斑入りの観葉植物
フィカス・エラスティカ・ティネケの基本データ
育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★☆☆
入手し易さ:★★★★☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★★★
原産地:インド
花言葉:永遠の幸せ、永久の幸せ、
科・属:クワ科・フィカス属(イチジク属)
学 名:Ficus elastica ‘Tineke’(フィカス・エラスティカ・ティネケ)
別 名:ゴムの木、斑入りインドゴムの木、ティネケゴム
フィカス・エラスティカ・ティネケの成長記録
ダイソーで購入した、「フィカス・エラスティカ・ティネケ(Ficus elastica ‘Tineke’)」の成長記録を付けていきます
“エラスティカ”は読まずに、「フィカス・ティネケ」と、短縮して呼ばれることが多い品種です。
「フィカス・ティネケ」が入れられていたビニールには、“フィカス”とだけ書かれていましたが、本記事では「フィカス・ティネケ」としてご紹介しています
2023年1月7日(January 7, 2023)
お迎えしたときの「フィカス・ティネケ」の様子です。
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表面に光沢感のある葉を四方に展開し、葉の先端や縁には、クリーム色の斑を付けています
現状の幹は細くて短いですが、葉のサイズは大きいので、ギャップを覚える見た目をしています。
100円ショップの植物コーナーで、「フィカス・ティネケ」を見つけたのは、このときがはじめて。
植物を迎えるタイミングとしては、適期とはいえない真冬の季節でしたが、今後いつ出逢えるかはわからなかったので、迷わずに購入しました!
「フィカス・ティネケ」は、自生地では、樹高が数十メートルという巨木に成長する品種です。
自宅では、巨木には育てられませんが、元気よく育てていきたいです!
100円ショップによく並ぶ“フィカス”は、バーガンディ
“フィカス”とだけ書かれている植物を、100円ショップの植物コーナーで見かける機会は、少なくありません。
その“フィカス”と書かれた植物の多くは、「フィカス・エラスティカ・バーガンディ」という品種。
「フィカス・バーガンディ」は、葉を深い緑色に染めますが、よく日に当てると、葉の裏側をバーガンディ色(ワインレッド)に染める品種です。
「フィカス・ティネケ」のように、葉の表面を、複数の色合いに染めることはありません。
ティネケはバーガンディの枝変わり品種
「フィカス・ティネケ」は、「フィカス・バーガンディ」の“枝変わり品種”とされています。
“枝変わり品種”は、もともと同じ植物だったひとつの個体の、特定の枝にだけ突然変異が起こり、異なる性質をもったことを意味する言葉。
「フィカス・ティネケ」は、「フィカス・バーガンディ」が生やしたうちの1本の枝を、挿し木にして誕生した品種です!
フィカス属は、観葉植物の中でも人気なグループ
フィカス属は、人気の高まっている観葉植物の中でも、特に高い人気を誇るグループです!
「ティネケ」や「バーガンディ」以外にも、さまざまな人気種が存在します。
- フィカス・ルビー
- ピンク色の斑が入る品種
- フィカス・アルテシマ
- ライムグリーンの斑が入る品種
- フィカス・ウンベラータ
- 大きな葉が特徴的な品種
そして、根を肥大させるすがたがユニークな「ガジュマル」も、フィカス属の仲間です
自宅で育てている「ガジュマル」の成長記録は、下記の記事でご紹介しています
100円ショップから持ち帰るときは、新聞紙で養生する
100円ショップで購入した植物は、サッカー台に用意されている新聞紙でグルグルに養生したうえで、持ち帰ってくるようにしています。
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ガーデニングショップであれば、店員さんが養生してくれますが、100円ショップはセルフサービスになっています
100円ショップの土は、害虫が発生することがある
100円ショップの植物は、決して高い品質とはいえない、園芸用土に植わっています。
購入したままの状態で育てていたところ、園芸用土から害虫が湧き、コバエの被害に悩まされたことがあります…。
特に植物を室内で育てる場合は、いちど害虫が発生すると、かなり厄介な存在です。
下記の記事で、コバエの対策を、詳しくご紹介しています。
フィカス・ティネケの植え替えをしました
植え替えの適期は5~6月ごろ。気温が20℃前後の、暖かい季節に行うのがベストです。
しかし、室内で害虫が繁殖することは避けたいので、園芸用土を入れ替えるために、植え替えを行うことにしました。
今は寒い季節ですが、春までは暖かい室内で育てるつもりなので、植え替えをしても、植物へ与えるダメージは最小限に抑えられると思います。
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「フィカス・ティネケ」を、植わっていたビニールポットから抜いたところ、土の外側に白っぽい根が見えます!
そして、もともと植わっていた園芸用土を落として、あたらしい土&鉢に植え込みました!
土を落とすときは、なるべく根を傷つけないように慎重に行いましたが、それでも多少の根は切れてしまいました…。
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さいごに水やりをして、鉢底から水が流れ出てくることを確認したので、植え替えは完了です!
株に比べて、鉢のサイズがふた回りほど大きいので、水やりの頻度は少なめにしようと思います。
また、冬は日照不足になりやすいので、なるべく窓からの光によく当て、最低限の日照を確保します。
100円ショップのミニ植物をお迎えし、健康的に育てるためには、いくつかの注意点があります。
具体的な方法については、下記の記事で詳しく解説しているので、よろしければチェックしてみてください
2023年4月2日(April 2, 2023)
お迎えしてから、約3か月が経過しました。
植え替えをしてからも、特にダメージを感じさせることもなく、無事に春を迎えられた「フィカス・ティネケ」の様子です!
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この3か月で葉数が2枚増えたことで、合計7枚になり、株のサイズがだいぶ大きくなりました!
