ダイソーの家庭菜園
家庭菜園用の野菜や果物の苗は、街なかのお花屋さんの店頭や、スーパーなどの一角でも販売されていることがあります。
さまざまな苗が並ぶ中でも、特に高い人気を集めているのが、「バジル」や「しそ」、「ミニトマト」などです。
「バジル」などの苗は、育てやすく収穫量の多い野菜として、知られています。
本記事では、100円ショップで購入した「バジルの種」をまいて育てたときのことを、ご紹介します
バジルの基本データ
育 て 易 さ:★★★★☆
成 長 速 度:★★★★★
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★☆☆☆(耐寒温度(目安):10℃)
耐 暑 性:★★★★★(真夏の直射日光には、注意が必要)
原産地:インド、熱帯アジア
花言葉:好意、神聖、なんという幸運、よい望み
科・属:シソ科・メボウキ属
学 名:Ocimum basilicum(オシム・バジリカム)
別 名:バジリコ、メボウキ
ダイソー産のバジルの種
近所のダイソーに立ち寄ったときに、さまざまな野菜やお花の種が販売されている一角を、見つけました。
ある程度の大きさに成長した苗を購入すれば、枯らすリスクは低くなりますが、「バジル」は種からでも育てやすい品種です

街なかで市販されている「バジル」の苗は、1鉢あたり100~200円で販売されていることが多いです。
バジルの種まき&その後の経過
用意したもの
「バジル」の種まき&育成するためのグッズは、以下のものを準備しました。
- 植木鉢
- 培養土
- 今回は「観葉植物用の培養土」に植えたが、「野菜用の培養土」に植えるのが望ましい
- 液体肥料
- 植物育成用のLEDライト
- (園芸用)ハサミ
- 摘心(てきしん)に使用する
屋外で「バジル」を育てる場合は、植物育成用のLEDライトは不要です。
種まき初日(2023年5月3日)
「バジル」の種が入っている袋を開け、中に入っている種を、ティッシュの上に出しました!

種まき前に水に浸けると、発芽率UP
「バジル」は種をまく前に、ひと晩、水に浸けることで発芽率を上げられます。
ただし余らせてしまうくらい多くの種が入っていたので、今回は水に浸けることなく、15粒ほど土にまきました。

あらかじめ土を濡らしておいた方がよい
種をまいてから、鉢ごと水を溜めた容器に浸け、底面給水で吸水しようとしましたが、土がなかなか水を吸い上げず…。
最終的に上から普通に水やりをしたので、水と一緒に、小さなバジルの種が土の奥に流れていってしまいました…。
培養土は、いちど水やりをすると、土が水を吸い上げやすくなります。
そのため、あらかじめ培養土を水に濡らしておいた方がよいでしょう!
植物への底面給水は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
よろしければ、お読みください
好光性種子のため、種の上に土を被せ過ぎない
「バジル」の種は、発芽するために光を必要とする『好光性種子』(こうこうせいしゅし)です。
種まきから5日目(2023年5月7日)
「バジル」の種をまいてから、5日が経過しました。

発芽率はあまりよくないのかと思っていましたが、結構な数の「バジル」があたらしい芽を出しました!
植物がはじめて出す子葉(しよう)は、本来展開する葉とは、まったく違った見た目をしています。
「バジル」の子葉も例に漏れず、本来の葉とは、まったく異なる形状をしています。
種まきから18日目(2023年5月20日)
「バジル」の種をまいてから、18日が経過しました。
自宅では、300鉢を超える植物を育てています。
自宅のベランダは、他の植物で埋め尽くされているので、室内に置き、植物育成用のLEDライトを当てて育てています。
電気料金が高騰しているため、LEDライトを使った栽培は、コスパが悪いですが…

おいしそうですが、まだ収穫どきではありません。
そして、これ以降の写真を、まったく撮っていませんでした…。
夏の直射日光には要注意
強い光さえ気を付けていれば、枯れづらく、強くて育てやすい植物です。
夏の暑さ対策は、以下の記事でご紹介しています
摘心を行い、開花させないことで収穫量UP
また、いちど開花してしまうと、花や種にエネルギーを使うことになるので、「バジル」が花を咲かせる前に摘心を行うことが、オススメです!
種まきの適期は、4月がベスト
「バジル」の種が入っていたパッケージの裏面には、『4月上旬~7月中旬が種のまきどき』という記載がありました。
神奈川では、5月中旬ごろになると、街なかで割と立派な「バジル」の苗を見かけることがあります。
4月上旬ごろに室内で「バジル」の種をまき、暖かくなったタイミングで屋外に出すことも、早く成長させる有効策かもしれません!
※お住まいの地域や、その年によっても、種のまきどきは変わります。
「バジル」の発芽温度は20~25℃程度なので、気温を、ひとつの目安にしてもよいでしょう。
他にも野菜やくだものを、種からまいた記録を付けています
よろしければ、あわせてお読みください
【マンゴーの記録】
【アボカドの記録】
まとめ
「バジル」の種は、ダイソーでも購入できるため、手軽に家庭菜園をはじめられる選択肢のひとつ。
種まき前に土を湿らせたり、光を当てたりすることで、発芽率を高められます。
特に摘心を行い、なるべく花を咲かせないように管理すれば、収穫量を増やすことも可能です。
「バジル」の苗を購入するのと比べてデメリットを挙げるなら、大きく育てるまでに多少時間がかかるのと、種まきの労力が増えることです。
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