ダイソー産カポック(シェフレラ)の育て方・成長記録~100円ショップ編~※更新中

DAISOの観葉植物

目次

カポック(シェフレラ)の基本データ

育 て 易 さ:★★★★☆
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):0~3℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:台湾、中国南部
風水・花言葉:「とても真面目」、「実直」
科・属:ウコギ科・フカノキ属(シェフレラ属)
学 名:Schefflera arboricola
別 名:「ヤドリフカノキ」
※シェフレラ・アルボリコラという品種の情報を記載しています。

スポンサーリンク

カポック(シェフレラ)の成長記録

2023年1月に100円ショップのダイソーで購入した、「カポック(Schefflera arboricola)」の成長記録です!

2023年1月7日(January 7, 2023)

わたしがたまに行く100円ショップの植物コーナーでは、「テーブルヤシ」や「ゴムノキ」などが並んでいる率が高いですが、ふたつの品種に負けないぐらいの確率で並んでいる、「カポック」をお迎えしてきました!

根が少し土から出ています。

展開している葉の枚数は、ひとつあたり5~6枚といったところでしょうか。

100円ショップの植物が植えられていることの多いビニールポットは、100円ショップやホームセンターなどでも破格の値段で売られていることもありますが、安定感に難あり・・・

屋外に置いておくと、風が吹いたタイミングで、すぐに転倒してしまうことがあります。

そのままビニールポットで育てていく場合は、鉢カバーに入れてビニールポットを転倒させづらくしたり、周囲にものを置いて支えたりするなどの対応が必要となるでしょう。

ただ、植物のその後の成育のことまで考えると、できれば鉢カバーを使用するのではなく、植え替えをした方が安心です!

100円ショップの植物が植えられている用土は、水持ちがよく、水やりの回数が少なく済むので、プロの生産農家さんにとってはありがたい特徴を持っています。
ただ、土が乾いているのか湿っているのかも分かりづらく、水やりのタイミングが分かりづらいので、初心者向きとはいえません。
わたしは、基本的にビニールポットを変えて植わっている土を入れ替えるため、お迎えしたらすぐに植え替えをしています。

今回も、お迎え後にさっそく植え替えました!

白くて元気そうな根も確認できるので、根の状態は悪くはなさそうですが、用土がパッサパサに乾燥しきっていて、茶色っぽくなってきている根もありました。

根にからみついた用土を、落とせるだけ落として、植え替え完了です!

「カポック」は育てやすい植物とされていますが、株がこの大きさで根まで整理してしまうと、一気に枯れてしまうことにもつながります。

用土を入れ替える場合でも、なるべく植物の根を傷つけないように慎重に用土を落としていくことで、植物へ与えるダメージを減らすことができるでしょう。

ひとの手のひらのようなカタチをした葉がカポックの特徴のひとつですが、展開している葉はツヤツヤしていて、調子が良さそうです!

わたしがもっとも使用している植木鉢については、下記の記事で詳しく書いています。
鉢底の四隅には“スリット”と呼ばれる切れ目も入っていて、植えている植物がよく育つので、お気に入りの鉢です!

このタイミングは真冬のタイミングなので、しばらくの間は、室内の暖かい場所で「カポック」を育てていこうと思います。

2023年2月10日(February 10, 2023)

植え替えをしてから、およそ1か月が経過したときの様子です。

植え替え後は、窓ぎわでレースのカーテン越しの弱い光を浴びていましたが、植え替えのストレスも感じさせずに、成長しています!

「カポック」が、健康的に成長していくために必要な温度は20℃~30℃程度と言われていますが、育てている場所の室温は、夜間でも20℃以上はあるので、温度面では成長できる環境となっています。

100円ショップで売られている「カポック」は、斑が入っているわけではなく、色とりどりなわけではありませんが、新しく展開させてくる葉は黄緑色をしていて、展開させてから徐々に濃い緑色へと変化していくので、同じ緑色でも、よく観察していると色の変化はあるもの!

新葉(しんば)は、黄緑色!

