑を身につける品種もいる
  • 葉の幅の広さ、葉の長さ
  • 白い線(ペンキ)の濃さ  など

株ごとの個体差の少ない品種も魅力的ですが、個体差が出やすい品種は、コレクションのし甲斐があるものです!
実際に、「チタノタ」や「笹の雪」などの品種を、何株も集めているひともめずらしくありません!

「グランカクタス」の店内には、何千、何万という株数の多肉植物がいるので、植物“コレクター”にとっても、コレクションがはかどりそうです!

塊根植物&塊茎植物(コーデックス:Caudex)

「グランカクタス」で、サボテンと肩を並べるぐらい多くの数を誇る多肉植物が、「塊根(かいこん)植物」や「塊茎(かいけい)植物」です!

「塊根植物」と「塊茎植物」
  • 塊根植物
    • 乾燥した地域で生きていくために「根」を肥大させ、肥大させた根の部分に多くの水分を蓄えておける植物
  • 塊茎植物
    • 塊根植物と見た目はほとんど一緒だが、「根」ではなく「茎」の部分を肥大させている点が異なる

塊根植物などは、「コーデックス(Caudex)」と呼ばれることもある、めずらしい多肉植物の仲間。
ひと株あたり数万円~数十万円するのが当たり前な植物で、男性ファンが多い点も特徴のひとつです!

これだけ多くの「コーデックス」がビニールハウスに並んでいる光景は、ほかのガーデニングショップでは、なかなか見られないものです!

株数もさることながら、ひと株ずつも立派なサイズです!

売り場では植物同士の茎や葉などが絡み合っているので、特に密集地帯では、うかつに手を出さない方がよいでしょう。
気になる株があれば、店員さんにお声がけすることをオススメします!

このハウス内だけでも、販売価格を合計すると、数百万円はくだらないと思います。
「グランカクタス」の植物たちは、すべての株を合計すると、数千万円といった販売価格になりそう…。

そして、ここのハウス内を歩いているときに、小さなトカゲとも遭遇しました!
トカゲは植物に影響を及ぼす害虫対策として優秀な存在なので、「グランカクタス」の守り神のひとりとして、暖かく見守ってあげましょう!

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さいごに

「グランカクタス」にある温室の数は、なんと11棟!
そして、数だけではなく、ひとつあたりの温室は大きなサイズです!
売られている多肉植物たちの販売価格は、相場といったところですが、品揃えは他に類を見ない株数です!

アイドル猫「ピコちゃん」

そして、「グランカクタス」の温室内には、みんなのアイドル猫がいます!
いろいろと確認してみましたが、名前はおそらく「ピコちゃん」!?
至近距離まで近づいても逃げないぐらいひとに慣れていますが、気づいたらどこかにお出かけになられていました…!

そして、猫と子犬の置きものも置かれていました。

この置き物は、多肉植物と組み合わせて飾るというよりも、インテリアグッズのひとつとして活躍してくれそうです!

店内で飼育される5匹の「亀」

「グランカクタス」で育つ動物は、猫だけではなく、亀も多頭飼いされていました!

わたしがカメラで撮影していたときに、エサの時間だと勘違いしたのか、スマホの方に向かい群がって来てしまいました…。

長寿の象徴としても知られる亀がいることで、「グランカクタス」で育つ多肉植物も、長生きができるかもしれません!

店内は、バッグの持ち込み禁止

残念なことに、店頭には以下の案内文が張り出されていました。

バッグを、店内に持ち込まないように!!


これは、つまり・・・店内で盗難が発生しているということの裏付けでもあるでしょう…。
植物の盗難、とても残念でなりません…。
植物も生きもので、目の前の植物が元気よく育っているということは、植物を愛情をもって育てたひとがいるということ。
盗難や紛らわしい行為は行わず、お互いに気持ちよくショッピングを楽しみましょう!

多肉植物&サボテンの聖地として、知名度のあることに納得できる売り場になっていました!

電車の最寄り駅からはすこし距離があるので、車で行けるなら車の方がアクセスがしやすいです!

以上です!
本記事では、珍奇植物とよばれるめずらしい多肉植物、そしてさまざまな品種のサボテンを扱う「グランカクタス」をご紹介しました!

下記で、千葉県のガーデニングショップのご紹介した記事をまとめています。

グランカクタスの基本情報

住所・アクセス

千葉県印西市草深天王先 1081
北総鉄道「千葉ニュータウン中央駅」より2km
駐車場有り

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