季節を問わずに多肉植物を育てる!~室内育成に準備する園芸グッズや電気代~

コーデックスを育てる!

春から秋の暖かい季節に成長する夏型の「コーデックス(Caudex)」には、塊根植物やアガベといった植物が品種がいます。

夏型の塊根植物は、暖かい季節には葉を展開していますが、秋には休眠の準備を進めるために葉を落としはじめ、冬の間には葉を一切付けていない姿になり、また暖かい春が訪れたタイミングで、芽吹きを再開する多肉植物です!

夏型のアガベは、一年を通して葉を付けているので、季節によって見た目に変化はないものの、暖かい環境を好むため、寒い環境下でもグングンと成長する植物ではありません。

四季のある日本の屋外で植物を育てていると、季節による寒暖さの影響を大きく受けてしまうものですが、コーデックスが好きなひとにとって、季節を選ばない「多肉植物の室内育成」は当たり前になりつつあります。
かく言うわたしも、コーデックスの室内育成を楽しんでいるうちのひとり!

「多肉植物の室内育成」は、夏型の多肉植物が休眠してしまう冬の季節でも、ほかの季節と同じように植物の“成長”を楽しむことができるため、ガーデニングの幅が広がるもの!
1年中、植物が旺盛に成長していく姿を見れることができれば、植物を育てている側も楽しくなるものです!

屋外で植物を育てていくために必要となるものは、主に自然エネルギーのひとつ「太陽光」と、水道の蛇口を回せば出てくる「水道水」、自然に吹く「風」などがあります。
そのほかにも「気温」や「肥料分」も成長に必要な材料となりますが、全体的に見ればランニングコストをあまり掛けることなく楽しむことのできる趣味のひとつが、ガーデニングといえるでしょう!

植物が成長する条件のうち、植物の成長期ではないタイミングで室内“育成”を楽しむためには、「光」と「風」、そして一定の「室温」を確保できる育成グッズを準備する必要があります。
多肉植物の室内育成をするための育成グッズにはどのようなものがあり、育成グッズを使用することで、ランニングコストはどのぐらい発生するものなのでしょうか!?

本記事では、季節を問わないコーデックスの「室内育成」について書いています!
コーデックスに焦点を当てていますが、そのほかの多肉植物にも当てはまる内容となっているので、室内育成をご検討されている方にとって参考になれば幸いです!

自宅の室内に置いている植物育成グッズ
目次

「コーデックス」が好む環境

まずは、「コーデックス」が成長していくにあたって、必要となる環境について、今一度整理していきます!

下記①から⑤までの条件を揃えることができれば、季節を問わずに「コーデックス」の室内育成ができるでしょう!

好む環境の条件
  • 温度
  • 肥料分

この5角形のバランスが重要なので、5つの条件のうち1つだけでも不足したり、逆に過剰になったりすると、「コーデックス」の室内育成がうまくいかないことにもなります。

暖かい季節が好きな“夏型”、涼しい季節が好きな“冬型”、夏型と冬型の中間のような“春秋型”に分類される「コーデックス」ですが、どの分類の植物にも当てはまる内容です。

①強い光

「コーデックス」は直射日光などの、強い光が好きな性質をもっているもの。

充分な日光が浴びられる環境が理想的なので、よく日の当たる環境で育成していく必要があります!

観葉植物などは、最低限の光量があれば健康的な姿を維持していけるものですが、「コーデックス」にとっては別物。
強い光を確保できないと、「コーデックス」をはじめとした植物は、葉や茎などを間延びさせる徒長を起こしてしまいます。

ただし、いくら強い光を好む植物であっても、真夏日などの日が強すぎる場合や。強い紫外線からは保護していく必要も出てくるでしょう。
日の光を抑制するためには、日当たりを調整できる育成場所に移動することも必要となりますが、それ以外にも園芸用の遮光ネットを使用することでも、対応が可能です。

最近の暑すぎる真夏は、植物の育成に慣れているひとでも、植物を枯らしてしまうことがあります。
下記の記事で暑さ対策についてご紹介しているので、ご興味があれば参考にしてみてください。

②適度な水

多肉植物は、日本の降水量と比べて3分の1から半分程度の乾燥した地帯で暮らしているので、多くの水を与えなくても成長をしていく品種が多いです。
逆に、多くの水やりをしてしまうと、多湿を嫌う多肉植物の不調につながってしまうでしょう。