「カポック」には、緑色の葉に黄色い斑が入る「ホンコンカポック」をはじめとして、色鮮やかな園芸品種もいますが、今のところ100円ショップでは、斑入りの「カポック」を見かけたことはありません。
「ホンコンカポック」も、斑の入っていない「カポック」と同じぐらい育てやすいようなので、そのうち100円ショップの植物コーナーでも見かける日が来るのではないかと、勝手に思っています

成長はうれしいものの、冬の季節は植物が間延びする「徒長」を引き起こしやすい季節・・・。
冬の季節は太陽が昇っている時間が短い中で、屋外よりも強い光が当たらない室内で育てていると、植物が日照不足の状態になってしまいます。

冬の間に日照確保がむずかしい場合には、日照以外に成長する条件もおさえることで、成長を抑制させることができます。
具体的には水やりを控え、気温の面でも10℃程度の環境に置くことで、植物を休眠に近い状態にできるので、徒長のリスクを下げることができるでしょう。

ただ、まだ小さい植物に備わっている体力は少ないので、徒長するリスクよりも、まずは春まで枯らさないことを第一目標に考えています!

2023年5月19日(May 19, 2023)

前回の写真から3か月が経過して、ほとんどの観葉植物が旺盛な成長を見せる春を迎えています。

そして、ダイソー出身の「カポック」も例に漏れず、動きが活発になりました!

枝葉を伸ばすにつれて姿形がだいぶ崩れてしまいましたが、姿形が崩れた理由は、やはり光が足りないのだと思います。
自宅の室内にはそこまで日が入ってこないので、日照不足が深刻な模様。

これは、健康的に成長しているというよりも、ただ単に徒長がさらに進行しただけのようですね

このタイミングで、室内の場所は卒業してもらい、ベランダに出てもらうことに。
光を浴びて、徒長が改善してくれるとイイのですが。。。

わたしの住む神奈川では植木鉢に植えられていることが多い植物で、大きいものでも高さは2mといったところですが、自然の中で暮らしている「カポック」は、数十メートルの樹高にまで成長する植物です。

自宅には地植えできるスペースはないので、原産地のような成長は見れないと思いますが、植木鉢でもそれなりには成長してくれると思うので、今後の成長に乞うご期待です!

スポンサーリンク

2023年9月10日(September 10, 2023)

そして、4か月が経過したころ。

夏に自宅を引っ越し、これまで午前中だけ直射日光が2時間程度あたる環境だったものから、朝から夕方まで直射日光のよく当たる環境になりました!

「カポック」にとっては、その環境の変化から受けるストレスが、大きすぎたのでしょう。
葉焼けを起こしてしまいました。

とても、痛々しい姿に・・・

完全にやらかしてしまいましたが、不幸中の幸いだったのが、すぐに葉焼けを起こしたことに気づくことができたこと。
その後、日陰に移動させしばらく経過観察をしていたところ、徐々に復活してきています!

小さい鉢に植えていると土がすぐに乾いてしまい乾燥しすぎることから、成育面へ良い影響を与えないと判断し、思い切ってふた回りほど大きい鉢に植え替えました!

植え替え後の鉢は、「菊鉢」という鉢の5号サイズです。
鉢のサイズは、1号が約3cmなので、5号だと直径約15cmになります。

以前にも、わたしが園芸にハマり出したころに、一度ガーデニングショップで見つけた「カポック」をお迎えしたことがあるのですが、水分過多により枯らしてしまったことがあります
今思えば、植えていた園芸用土の水持ちが良すぎたことが枯れてしまった原因で、水やりをしてもなかなか水が鉢底から出てこない状況が続いていました。
そのときは右も左も分からなかったので、水やりはそういうものだと思っていましたが・・・いくら強くて育てやすいと言われている植物でも、育て方を間違えてしまうと枯れてしまうことを学ばせてもらいました。

「失敗は成功のもと」ということわざの通り、葉焼けから完全に復活してもらい、今回はリベンジを果たしたいところ!

