「川崎市緑化センター」をご紹介!JR南武線「宿河原駅」からほど近い植物園

神奈川県内で植物を観る

神奈川県内には、お花見スポット、ガーデニングショップ、植物が集結する植物園など、いろいろな植物を見ることのできる場所が存在します!

「川崎市緑化センター」は、名前にもあるとおり、神奈川県川崎市に位置した植物園です!

開放的な屋外のスペース、そして温室内には、あらゆる植物が集結しています!

本記事では、環境の保護や緑化の推進活動を目的とした施設、「川崎市緑化センター」をご紹介しています

目次

川崎市緑化センターの周辺環境

川崎市緑化センターの最寄り駅は、JR南武線の「宿河原(しゅくがわら)駅」です!

これまで、JRの電車に揺られながら通り過ぎたことはあったものの、降り立ったのははじめて!
「宿河原駅」の周辺には“下町”といった雰囲気があふれ、どこか馴染みやすい空気が流れていました!

「宿河原駅」の改札口
JP南武線のイメージカラーは黄色です!

「川崎市緑化センター」は駅から歩いて7分の距離に位置し、途中道には「宿河原浴場」という昔ながらの温泉もあります!

温泉の中には入りませんでしたが、宿河原駅の雰囲気によく馴染み、地元のひとびとから長年にわたって愛されている外観になっていました!

「宿河原浴場」の外観

「宿河原浴場」を通り過ぎたら、「二ケ領(にかりょう)用水」という用水路のわきの歩道を通って行きます!
「二ケ領用水」の中にはコイが泳いでいたのと、水面にはカモが何羽も泳いでいて、生き物に富んでいる用水路です!

「二ケ領用水」の様子

宿河原駅の近くには「緑ヶ丘霊園」という、サクラのお花見ができる有名なスポットがありますが、「二ケ領用水」のわきに生えているのもサクラの木なので、春には満開のサクラで埋め尽くされることでしょう!

水面にも映し返されるであろう、ピンク色のサクラを、いちどは拝んでみたいものです!

川崎市緑化センター内の様子

「川崎市緑化センター」は入場料が無料なので、敷地内も広くなく、すぐに見終わるかと思っていました。

正直なところ、植物との出逢いも少ないだろうと大きな期待を抱いていませんでしたが、想像していたよりもいろいろな植物の緑で溢れていました!

立ち入り禁止エリアになっていましたが、立派な盆栽がいくつも並んでいるエリアもあります!
なにかイベントが開催される際などは、盆栽のすぐ近くまで行けるのかもしれません!

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温室「トロピカルゾーン」

まずは、温室の「トロピカルゾーン」からです!

ここのエリアには、ガーデニングショップでもよく見かける観葉植物が、気持ちよさそうに育っていました!

温室「トロピカルゾーン」

地面で育つ植物だけではなく、天井に張り巡らされた、緑色をした葉の存在が確認できます!

植物にドハマりしているひとは、いつかは自分だけの「温室」を持ちたいと、憧れを抱くこともめずらしくありません。
ビニールやガラスを通すだけで、光や紫外線の量は少なくなってしまうので、「温室」は強い光を好む植物にはすこし物足りない環境となるもの。
ですが、屋外が寒い冬でも暖かい室温を保つことができる「温室」は、本来は暖かい南国で育つ植物を育てるためには、なくてはならない存在といえるでしょう!

わたしが訪れた日は真冬の季節で、屋外の最高気温は10℃程度でしたが、「温室」内に置かれていた温度計は24.4℃を示していました!

暖房器を使用せずに、この室温です!

温室内の天井部分は開放されていたので、暖かい空気は、天井の開放部分から逃げていってしまいます。
ですが、その状態でもこの室温を保っているので、天井を閉め切っていたら、軽く30℃は超えているのかもしれません!

24.4℃は植物にだけではなく、もちろん人間にとっても過ごしやすい快適な温度なので、冬でも寒さに震えながら植物を見ることはありません。

ヒトデカズラ

温室内では、「ヒトデカズラ」が育てられていました!

「ヒトデカズラ」

「ヒトデカズラ」は、強すぎる植物ゆえに一部の地域では要注意な外来植物として警戒されているようですが、たしかに強そうな見た目をしています!

根の部分が生物の足にも見えるので、どこかの星の宇宙人のようにも見えます・・・!
いまにも歩き出しそうな姿をしていますが、そのユニークな見た目から人気も高い植物のひとつ!

「ヒトデカズラ」と同じ、フィロデンドロン属の観葉植物は、100円ショップの植物コーナーでも見かけることがあり、自宅でも育てています!

パキラ・アクアティカ

観葉植物を代表する品種の「パキラ」も、元気が良さそうです!

ガーデニングショップに並ぶ「パキラ」のほとんどが「グラブラ」という品種ですが、「アクアティカ」という品種もよく似た見た目をしているもの!
咲かせるお花や実の色などが違いますが、日本の植物の世界では、明確な線引きを設けられていないこともしばしば・・・!

どちらの品種も、観賞価値が高いので、植物園でも定番の品種となっています!

ここまで幹の部分が分頭している「パキラ」は見たことがありませんが、こんなに分頭する植物なのでしょうか!?
それとも、複数のパキラが同じ鉢に植わっているのでしょうか・・・?
詳細は分かりませんでしたが、背の高さはそこまで高くないものの、植物園規格な迫力のある「パキラ」でした!
「ヒトデカズラ」と同じく、100円ショップでも、よく見かけることがあります!