ただし、いくら乾燥に強いからといって、まったく水のない環境で暮らしていくことはできないもの。

多くの水を必要としないサボテンであっても、水やりをまったくしない環境では、いずれ枯れてしまうことにも・・・。

植物の水やりについては、下記の記事で詳しく書いています。

③風通しのよい環境

植物が本来暮らしている自然界では、空気の流れがない環境は存在しないので、空気が滞留せずに風が抜けていく環境が適しています。

1年中強い風が吹いている環境で暮らしている多肉植物もいれば、やわらかい風が吹いている環境で暮らしている多肉植物もいますが、風がまったくない環境で暮らしている多肉植物はいないと考えて良いでしょう。

風は、植物の光合成や呼吸を助ける働きもあれば、葉焼けのリスクを減少させたり、植物が植わっている土を乾かす存在でもあります。

植物に直接風が当たっていなくても、植物が育っている周囲の環境に最低限の風通しが確保できていれば、植物は育つことができます。

④適度に保たれた気温・低湿度

気温

「コーデックス」は、望ましい気温に保たれていることで、健康的な成育を見せてくれるもの!

それぞれの植物によって、適温は変わってくるものですが、大きく分けると下記の気温が適温といえるでしょう。

多肉植物にとっての適温
  • 夏型の多肉植物
    • 20℃~30℃
  • 冬型の多肉植物
    • 5℃~20℃
  • 春秋型の多肉植物
    • 10℃~25℃

どの型の植物であっても、20℃前後が適温であることに、変わりはありません。

また、「コーデックス」をはじめとした多肉植物は、昼と夜の寒暖差の大きい地域に暮らしています。
常に一定の気温が保たれている環境よりも、1日の中でも寒暖差が生まれる環境の方が、健康的に育ちます。

湿度

湿度に関しては、低ければ低いほど良いというものではありませんが、湿度が高い条件を好む多肉植物は少ないものです。

特に、梅雨どきや夏の季節の高温多湿を苦手としているので、このタイミングで雨に直接当たる環境で育てることは、リスクがつきものに・・・。

常に除湿器を使用するなどの対策は必要ありませんが、日本の環境では常に低い湿度に保つぐらいの意識を持った方が、植物の健康的な成長につなげやすいかもしれません。

⑤肥料分

「コーデックス」は、肥料分の少ない土壌に根を張り、暮らしている生きものです。
そのため、ほかの植物よりも、肥料分を多く与えなくてもある程度の成長を見せてくれます!
逆に、多くの肥料分を与えてしまうと、体調を崩してしまうリスクが高まるでしょう。

肥料分は少なめに与えるのがポイントですが、少量の肥料分を適切なタイミングで与えていくことで、「コーデックス」の健康的な成育につなげることができます。

光をはじめとした、ほかの条件とのバランスが重要になるので、ほかの条件が確保できない場合には、肥料にも慎重な検討が必要となります。
下記の記事で液体肥料と固形肥料の特徴や、与え方について書いているので、よろしければお読みください。

コーデックスの「室内育成」のメリット

それでは、「コーデックス」の室内育成には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか!?

植物を室内で育成することのメリットは、下記の9つだと考えています。

室内育成のメリット
  • 植物に必要な光の量を毎日一定時間確保できるので、植物の成長速度を加速させることができる
  • 植物を休眠させずに、1年を通して成育させることができる
  • 徒長させずに、植物を育てることができる
  • 屋外に植物を置くスペースがなくても、室内で植物を育てることができる
  • そろえる育成グッズによっては、室内をオシャレにすることもできる
  • 寒い(暑い)屋外に足を運ばなくても、植物の観察ができ、水やりなどの面倒をみれる
  • いつの間にか発生してしまう、「害虫」をふせぎやすい
  • 季節をとわず、いつでも植物を新しく購入したり、タネを蒔いたりすることができる
  • 植物を盗難されるリスクを、軽減させることができる

いざメリットを挙げてみると、こんなに多いのか!と思いましたが、室内育成で最大のメリットは「季節を問わずに、植物を成長させることができる点」だと思います!

