『King・of・Agave』:笹吹雪(ニッケルシー)の育て方・成長記録

アガベの王様

目次

笹吹雪(ニッケルシー)の基本データ

育 て 易 さ:★★★☆☆
成 長 速 度:★☆☆☆☆
入手し易さ:★★★★☆
耐 寒 性:★★★★★(耐寒温度(目安):-10℃)
耐 暑 性:測 定 中

原産地:メキシコ コアウイラ州
原産地の特徴①:1年を通して風が強い地域で、平均風速は3~5m/s。
原産地の特徴②:最低気温は-15℃程度まで低下したこともあり、最高気温は50℃を超えたこともある。
原産地の特徴③:年間降水量は少なく、日本の3分の1程度。

風水・花言葉:『繊細』『気高い貴婦人』
科・属:キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン(アガベ)属
学名:Agave nickelsiae

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笹吹雪(ニッケルシー)の成長記録

栃木県那須塩原市にあるガーデニングショップ、「Taishodo」で購入してきたアガベ:「笹吹雪(ニッケルシー)」の成長記録です!

「Taishodo」は、いろいろな植物がリーズナブルな価格で入手できるので、わたしが栃木県に住んでいたらおそらく常連客になっていたガーデニングショップですね!

以前は、アガベのクイーンこと“笹の雪”の変種とされていて、学名は「Agave victoriae-reginae var. ferdinand-regis」(フェルナンドレジス)でした。
その後、この“フェルナンドレジス”という学名は変更されたため、現在の正式な名称は「Agave nickelsiae」(ニッケルシー)といいます。

学名の変更・・・植物の取り巻く世界は、むずかしい世界ですね。

2023年11月25日

購入後まもない状態で、まだ小さく株にこれといった特徴が出ていないアガベ:「ニッケルシー」の子株です。
ガーデニングショップなどでも、たまに見かけることのある品種です。

「ニッケルシー」は個体ごとに結構特徴がでるアガベで、個体差があるのですが、この「ニッケルシー」はどのように成長をするのでしょうか!?

個体差がでるアガベにはほかに、“チタノタ(オテロイ)”や“笹の雪”などがあり、その2種については結構な数の子株を見てきたつもりですが、「ニッケルシー」はものすごく普及している品種ではなく、子株を何十株も見てきたワケではありませんが、葉が遅すぎず、葉の先端のトゲである“トップスパイン”も早くも出始め、現時点ではなかなかの個体だと思っています!

アガベは暖かい季節が好きな植物です。
植え替えの適期は、春かまたは秋の暖かい季節で、この時期に植え替えると植物へのストレスを軽減させることができます。
逆に、暑い夏の季節と寒い冬に植え替えをすると、アガベへのストレス負荷が大きく、傷んでしまうことがあります。

今は11月下旬なので、季節としては植え替えの適期とはいえませんが、「ニッケルシー」は寒さに強いアガベなので、今後の成長を促すために、思い切って大きな鉢に植え替えをすることにしました!

アガベに限ったことではありませんが、植物は根を張ることのできるスペースが広くなると、大きく成長する傾向にあるので株を大きくしたい場合には、鉢サイズを上げていきます!

根は太い根や新しめな白い根もありますが、根の量としてはそこまで多くはないです。

アガベの王様「King・of・Agave」と呼ばれている品種だけあって、大きな株は幅の広い葉に黒いトップスパインを付けて、また、“ペンキ”とよばれる葉につく白い模様も入っているので、「王様」の名前に恥じない見た目へと成長します。
ただ、小さいうちはこの特徴が出づらく、決してカッコ良いとはいえない見た目なのと、成長がとにかく遅い品種のため王様の姿になるまで、何十年という長い歳月がかかるアガベです。

今の姿は王子様でもなく、王家のもとに生まれた子供、「王家の血を継ぐ者」といったところでしょうか。
一生涯をかけて、ゆっくりと育てていく植物ともいえますね。

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2023年12月9日

「ニッケルシー」をお迎えしてから、約半月が経過しました。

お迎え直後のため、葉がテカテカしていますね。
あまり根をさわらずに植え替えをしたこともあると思いますが、まだ植え替え直後の状態では、下葉が枯れてしまうことはなく、ストレスも特段見た目では感じ取れません。

これから本格的に寒い季節へと差し掛かりますが、このまま屋外で育成していくのか、それとも屋外よりも暖かい室内に取り込み、植物育成用LEDのライトで育てていくのか、迷いどころです。

2024年5月9日

前回から約半年が経過した、「ニッケルシー」です。

結局冬の間も、屋外で育成し、雪が降った日には冬が直接かぶっていました。
真冬の時期には黒っぽい色が強くなり、暖かい季節に立ち直ってくれるか不安な色をしていましたが、春の暖かさを感じて、また緑色が強くなってきました!

ほとんど成長は見せないものの、栃木県の「Taishodo」から神奈川県への自宅へのお引っ越し、植え替え、冬には雪をかぶるなど相当なストレスのかかる期間でしたが、無事に乗り越えてくれています。
まずは、ここまで枯らすことなく育てられてきているので、その意味では合格点に達しているということで!

アガベの成長期とされる春に入りましたが、今後、どのような成長を見せてくれるのか、楽しみな「ニッケルシー」です!

(継続更新中)

笹吹雪(ニッケルシー)の育成環境

日当たり
アガベは、直射日光に強い品種が多いです。
そのため、なるべく直射日光が長い時間あたる位置で育てています。
冬の間も、室内に取り込みませんでしたが、神奈川の自宅の冬であれば、屋外でも冬を越せる品種です。

水やり
鉢で育成する場合、鉢内の用土が完全に乾いたら水やりをするのが基本的な水やりサイクルです。
うちの「ニッケルシー」はまだ小さいので、用土の中が乾いていなくても表土が乾いていれば、水やりをしています。
冬の間は、雨に任せてほとんど水やりをしません。
水を控えめにすることで、植物が寒さに耐えることのできる“耐寒性”を上げることができます。
水やりをするときは、鉢の底から水が流れてくるまで与えることで、鉢内の環境を入れ替えることができます。
ひとも、窓を開けて室内の空気を入れ替えると気持ち良いと思いますが、同じことです。

肥料
用土に、徐々に効果を発揮する遅効性肥料を混ぜ込んでいます。
春と秋の成長期にのみ、液体肥料をサボテンと同じ希釈率に薄めて与えています。

「ニッケルシー」に限らず、アガベには、ハイポネックス社から出ている下記の肥料を使用しています。
葉を成長させる成分である“チッ素”の配合量がそこまで多くなく、根を成長させる“カリ”の量が多いので、葉を中心としたアガベやエケベリアなどに使用しても、葉が間延びしてしまう“徒長”につながりづらく、使用しやすく定番の肥料です。

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