ブーゲンビレア

そしてこの温室でひときわ目立っていた植物は、天井の一部を紫色のお花で彩っていた「ブーゲンビレア」です!

この角度から見上げる「ブーゲンビレア」は、あまり見たことがありませんでしたが、真下から目に映る姿も、とてもうつくしかったです!

満開のお花です!

太陽の光を浴びることで、さらにきれいな色彩を放っていました!
ほかの来訪者からも注目の的となっていて、「ブーゲンビレア」の咲かせる色あざやかなお花を、写真におさめている方も多かったです!

多肉植物

そして温室を奥に進んだエリアでは、多くの多肉植物が育てられています!

温室内の多肉植物エリア。

うつくしいお花を咲かせることから砂漠のバラとも称される「アデニウム」や「パキポディウム」、オシャレな雑貨屋さんなどでも見かけるユーフォルビアの「ホワイトゴースト」など、ガーデニングショップでも人気な品種が気持ちよさそうに過ごしている温室となっていました!

サボテンの王様「キンシャチ」などの昔から人気のある品種と、最近人気が出てきた品種がどちらも育っていていて、とてもにぎやかな温室でした!

温室内であれば傘を差さずに植物を見ることができますが、「川崎市緑化センター」を含めた植物園には、やはり天気の良い日に行くと、植物もどこか元気が良さそうに見えるのでオススメです!

ラン温室

つづいて、「トロピカルゾーン」と隣接しているもうひとつの温室、「ラン温室」へ!

「ラン温室」へ!

ここでは、その名のとおり多くの「ラン」が育てられていました!

通常だと、ランは4~5月ごろの暖かくなってきたタイミングで開花するようですが、こちらの温室内では開花しているランもいくつかありました!
ランに限ったことではないですが、温室がなくても、温度を上げることができれば開花を促すことができるようです!

多くの「ラン」が植木鉢に植わっているので、開花時期に訪れることで、さらに魅力的な温室になることでしょう!

緑の相談所(管理事務所)

「川崎市緑化センター」の敷地内には、植物のことを相談できる「緑の相談所」もあり、この建物の中では講習会も開かれているようです!

おうかがいしたときには、もみ殻をとる体験ができるコーナーがあり、親子で体験されている方がいました!
玄米をつくり出す工程です!

施設内では、もみ殻を取り除く体験だけではなく、タイミングによって実施している内容はさまざま!
少しでも植物に興味をもってもらえるような、いろいろな取り組みが展開されているようです!

そして「緑の相談所」の前には、色とりどりの季節のお花が飾られていました!

ご家庭で栽培している植物のことは、ガーデニングショップでも行った方が良いと思いますが、もっと大きな面で相談したいときには、「緑の相談所」に立ち寄ってみてもいいかもしれません!

敷地内の落葉樹

わたしが「川崎市緑化センター」に行ったタイミングは2月だったので、落葉樹は秋まで付けていた葉を落として、春からの成長期に備えているタイミングでした!

ここは、落葉樹の立ち並ぶエリアです

ウメ

ただし、落葉樹の中でも、ウメの木は目覚めとともに花を開かせていました!

ウメのお花です。

ウメはほかの植物よりも少し早めに目覚めて、早いタイミングでお花を咲かせることで、ここまで生き残ってきた植物なのだと思います!
ほかの植物と開花時期をずらす“差別化”の戦略で、花粉を囲んでくれる虫を独占するのでしょう。

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川崎市緑化センターのまとめ

「川崎市緑化センター」の敷地内では落葉樹の数が多いので、暖かい季節に行った方がより多くの“ミドリ”と出逢えると思いますが、温室内には年中緑が生い茂った観葉植物や多肉植物、ランが元気よく育っている姿を見ることもできます!

また、たくさんのキレイなお花も育っている「川崎氏緑化センター」!

そこまで広い施設ではありませんが、「川崎市緑化センター」の敷地内には休憩所もあるので、のどかな環境で癒されること間違いなしの川崎市緑化センターのご紹介でした!

なにげなく目に入る植物であっても、「なんでこのカタチに成長したのか?」「どうしてこういう花を咲かせているのか?」と考えることも結構おもしろいことです!
植物園を巡るときには、自分なりの考えを巡らせることも、植物を最大限楽しむ方法としてオススメです!

川崎市内にお住まいの方やJR南武線沿いにお住まいの方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか!?

入園料がかからない点も、お気軽に足を運ぶことのできる嬉しいポイントのひとつです!

下記の記事で、これまでおとずれた植物園をまとめています
よろしければ、あわせてお読みください。

川崎市緑化センターの基本情報

入園料

無料

住所・アクセス

神奈川県川崎市多摩区宿河原6-14-1
JR南武線「宿河原駅」より徒歩約7分
駐車場4台(内1台は身体障がい者専用)

開園時間・定休日

  • 春夏秋期
    • AM9:00〜PM4:30(3月1日~10月末日)
  • 冬期
    • AM9:00〜PM4:00(11月1日~翌年2月末日)
  • 月曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)

電話番号・公式HP

TEL:044-911-2177
川崎市緑化センターの公式HP

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