2番目のメリットは、屋外で育てるよりも早く成長させることも可能な点ではないでしょうか。

また、「コーデックス」をはじめ、高額な植物が盗難されてしまうという残念なニュースが流れることもありますが、室内で育てていれば盗難されるリスクを軽減させることができるので、大切な植物を守りたいときにも、室内育成のメリットが有効に働くでしょう!

コーデックスの「室内育成」のデメリット

ただし、室内育成にはメリットだけではなく、デメリットもあげられます。

つづいて、室内育成に関してのデメリットです。
考えられるデメリットは、下記の項目です。

室内育成のメリット
  • 設備などを揃える必要があるため、初期費用が発生する
  • 基本的に電化製品を使用することになるので、ランニングコストである電気代が発生する
  • 植物を育成するスペースの分、室内の場所をとる
  • 屋外が暗い時間帯に、光量の強い植物育成用LEDを使用していると、光が窓から屋外に漏れやすくなる
  • 寝室で植物の育成スペースを設けていて、タイマー設定で植物育成用ライトのON・OFFの設定をしている場合、休みの日でもライトの光で目が覚めることがある
  • 植物を「屋外から室内に取り込む」ことや「室内から屋外に出す」ことを繰り返していると、環境の変化から植物にストレスを与えてしまう
    (天気に応じて屋外管理に切り替えるなど)
  • 植物育成用ライトと植物の照射距離が近すぎると、光が強すぎて植物の葉などが焼けてしまうこともある

メリットの方が圧倒的に多くなると思いましたが、デメリットも意外と多くあるという結果に・・・。

自宅では、日没以降に植物育成用LEDライトの光が屋外へかなり漏れているので「近隣住民から、どのように思われているのだろうか・・・!?」と、たまに気になることがあります。

大きなデメリットは、コスト面やスペースの面ではないでしょうか。

室内育成のために、そろえる道具&設備

メリット、デメリットの比較に引き続いて、室内育成の場合に「そろえる道具&設備」について!

室内で植物にとって理想的な育成環境を整えるためには、いろいろな設備をそろえる必要がありますが、すべてを一気にそろえる必要はないと思います。
またガーデニンググッズは必ずしも「安かろう悪かろうの世界」ではなく、特に植物育成用ライトに関してはそこまで高価ではないものでも、機能的に優れているものは一定数あるもの!

植物の室内育成をしていくためのグッズはたくさん市販されていますが、数ある道具や設備の中で、自分が育てている植物に適しているグッズを見きわめる必要がありそうです。

具体的にそろえる必要のあるモノ、そしてそろえた方が望ましいモノは、下記の道具&設備です。

そろえる必要のある道具&設備
  • 植物育成用LEDライト
  • タイマー
  • 植物用のヒーターマット
  • サーキュレーター(扇風機)
  • コンパクトなジョウロ
  • ガーデンラック
  • 水受け用の受け皿(トレー)

多肉植物用の培養土や、肥料などは室内育成ではなくても必要なモノなので、ここでは省いています。

①植物育成用LEDライト

まず、植物育成用LEDライトは室内育成を行うにあたり、もっとも優先的にそろえる必要がある設備です。

植物は光に当たらないと、生きていくためのエネルギーをつくり出すことができません。
多くの光を必要とする「コーデックス」にとって、窓から差し込む光だけでは日照不足になり、健康的に成長していくことはむずかしいでしょう。

植物育成用LEDライトには、局所的に光を当てる「スポット型」のタイプと、スポット型よりも広い範囲に光を当てることのできる「パネル型」の2種類があります。
室内育成をするスペースや、育てている植物の数によって、「スポット型」か「パネル型」か決めていく必要があります!

育てている植物の数が多いのであれば「パネル型」の方がコスパが良いですし、植物の数が少ないのであれば「スポット型」の方がスマートにおさまるでしょう!

②タイマー

室内育成のメリットを最大限に発揮するためには、タイマーも必要となるでしょう!
一定の時間から日が当たり、決められた時間がくれば日が当たらなくなる環境は、植物に規則正しい生活を与えてくれます!

最初にタイマーの設定をしておくことで、設定した時間にON・OFFの切り替えがされることになるので、毎日わざわざ自分で電源を入れなくても、決まった照射時間を確保することができます!

