ヒメベニコマツ(姫紅小松:トリコディアデマ・ブルボスム)の育て方・成長記録 ※更新中

雪でも枯れない塊根植物

目次

ヒメベニコマツ(姫紅小松)の基本データ

育 て 易 さ:★★★★☆
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★☆☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):0℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:南アフリカ
科・属:メセン科・トリコディアデマ属
学 名:Trichodiadema bulbosum(トリコディアデマ・ブルボスム)
別 名:アフリカ盆栽(African Bonsai)

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ヒメベニコマツ(姫紅小松)の成長記録

「ヒメベニコマツ(姫紅小松:Trichodiadema bulbosum)」の成長記録を付けていきます!
千葉県にある多肉植物専門店、「二和園(ふたわえん)」を訪れた際に、購入してきました!

2024年6月10日(June 10, 2024)

まずは、「ヒメベニコマツ」を購入してきたときの様子です!

「ヒメベニコマツ」は根を大きく成長させ、肥大させた根の中に多くの水分を蓄える、「塊根植物」の仲間です。
雨が少なく乾燥した環境で育つ植物は、体内に水分を蓄えておけるように、独自の進化を遂げています。

枝をひょろひょろと伸ばし、伸ばした先に小さな葉を展開しているすがたは、ほかに類を見ないといえるでしょう。

樹形がユニークなところよりも、株が大きく傾き、鉢の外に飛び出してしまいそうなところに目がいってしまいます…!
一部の枝先は、すでに完全に鉢からあふれ、地面にこすれている始末。

植物はあまり元気のない状態では、手で押したときに、柔らかくなっていることがあります。
ただし、今の状態では株を触った感じでは柔らかい印象はなく、また葉の緑色も健康そうな色をしています。

二和園の店主は、「ヒメベニコマツ」のことを次のように言っていました。

二和園の店主

「ヒメベニコマツ」はとても強い植物だよ。
冬に雪を頭からかぶっても枯れなかったし、一年中屋外で育てることができて、気づけば勝手に成長している。

今の状態は決して調子が悪くないと思いますが、株が傾いていることで植物によい影響は与えないので、向きは調整した方がよいでしょう。

植え替えをしました!

もともと排水性がよく、乾きやすい培養土に植えられていたので、このまま育てていく選択肢もありますが、株の向きの調整も兼ねて植え替えをすることにしました。

園芸ラベルには「姫小松」と書かれていますが、「姫紅小松」です。

プラスチック製の鉢から出したところですが、根の状態は悪くなさそうです!
そして、「塊根植物」らしい太い根を、いくつも生やしています!

「ヒメベニコマツ」は、肥大した一部の根を切り離して、その根からあたらしい個体をつくり出す、「根挿し」でも増やせる多肉植物なのだそうです。
自宅では今のところ増やすつもりはありませんが、「ヒメベニコマツ」を増やしたいなら、選択肢のひとつしてよいかもしれません。

そして、株の向きを調整して、植え替えが完了しました!
根は旺盛に成長していたわけではなく、あたらしい鉢内でも余裕があったので、根はほとんど整理していません。

「塊根植物」は小さな株でも高い価格で売られていることの多い植物ですが、「ヒメベニコマツ」の販売価格はちょうどワンコインでした!
インターネットでも、もう少し高値で取り引きされているので、とてもお買い得に入手できました!

今のところ、人気はそこまで高くはありませんが、盆栽のように渋い見た目が「ヒメベニコマツ」の魅力といえるでしょう!

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2024年6月18日(June 18, 2024)

お迎えをしてから、約1週間が経過し、少し元気になったように見える「ヒメベニコマツ」の様子です。

水やり直後に撮影しました。

もともとの株に張りがなく、水をうまく吸い上げていないようにも見えたので、ここ最近は水やりを多めにしています。
塊根部分には大きな変化は感じ取れませんが、葉の厚みが増し、全体的に潤いが出てきたのではないでしょうか!

伸びすぎている枝、そして枝の密集地帯を剪定した方が、スッキリとした見た目になり、また風通しも良くなるので、害虫の予防になります。
しかし、まだお迎えしたばかりなので、水やりと肥料以外はお世話はせずに、様子を見ていくつもりです。

二和園の売り場でも屋外に出されていて、いまも屋外の育成スペースで育てているので、植物を枯らしてしまう原因のひとつである「環境の変化」はそこまで大きくなかったと思います。

2024年12月19日(December 19, 2024)

前回から約半年が経過しました。

夏のあいだも直射日光のよく当たる場所で育て、冬が到来してからも屋外で育てています。

最低気温が3~5℃程度となっていますが、依然として調子がよさそうな様子です!

展開している枝葉が成長し、太陽の方角を向いている枝葉が多いものの、下に垂れ下がった枝葉もちらほらと確認できます。
これだけ多くの葉が生い茂ってくれるのであれば、「アフリカ盆栽」という別名にも納得できます!

お迎えしてからはじめての冬を迎えていますが、屋外で越冬してくれるでしょうか!?
寒さが本格的になるのはこれからなので、少し不安ではありますが、今後も枯らさずに育てていきたいところです!

(更新中)

自宅で育てている塊根植物は、下記の記事でまとめています
よろしければ、あわせてお読みください

ヒメベニコマツ(姫紅小松)の育成環境

日当たり

「ヒメベニコマツ」は日光浴が好きな植物なので、よく日に当てることで、健康的に成長します。

自宅では屋外の育成スペースで育て、3~4時間ほど直射日光の当たる場所で育てています。
強い光を当てていても、今のところ葉焼けなどは起こしていません。
冬のあいだもよく日に当てることで、植物の耐寒性を向上させることができます。

植物の耐寒性を向上させるための対策については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

水やり

「ヒメベニコマツ」は、根に多くの水分を貯めてように、根を大きく進化させた塊根植物の仲間です。
乾燥気味に育てていくことが基本となりますが、早く大きく成長させたいのであれば、水やりを多めにした方がよいでしょう。
しかし、水やりを多くすると根腐れのリスクが高まるので、水はけのよい培養土を使用することは前提になります。

自宅では、土が完全に乾いてから水やりをしています。
根腐れのリスクを下げるのであれば、土が乾いた3~4日後に水やりをするぐらいが調度よいです。

肥料

ゆっくりと効果を発揮する緩効性肥料を培養土に混ぜ込み、固形肥料を効かせています。
液体肥料も、2週間に1度程度の頻度で与えています。

「ヒメベニコマツ」は成育に多くの肥料分を必要としませんが、葉が黄色くなる場合など、不調のサインが出たときは肥料の過不足も疑ってみましょう。

自宅で使用している液体肥料と活力剤は、下記のハイポネック社のものを使用しています。
ハイポネック社以外からも肥料も活力剤は市販されていますが、肥料と活力剤は同じメーカーの商品でそろえた方が安心して使用できるもの。
いろいろと試してみて、自宅の育成環境にピッタリなものを見つけられればベストですね。

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