通称「明月院ブルー」
鎌倉を代表する名所「明月院」は、青一色に染まるうつくしいあじさいで知られ、その光景は「明月院ブルー」として多くの人びとを魅了しています!
敷地内に広がるあじさいの群生は、まるで自然がつくり出したアート作品のよう。
その一方で、色とりどりの花々が咲き誇る「月の広場」や、静寂の中に佇む「枯山水庭園」など、あじさい以外の魅力も満載です!
さらに、「悟りの窓」から眺める庭園の景色や、季節ごとに移り変わる植物たちが、訪れる人びとを楽しませてくれます。
本記事では、「明月院」の見どころや、心癒される植物たちの様子を詳しくご紹介します!
明月院の様子&植物たち
敷地内で咲き誇る「あじさい」
「明月院」では、特に青いあじさいが有名です!
鎌倉であじさいのお花見を楽しみたい場合に、この「明月院」を真っ先にイメージする方も多いでしょう!
あじさいがつくり出す光景は、「明月院ブルー」と呼ばれることがあります!
多くのあじさいが敷地内を青一色に染め上げることから、この名前が付けられました。
「明月院」は青いあじさいが圧倒的な数を誇ることで、“統一感”という名のアート作品をつくり上げ、多くの観光客を魅了しています!
お地蔵様にも大事にされる“明月院ブルー”
「明月院ブルー」は単に敷地内で咲いているだけではなく、いくつかの場所では、お地蔵様に抱えられているあじさいもあります!
仏様にも大事そうに扱われている光景は、ほかの植物たちから見たら、うらやましく映ることでしょう。
よく見ると、青いあじさいも青一色というわけではなく、白っぽい色を混ぜ合わせています!
最初は白のお花が、時間の経過とともに、白から青へと色を変えていくのかもしれません。
「明月院ブルー」以外のあじさい
敷地内で咲くあじさいの大多数があざやかな青色を身にまとっていましたが、一部の品種はオリジナルカラーを発色していました!
特徴のあるすがたで、それぞれが自分らしさを演出しています!
「明月院」としても明月院ブルーを崩さないようにしているわけではなく、お花の色が青ではないあじさいも大事にしている様子が伝わってきました!
敷地内で花開く植物たち(月の広場)
「明月院」でお花を咲かせていたのは、あじさいだけではありません。
わたしが訪れたタイミングでは、「月の広場」と名付けられたエリアに、色とりどりのお花が集結していました!
どれも目を見張る花々で、目の保養になります!
「明月院」は、春の季節には、しだれ桜をお花見できるスポットとしても知られています!
季節に応じて、さまざまな植物のお花見ができるでしょう!
実際に訪れることがあれば、あじさい以外の植物にも注目すると、あたらしい発見があると思います!
丸窓(円窓):悟りの窓
「明月院」で、青いあじさいと同じぐらい人気な観光スポットがあります!
それは、丸い窓の向こう側に庭園の景色が広がっている「悟りの窓」。
この日も、写真待ちの列に並び、やっとカメラに収めることができました!
あじさいの季節も人気なスポットですが、特に紅葉の季節には、長蛇の列ができるのだそうです。
畳の前列に飾られているのは、ハナショウブのお花たちです!
現在は日本中で楽しまれている植物でも、海外が原産地であることはめずらしくはないこと。
しかし、あじさいもハナショウブも、日本を原産地とする植物です!
そのためか、畳や障子などの和風の景観とも相性がバッチリで、お互いの存在を高め合っているように思います!
枯山水庭園の様子
「庭園」といわれて、どういったものをイメージしますか!?
竹筧が設けられていたり、水の流れがつくり出すせせらぎが音色を奏でていたりと、「水」の存在を頭に思い浮かべる方も多いかもしれません。
「明月院」にあるふたつの庭園のうち、ひとつには水が流れていません。
ふたつの庭園の特徴を記載すると、下記のようになります。
- 枯山水庭園(かれさんすいていえん)
- 水の力を借りずに、“山水”を表現する
- 枯山水庭園に敷かれた石は、波打つような凹凸があり、水の流れを連想させる
- 水の力を借りずに、“山水”を表現する
- 本堂後庭園(ほんどううしろていえん)
- 6月と12月にのみ一般公開され、入場料とは別途、拝観料が必要となる
この日は、この枯山水庭園の中を、タイワンリスが元気よく走り回っていました!
大量に繁殖しているタイワンリス、見ている分にはかわいいのですが…。
生態系への影響も懸念されているので、かわいいからといって、エサは与えないように注意しましょう
うさぎ小屋
あいにく、この日はタイミングが合いませんでしたが、「明月院」ではうさぎが飼育されているようです!
大きな声や手を叩いたりすると、うさぎにとってストレスになるので、もしも出逢えたら、そっと見守りたいところですね!
この日は出逢えなかったものの、植物だけではなく、動物との出逢いも、「明月院」の魅力のひとつ!
「明月院」は植物園でも動物園でもありませんが、さまざまな動植物との出逢いが待っているスポットといえるでしょう!
まとめ
「明月院」は、あじさいだけでなく、季節ごとに移り変わる多彩な魅力が詰まったスポットです!
敷地内を青一色に染める「明月院ブルー」や、お地蔵様と共に愛されるあじさいのすがたは、いちど訪れれば心に残ることでしょう。
さらに、「月の広場」に咲く色とりどりの花々や、静けさの中に佇む枯山水庭園、悟りの窓から広がる和の景観など、見どころが盛りだくさん!
訪れるたびに新しい発見があり、四季折々の植物や動物との出逢いも楽しみのひとつです。
ぜひ、「明月院」にいちど足を運び、その魅力を直接体感してみてはいかがでしょうか!?
癒しと感動がきっと待っています!
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明月院の基本情報
最寄り駅は、JR横須賀線「北鎌倉駅」!
駅から向かうときは車道のわき道を通るので、小さなお子さんと行くときは注意しましょう!
住所・アクセス
神奈川県鎌倉市山ノ内189
JR北鎌倉駅より徒歩約10分
営業時間&定休日
AM9時00分~PM16時00分
無休
拝観料
大 人:500円
小中学生:300円
電話番号
0467-24-3437
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