植物育成用LEDライトもタイマーも、自宅で実際に使用しているものは、後ほどご紹介しているので、まだお持ちでない方は参考にしてみてください。

③植物用のヒーターマット

寒い室内で植物の鉢を温める設備には、植物用のヒーターマットがあります!

ただし植物用のヒーターマットも、たった1枚では面積も小さいので、温めることのできる植物の数も少ないもの。
多くの植物を育てている場合には、ヒーターマットを何枚もそろえるか、別の方法を準備する必要が出てくるでしょう。

下記のものは、自宅で使用している植物用のヒーターマットですが、何年も問題なく使用できています。

もちろん加温設備は、エアコンなどの電化製品があれば、植物のために新しく道具をそろえなくても、室温の調整をすることは可能です!

犬猫や小動物など飼っているペットのために、24時間エアコンを付けているご家庭もあると思いますが、愛情を持って植物を育てているのであれば、ペットと同じようにエアコンを稼働させることも有りではないでしょうか!

エアコンは、昼の間は稼働させ夜の間は停止するなど、寒暖差をつけることで、植物の成育に良い影響を与えるでしょう。

ただし、エアコンを稼働させることは、電気代が恐いところです・・・!

④サーキュレーター(扇風機)

植物が生きていくために、自然な空気の流れは必要不可欠です。

常に窓を開放状態にできるのであれば、自然と空気の流れはつくられるものですが、夏や冬室温が屋外の気温と変わらない状況にも・・・。

空気の流れがない室内では、サーキュレーターを使用して、空気の流れをつくる必要があります。
同じような設備に扇風機がありますが、扇風機は目の前のものに風を当てる能力には優れていますが、室内全体の空気の流れをつくることには優れていません。

サーキュレーターはコンパクトですが、植物のためを想うのであれば、空気の流れをつくる能力に長けているサーキュレーターを準備した方が望ましいでしょう。

⑤コンパクトなジョウロ

多くの植物を育てている場合、奥まったところに置いている植物に水やりをするのは、意外と大変な作業です。
大きめなジョウロだと奥の植物に水やりができず、小さい水差しのようなものだと、育成している場所と水道の蛇口を何往復もする羽目にも・・・。

ちょうど良いサイズのジョウロがあると、奥まったところの植物にも正確に、そして効率的に水やりをすることができます!
自宅の環境には、100円ショップのダイソーで購入したジョウロが、サイズ的にちょうど良いので愛用しています!

100円ショップで購入したジョウロ

100円ショップを含めて園芸グッズを扱うお店には、ほかにもいろいろな種類のジョウロがあるので、自宅の育成環境に合うものを見つけてみましょう!

⑥ガーデンラック

育てている植物が少ない場合は、ガーデンラックがなくてもなんとかなるので、ほかの道具や設備と比べると、そろえるべき優先順位は低くなります。

ただし、植物が多い場合にガーデンラックがあると、大活躍してくれるグッズです!

3段や4段などの多段式のものがあると収納力が格段に上がり、パネル型の植物育成用LEDライトを棚に設置できるので利便性も向上します。

また、黒いガーデンラックは、イカツい見た目をした「コーデックス」との相性もバッチリ!
お気に入りのガーデンラックがあると、インテリアのひとつとして、活躍してくれるでしょう!

ホームセンターなどでも、いろいろなガーデンラックが売られていますが、室内の印象をガラッと変えてしまう存在なので、お部屋の印象とマッチするものを慎重に検討した方が良いかもしれません。

⑦水受け用の受け皿(トレー)

室内育成で必須アイテムとなるのが、水受け用の受け皿です!

ひと株ずつ、洗面台に持っていき水やりをすることもできますが、果てしなく時間がかかってしまうので、できれば育成場所に水受け用の受け皿を設置したいところ。

育てている植物が多い場合には、ガーデン用のトレーを使用することで、育成場所を有効活用できるでしょう!

設備をそろえるための初期費用は、いくらかかる!?

