生命力の強い観葉植物
植物の人気が高まるにつれて、ガーデニングショップの数も増えてきています!
観葉植物の人気が止まらないのは、いろいろな観葉植物を見る機会も増えることにもなるので、ボタニカルが好きなひとたちにとっては、ありがたいことです!
観葉植物にも斑の入っている品種や入っていない品種、“The 観葉植物”といったオーソドックスな見た目をした品種からユニークなカタチをしたものまでありますが、斑が入っていない品種でオーソドックスな佇まいをしている「フィカス・ベンガレンシス」という植物を、ご存知でしょうか!?
「フィカス・ベンガレンシス」の名前は知らなくても、一度はどこかで見たことがあるひとが多く、大変人気の高い観葉植物のひとつです。
自宅で育てているいくつかの観葉植物は、ほとんどが強くて枯れづらいとされる品種ですが、その中でもっとも強く、そして成長力が旺盛な植物がこの「フィカス・ベンガレンシス」という植物です!
本記事では、自宅で育てている「フィカス・ベンガレンシス」を植え替えしたときのことを、ご紹介しています。
フィカス・ベンガレンシスの強さ
昨年の春に、「フィカス・ベンガレンシス」を少し大きめな鉢に植え替えをして、結果としてかなり大きく成長してくれたのはいいものの、根が鉢底から出るなんてレベルを通し越して、根がここまで成長してしまいました。
この根の量なので数年放置しているように見えるかもしれませんが、1年間も経たないうちにこのような姿になっているので驚きです。
「フィカス・ベンガレンシス」にとって、心地よい環境を提供できた証ですが、ここまで成長するとは・・・!!
鉢底から根が出てくるだけならまだいいですが、鉢底から出てきた根がコンクリートの駐車場の上を這うようにしながら伸びていき、しまいには伸びていった先で地面に潜り、いつの間にか半分地植えのようなカタチになっていました。
根の先がすこし地面に潜っただけだと思っていたのですが、根は地面の奥深くにまで潜っていて、昨年寒くなってきたタイミングで、冬に寒さ対策のために「フィカス・ベンガレンシス」を室内に取り込もうと思ったときに、引き抜くのにかなり悪戦苦闘をしまして・・・
やっとの思いで、力ずくで引き抜いて、室内にしまうことができました。
フィカス・ベンガレンシスの植え替え
ということで、根がまずい状況で株にも元気がなくなっているので、春を迎えたタイミングで植え替えをすることに!
植え替え前のベンガレンシス
植え替え前の「フィカス・ベンガレンシス」が、こちらです。
鉢を大きくすると、大きくした分だけさらに成長をしていきそうですが、自宅の育成スペースは限られているので、根をバッサリと整理して、今と同じ鉢に植え戻す作戦で挑みます!
正直、どこまで根を整理できるのかは分かりませんが、根はバッサリ整理してもすぐに元通りになりそうです。
さすがに「フィカス・ベンガレンシス」といえども、冬の間にバッサリと根を整理するワケにはいかなかったので、この状態のまま二回り程度大きい鉢の中に入れておき、二重鉢にして冬を越しました。
冬の間に成長をされてしまうと収拾がつかなくなるので、水やりをかなり控え目にしていたことが、葉がここまで落ちてしまった原因なのだと思います。
鉢底から出ている根を切り落とす
植物を大きく成長させたいならまだしも、今回はそうではないので、根をバッサリと整理していくことが前提となる植え替えです。
鉢底から出ていた根は、切断する以外の選択肢がないと思い、迷わずバッサリと切り落としたところ、割とスムーズに鉢の中から抜き出すことができました。
鉢を割らなくてはいけないかもと思っていたので、鉢の安全は確保できたことに、ひと安心。
鉢内の状況は、根がビッシリ!
観葉植物と呼ばれる植物は細い根が多い印象ですが、「フィカス・ベンガレンシス」の根は、太い根も多いですね!
根を整理する
一般的に植物の細い根はともかく、太い根は慎重に扱った方が良いとされていますが、「フィカス・ベンガレンシス」の生命力の強さはお墨付き!
今回は明らかに太い主根だけはなるべく残して、それ以外に生えている太い根や細い根は、お構いなく整理していきました!
いったん、根の整理は半分ぐらいを切り落としたので、これぐらいで完了にします!
このときは、根を切り落とす量もこれぐらいでいいかと思いましたが、後々になって、もっと整理しておけば良かったと後悔することに・・・。
枝を切って鉢に植え込む
枝も伸びていたので、少しだけ残して、他の枝は剪定しました!
結局どうやっても、もともと植わっていた鉢には入らなかったので、鉢のサイズは少し大きめな鉢に植え込むことに!
鉢の中にはギュウギュウに根や土を詰めず、少しだけゆとりのある空間を設けました。
ちなみに植え替えたあとの鉢は、「菊鉢」という鉢で、サイズは6号鉢です。
今は、菊鉢にスリットが入ったような鉢が園芸業界では、推しの商品ですね。
その名は“根っこつよし”です!!
スリット鉢の効果については、別の記事でご紹介しています。
植物を健全に育てたい方にはオススメの鉢なので、ご興味があれば、お読みください。
3か月後の様子
3か月が経過し、なにごとも無かったかのような佇まいの「フィカス・ベンガレンシス」の様子です。
新しく展開したばかりの葉には光沢感もあり、ピカピカになっています!
新しく葉を展開させなくても葉に光沢感をもたせるスプレーは売られているので、おうちの植物をピカピカにしたい場合に、使用することでさらにインテリア性を向上させることができると思います!
「フィカス・ベンガレンシス」が元気に復活したことはイイことなのですが、たった3か月で、すでに根がこんな状況になっています・・・。
植物の根は明るい場所を好まないので、鉢内から根が出てきてしまうときは、鉢内のスペースが無いときだけですが、「フィカス・ベンガレンシス」の根は、他の植物と比べると明るい場所を嫌う特徴が弱いのかもしれません。
地植えしようものなら、とんでもない勢いで成長をしていきそうな観葉植物「フィカス・ベンガレンシス」。
植物のお世話をするのが好きな方には、植え替え頻度も高頻度なので、オススメな観葉植物です!
お忙しい方には、すこし不向きかもしれませんが、人気のある観葉植物の植え替えをご紹介した記事でした!
ちなみに、自宅で育てている観葉植物に使用している土は、下記のものを使用しています。
どの植物もグングン成長しているので、観葉植物にオススメの培養土です。
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