2023年12月30日(December 30, 2023)

2023年の年末を迎えています。

ダイソーから「カポック」をお迎えしてから、約1年が経過しました。

夏の季節には枯れる一歩手前ぐらいまで調子を崩してしまったので、順調に育てられたわけではありませんが、それでも1年間で結構な大きさにまで成長しました

そして、葉焼けからも、順調に立ち直ってくれたようです!

葉焼けを起こしてしまった葉は剪定した方が、植物が余計な栄養分を使用することがなくなるので、植物にとって良い影響を与えることになりますが、今回の失敗を教訓にしたいので、葉焼けを起こした葉もそのまま残しています。

「カポック」は寒さに強いので、神奈川であれば屋外でも冬を越すことができるかもしれませんが、この冬は最低気温が5℃程度になってきたタイミングで、室内に取り込みました。
この年は冬らしい本格的な寒さが訪れるタイミングが遅く、まだまだ屋外でも問題なく成育しそうですが、まだ「カポック」としては小さい部類に入るので、少しだけ過保護に育てていきます。

少し寒い環境でも、不調な感じがまったく出ていないので、来年からは屋外での越冬に挑戦してもいいのかもしれません

2024年4月13日(April 13, 2024)

そして、冬の間は室内で育てて、春を迎えた「カポック」の様子です!

株の大きさと比べると、鉢が少しだけ大きい分、土の量が多くて乾きづらいと思います。
そのため、根腐れのリスクを軽減させるために、冬の間は水をかなり切り気味で育てていました。

年末の「カポック」の写真と比較しても、ほとんど成長していないことが分かります。

暖かい季節が好きな植物を冬の間にも成長させようとすると、植物の失敗につながるリスクだけが上がるので、この冬に成長を見せなかったのは仕方ないことだと捉えています

2024年8月27日(August 27, 2024)

昨年、葉焼けを起こしてしまった夏が到来している「カポック」の様子です!

今年も、葉焼けを起こしてしまいました・・・

去年から観葉植物を植える土には、「野菜・お花用の土」と「多肉植物用の土」を配合することで代用していましたが、以前に「カポック」を植え替えしたときには、配合割合などを試行錯誤中の段階。
最近は、自分的に納得のできる観葉植物を土をつくることができていますが、このタイミングに配合していた土は、いまいち水はけが悪く、それが思うような成育につながっていないのだと思います。
そして、2年連続の葉焼けにつながったのだと思われます

去年の葉焼けよりはまだマシなので、そこまで焦っていませんが、葉焼けが進行するようであれば、直射日光からは一時的に避難してもらおうと思っています。

最近展開させている葉の枚数は、ひとつあたり8枚です!
どうやら成長とともに、葉の枚数を増やしていくようですね。

「カポック」の花言葉である、「とても真面目」「実直」は、どのような環境でも緑色の葉をつけて元気に育つ、強い生命力をもっていることが由来となっています!

さすがに、どのような環境でも葉を緑色の状態に保つのはむずかしいようですが、観葉植物の中で、育てやすさは上位に君臨しているように感じています!

開花には10~20年の長い年月が必要となる植物で、薄い黄色い見た目をしたお花をつけるのだそう。

根が張るスペースの限られた植木鉢で育てているので、開花まで行きつけるか分かりませんが、今年も暖かい「カポック」の成長期に差しかかったので、今後の成長に期待したいと思います!

