三重県が誇るパワースポット『伊勢神宮』で歴史と植物が織りなす癒しの時間

おみくじのない聖地

三重県が誇るパワースポットのひとつに「伊勢神宮」があります

三重県の多くの観光ランキングで1位に輝く伊勢神宮は、同じ県内の「鳥羽水族館」や「なばなの里」といった人気スポットと比べても、ひと際存在感を放っています。
この記事では、伊勢神宮の特徴や、樹齢数百年の大樹や黒松、梅などの境内の植物を詳しくご紹介します

筆者

訪れた日は、天気にも恵まれました

目次

伊勢神宮の特徴

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日本の最高位に位置づけられた神社

日本には数多くの神社があり、その数を超える神様の存在が言い伝えられています。

  • 『神社』の数:8万以上
  • 『神様』の数:約800万

その中で、もっとも重要な神社として、「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀る伊勢神宮があります。

筆者

伊勢神宮は日本の神社の中で最高位に位置づけられており、特別な存在です。

内宮(ないくう)と外宮(げくう)に分かれている

伊勢神宮は、内宮(ないくう)と外宮(げくう)の二つの神社から構成され、「内」「宮」「外」の漢字には以下の意味があります。

  • 「内」:天皇
  • 「宮」:権力者の住まい
  • 「外」:古語の「離宮」に由来

ちなみに、内宮と外宮は約4km離れており、徒歩では1時間ほどかかります。
そのため、参拝者の多くはバスやタクシー、自家用車を利用しています。

筆者

じっくりと観光を楽しみたいなら、移動手段として、風情を深く感じられる人力車を使うのもおすすめです!

「おみくじ」がない神社

伊勢神宮には「おみくじ」がありません。
これは、伊勢神宮への参拝自体に大きな価値があり、「参拝に来られただけで、すでに大吉」という考えに基づくもの。

筆者

この考えからも、伊勢神宮が古くからいかに高貴な場所として重んじられてきたかがうかがえます。

20年に一度、社殿を建て替えている

伊勢神宮の内宮は約2,000年、外宮は約1,500年という長い歴史を刻んでいます。

そんな長い歴史を誇る伊勢神宮ですが、社殿は古さを感じさせません。
それは、20年に一度、社殿を新しく建て替える「式年遷宮(しきねんせんぐう)」が伝統として行われているためです。

筆者

『神様には常にみずみずしく、清らかな社殿にお鎮まりいただきたい』という願いから、式年遷宮が行われているのだそうです。

年間800万人の参拝者が訪れる

伊勢神宮が位置する三重県の人口は約180万人ですが、伊勢神宮の年間参拝者数は約800万人に及びます。
県民の人口を大きく超える参拝者が訪れる点も、伊勢神宮の特徴です。

筆者

伊勢神宮が高い人気を誇り、多くの人びとの信仰を集めていないと、ここまで高い数字にはならないでしょう。

歴史的な人物も、伊勢神宮を訪れていた

世代を問わず、親しまれている伊勢神宮。
以下の歴史上の人物も、この聖地を訪れ、参拝を行っていました。

伊勢神宮を訪れた歴史上の人物
  • 平清盛:武士としてはじめて、貴族の最高位である太政大臣になった
  • 足利義満:南北朝合一を果たした
  • 織田信長:桶狭間の戦いで、今川義元に勝利した
筆者

有名な人物が数多く訪れているため、歴史が好きな方にとっても、たまらないスポットと言えるでしょう。

伊勢神宮で育つ植物

伊勢神宮で見られるのは、古くから日本で育ってきた、親しみのある植物たちです。

筆者

植物がのびのびと暮らし、手入れが行き届いた敷地内は、歩を進めていると清々しい気持ちになります。

樹齢400~900年の「大樹」(神木)

伊勢神宮を訪れる人びとを圧倒するのは、樹齢400~900年と言われる、立派な大樹(神木)です

大樹は、古くから人びとを見守り、上空から温かい力を授けてきたかのような強い存在感を放っています。

ただし残念なことに、過去には大樹の皮が「縁起物」として持ち去られてしまうことがあったようです…。

筆者

現在、盗難を防ぐために幹に竹が巻かれているのを見ると、人びとの身勝手な振る舞いに、少し寂しい気持ちを覚えます。

縁起のよい植物「黒松」

春の心地よい日差しの中、数十本もの黒松(くろまつ)が静かにたたずんでいました。

「雄松(おまつ)」や「男松(おとこまつ)」とも呼ばれる黒松は、硬い針葉と太い枝ぶりが特徴的。

寒い冬も葉を落とさない不屈の生命力から、古くから縁起のよい植物として親しまれてきました

筆者

立派な黒松は伊勢神宮の神聖な雰囲気を、いっそう際立たせる存在です。

盆栽で楽しまれることの多い黒松ですが、伊勢神宮で大きく育つすがたは、盆栽好きからは「本来の黒松」として、むしろ新鮮な印象を与えるかもしれません。

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白くて小ぶりな「梅」の花々

伊勢神宮の内宮を訪れると、遅咲きの梅が咲き誇っていました

枝の所々に、白くて小ぶりな花々が散りばめられています。

遅咲きの梅は、早咲きの桜と開花時期が重なることも多く、「冬の終わり」と「春の訪れ」という季節の節目を感じさせてくれます。

その他の植物

伊勢神宮の境内では、約850種類の植物が暮らし、季節ごとに異なる光景を楽しむことができます。

代表的な季節の花々
  • 桜:(3月下旬~4月上旬)
  • ヒトツバタゴ:(5月)
  • 花菖蒲:(5月下旬~6月下旬)
  • あじさい:(5月下旬~6月下旬)
  • コスモス:(8月下旬~10月中旬)

季節の花々だけではなく、生命力あふれる春の「緑」や冬前に見せる「紅葉」などは、訪れる人びとを楽しませてくれる存在です。

まとめ

この記事では、年間800万人が訪れる三重県のパワースポット、伊勢神宮の魅力に迫りました。
式年遷宮による新しい社殿、日本の最高位ならではの、おみくじがないという考え方、そして境内を彩る植物の風情をご紹介しました。

伊勢神宮への参拝は、それ自体が「大吉」とも言える特別な体験です

ぜひ一度、その清々しい空気と歴史の重みを感じに、伊勢神宮に足を運んでみてはいかがでしょうか!?

伊勢神宮の近くを流れる五十鈴川(いすずがわ)の様子。

以上です!
伊勢神宮と同じく、三重県内の観光スポット「志摩地中海村」を訪れたときの様子は、以下の記事でご紹介しています
「志摩地中海村」にも魅力的な植物が育っていたため、よろしければ、あわせてお読みください

伊勢神宮の基本情報

住所&アクセス

≪住所≫
三重県伊勢市宇治館町1(内宮)

≪アクセス≫
近畿日本鉄道鳥羽線「五十鈴川駅」から徒歩で約30分 ほか

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