4月を迎え、日照時間が長くなったこと&気温の上昇で、「フィカス・ティネケ」の成長速度が上がりました!
まだ鉢のサイズが少し大きめですが、、今後、鉢相応のサイズ感に成長してくれるでしょう!
葉の汚れを落とし、自然な光沢感を演出するアイテムとして、ガーデニンググッズの存在も忘れてはいけません!
スプレーを植物の葉に直接吹きかけるか、キッチンペーパーに染み込ませて、使用することもできます。
2023年5月19日(May 19, 2023)
前回の記録から、約1か月半が経過した「フィカス・ティネケ」の様子です。
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お迎えからずっと室内で育ててきましたが、屋外の気温もだいぶ安定してきたので、今は屋外で育てています。
『100円ショップ産の観葉植物』という面影を感じさせないぐらい、大きく成長しました!
1枚あたりの葉も、当初のものから比べると、2倍ほどの大きさになっています!
2023年11月4日(November 4, 2023)
前回の記録から、半年が経過しました。
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2023年は、記録的な猛暑が訪れた年…。
「フィカス・ティネケ」は夏のあいだも、屋外の直射日光が当たる場所で育てていました。
一部の葉は少し葉焼けを起こしたものの、致命的なダメージにならないまま、夏を越しました!
2024年4月13日(April 13, 2024)
前回の記録から、約5か月が経過しました。
季節は冬を越し、ふたたび春を迎えています。
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冬は寒さ対策で室内に取り込んでいましたが、4月中旬に入り、最低気温が10℃以下になる日がなくなったので、屋外に出しました!
このタイミングで、ひと回り大きなスリット鉢に、植え替えています!
冬のあいだは、レースのカーテン越しの光が当たる室内で育てていましたが、ほとんど成長を見せることはありませんでした。
室温は常に25℃前後をキープしていましたが、日照が足りなかったことで、成長が促されなかったのだと思います。
2024年8月27日(August 27, 2024)
前回の記録から、4か月半が経過しました。
2024年も、真夏を迎えています。
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そして、あたらしい葉はクリーム色の斑の割合が増え、オシャレな雰囲気に磨きがかかってきました!
葉裏の中央に走るライン(脈)を、赤色に染めているのは、「フィカス・ティネケ」の調子がよい証なのかもしれません!
2025年1月31日(January 31, 2025)
前回の記録から、約5か月後の様子です。
最初の記録からだと、すでに2年以上が経過しています。
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「フィカス・ティネケ」の葉が、立ち上がってきました…!
根腐れ防止のために、水やりを減らしているので、水分が不足している影響かもしれません。
室温は、寒い日でも12~13℃程度はあるので、寒さによる影響ではないと思います。
状態がよくて、葉が立ち上がっているわけではないと思いますが、それ以外に変わったところはないので、このままの環境で春まで育てていきます!
引き続き、これからの成長を見守っていきたいと思います!
(更新中)
100円ショップ産の観葉植物については、ほかの品種の成長記録も付けているので、よろしければチェックしてください

フィカス・エラスティカ・ティネケの育成環境
日当たり
「フィカス・ティネケ」は暑さに強く、他の観葉植物よりも、強い日差しにも耐えられます。
直射日光などの光によく当てることで、健康的な成育を見せてくれます。
そこまでダメージは深刻ではなかったのもの、夏に葉焼けを起こしたことがあるので、暑い季節は日陰で育てた方がよいかもしれません。
「フィカス・ティネケ」の自生地は、日本よりも暑いインドです。
インドの暑さに慣れているので、夏の直射日光にも強いのでしょう。
自宅では、春から秋まで屋外で育成し、朝から夕方まで直射日光に当たる場所で育てています。
冬は、レースのカーテン越しの光が当たる室内に置いていますが、すこし物足りように見えます。
「フィカス・ティネケ」が、耐陰性があるので、室内でも育てることができる品種です。
ただし、早く大きく成長させたい場合は、しっかりと日に当てた方がよいでしょう。
水やり
「フィカス・ティネケ」は、観葉植物の中では乾燥に強い品種ですが、乾燥した環境が好きなわけではありません。
表土が乾いたら、たっぷりと水やりをするのが、基本的な水やり方法です。
自宅では、春から秋までは、表土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるまで、水やりをしています。
冬は、土が完全に乾いた2~3日後に水やりをしています。
冬は土が乾きづらいので、他の季節と同じペースで水やりをすると、根腐れを起こしてしまうことも…。
乾かし気味で育てることで、「フィカス・ティネケ」の耐寒性を上げることもできます。
「フィカス・ティネケ」は水分不足を起こしても、見た目には、変化があらわれづらい品種です。
土の乾き具合を確認して、水やりのタイミングを逃さないように、注意が必要です
植物への水やりについては、下記の記事で詳しく解説しています
よろしければ、参考にしてみてください
肥料
「フィカス・ティネケ」は、肥料が好きな品種ですが、肥料分がなくても成育できる品種です。
春と秋の成長期に、肥料を与えることで、健康的に成育してくれるでしょう。
自宅では、元肥が配合されている、市販の「観葉植物用の土」に植えています。
また春と秋は、2~3週間に1回ほどの頻度で、液体肥料を与えています。
パッケージに記載されている、「観葉植物」の希釈率にあわせて使用することで、肥料焼けなどのトラブルを防げるでしょう。
夏と冬は、「フィカス・ティネケ」が肥料を必要としていないので、与えていません。
この季節に肥料を与えてしまうと、「フィカス・ティネケ」にとっては逆効果になります。
1~2年ほど植え替えていない場合には、元肥が不足している可能性があります。
その場合は、固形肥料の入っている培養土に植え替えるか、追肥を与える必要があるでしょう。
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