(継続更新中)

これまで100円ショップで購入してきて、自宅で育てている観葉植物は、下記の記事でまとめています。
よろしければ、あわせてお読みください。

カポック(シェフレラ)の育成環境

日当たり

「カポック」は、日光が好きな植物ですが、葉焼けを起こしやすい特徴を持っています。
大きく成長すれば、葉焼けのリスクも軽減させることができると思いますが、株がまだ小さいうちは、直射日光に長時間あてることは避けた方が無難でしょう。

春から秋までの暖かい季節は、晴れの日には3~4時間直射日光が当たる屋外で育てていますが、今のところ毎年葉焼けを起こしています・・・。

冬の間は、室内のレースのカーテン越しの光が当たる場所に置いています。

葉焼けを起こしやすい夏の季節は直射日光を避け、春と秋は直射日光の当たる環境で育てれば、早い段階で大きく成長させることができる植物だと捉えていますが、水が足りていない状態や根詰まりの状態では、葉焼けを起こしやすくなるので注意が必要です

「カポック」は耐陰性もある植物なので室内でも育てることができますが、レースのカーテン越しの光では、徒長を起こしやすいので、株の様子を見ながら光量を調整していく必要がある植物といえるでしょう。

水やり

暖かい季節には、よく水を吸い上げますが、寒い季節は多くの水を必要としなくなるもの。
そのため、季節に応じた水やりをしていく必要があります。

観葉植物の土がしっかり乾いてから与えるのが水やりの基本ですが、特に夏の季節には水切れが恐いので、表土が乾いていて気温が高くなる日には、土の中まで完全に乾いていなくても水やりをしています。
時には水切れのリスクを取るか、水分過多による根腐れのリスクを取るか。といった悩ましい選択を迫られる場面が来ることも。
わたしの場合は株が小さければ、水切れのリスクは取りたくないので、根腐れのリスクを恐れずに水やりをしています。

水やりをする際は、鉢底から流れ出てくるぐらいの量を水やりをすることで、鉢底から入り込んだ害虫や雑菌を洗い流すことを意識しています。
冬のあいだは、水やりを控えめにすることで耐寒性が増すもの。
また、たまに霧吹きで「カポック」の葉水をすることで、植物の乾燥対策を行っています。
特に冬の季節は、葉水が必須ともいえるお世話です。

水やりの方法には「底面給水」という方法もあります。
下記の記事で、詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてみてください!

肥料

市販の「野菜・お花用の土」と「多肉植物用の土」を配合した土に植えています。
肥料分が含まれていない「多肉植物用の土」を使用していますが、「野菜・お花用の土」に肥料分が多めに入っているので、用土の中に含まれている肥料分は充分だと思います。

固形肥料だけではなく、液体肥料を定期的に与えることで、「カポック」に充分な肥料分を届けることができるでしょう。

春と秋の季節は1か月に1度程度、観葉植物の濃度に薄めた液体肥料を与えていますが、1~2週間に1度の頻度でも良いと思います。

肥料といえば「ハイポネックス」ですが、「ハイポネックス」からは土の上に置くタイプの固形肥料もでています。
「カポック」をはじめとした観葉植物用に出されている肥料なので、お花や多肉植物などには代替えがしづらいデメリットはありますが、観葉植物には安心して使用できる肥料です。

カポックとシェフレラの違い

植物に興味があるひとが、よくぶち当たるひとつの壁。
それは、「カポック」と「シェフレラ」は、なにが違うのかという疑問。

日本では「カポック」と「シェフレラ」は同じ植物として流通していますが、厳密にいえば、ふたつの品種は違う植物で海外では違う植物として扱われているのが一般的です。

本来は違う植物が同一の植物として流通している理由は、見た目があまりにも似ていて、同じ植物として混同されてしまったことが、発端なのだそう。

ふたつの品種の違いを挙げるなら、下記のような点が挙げられるでしょう。

カポックシェフレラ
アオイ科・セイバ属
小さな葉は少なく、幅の広い葉
熱帯アメリカや熱帯アフリカなどで自生
ウコギ科 属名:フカノキ属(シェフレラ属).
小さな葉で、シャープな葉
台湾や中国などで自生
カポックとシェフレラの違い

大きな違いには、植物学的な分類上、葉のカタチ、そして自生地があります。

ほかにも違いはあると思いますが、「シェフレラ」の中にも約600種類が存在するので、種類による違いもあり、一概に「カポック」と「シェフレラ」の違いとは言い切れないものと考えます。

「カポック」の実から、天然繊維が取れるため、枕などに使われているそうです。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次