植物育成用LEDライトをはじめとして、メーカーやスペックによっても価格はピンキリなので、どの設備をどこまでそろえるかでだいぶ費用は変わってきます。

本記事では、「スポット型ライト1台+ヒーターマット1枚」のパターンと、「パネル型ライト2枚+ヒーターマット2枚」のパターンで比較をしてみます!
(2024年1月時点の、Amazonの販売価格をもとに算出)

初期費用:比較表

スクロールできます
スポット型ライト:1台
 ヒーターマット:1枚
パネル型ライト:2枚
ヒーターマット:2枚
植物育成用ライト3,224円6,980円
ヒーターマット2,380円4,760円
サーキュレーター2,264円2,264円
合計電気料金7,868円14,004円
2パターンの比較表

LEDライトは、スポット型とパネル型で大きく差が出ないように、同じBRIM(ブリム)製のもので算出しました!
販売価格も高くなく、アガベや塊根植物も徒長することなく、育てることができるライトのひとつです。

【スポット型ライト】

【パネル型ライト】

【タイマー】最初の設定も簡単なのでオススメです

これ以外にタイマーやガーデンラックなどを購入するのであれば、その分の費用が発生しますが、その分を考慮しても、ざっくりと5万円以内にはおさまるのではないでしょうか。

こだわっていけばキリがないものなので、財布の中身と相談しながら、慎重に検討していく必要がありそうです!

ランニングコストとなる電気代は、いくらかかる!?

設備をそろえるときはいくらかかるのか分かりやすいですが、そろえた後のランニングコストはいくらかかるのか、いまいちイメージがつきにくいものです。

初期費用のときと同じ2パターンで、ランニングコストである電気代を算出しました!

電気代(月額):比較表

スクロールできます
スポット型ライト:1台
 ヒーターマット:1枚
パネル型ライト:2枚
ヒーターマット:2枚
植物育成用ライト223.2円837円
ヒーターマット669.6円1,339.2円
サーキュレーター624.9円624.9円
合計電気料金1,517.7円2,801.1円
このランニングコストを、どう見るかです。

もっとも電気代のかかる設備はヒーターマット。という結果になりました・・・!
ヒーターマットを何枚も設置するのであれば、エアコンなどを使用して室温調整をした方が、電気代が安く済むケースもあるかもしれません。

今回の条件では、「1,500円~3,000円程度」のランニングコストが、毎月発生する算出結果となりました!
この条件で室内育成を6か月続ける場合には、単純計算で6倍の数字になるので、この結果を高いとみるか安いとみるかといったところです。

夏の間は、ヒーターマットの電気代は発生しない分、冷房器具のランニングコストを加味していく必要があります。

算出条件

W数

ヒーターマット:30W
スポット型ライト:24W
パネル型ライト:45W
サーキュレーター:28W

1日の稼働時間

ヒーターマット:24時間
ライト:10時間
サーキュレーター:24時間

単価・算出日数

単価:1kWhあたり31円
日数:1か月を30日とする

まとめ

「コーデックス」をはじめとした多肉植物の室内育成は、植物の成長速度も早く、植物からパワーを得られる点にすごく魅力を感じています!

自宅では、成長期と休眠期を持っている多肉植物をあえて休眠させずに、休眠期には室内育成で育てている植物もいます。
少なくとも自宅の育成環境では植物を休眠をさせなくても、これまで数年間は問題なく成育を続けてくれていますが、一方で「休眠をさせずに植物育成をする」という面では、賛否両論あるのも事実。
自生地の環境では毎年休眠していて「成長期→休眠準備→休眠→休眠明け→成長期」と成長サイクルを繰り返している植物が、人工的な環境下で休眠しなくなると成長サイクルを崩されることとなり、結果として悪い影響を与えられるという意見があるのです。

設備がある程度そろっていないと、季節を問わずに特定の植物の成長を楽しむことはむずかしいですが、わたしが「コーデックス」にハマってから最初の1~2年の間、植物を室内で育成するための設備はほとんど持ち合わせていませんでした。
しかし、そんな中でも多肉植物を、それなりに楽しめていました!

そのため室内育成をしないと植物を楽しむことができないわけではなく、メリットだけではなくデメリットもそれなりにあるので、あえて環境整備を行わないこともひとつの選択肢だと思います!

是非、自分自身に合った植物の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか!?

以上、今回はコーデックスの室内育成についての記事でした!

「コーデックス」をはじめとした多肉植物の“育成”以外の楽しみ方については、別の記事でご紹介しているので、よろしければあわせてお読みください。

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